勇者と妖精の恋と冒険

ヨッシー

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勇者と妖精と猫の生活

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アレス「よう、ショーン」
ショーン「あ!!…アレスさんとミリアちゃん!!」
ミリア「ぃよーう٩(*❛⊰❛)۶」
友1「誰だ?コイツら?」
友2「何勝手に呼んでんだよオイ」
ショーン「やめてくれよ!」
アレス「ミリア…コイツらはどう?」
ミリア「殺す」
アレス「よし」
友1「あ?」
アレス「あ?…じゃねえよ!」

オレはその二人をボコし、腕と足を片方ずつ折った

顔も血まみれだ

アレス「で…どうしたんだショーン?…この二人はなんだ?…お前、こんな奴らと付き合いがあるのか?」
ショーン「全然違うよ!…違います!…コイツらは最近、オレが生意気だとか言って…ウル…まとわりついてきて…」
アレス「やっぱそんなだったか…」
ショーン「お、オレ…か、金も…たかられて…グス…怖くて…一回渡しちゃったら…何度も来て…グス…そ、それで…」
アレス「うん…ギュ…ほらほら泣くな」
ショーン「うう…それでもう金はない…って言ったの…」
アレス「うんうん…ナデナデ」
ショーン「そしたら…グス…これから行く店で…盗んでこいって…でも…オレは…そんな事だけは絶対に嫌だから…グス…そんな事したら…お父さんもアレスさんも…オレを嫌いになるから…グス…うう~」
アレス「そうか…頑張ったなあ…ギュ」
ミリア「グス…」
ショーン「そ、そんな…こんな時にアレスさんは来てくれた…グス…また助けてくれた…うう~!!…ギュゥ!」
アレス「よしよし…ナデナデ…少しはスッとしたか?」
ショーン「…コク…グス…」
アレス「けどオレはまだ足りないんだわ…ちょっと離れてな?」
ショーン「う、うん…」

アレス「おい、ガキども…」
ガキ1「は…はい…ガタガタ」
ガキ2「ゆ、許して…ブルブル…」
アレス「人の心を踏み付けといて、都合の良い事言ってんじゃねえ!…バシ!!…バシ!!…バシ!!…おらあ!!…バシ!!」

オレは何度も髪を掴んで、ビンタした

血を周囲に飛ばして、歯が吹っ飛んでもやった

二人とも心の底からオレに恐怖するまでやった

ガキ1「あ…あ…」
ガキ2「う…ぐ…」
アレス「おい…」
ガキ1「…ブルブルブルブル」
ガキ2「 ひいぃ…ブルブルブル」
アレス「返事も出来ねえのか?…おい…まだ足りねえか?」
ガキ1「は、はい!!」
アレス「その返事はもっとやってくれって事か?」
ガキ「ち、違います!!…すみませんでした!!」
ガキ2「す、すみませんでしたあ!!」
アレス「…まあ、今謝ったのでオレは許してやるわ…オレはな?…でもまだショーンの分があるよな?…え?」
ガキ1「と、とった金は全部返しますから!」
ガキ2「お願いします!許してください!」
アレス「だからさ…オレは許してるじゃん?…金返すのも当たり前だしな?…もちろんとった金の10倍にしろよ?」
ガキ1「そ、そんな金…」
ガキ2「勘弁して…」
アレス「お前らはショーンがやめてって言ってやめたのか?…おい!…ショーン!」
ショーン「はい!」
アレス「こっち来て、コイツらボコボコに踏み付けろ」
ショーン「え?」
アレス「やれ…やらないとダメだ…こんなクソに怖がってたらダメだ…お前はそれを乗り越えろ…だからやるんだ」
ショーン「…はい!!」

ショーンは思い切ってガキ1の腹を踏み付けた

最初震えていたショーンだったが、一発二発踏み付けると、今までの憎しみにまかせて踏みまくった

オレはガキが死なないように、こっそり回復を軽くかけた

ショーンは気が済んで、オレに振り返った

ショーン「アレスさん…ありがとうございます!!…オレ、スッキリです!」
アレス「良かったなw…けどな?…ショーン…お前は弱いだろ?」
ショーン「は…はい」
アレス「そのくせ、勝ちっ気だから、言い返したりしてさ」
ショーン「う、うん」
アレス「そういうのは生意気だって思われても仕方ないんだぞ?…前にもオレ言ったよな?…自分の意見を通したいなら、力を持てってさ…その力ってのは何もこんな暴力とかじゃなくてもいい…誰もが認めるほど、何か結果を出すって事だ…わかるか?」
ショーン「…はい…」
アレス「お前が他人から認めてもらえる奴なら、お前の言葉は生意気な口じゃなくて、『意見』になるんだよ…そうしなかった結果が、こういう事に繋がっちゃうんだわ」
ショーン「…はい…グス…ごめんなさい…」
アレス「うんw…ナデナデ…お前はさ、あんな優しくて良い心を持ったじいじとばあばがいるんだからさ…その二人をちゃんと守れるようにさ…勉強もちゃんとやってな?…頑張らないとさ…若いんだし」
ショーン「う、うん!…ギュ…ごめんなさい…頑張る…グス」
アレス「よしよし…ナデナデ…スッキリした?」
ショーン「うん!」
アレス「コイツらは仲間とかいる?」
ショーン「い、いる…あとニ人」
アレス「じゃあソイツらもやっけに行くか」
ショーン「え?…でもアレスさん…用事とかは…」
アレス「いや、いいよ…後で…そうしておかないと、お前が後でやり返されるし」
ショーン「…ありがとう…グス」

