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25話 大賢者である私を賭けたバトルロイヤル2
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「ヒーローだなんて、僕はそこまで…」
リッキーは急にもちあげられて赤面してしまっている。
まあ実力は自身でもわかっているだろうから、仕方がないんだけどね。
し・か・し~ ノープロブレム!!
我に秘策あり!だ。
「非礼をお詫びします。申し訳ございませんでした」
リリーが非礼を侘びてきた。
そういうところは素直でいいね。
「まあ良い、それよりお嬢ちゃんよ」
「何かな?お爺さん」
「そろそろ正体を明かしてくれんかね?」
ほぅほぅ。バレてたのか。
「なんの事?」
両手を後ろに組んで誤魔化してみようか。
「おっと? 事態は思わぬ方向に! 謎の武闘家少女ミリミリの正体とは?」
ナルっちの実況が事を大げさにしていく。
「あ!!」
リリーが驚く声を上げる。
あらー! まあ、ここまできたら気付くよね。
やっぱり。
「リリー様。なにか思い当たる事が!?」
「似てるとは思ったけど…まさか!」
そろそろ潮時だねー。
では会場を盛り上げちゃうとしましょうか。
「ふふふ、バレちゃあしょうがない!!」
私は決め台詞とともに自らにかけた魔法を解く。
全身が光る私。
光ることに意味はない。
ただの演出である。
発光魔法『私は今輝いている(比喩ではない)』
前世の私がこんな事もあろうかと開発し、結局使われる事無く、今日初めて日の目を見た魔法である。
光っているので判りにくいが黒い瞳は青く、黒髪は金髪に変わっていく。
仕上げにまとめていた団子を解く。
と言ってもツインテールを丸めて魔力で固めていただけだけどね。
光が収まった時、武闘家ミリミリだった少女は金髪ツインテールの美少女ヒーラー、ラブリーミリーちゃんに変わっていたのだった。
「おおお! グレートマム!」
「光の中からGが降臨したぞ!」
「Gが参加していたんだ!!」
騒ぐ観客達。
「何ということでしょう!謎の武闘家ミリミリの正体はグレートマムことヒーラーのミリー嬢だ!」
「G、G、G、G、G!!!」
起こるGコール! もうなんなのさ。
「G言うな!!」
「おっと、Gコールにお怒りのグレートマム!」
「呼び捨てはいけないわね。怒るのは当然でしょう」
リリーの変な突っ込みが入った。
「これは失礼しました。確かに呼び捨てはよくありません。敬意を込めて G様 ではどうでしょう」
「なおさら悪いわ!じいさまは、そこの2人でじゅうぶんだよ!」
「その呼びは紛らわしいです。私はいい呼び方を思いついたのですが」
リリーの目の光が変わった。
む!聖女をぶっこむつもりだな?
「却下!!もうGでイイよ!」
「おっと!提案前から却下キター!そしてGのお許しが出たー!!」
こんな大勢の前で聖女をぶっこまれるくらいなら、Gの方がましだ。
どうせこの呼び方をみんな止めないだろうし。
「流石我らがG様だ!リリー様と対等だぞ」
「G様!俺達はあんたの下僕だー!」
「G様、G様、G様、G様、G様!」
「盛大なG様コールが巻きおこる!G様大人気だー!!」
ナルっち許すまじ!
GがG様になったじゃないか!!
ちっ!
リリー先輩、舌打ち聞こえてるからね!
「え、え?ミミはミリーさん!?」
リッキーが驚き混乱している。
その反応、いいね。
「リッキー、だましててゴメンネ。これからはミリーって呼んでね」
「ミリー殿でしたかな。貴女は選ぶ側でしょうに。どうして参加しておるのです?」
もう一人の魔道士ぽい爺さんから質問が投げかけられる。
私忙しすぎない?
「マジック氏からG様への質問は尤もです。これはどういうことでしょう?」
「ミリーはきっと直に参加者の実力を見たかったのかと思われます」
リリーは真面目だね。真当な解説ありがとう。
ちょっと違うけどね。
「決まってるじゃない!Sランクのお爺さん達ならわかるでしょ?」
「気づいておったか」
筋肉爺さんが顎髭を撫でる。
「そりゃ、セバっちゃんと同じオーラでてるもの」
「ランク非公開『マッスル&マジック』はSランクだった!こうなると『龍殺』有利とは言い難くなります」
「私はあのお二方がSランクであることを知っていました。私、リリエナスタが保証しましょう」
「それで教えてくれませんかね?ミリー殿」
「やれやれ、急かさないで、お爺さん。そりゃ、そんなのみんな叩き潰す為に決まってるじゃない。自分の入るパーティーくらい自分で探すよ」
「何ということでしょう!G様は参加者を叩き潰すと宣言!噂は本当だったーー!」
もうこうなったら、か弱いヒーラー作戦は止めである。
実力を見せつけて口出しさせない様にした方が結局は後々のんびりできるというものだろう。
「おもしろいのう!」
「みんな役不足だから纏めてかかって来なさいな」
「なんと!!G様が全員に挑戦状を叩きつけたー!」
「ミリー!何考えてるの!あなたヒーラーなのよ!」
リリーが役どころを忘れて叫んだ。
心配性だね。
「流石G様、凄え!!痺れるぜ!あんた最高だ!!」
盛り上がってきたねー。
やっぱこういうのは盛り上がらないとね。
「威勢がいいのう。後悔するぞい」
筋肉爺さんの目の光が変わる。
「お爺さんに凄まれても、トキめかないねー」
緊張感は臨界点へ。
「では、始め!!」
セバっちゃんが開始の合図を告げた。
リッキーは急にもちあげられて赤面してしまっている。
まあ実力は自身でもわかっているだろうから、仕方がないんだけどね。
し・か・し~ ノープロブレム!!
