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いつも一緒に
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「ぅ…あっあん」
「可愛い声だな」
「ここも、キツいがトロトロだ。あいつに仕込まれたのか?」
「うぅ…うん」
「良くできてる。ほら腰を付き出せ。俺がよくしてやる、そうだ…うまいぞ。いいな、もっともっと振れ」
「フィグルよりいいだろ、やまと」
「!?」
ビックリして目が覚める。
すぐ横を見るとやまとがいた。
「はぁ……」
あまりにも胸くそ悪い夢を見てしまい目が覚めてしまった。そんな夢を見てしまうほどフィグのストレスは限界であった。
寝る前にやまとが付けてくれたキスマークに手を当てベッドから降りて水を飲む。
コンコンコン
「王、ドアができました」
「……。」
壊れていたやまとの部屋のドアが完成したら声をかけるようにとクラムに話していた。
ドアを開けると返事もせず、寝るやまとを毛布ごとくるんで修復された部屋に向かう。
婚儀前からと昨日のストレスはフィグの心身をすり減らし魔物と化してしまった。
夢にまでやまとを取られてしまい完全に王などという立場は捨て本能で動くフィグ。今声をかけたものは間違いなく気絶もの。
無言でひたすら廊下を歩く。
後ろをついて行くクラムだが裸足で歩く王など見たことがない。予想以上のフィグに声をかけれないでいた。
昨日は凄かった。まさかお父上が最後にやまとさんに口づけをするとは思いませんでした。幸いにも唇ではなかったものの王のあの怒り狂った様子。身の毛のよだつ思いをしました。
新しい物好きなお父上にやまとさんが欲しくなるのはこちらもわかっていましたから準備はしておりましたがそれより何よりも
……人妻好きも健在でした。
城から離して人里離れた場所に隔離引っ越させたのは正解でしたがまさか婚儀したての自分の息子の伴侶に手を出すとは。いくら私でも常識ある親なら………あの方には無理か。
やまとさんが鎮めて下さらなければ危うく全てが終わってしまうところでした。
…ああ、思い出したくもない。
お父上が健在とわかっていただいただけでも良しとしようとしましょう。次回はもう会わせないのが得策ですね。
部屋の前に立つ。
「…おい」
低い声が腹に響く。
「ひぃ、はい!ドアは完璧に治しました!前よりも頑丈にいたしましたので安心してください!」
「5日…」
「ひぃぃ、は、はい!部屋には誰も入れません!」
「……その場で斬る」
「は、はい!!」
そう言ってフィグは部屋に消えていった。
カチャっと鍵の音がした。
「最高位護衛を全員呼びなさい!配列を組み直します!今から誰一人この部屋に入れてはなりません!!」
はぁ~恐ろしい
生きた心地がしなかった……
「クラム様」
「何ですか!」
「5日で戻られますかね?」
「……。」
「可愛い声だな」
「ここも、キツいがトロトロだ。あいつに仕込まれたのか?」
「うぅ…うん」
「良くできてる。ほら腰を付き出せ。俺がよくしてやる、そうだ…うまいぞ。いいな、もっともっと振れ」
「フィグルよりいいだろ、やまと」
「!?」
ビックリして目が覚める。
すぐ横を見るとやまとがいた。
「はぁ……」
あまりにも胸くそ悪い夢を見てしまい目が覚めてしまった。そんな夢を見てしまうほどフィグのストレスは限界であった。
寝る前にやまとが付けてくれたキスマークに手を当てベッドから降りて水を飲む。
コンコンコン
「王、ドアができました」
「……。」
壊れていたやまとの部屋のドアが完成したら声をかけるようにとクラムに話していた。
ドアを開けると返事もせず、寝るやまとを毛布ごとくるんで修復された部屋に向かう。
婚儀前からと昨日のストレスはフィグの心身をすり減らし魔物と化してしまった。
夢にまでやまとを取られてしまい完全に王などという立場は捨て本能で動くフィグ。今声をかけたものは間違いなく気絶もの。
無言でひたすら廊下を歩く。
後ろをついて行くクラムだが裸足で歩く王など見たことがない。予想以上のフィグに声をかけれないでいた。
昨日は凄かった。まさかお父上が最後にやまとさんに口づけをするとは思いませんでした。幸いにも唇ではなかったものの王のあの怒り狂った様子。身の毛のよだつ思いをしました。
新しい物好きなお父上にやまとさんが欲しくなるのはこちらもわかっていましたから準備はしておりましたがそれより何よりも
……人妻好きも健在でした。
城から離して人里離れた場所に隔離引っ越させたのは正解でしたがまさか婚儀したての自分の息子の伴侶に手を出すとは。いくら私でも常識ある親なら………あの方には無理か。
やまとさんが鎮めて下さらなければ危うく全てが終わってしまうところでした。
…ああ、思い出したくもない。
お父上が健在とわかっていただいただけでも良しとしようとしましょう。次回はもう会わせないのが得策ですね。
部屋の前に立つ。
「…おい」
低い声が腹に響く。
「ひぃ、はい!ドアは完璧に治しました!前よりも頑丈にいたしましたので安心してください!」
「5日…」
「ひぃぃ、は、はい!部屋には誰も入れません!」
「……その場で斬る」
「は、はい!!」
そう言ってフィグは部屋に消えていった。
カチャっと鍵の音がした。
「最高位護衛を全員呼びなさい!配列を組み直します!今から誰一人この部屋に入れてはなりません!!」
はぁ~恐ろしい
生きた心地がしなかった……
「クラム様」
「何ですか!」
「5日で戻られますかね?」
「……。」
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