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気持ち、重なって3
しおりを挟む「まだ、ここ可愛がってあげたこと、ないよね」
「あっ……っ!」
架鞍くんの舌が、一番敏感な部分に触れた途端、わたしの身体に電流のようなものが走った。
「や、今なんか、」
「痺れた?」
「う、うん」
「それで普通だから。黙って、身体に正直になっていいよ」
架鞍くんはあくまで優しく、舐めて吸い取り、口にくわえては口内で舌を使って愛撫する。
「やだ、そんなとこっ……」
だが、言葉とは裏腹に身体は感じてしまう。電流がどんどん広がり、あられもない声をあげてしまう。
「そうか。あんた、まだ誰ともまともにヤッてないから俺が相手じゃなくてもイッたこと一度もないんだ」
架鞍くんの指が花芯に入ると、一際高くわたしは泣いた。
「吸い付いてきてる……入れてもいい?」
わたしは、いやいやをするようにかぶりを振った。
「ヘン、になっちゃう……わたし、おかしく、なっちゃってる……こんな、こんなの初めてだから、恐いよ……」
「だから、それで普通なんだよ。ヘンになっていいから。恐かったら俺のことめちゃくちゃにしていいから」
見上げると、涙でぼやけた視界に、優しい微笑みを浮かべて架鞍くんが真正面から見下ろしていた。
「架鞍、くん……」
「行くよ」
ズ、と架鞍くんが侵入してきたその瞬間、
「あ、っ──!!」
わたしの頭の中が真っ白になり、体験したことのない快楽が弾けた。
「イけたね」
架鞍くんが笑って抜いたところを、まだうまく動かない手でわたしは止めた。
「ダメ……架鞍くんがまだじゃない……」
のろのろと起き上がる。
「俺はいいよ」
「わたし、まだ架鞍くんに何もしてない。してあげてない……架鞍くんが……架鞍くんのことが、好きだから……!」
架鞍くんの昂ぶったものにわたしは口づけた。架鞍くんはがばっとわたしの肩をつかみ、再び押し倒す。
「どうして? わたし……架鞍くんのこと好きだから、何かしてあげたかったのに、」
「嬉しいよ。嬉しいけど、あんた“そういう”ことするの嫌いだろ」
架鞍くんはなんでも見透かしてしまっている。わたしの涙を指でそっと拭い、架鞍くんは耳元で囁いた。
「もう一度、入れていい?」
「、そしたら……架鞍くんも、満足……できる?」
「できる」
こくん、とわたしがうなずいたのを確認して、架鞍くんは再びわたしの中にゆっくり入ってきた。また、快感の波がやってくる。
「架鞍くん、気持ちいい……?」
「あんたの中が吸い付いてくるからこのままでもイきそうだよ」
優しく、動き出す。たまらずに、わたしは架鞍くんを抱きしめる。架鞍くんの背中にいくつもの引っ掻き傷をつくる。
「分かるでしょ? 俺の心臓も、ばくばくいってるよ」
「うん、……うん」
架鞍くんが行き来するたび、わたしは自分の意志と関係なく吸い付こうとする。
「も、っと……、もっと、架鞍くんが欲しい、……」
知らないうちにそんなことを口走っていた自分に気づき、わたしの顔が熱くなった。
「い、今のは、」
「可愛い」
架鞍くんは動きを休めず、わたしの額にキスをする。
「苺、可愛いよ」
わたしの身体の芯がますます疼く。架鞍くんが欲しいと思う。
「愛してる……苺、生きている限り俺は苺だけを愛するよ」
架鞍くんの昂ぶった鼓動が速くなるのが分かる。川原の時のように、脈打ち始めている。
「信じて……苺」
わたしの疼きに応えるように、架鞍くんの昂ぶりは動く。
「しん、じる……っ、」
架鞍くんが、ホッとしたような笑顔を見せた気がした。
瞬間、わたしの身体がまた白に弾けた。わたしのその締め付けに、架鞍くんのほうも終わりを迎える。
「く、……っ……」
わたしの中で、心臓のように早鐘を打つ架鞍くん。熱いものが広がってくるのを感じ、わたしは嬉しくて泣いた。
そして、それとほぼ同時に意識を失った。
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