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久我
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ゆっくり目を開けると
俺の腕の上に、小さな頭がちょこんと…乗っていた…
今日も彼女を激しく抱いた…
彼女は身を捩るようにして悶えて、
最後、小さな声をあげて白い首をのけぞらせるようにして、果てた。
俺より7つも下のまだ20代の後輩の女の子。
明るくて前向き、他の女性職員のように仕事の愚痴を言わない、決して弱音を吐かない。
そして…
帰らないでなどとわがままを言って俺を困らせない…
俺のことを絶対に引き止めたりしない…
そんな健気な彼女に…
段々と惹かれていく自分に、気付いていた。
駄目だ…これ以上、彼女に近付いては…
俺はそう、
何度も自分に言い聞かせた…
だって俺には…
帰るべき場所が、あるのだから…
俺の腕の上に、小さな頭がちょこんと…乗っていた…
今日も彼女を激しく抱いた…
彼女は身を捩るようにして悶えて、
最後、小さな声をあげて白い首をのけぞらせるようにして、果てた。
俺より7つも下のまだ20代の後輩の女の子。
明るくて前向き、他の女性職員のように仕事の愚痴を言わない、決して弱音を吐かない。
そして…
帰らないでなどとわがままを言って俺を困らせない…
俺のことを絶対に引き止めたりしない…
そんな健気な彼女に…
段々と惹かれていく自分に、気付いていた。
駄目だ…これ以上、彼女に近付いては…
俺はそう、
何度も自分に言い聞かせた…
だって俺には…
帰るべき場所が、あるのだから…
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