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第五十九話 結婚式

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 今日は、セレリア達との結婚式の日だ。

 会場は、この大陸の中で、1番大きい教会だ。

 結婚式の参加者は、結構の人がいた。

 この大陸の者達と隣の大陸の者達がいる。

 もちろん、父上達もいる。

 そして、ロザリオ嬢には、騒ぎになるのを防ぐため、幻術の魔法具をつけてもらい、天使としての姿を隠して貰っている。

 今、私は、待合室で、新婦達を待っている。

 5分ぐらいすると、扉がノックされ、入室の許可を出すと、セレリア達が入ってきた。

 私は、入ってきたセレリア達に、見惚れてしまった。

 セレリアは、マーメイドラインのウェディングドレスを着て、ショートベールをつけている。

 リタは、Aライン型のウェディングドレスを着て、ミドルベールをつけている。

 サリラは、スレンダーラインのウェディングドレスを着て、マリアベールをつけている。

 リーシアは、プリンスラインのウェディングドレスを着て、ロングベールをつけている。

 そして、リタとサリラは、幻術の魔法具を外し、本来の姿に戻っている。

 「どう?ニース。似合っていたら、嬉しい」と、セレリアが、聞いてきた。

 「ど、どうでしょうか?ニースさん」と、リタが、少し顔を赤くして、聞いてきた。

 「どうかしら?似合っていたら嬉しいわ。ニース」と、サリラが、聞いてきた。

 「ど、どうかな?ニース。こんな服あんまり着ないから、似合っているか分からないけど、似合っていたら嬉しいな」と、リーシアが、少し顔を赤くして、聞いてきた。

 「とても似合っていて、美しいよ」と、答えた。

 セレリア達は、嬉しそうな表情を浮かべていた。

 セレリア達のことを褒めていたら、式の開始の時間になった。

 私は、セレリア達と一緒に結婚式会場に入った。

 結婚式は、何事もなく進み、誓いのキスまで進んだ。

 私達は、一旦下がった。

 私は、先に会場に戻り、セレリア達のことを待っていた。

 セレリア達が入ってきた。

 リーシアは、獣王にエスコートされて入ってきた。

 セレリアとリタとサリラは、親族が居ないので、そのまま入ってきた。

 リーシアは、獣王と別れ、私の元までやってきた。

 そして、セレリアとリタとサリラもやってきた。

 私達は、神父のまで移動した。

 「新婦、セレリア、リタ、サリラ、リーシア・アスニナ、新郎、ニース・エアリアルに、永遠の愛を誓うか?」と、神父が、セレリア達に、聞いた。

 セレリアが、「誓います」

 リタが、「はい、誓います」

 サリラが、「誓うわ」

 リーシアが、「誓うよ」

 「新郎、ニース・エアリアル、新婦、セレリア、リタ、サリラ、リーシア・アスニナに、永遠の愛を誓うか?」と、神父が、聞いてきた。

 「はい、誓います」と、答えた。

 その答えを聞いた神父は、「では、誓いのキスを」

 私は、セレリア、リタ、サリラ、リーシアの順番で、誓いのキスをした。

 誓いのキスを終えると、結婚式会場は、祝福の音で包まれた。

 その祝福の音は、これまで聞いたことがない大きさだった。

 この大陸の者達が、隣の大陸の者達が、黒き英雄と呼ばれているエアリアル王国の元第1王子だったアンデットの結婚を祝福してくれている。

 私とセレリア達の結婚式は、大成功に終わった。
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