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本編
着せ替え人形になる
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「旦那様、仕立て屋のケビン様が到着されました。」
「わかった、アサヒ応接室に移動するぞ」
「はーい」
飲みかけの紅茶を飲んで喉を潤してから立ち上がりレオンさんにくっついて応接室まで移動する。数分の移動で部屋に着いて入る。そこにはシャツの胸元を広く開けムキムキの胸筋を強調した服で袖口はひらにらしたレースになっていて、いかにもオネェな厳つい顔した男性が…いや、女性…なのか?
「急に悪かったなケビン。早くて助かるよ」
「んもぉ~、ケビンじゃなくてケリーちゃんって呼んでっ何度言えばわかるのよっ」
おぉ…オネェな人だ…
フランクな口調で親しげに会話をする2人は仲が良さそうだ。僕はケビンさんに圧倒され少しレオンさんの後ろに隠れる。
一通り会話が終わったのか、ケビンさんが僕をみつけ目を見開き話しかけてくる。
「ちょっとレオン!?…すんごく可愛い子がいるんですけど!!黒眼黒髪…なんて綺麗で素敵なの!!!」
興奮したケビンさんはぐんっと顔を近ずけ舐めまわすように僕をみて鼻息荒くレオンさん話しかける。
「おいケビン少し離れろ。アサヒが怯えている」
レオンさんが僕とケビンさんの間に入ってくれたがそれをものともせず詰め寄る。
「アサヒちゃんって言うのね!!アタシはケリーよ!ケリーちゃんて呼んでっ」
「…アサヒです。よろしくお願いします…ケリーちゃん?」
「きゃああっ♡素直で可愛すぎるんですけどぉ!!」
圧が、圧が強いよぉ…ケリーちゃん…
なんとか興奮してるケリーちゃんをソファに座らせ改めて自己紹介をする。
「アサヒ、こいつはケビンで【ローズ】という服屋を営んでいる。王家も御用達にしているくらい腕は確かだ。見た目はこうだが口も堅くて信用もできるから安心してくれ」
「ちょっと!何よその説明はっ!!あとケビンじゃなくてケリーだっつってんだろ!…あらいけないアタシったら言葉が乱れちゃったわ♡うふふ♡」
ケリーちゃんはぷりぷり怒っているがレオンさんは「いつもの事だ」と言って流している。
おっふ…ケリーちゃんのオスの部分を見ちゃった…
「ア、アサヒです…森でレオンさんに助けて貰って今お世話になっています。」
「あらぁいい子ねぇ~♡ もしかして今日はこの子の服を作るのかしら…腕がなるわぁっ!!」
「そうだ話が早くて助かる。とりあえず急ぎで1週間後までに謁見用の正装を用意したい。私服や部屋着なども欲しいが今は既製品で構わない。アサヒのオーダーメイドの服は色々と落ち着いてから作ればいい」
「分かったわ!」
「オーダーメイドって…高いんじゃないんですか?僕…お金持ってないです」
「アサヒは気にしなくていい。俺が好きでアサヒに服を送りたいんだ…ダメか?」
レオンさんがしょんぼり顔で聞いてくる…うぅ…その顔はずるいぃ…
「…ほんとにいいんですか?」
「あぁ、アサヒに送らせてくれ」
「わかりました。ありがとうございます」
「よしっ話がまとまったわね!じゃぁ早速アサヒちゃんの採寸からしましょうか!」
上着を脱ぎシャツと薄いスラックス姿でラフな格好になりケリーちゃんが隅から隅までメジャーで図る。「腰ほっっそっ!!!おしりちっさっ!!」と興奮した様子で採寸されちょっとくすぐったかった。
採寸が終わると服の生地や色、装飾などの相談であんまり服装に頓着がない僕は「よく分からないので2人にお任せします」と言ったら2人は目をキラキラさせて「この色がいい」「あの生地の方が柔らかいから着やすい」など盛り上がっている。
僕は採寸でクタクタになってしまい、1人ソファに深く座りセバスさんが入れてくれた紅茶を飲んでひと休みする。
…あれから1時間みっちり話し合いが行われだいたい決まったようだ。何をそんなに話し合う必要があるのか僕にはさっぱりだ。服は着れればなんでもいい派の僕には理解できない。
