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SS置き場
お気に入り2000人突破記念♪感謝のSS ~人前での飲酒は危険です~
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「そうだ、エドワルド殿、リラに酒を飲ませる時は、周りに人がいない時だけにして頂きたい。絶対に、間違っても人前では飲ませないように」
リラに危害を加える為に、エヴァンス侯爵家へとやって来た、愚かなクズ連中の悲鳴を聞きながら、ジーンとエドワルドは二人でボードゲームをしていると、ふとジーンが思い出したかのようにエドワルドに忠告する。
「酒……ですか?」
「そうです。あれはある意味他人には見せられないからね」
「?私はどんなリラ嬢だろうと受け入れますが」
「……明日……いや、今日か。夕方来れるようでしたら、夕食と共に飲んだ所を見せますよ。そうすれば私の言ってる意味が解りますから」
「……分かりました。必ず来ます」
そして時は流れてその日の夕方の、ジーンに招待をされた夕食の時。
「リラ、今日はエドワルド殿以外の来客はないから飲んでも良いよ。エドワルド殿はその内家族になるんだし、たまには良いだろう」
「はい。頂きますわ」
リラは果実酒をグラスに入れられ飲んでいく。一杯、二杯目を飲んだ頃だろうか。
「うふ、うふふふふ♪」
「?リラ嬢?」
「リラは、幸せ者ですぅ~!だって、大好きな兄様と、大好きなエドワルド様と一緒にお食事が出来るんですもの~♪」
満面の笑顔で喋り出す。
「リラは最初、エドワルド様を見て、すっごく吃驚しましたぁ~。だって、リラの大好きな兄様よりも、すっごく美しい美貌の男性なんですもの~。話し掛けられて~、でも、ラガート侯爵令嬢が返事して~、リラじゃないんだと思って。でもエドワルド様はリラだって言ってくれて、嬉しかったけど、自惚れちゃ駄目なんだって思ってましたぁ~。でも、それなのに今、こうしてエドワルド様と一緒にいられるリラは、最高に幸せですぅ~♪」
「リラ、もっと飲んでも良いよ」
「わぁ~い♪兄様大好きぃ~♪」
「……ジーン殿?」
「まぁ見てろ」
暫くリラはご機嫌で喋りながら飲んでいるが、その内目を擦り、
「……んぅ~。兄様、リラ、眠いですぅ~。ベッド……遠い……。抱っこぉ~」
テーブルに突っ伏し、ウトウトと寝入り掛けている。
「抱っ、こぉ~……」
そうしてリラは、眠りに落ちる。
「……どうだった?」
「……何ですか、あれは……」
「リラの本音全開と、幼児退行だな。因みに、リラの記憶では、本音駄々漏れで喋っている自覚は無いし、途中からの記憶は無いだろうな。寝入る前は人肌が恋しいのか、割りとよく引っ付いて来るぞ」
(あんな……破壊力抜群の、可愛過ぎるリラなんて、誰にも見せれる訳が無い!!飲ませるなら寝室のみの少量だ!)
本音全開、笑顔全開のリラは、エドワルドの想像を軽く上回る程に、物凄く可愛過ぎて、エドワルドを翻弄し続けていた。
*****
※いつも有難う御座います~♪
今回は感想コメントのanatananakoさんからの酒ネタリクでした~♪
酒が入ると笑い上戸な感じのリラで、いつもなら、心に思ってても口に出さない言葉を素直にガンガン口にするリラでした。しかも満面の笑顔がオプションで付いて来ます!因みにリラは笑顔でいる自覚は無いです(笑)リラ自身は酒は好きみたいですが、酔うとあれなので、ジーンから止められています。一応本音駄々漏れ、笑顔で喋っていたと、ジーンから聞いているので、人前で飲む事はしません。エドワルドにはこれ以上知られて困る事は無いし、ジーンが許可を出したから良いかと、軽い気持ちで飲んだようです。
お楽しみ頂けたら幸いです♪
リラに危害を加える為に、エヴァンス侯爵家へとやって来た、愚かなクズ連中の悲鳴を聞きながら、ジーンとエドワルドは二人でボードゲームをしていると、ふとジーンが思い出したかのようにエドワルドに忠告する。
「酒……ですか?」
「そうです。あれはある意味他人には見せられないからね」
「?私はどんなリラ嬢だろうと受け入れますが」
「……明日……いや、今日か。夕方来れるようでしたら、夕食と共に飲んだ所を見せますよ。そうすれば私の言ってる意味が解りますから」
「……分かりました。必ず来ます」
そして時は流れてその日の夕方の、ジーンに招待をされた夕食の時。
「リラ、今日はエドワルド殿以外の来客はないから飲んでも良いよ。エドワルド殿はその内家族になるんだし、たまには良いだろう」
「はい。頂きますわ」
リラは果実酒をグラスに入れられ飲んでいく。一杯、二杯目を飲んだ頃だろうか。
「うふ、うふふふふ♪」
「?リラ嬢?」
「リラは、幸せ者ですぅ~!だって、大好きな兄様と、大好きなエドワルド様と一緒にお食事が出来るんですもの~♪」
満面の笑顔で喋り出す。
「リラは最初、エドワルド様を見て、すっごく吃驚しましたぁ~。だって、リラの大好きな兄様よりも、すっごく美しい美貌の男性なんですもの~。話し掛けられて~、でも、ラガート侯爵令嬢が返事して~、リラじゃないんだと思って。でもエドワルド様はリラだって言ってくれて、嬉しかったけど、自惚れちゃ駄目なんだって思ってましたぁ~。でも、それなのに今、こうしてエドワルド様と一緒にいられるリラは、最高に幸せですぅ~♪」
「リラ、もっと飲んでも良いよ」
「わぁ~い♪兄様大好きぃ~♪」
「……ジーン殿?」
「まぁ見てろ」
暫くリラはご機嫌で喋りながら飲んでいるが、その内目を擦り、
「……んぅ~。兄様、リラ、眠いですぅ~。ベッド……遠い……。抱っこぉ~」
テーブルに突っ伏し、ウトウトと寝入り掛けている。
「抱っ、こぉ~……」
そうしてリラは、眠りに落ちる。
「……どうだった?」
「……何ですか、あれは……」
「リラの本音全開と、幼児退行だな。因みに、リラの記憶では、本音駄々漏れで喋っている自覚は無いし、途中からの記憶は無いだろうな。寝入る前は人肌が恋しいのか、割りとよく引っ付いて来るぞ」
(あんな……破壊力抜群の、可愛過ぎるリラなんて、誰にも見せれる訳が無い!!飲ませるなら寝室のみの少量だ!)
本音全開、笑顔全開のリラは、エドワルドの想像を軽く上回る程に、物凄く可愛過ぎて、エドワルドを翻弄し続けていた。
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※いつも有難う御座います~♪
今回は感想コメントのanatananakoさんからの酒ネタリクでした~♪
酒が入ると笑い上戸な感じのリラで、いつもなら、心に思ってても口に出さない言葉を素直にガンガン口にするリラでした。しかも満面の笑顔がオプションで付いて来ます!因みにリラは笑顔でいる自覚は無いです(笑)リラ自身は酒は好きみたいですが、酔うとあれなので、ジーンから止められています。一応本音駄々漏れ、笑顔で喋っていたと、ジーンから聞いているので、人前で飲む事はしません。エドワルドにはこれ以上知られて困る事は無いし、ジーンが許可を出したから良いかと、軽い気持ちで飲んだようです。
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