社会人が異世界人を拾いました

かぷか

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いつも一緒に

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 昨日のやまとは凄かった。

 今まで一度も味わった事の無い感覚。
 これがご褒美か…


「ふぇぐきもち?」

「うっ」
 

 口を使ってご奉仕をしている真っ最中。

 婚儀をがんばったフィグにも何がご褒美をあげたいと思っていたやまと。
 自分を我慢をしてきたフィグに今までしたことの無い事で喜んでくれる事を考えたのがこれだった。
 
 やまとの頭をなでなでしながらフィグは可愛さのあまり目を細める。

「やまと…入れたい」

「んん、まらまめ…んっ」
 
 やまとは昔お店でしてもらった感じを思い出しながらするもフィグが大きすぎて先っぽしか口に含めない。

ペロペロと先っぽ含んでは舌で舐め回す。

 もちろんフィグは解禁されたお口ご奉仕は初めてでこんな可愛いのかと思う反面、激しくできない焦れったさが生まれた。

 ちゅぱちゅぱとしたり、手でしごいたり時折根元を舌でなぞりフィグのモノを甲斐甲斐しく扱う。

クソ、可愛い。

なんなんだこのやまとは。
やまとのくれるご褒美は本当にご褒美だな。

「んん、んーんっ!ふぇん、はんまひおおひくひなひて」

「っ!」

 一生懸命頬張るやまとが良すぎていつの間にか両手で頭を押さえ自らも腰を動かした。

「はふ、かぷ、んっ!かぷっ」

「クソ、こんなの無理だ」

「んっ!んっ!んっ!」

「理性がとぶ」

 奥まで呑み込ませたかったが流石に無理だとわかり、やまとがつらくないギリギリで小刻みに動かした。

 それに気がつき舌を這わせながら両手でフィグの根元をしごく。

「んっんっんっ」

「くっ…やまと…出るから離す」

 と思ってやまとの顔を少し上げさせると上目遣いに涙を溜めて一生懸命頬張る姿が飛び込む。

 思わず入る所まで入れてしまう。今までにない感覚で激しく動いてしまった。下からじゅるりと込み上げる快楽を放つと勢いよく精子がやまとの口いっぱいに流し込まれる。小さなやまとの口からは入りきらない白い液が垂れる。

「くっ!!すまん!」

口から溢れる精液と涙、

後追いで残っていた精液をやまとの顔にびたびたとかかる。自分の精子でやまとの顔が濡れる。

「くっ…」

 ヤバい。

 自分でもわかった。

なのにやまとは目の前でゴクンとした。

「…………。」

「フィグぅ…飲んじゃった」


ブチ

 一度だけ天井を見た。


 その後は本能のままやり倒した。


□□□


 俺は、フィグのストレスをあれやこれやと解消したかったんだけど結局わからなくてここに来た。

「フィグ~釣れた~?」

「釣れない」

 そうだよな~こんな微妙に寒い時期釣れない気もする。誰もいないしはしっこ氷ってるしさ。夏の入れ食いは何だったんだ。

「だよね~フィグここ来たの覚えてる?」

「ああ、やまとが倒れた」

そこ、覚えてたんだ。

「フィグが思い悩んでた場所」

「そうだ。やまとにどう気持ちを伝えるか悩んでた」

「へぇ~」

 俺はそれを早とちりでめちゃくちゃ勘違いしてたんだけど。

「不思議な感じだ」

「んー?」

「あの時はやまとと一緒になれるなんて思ってもみなかった。だが今は婚姻までしてまたここにいる」

「まぁ、そうだね」

「訪れた場所は同じなのに感情は全く違う。不思議な感覚だ」

言われてみれば、確かにそうかも。

「俺もフィグと結婚するなんてあの時は思ってもみなかったな。でも俺さ、あの時から妃と結婚するの嫌だったかも」

「初耳だ」

「今、思えばだけどね。初めから好きだったのかな」

「なら、ここに来た時にさっさとやまとに言えば良かった」

「あはは、フィグでも後悔するんだね」

 フィグは笑った。

ちゃぷん…

ちゃぷん……


「やまと、ありがとう」

「んー?」

「俺を選んでくれて」

「フィグが良かったんだよ」

ニヤリとお互いが笑った。

グイグイ

「やまと、引いてる!」

「釣り上げる~!!ん、フィグも引いてる!!」

「まかせろ」

 お互い釣り上げるまで楽しんだ。

 
 ナグマを出た時とは打って変わって凄く嬉しそうで良かった。あんまり深く考えず楽しい事をしたらいっか! 

「ねぇ、フィグ何か二人だけのお揃いの物買わない?」

「ああ、俺も用意しようと思ってた」

「じゃあ、こっちとナグマで一つずつ」

「わかった」

「とりあえず……この魚何とかしよう」

「そうだな」 

 イカ公園で焼いたら…怒られるよな。
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