【BL・R18】相談したいことがあります…って、これ…なにか違いますよね？

ご紹介

初めまして

「川崎様、お待ちしておりました」

俺が部屋に入室するなり、岡部さんがすくっと、立ち上がる。

「このたびはご契約…そして、当社へご足労いただき、ありがとうございます。では、早速ご紹介しますね。
恥ずかしながら、当社の精鋭部隊ともいえる社員数名…それと最新のAI診断で、川崎様のお悩みに最も適していると思われる人物を、派遣センター総勢５００人強の中から選別しました。ご紹介します…ショウ…部屋に入ってください。」

「ほーい…」ドアの外から、こう言っては何だが、少しこの場にはそぐわない能天気な声がした。

返事とともに、ゆらりと、部屋に足を踏み入れた男。

ドアの上部に当たるくらいに…背が高い…　
え…マジで高いな…１９０位ありそうだ…　

そして、なんというか…圧迫感…
威圧感…が、すごい…　
眼光が…鋭い…　切れ長の目…　
なんとなく怖くて、直視できない…

短髪に、薄い色味のグレーのサングラス…
シャツの隙間から覗く、肌の色が浅黒い…もともとなのか…日焼け…しているのか…わからないけど…

ハッキリいって、見た目が、普通じゃない…
絶対に、一般人じゃない…  
　
　　　　まさか、ヤクザ…　とか‥

「…　…　…　」

驚きで、言葉が出てこない。

これは何かの間違いでは…　？

俺の悩みに適した、人材…　
どこが…

　　　　　　どのへんが…   ？