オレはガキ共を歩けるくらいに回復させ、仲間の元に案内させた

ソイツらも同じようにボコボコにして、次にソイツらの家に一人一人回った

ガキ1母「え?!…あんたなんでそんなケガして…」
アレス「それはオレがやった」
ガキ1母「どうしてですか!!」
アレス「それはソイツから聞け」

ガキ1は自分のした事を話し、オレにボコられた事を説明した

母親はガキ1をビンタし、叱った

ガキ1母「も、申し訳ございませんでした…お、お金は10倍にしてお返しします…」
アレス「ん…いや、お前さ…なんでこんな良い母ちゃんがいるのに、そんなくだらない奴になっちまったんだ?…え?」
ガキ1「い、いや…すいません…」
アレス「お前さ…お前らも聞け…いいか?…お前らが今こうして生きて、大きくなってるのは、母ちゃんと父ちゃんのおかげなんだぞ?…それは生んだ親の義務でもあるけど、だからといって感謝しなくていいとはならないからな?」
ガキ共「「は…はい」」
アレス「お前が今まで食べたメシの回数、お前が今まで着た服、お前にかけた金も時間も、全部母ちゃんと父ちゃんは何も言わずにくれてるんだよ…それを考えろ…今すぐ想像しろ」
ガキ1母「アレスさん…」

アレス「少しはわかったか?…いかに自分が情けなくて愚かだって、わかったかよ?…お前らは今まで何回『ありがとう』って伝えたよ?…おい」
ガキ1「わ、わからないですけど…あんまり言った事ないです…グス…」
アレス「じゃあ今言うんだ…お前がこれまでしてもらった事を思い出してさ」
ガキ1「はい…」
アレス「母ちゃんはお前がまだ小さい頃、どうしてくれた?」
ガキ1「オレは…たしか…わがまま言って…怒られたけど…でも、おもちゃ買ってきてくれた…グス」
アレス「そのおもちゃをお前はどうした?」
ガキ1「オレは…壊して捨てた…」
アレス「それはな、お前が母ちゃんの気持ちに気付かなかったからだ…でも、幼いからさ…それは仕方ねえよ…けどさ…今ならそれがわからねえか?…母ちゃんに悪い事したとわからないか?」
ガキ1「わ、わかります…うう…グス」
アレス「そのおもちゃ、どんなだか思い出せるか?」
ガキ1「はい…なんとなくですけど」
アレス「そのおもちゃには、温かさを感じないか?」
ガキ1「…はい…感じます…」
アレス「よし…じゃあ、その壊してしまった事をまず謝れ」
ガキ1「か、母さん…せっかく買ってくれたおもちゃ壊して…ごめんなさい」
ガキ1母「…グス…いいのよ…ナデナデ」
ガキ1「うっ…うう~…グス」
アレス「おし…次は、今までお前にしてくれたこと、心を分けてくれた事に感謝をしろ」
ガキ1「母さんごめんなさい…ありがとう…ありがとうございます…グス」
ガキ1母「うっ…グス…ギュゥ…バカだね…」
アレス「ほら…」
ガキ1「あっ…も、もう全然痛くない…全部な、治った」
アレス「ああ…許してやる…ただ、お前がショーンからとった金はいくらだ?」
ガキ1「えっと…た、たしか…75くらいです…」
アレス「ウソはないな?」
ガキ1「はい!…あの、アレを買って、アレを食べるのに使ったから、そのくらいです」
ガキ1母「じゃあそれの10倍、今払います」
アレス「いや…その金はお前が働くようになったら、最初の給料からショーンに返せ…倍にしてな?…お前が払わなければなんの意味もない…金を10稼ぐのに、どんだけの苦労がいるか、それを知ってから返せ」
ガキ1「は、はい!!…ショーン…ごめん…ほんとごめんなさい…オレ…絶対いつか返すから…」
ショーン「うん…待ってるよ」
ミリア『お兄ちゃん、ソイツもうピカピカになったよ…すごいねえ』
アレス『そっかw…良かったわ』
ガキ1母「アレスさん、ありがとうございます…本当は親のわたしがちゃんと躾ないといけなかったのに…」
アレス「いやいや…親だから逆に出来なかったり、他人からだから聞けたり…そういう事は仕方なくあるもんさ」
ガキ1母「ありがとうございます…あの…あなたは一体何者なんでしょうか…」
ショーン「この方は勇者様ですよ…前にこの街を魔物たちから守ってくれた勇者様です」

ショーンのそれを聞いたみんなは、とても驚いていた

ガキ1母「やはり勇者様は素晴らしいお方ですね…本当にありがとうございました」
アレス「オレもさんざんケガさせたからw…ごめんね」
ガキ1母「いえ…この子のした事を考えたら当然です」
アレス「ん…じゃあ次行くか…お前、これからは感謝と思いやりを持って生きろよ?」
ガキ1「はい!…勇者様!」

そんな感じに次の奴らもしたけど、中にはどうしようもないクズ親もいて、ソイツらは父も母も関係なくボコして、恐怖を叩き込んだ

そんな事をしてショーンを家まで送り届けて別れた頃には、昼なんかとっくに回り、3時くらいになってた

そして、急いで買い物をしに行くと、今度は泣いている女の子がいた
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