【BL・R18】相談したいことがあります…って、これ…なにか違いますよね？

ご紹介

ショウです。

この、ヤバい見た目の、
まるでやくざのようなオーラを放った男が…　？　
精鋭部隊だかなんだか、社員はともかくとして… 最新のAIの診断…だと…？
　　
じょ…　冗談、だろ…　
これは、どう見てもヤバイ…
確実にヤバい人種だ…　
普通は、絶対に…一般人が関わらない方がいいタイプの人種に違いない…
　　
「ご紹介します。名前はショウと申します。年齢他の情報は基本的に非開示となりますが、ショウ本人が承諾した場合にのみ、本人から説明できることに、一応はなっています。また、前に私に頂いたご相談内容は、当然ショウは全て把握しておりますので、そこはご安心ください。」

岡部さんがニコリと微笑み、俺に普通に説明してくる。

いやいやいやいや…ご安心どころか…
ちょちょちょ…　ちょっと、待って…

待って…岡田さん、いや、岡部さんか…普通に話、進めないで…
ね、冗談ですよね　…？この人が…　ショウ…っていうこの人が
俺に適した人材…　…ってこと、ですか…？

この人から何を得られるのか、正直、全然、わからない…
そもそも相談した内容は、なんだっけ…　

それ自体わからなくなるほどに、俺の思考はいったん停止する。

「では、あとはお二人で…私はここで、失礼いたします。」

「…　…おう、じゃあな、岡部さん…また、経過は連絡する。」

「はい、よろしくお願いしますね」

「…　…　…　…　」

二人が何か…
まだ…遠くで何か言っている…　

俺は呆然と岡部さんが去った後のドアを見つめた。