ケリーちゃんがあらかじめ僕サイズの既製品の正装の服の型を持ってきてくれていたので試しに着てみることになった。さすがに1人で着れなくてケリーちゃんに手伝ってもらいながら着て鏡を見てみると
「あらぁ♡とっても素敵じゃない!」
「おぉアサヒ!とても似合っているぞ」
「…はじめてこんな服着るからソワソワする」
少し恥ずかしくてもじもじしながら2人をみる。2人とも背が高いので必然的に上目遣いになってしまった
「「ぐっ…可愛すぎる!」」
同時に2人が手で顔を覆い何かを呟いたけど僕には聞こえなくて「どうかしましたか?」と聞き返すと
「アサヒちゃんは無自覚天然なのね…」
「はぁ…心臓がいくつあっても足りない」
なんだか分からないけど2人で話が完結したみたいだから放っておこう。その後も何着か試しに試着してやっと決まった…
ふぅ…疲れた…
もうしばらく服はいいや…
なんて思ってるとケリーちゃんが突然「そう言えば!!」と言って持ってきた衣装ケースを漁りざす。数分ゴゾゴゾと漁って「あったわ!」なんて嬉しそうな声である服を持ち僕とレオンさんの方に向けて広げるとなんとそれは女性用のドレスだった。
裾の部分は薄い黄色からパステルグリーンのグラデーションで首から鎖骨あたりまで繊細な作りのレースになっている。
「可愛いドレスですね!」
「うふふ♡アタシがデザインした最新作よ!アサヒちゃん…ちょっと着てみない?」
「…へ?」
ケリーちゃんがずいずいとドレスを持って近づいてきて逃げ出そうとしたが遅かった…ガシッと肩を掴まれズルズルと隣の部屋に連れ込まれる。助けを求めようとレオンさんを見ると
「…アサヒのドレス姿…よし、追加で仕立てよう」
そう呟いてケリーちゃんがなぜか持ってきていたドレスのカタログをいそいそと開いて「あれもいい、これもいい」と悩んでいる。
「嘘でしょ…レオンさん…」
僕のドレスが追加で仕立てられることが今ここで決定した…結局ドレスを着せられ2人の可愛い攻撃を永遠と浴びせられた僕は疲れきって最後の方は記憶が無い…多分寝落ちたと思う。
「わかった、アサヒ応接室に移動するぞ」
「はーい」
飲みかけの紅茶を飲んで喉を潤してから立ち上がりレオンさんにくっついて応接室まで移動する。数分の移動で部屋に着いて入る。そこにはシャツの胸元を広く開けムキムキの胸筋を強調した服で袖口はひらにらしたレースになっていて、いかにもオネェな厳つい顔した男性が…いや、女性…なのか?
「急に悪かったなケビン。早くて助かるよ」
「んもぉ~、ケビンじゃなくてケリーちゃんって呼んでっ何度言えばわかるのよっ」
おぉ…オネェな人だ…
フランクな口調で親しげに会話をする2人は仲が良さそうだ。僕はケビンさんに圧倒され少しレオンさんの後ろに隠れる。
一通り会話が終わったのか、ケビンさんが僕をみつけ目を見開き話しかけてくる。
「ちょっとレオン!?…すんごく可愛い子がいるんですけど!!黒眼黒髪…なんて綺麗で素敵なの!!!」
興奮したケビンさんはぐんっと顔を近ずけ舐めまわすように僕をみて鼻息荒くレオンさん話しかける。
「おいケビン少し離れろ。アサヒが怯えている」
レオンさんが僕とケビンさんの間に入ってくれたがそれをものともせず詰め寄る。
「アサヒちゃんって言うのね!!アタシはケリーよ!ケリーちゃんて呼んでっ」
「…アサヒです。よろしくお願いします…ケリーちゃん?」
「きゃああっ♡素直で可愛すぎるんですけどぉ!!」
圧が、圧が強いよぉ…ケリーちゃん…
なんとか興奮してるケリーちゃんをソファに座らせ改めて自己紹介をする。
「アサヒ、こいつはケビンで【ローズ】という服屋を営んでいる。王家も御用達にしているくらい腕は確かだ。見た目はこうだが口も堅くて信用もできるから安心してくれ」
「ちょっと!何よその説明はっ!!あとケビンじゃなくてケリーだっつってんだろ!…あらいけないアタシったら言葉が乱れちゃったわ♡うふふ♡」
ケリーちゃんはぷりぷり怒っているがレオンさんは「いつもの事だ」と言って流している。
