社会人が異世界人を拾いました

かぷか

文字の大きさ
上 下
80 / 148
松編 ②

7

しおりを挟む
「お手」

「おかわり」

「魔石回し」

 俺のここ最近の週末はこんな感じになった。

 城に帰らなくていいようになったソルトはクラムさんが俺の護衛として雇う形にしてくれた。
 俺がいない普段はソルトを更正させるべくクラムさんの監視の下、手伝いや河口君の護衛をしているらしい。よくわからないけど護衛の実力はクラムさん並みだとフィグさんが言っていた。

 この場所は今も隣が牢屋たがソルトのいる部屋はしっかりと行き来がわからないようにされている。そして護衛用に広く改装され普通の部屋とかわりないく過ごせている。扉を開けてすぐに鉄格子があったり所々残されているのはおそらくフィグさんの意向だな。

 俺はこの間来た時に俺のアパートと牢屋が繋がっている話をフィグさんにした。

 フィグさんは考えていたが結局はどちらでも好きな方から来ていいと許可をくれた。ただし必ず出入りは誰にも見られないようにして欲しいと言った。なぜなら異世界への出入りは国の極秘事項でクラムさん以外は知らないようになっているからだ。

そうとは知らず安易にアパートで瓶を使ってしまいソルトにバレてしまった。迷惑をかけた俺はソルトにきちんと説明をすることにした。

そして俺との約束を破ったら二度と来ないと宣言した。ソルトは勿論約束を守ると言っていたがそのかわりできるだけこの部屋から出入りして欲しいと言った。
フィグさんにそれを伝えると俺にも守って欲しいことがあると言った。

 ソルトを異世界に連れていくのと他の人をナグマに連れてくるのは禁止。もう一つはイカ公園とアパート以外は絶対に瓶を使わないで欲しいだった。たまたま今回運が良くナグマの牢屋だったが実際危険な場所が沢山あり危ないからだと言われた。

当然な意見だった。今思えば勢いに身を任せ使った事にゾッとする。それにこれは河口君とフィグさんが俺にだけ特別に許してくれた事だったと思い反省をした。

以上を約束した上でおれは行き来ができるようになった。

「じゃあ、またな」

「はい、とら様」


 そんな約束をして暫くたったある週末の夜、俺はストレスと欲求がたまっていた。一人で部屋に居てもつまらなくなりソルトとお酒でも飲もうと思いナグマに行った。

「っ……っさま…ったけ…とら…さ…まっ」

 俺が着くとソルトは自慰をしてる真っ最中だった。俺が近づいても集中してるのか全く気がつかない。俺はゆっくり後ろから近づき肩に腕を乗せ覗いた。

「何してんの?」

「!?」

びくっとしたソルトは動きを止めた。

「た、たたたけとら様!?」

「何だよ、続けろよ」

 松は持ってきたお酒を開けてソルトがいるベッドに座った。ソルトは戸惑いながら遠慮がちにしていた。しかし見られた恥ずかしさに興奮した様子でどんどんエスカレートして最終的には無心で擦っていた。

「たけとら様……とら様!!あっっ!」

松の名前を呼び果てた。

 それを見ると松は一気に酒を飲み干し、そしてまた缶を取り出す。特に男のぬいてる姿を見ても何も思わないが自分がネタとなっていると話は別で悪い気はしなかった。そして一体、自分の何を想像してぬいているか気になった。

「お前いつも俺でぬいてんの?」

「はぃ…すみません」

「別にいいけど。どんな想像でイくんだよ」

「えっと…私がとら様に触れるのが許可制なので一緒に触れてくれるのを想像しながらです……。後は…口づけを想像します…すみません。まだ、したこと無いですが一生できないとわかってますので…想像だけでもと」 

「へー」

 キスの思いれがやっぱり強いんだな。そう言う所は純粋というか。未婚者は一生キス童貞って事か、もったいな。てか、こいつ多分童貞だよな?昔から妃候補なら初物のはず。

「自慰以外したことは?」

「……ありません」

やっぱりか、まぁ経験だし何か今日は溜まってるから俺もしたいんだよな。
一人でしてもいいけど…そんな気分でもないな。

「なぁ、その手で俺の触ってくんない?」

「え!?あ、え、私がとら様に触れて…」

 松は缶を置き、下着ごとズボンを膝までずらし自分のを露にした。それを見たソルトは一気にまた勃起させた。

「お前、どんだけ…まぁ、いいや。その手、ぬるぬるしてんだろ?触れよ」

「はい!」

膝だちする松のをソルトは恐る恐る手を添えて上下させた。自分よりも大きな手に擦られ手からでる液体が手の熱で温かくなる。ネチネチと音がする。

「本当にぬるぬるするんだな」

「はい、好きなだけだせます」

「へー」 

「気持ちいいですか?」

「ん、そうかも」

 ソルトは優しくリズム良く擦る。程よい早さで気持ち良くなり完勃ちした。


 男に触られて勃起したの初めてだけど別に普通だな。ローションみたいなのも悪くないし。

「お前はいいのかよ」

向かい合わせに恐ろしいほど勃っているソルトのモノが視界に入る。同じ男として辛そうだった。

「私はとら様が気持ちいいなら」

「立てよ」

松はソルトを膝立ちさせ。両手でソルトのモノを掴み自分のと一緒に擦るようにした。

「あっ!あの!」

「そんな焦るなよ、ついでだよ」

「あっはいっ!」

 興奮し急に松の手を握り激しく手を動かした。思わず松が腰を引くと腰をぐっと引き寄らせ密着した。ソルトは片手で二つを激しく上下させた。松の両手はソルトに任せるよう添えるだけにした。気持ち良くなりソルトの肩に頭を付け体重を預けた。松の思わぬ行動に胸が高鳴って堪えきれなくなる。

「んっ…気持ちいい」

「うぅ、とら様…とら様…好きです!好きです!あぁ駄目だ無理。とら様の息がかかって…すみません、出します!」

ソルトは勢いよく二人のお腹にぶちまけた。熱い液体が出るも熱は治まらなかった。

「すみません!すみません!とら様を気持ち良くするはずが!」

「おい、手休めるな。まだいってない」

「は、はい!」

ソルトは松がいけるように手を添えしごいた。先ほどより丁寧に優しく早く擦る。息が荒くなり松の吐息が聞こえた。

「…ぃきそ……もう少し…速く」

「…はぃ…」

その色っぽい声にソルトはゴクリとしながら上下に動かす。

「出る……」

そう言いびくびくとなるとソルトの手よりも速く動かしたのでソルトは更に速く動かした。手の中からは松の液が溢れ出た。

「はぁ…はぁ…」

 体を預けていた松が離れようとしたらソルトが腰に回した手を外さない。顔を見るとかなり高揚している様子だった。

「何?」

「い、いえ…」

「手、離せ」

「…離したくないです」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

放課後教室

Kokonuca.
BL
ある放課後の教室で彼に起こった凶事からすべて始まる

処理中です...