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番外編
3 受け会 ②
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「松君」
「はい」
「緊急事態です」
いつもいきなり始まる受け会。
やまとが緊急事態と言えば大体大したことがないが今回は神妙な顔だった。
「ビタさん、どういう事ですか?」
「あ、あの、私何か悪いことを?」
事の発端はビタさんがまだ致していない話をしていた時だった。致してないならクラムさんが相当たまっているのではという話からビタさんもたまるよねって話をした。そしたらビタさんは頭に?を浮かべていた。
「いや、ビタさんも一人でするでしょ?」
「何をですか?」
松君と顔を見合わせてビタさんを見た。
「「オ○ニー」」
「私…その…やり方がわからなくて」
「「?」」
「わ、私、あの、教育以外知識がなくて…自分では一回も…したこと…ありません」
俺と松君は顔を見合わせて倒れそうになった。お互いに体を支えあい何とか持ちこたえた。
「ビタさん、オ○ニーしたことないんですか!あの、名高い有名な、男なら幾度となく寝る間も惜しんで勤しむオ○ニーですよ!」
「河口君、落ち着いて!あと、連呼」
「松君!これが落ち着いていられますか!たまった時どーすんの!ナグマ、風俗ないでしょ!自分でするしか!」
「河口君、気持ちはわかる。でも、ビタさんの話が先です」
「…ごめん、思わず俺としたことが取り乱しました」
「あの…確かにクラム様とお付き合いが始まり触れたり近づきたいとは思っています。お二人の助言もあり手を繋ぐ事ができました。その先があるのですか?」
「ビタさん、その時反応しないんですか!」
「河口君、流石に手繋ぎで反応はしないよ」
「うーん、確かに。ビタさん、やりたいと思わないですか!」
「え、あ、でも、婚姻してからで…」
「本番に出なかったらどーするんですか!?」
またしてもビタの頭に雷に打たれた衝撃が走った。
「あ、あの、そんな事が…あるのですか?」
「「あります!」」
緊張やちょっとした精神的に不安だったりすると本番萎えてしまいナィーブな一面があることを伝えると、もしかしたら自分は勃たないかもと不安になった。一度は自分で出すべきだと二人は話した。そしてやまとは断言した。
「何よりも性欲は大事です!!」
「あ、あの、では、出せるように教えてもらえますか?…知識を伺いたいです。やり方とか…注意事項など」
「チッ、クラムさん羨ましい」
松君がこんなにも舌打ちを露骨にするとは、調教の性癖に引っ掛かったのだろうか。
そんな松君はにこりと笑うと一言。
「それ、クラムさんに言うべきです」
「えっ…」
「俺達に教わるよりクラムさんに直接言った方が良いです。恐らく、ドSの男でなくとも間違いなく刺さります」
「??そう…ですか…クラム様に相談すれば良いのですね」
松君!そんな事したらビタさんの貞操が奪われてしまうよ!目で訴えたが松君は勝ち誇った顔をしていた。なんだろう、これも一種の調教だろうか?
こんな素直で可愛いビタさん、やまと心配になる。が、松君は普段クラムさんにお世話になってるからお礼だと言った。
コンコンコン
「ビタさん、そろそろお時間です」
「はい、行きます」
クラムさんがドアを開けると攻め会が勢揃いして迎えに来ていた。
俺はクラムさんに一言もの申さねば!