おっふ…ケリーちゃんのオスの部分を見ちゃった…
「ア、アサヒです…森でレオンさんに助けて貰って今お世話になっています。」
「あらぁいい子ねぇ~♡ もしかして今日はこの子の服を作るのかしら…腕がなるわぁっ!!」
「そうだ話が早くて助かる。とりあえず急ぎで1週間後までに謁見用の正装を用意したい。私服や部屋着なども欲しいが今は既製品で構わない。アサヒのオーダーメイドの服は色々と落ち着いてから作ればいい」
「分かったわ!」
「オーダーメイドって…高いんじゃないんですか?僕…お金持ってないです」
「アサヒは気にしなくていい。俺が好きでアサヒに服を送りたいんだ…ダメか?」
レオンさんがしょんぼり顔で聞いてくる…うぅ…その顔はずるいぃ…
「…ほんとにいいんですか?」
「あぁ、アサヒに送らせてくれ」
「わかりました。ありがとうございます」
「よしっ話がまとまったわね!じゃぁ早速アサヒちゃんの採寸からしましょうか!」
上着を脱ぎシャツと薄いスラックス姿でラフな格好になりケリーちゃんが隅から隅までメジャーで図る。「腰ほっっそっ!!!おしりちっさっ!!」と興奮した様子で採寸されちょっとくすぐったかった。
採寸が終わると服の生地や色、装飾などの相談であんまり服装に頓着がない僕は「よく分からないので2人にお任せします」と言ったら2人は目をキラキラさせて「この色がいい」「あの生地の方が柔らかいから着やすい」など盛り上がっている。
僕は採寸でクタクタになってしまい、1人ソファに深く座りセバスさんが入れてくれた紅茶を飲んでひと休みする。
…あれから1時間みっちり話し合いが行われだいたい決まったようだ。何をそんなに話し合う必要があるのか僕にはさっぱりだ。服は着れればなんでもいい派の僕には理解できない。
ケリーちゃんがあらかじめ僕サイズの既製品の正装の服の型を持ってきてくれていたので試しに着てみることになった。さすがに1人で着れなくてケリーちゃんに手伝ってもらいながら着て鏡を見てみると
「あらぁ♡とっても素敵じゃない!」
「おぉアサヒ!とても似合っているぞ」
「…はじめてこんな服着るからソワソワする」
少し恥ずかしくてもじもじしながら2人をみる。2人とも背が高いので必然的に上目遣いになってしまった
「「ぐっ…可愛すぎる!」」
同時に2人が手で顔を覆い何かを呟いたけど僕には聞こえなくて「どうかしましたか?」と聞き返すと
「アサヒちゃんは無自覚天然なのね…」
「はぁ…心臓がいくつあっても足りない」
なんだか分からないけど2人で話が完結したみたいだから放っておこう。その後も何着か試しに試着してやっと決まった…
ふぅ…疲れた…
もうしばらく服はいいや…
なんて思ってるとケリーちゃんが突然「そう言えば!!」と言って持ってきた衣装ケースを漁りざす。数分ゴゾゴゾと漁って「あったわ!」なんて嬉しそうな声である服を持ち僕とレオンさんの方に向けて広げるとなんとそれは女性用のドレスだった。
裾の部分は薄い黄色からパステルグリーンのグラデーションで首から鎖骨あたりまで繊細な作りのレースになっている。
「可愛いドレスですね!」
「うふふ♡アタシがデザインした最新作よ!アサヒちゃん…ちょっと着てみない?」
「…へ?」
ケリーちゃんがずいずいとドレスを持って近づいてきて逃げ出そうとしたが遅かった…ガシッと肩を掴まれズルズルと隣の部屋に連れ込まれる。助けを求めようとレオンさんを見ると
「…アサヒのドレス姿…よし、追加で仕立てよう」
そう呟いてケリーちゃんがなぜか持ってきていたドレスのカタログをいそいそと開いて「あれもいい、これもいい」と悩んでいる。
「嘘でしょ…レオンさん…」
僕のドレスが追加で仕立てられることが今ここで決定した…結局ドレスを着せられ2人の可愛い攻撃を永遠と浴びせられた僕は疲れきって最後の方は記憶が無い…多分寝落ちたと思う。
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