我に秘策あり!だ。
「非礼をお詫びします。申し訳ございませんでした」
リリーが非礼を侘びてきた。
そういうところは素直でいいね。
「まあ良い、それよりお嬢ちゃんよ」
「何かな?お爺さん」
「そろそろ正体を明かしてくれんかね?」
ほぅほぅ。バレてたのか。
「なんの事?」
両手を後ろに組んで誤魔化してみようか。
「おっと? 事態は思わぬ方向に! 謎の武闘家少女ミリミリの正体とは?」
ナルっちの実況が事を大げさにしていく。
「あ!!」
リリーが驚く声を上げる。
あらー! まあ、ここまできたら気付くよね。
やっぱり。
「リリー様。なにか思い当たる事が!?」
「似てるとは思ったけど…まさか!」
そろそろ潮時だねー。
では会場を盛り上げちゃうとしましょうか。
「ふふふ、バレちゃあしょうがない!!」
私は決め台詞とともに自らにかけた魔法を解く。
全身が光る私。
光ることに意味はない。
ただの演出である。
発光魔法『私は今輝いている(比喩ではない)』
前世の私がこんな事もあろうかと開発し、結局使われる事無く、今日初めて日の目を見た魔法である。
光っているので判りにくいが黒い瞳は青く、黒髪は金髪に変わっていく。
仕上げにまとめていた団子を解く。
と言ってもツインテールを丸めて魔力で固めていただけだけどね。
光が収まった時、武闘家ミリミリだった少女は金髪ツインテールの美少女ヒーラー、ラブリーミリーちゃんに変わっていたのだった。
「おおお! グレートマム!」
「光の中からGが降臨したぞ!」
「Gが参加していたんだ!!」
騒ぐ観客達。
「何ということでしょう!謎の武闘家ミリミリの正体はグレートマムことヒーラーのミリー嬢だ!」
「G、G、G、G、G!!!」
起こるGコール! もうなんなのさ。
「G言うな!!」
「おっと、Gコールにお怒りのグレートマム!」
「呼び捨てはいけないわね。怒るのは当然でしょう」
リリーの変な突っ込みが入った。
「これは失礼しました。確かに呼び捨てはよくありません。敬意を込めて G様 ではどうでしょう」
「なおさら悪いわ!じいさまは、そこの2人でじゅうぶんだよ!」
「その呼びは紛らわしいです。私はいい呼び方を思いついたのですが」
リリーの目の光が変わった。
む!聖女をぶっこむつもりだな?
「却下!!もうGでイイよ!」
「おっと!提案前から却下キター!そしてGのお許しが出たー!!」
こんな大勢の前で聖女をぶっこまれるくらいなら、Gの方がましだ。
どうせこの呼び方をみんな止めないだろうし。
「流石我らがG様だ!リリー様と対等だぞ」
「G様!俺達はあんたの下僕だー!」
「G様、G様、G様、G様、G様!」
「盛大なG様コールが巻きおこる!G様大人気だー!!」
ナルっち許すまじ!
GがG様になったじゃないか!!
ちっ!
リリー先輩、舌打ち聞こえてるからね!
「え、え?ミミはミリーさん!?」
リッキーが驚き混乱している。
その反応、いいね。
「リッキー、だましててゴメンネ。これからはミリーって呼んでね」
「ミリー殿でしたかな。貴女は選ぶ側でしょうに。どうして参加しておるのです?」
もう一人の魔道士ぽい爺さんから質問が投げかけられる。
私忙しすぎない?
「マジック氏からG様への質問は尤もです。これはどういうことでしょう?」
「ミリーはきっと直に参加者の実力を見たかったのかと思われます」
リリーは真面目だね。真当な解説ありがとう。
ちょっと違うけどね。
「決まってるじゃない!Sランクのお爺さん達ならわかるでしょ?」
「気づいておったか」
筋肉爺さんが顎髭を撫でる。
「そりゃ、セバっちゃんと同じオーラでてるもの」
「ランク非公開『マッスル&マジック』はSランクだった!こうなると『龍殺』有利とは言い難くなります」
「私はあのお二方がSランクであることを知っていました。私、リリエナスタが保証しましょう」
「それで教えてくれませんかね?ミリー殿」
「やれやれ、急かさないで、お爺さん。そりゃ、そんなのみんな叩き潰す為に決まってるじゃない。自分の入るパーティーくらい自分で探すよ」
「何ということでしょう!G様は参加者を叩き潰すと宣言!噂は本当だったーー!」
もうこうなったら、か弱いヒーラー作戦は止めである。
実力を見せつけて口出しさせない様にした方が結局は後々のんびりできるというものだろう。
「おもしろいのう!」
「みんな役不足だから纏めてかかって来なさいな」
「なんと!!G様が全員に挑戦状を叩きつけたー!」
「ミリー!何考えてるの!あなたヒーラーなのよ!」
リリーが役どころを忘れて叫んだ。
心配性だね。
「流石G様、凄え!!痺れるぜ!あんた最高だ!!」
盛り上がってきたねー。
やっぱこういうのは盛り上がらないとね。
「威勢がいいのう。後悔するぞい」
筋肉爺さんの目の光が変わる。
「お爺さんに凄まれても、トキめかないねー」
緊張感は臨界点へ。
「では、始め!!」
セバっちゃんが開始の合図を告げた。
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