と、クラムさんの前に立ちはだかった。
「クラムさん!!うちのビタはとっても優しくて純粋なんです!うちの娘を嫁にやるとはまだ言ってない!欲しいならやまとを乗り越えてから婚儀をしてもらいたい!」
「やまとさん、いつからビタさんのお父上になられたんですか?それに娘ではないですし、やまとさんを乗り越えてからとは一体?」
「クラムさん、河口君はビタさんが心配なんですよ。いや~今日の聞いたらビタさんと結婚できるの羨ましい。俺もビタさん欲しい」
「とら様!」
「俺も!ビタさんと結婚したい!」
「なんでそうなる」
「あ、フィグさん聞こえてた?」
抱えられた俺は連れ去られながら皆に手をふった。第三回…あるのかな~
「はい」
「緊急事態です」
いつもいきなり始まる受け会。
やまとが緊急事態と言えば大体大したことがないが今回は神妙な顔だった。
「ビタさん、どういう事ですか?」
「あ、あの、私何か悪いことを?」
事の発端はビタさんがまだ致していない話をしていた時だった。致してないならクラムさんが相当たまっているのではという話からビタさんもたまるよねって話をした。そしたらビタさんは頭に?を浮かべていた。
「いや、ビタさんも一人でするでしょ?」
「何をですか?」
松君と顔を見合わせてビタさんを見た。
「「オ○ニー」」
「私…その…やり方がわからなくて」
「「?」」
「わ、私、あの、教育以外知識がなくて…自分では一回も…したこと…ありません」
俺と松君は顔を見合わせて倒れそうになった。お互いに体を支えあい何とか持ちこたえた。
「ビタさん、オ○ニーしたことないんですか!あの、名高い有名な、男なら幾度となく寝る間も惜しんで勤しむオ○ニーですよ!」
「河口君、落ち着いて!あと、連呼」
「松君!これが落ち着いていられますか!たまった時どーすんの!ナグマ、風俗ないでしょ!自分でするしか!」
「河口君、気持ちはわかる。でも、ビタさんの話が先です」
「…ごめん、思わず俺としたことが取り乱しました」
「あの…確かにクラム様とお付き合いが始まり触れたり近づきたいとは思っています。お二人の助言もあり手を繋ぐ事ができました。その先があるのですか?」
「ビタさん、その時反応しないんですか!」
「河口君、流石に手繋ぎで反応はしないよ」
「うーん、確かに。ビタさん、やりたいと思わないですか!」
「え、あ、でも、婚姻してからで…」
「本番に出なかったらどーするんですか!?」
またしてもビタの頭に雷に打たれた衝撃が走った。
「あ、あの、そんな事が…あるのですか?」
「「あります!」」
緊張やちょっとした精神的に不安だったりすると本番萎えてしまいナィーブな一面があることを伝えると、もしかしたら自分は勃たないかもと不安になった。一度は自分で出すべきだと二人は話した。そしてやまとは断言した。
「何よりも性欲は大事です!!」
「あ、あの、では、出せるように教えてもらえますか?…知識を伺いたいです。やり方とか…注意事項など」
「チッ、クラムさん羨ましい」
松君がこんなにも舌打ちを露骨にするとは、調教の性癖に引っ掛かったのだろうか。
そんな松君はにこりと笑うと一言。
「それ、クラムさんに言うべきです」
「えっ…」
「俺達に教わるよりクラムさんに直接言った方が良いです。恐らく、ドSの男でなくとも間違いなく刺さります」
「??そう…ですか…クラム様に相談すれば良いのですね」
松君!そんな事したらビタさんの貞操が奪われてしまうよ!目で訴えたが松君は勝ち誇った顔をしていた。なんだろう、これも一種の調教だろうか?
こんな素直で可愛いビタさん、やまと心配になる。が、松君は普段クラムさんにお世話になってるからお礼だと言った。
コンコンコン
「ビタさん、そろそろお時間です」
「はい、行きます」
クラムさんがドアを開けると攻め会が勢揃いして迎えに来ていた。
俺はクラムさんに一言もの申さねば!
と、クラムさんの前に立ちはだかった。
「クラムさん!!うちのビタはとっても優しくて純粋なんです!うちの娘を嫁にやるとはまだ言ってない!欲しいならやまとを乗り越えてから婚儀をしてもらいたい!」
「やまとさん、いつからビタさんのお父上になられたんですか?それに娘ではないですし、やまとさんを乗り越えてからとは一体?」
「クラムさん、河口君はビタさんが心配なんですよ。いや~今日の聞いたらビタさんと結婚できるの羨ましい。俺もビタさん欲しい」
「とら様!」
「俺も!ビタさんと結婚したい!」
「なんでそうなる」
「あ、フィグさん聞こえてた?」
抱えられた俺は連れ去られながら皆に手をふった。第三回…あるのかな~
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