社会人が異世界人を拾いました

かぷか

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異世界人てやつは 

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「あの、松君。違うんです。違わないけど…」

「そんな時もありますよ」

さっきからまともに顔がみれない。
あんな姿見られてまともな奴を知りたい!
そして普通なのが逆につらい。

松君はフィグに言われて異世界に一回来てみようとその日に試しに瓶を使ったらしい。まさか俺とフィグがやってる所に出るとは…思わないよな。とにかく平謝りするしかない。

「いえ、大丈夫ですって。見なかった事にします」

いや、そんな事いってる時はがっつり見て記憶に刻んでる時だからね!!

「まぁ、仲良くて良かったです」

「う、うん」

「フィグさんはいいんですか?」

「うん」

 フィグは気を使って出ていってくれた。

てか、何であいつは見られても動じないんだよ!鋼の心の持ち主か!

ふぇ~ん。俺あんなの見られたらお嫁にいけない~

両手で顔を押さえていると松君が話を変えてくれた。

「本当に異世界なんですね」

「あーうん、窓の外見てみて~凄い吹雪いてるよね」

「本当だ~」

それは向こうでも見れるのではと思ったけど河口君が嬉しそうに言うので異世界っぽいと思うことにした松だった。

「松君あの…」

「河口君、良かったら少し案内してもらいたいけどいいかな?」

「うん!」

よし、いっちょ気持ちを切り替えて異世界を案内するか!!

□□□

 この光景は俺の人生でぶっちぎりだった。

 予想していた異世界とは全然違う。

 目の前には元同僚が足を広げ玩具を入れられ、あそこにはオナホが。そして、女の子みたいな声をあげていた。

「お邪魔しました~」

「や、あ、ま、ま、待って松君…あん」

そんな声で呼び止められたがお邪魔以外なにものでもない。

「フィグフィグ、ちょっストップ!止めて!あっ…」

「わかった」

続けようとしてたのか…

「あ~じゃあ、そこの椅子に座らせて貰おうかな。終わったら呼んで」

俺はイヤフォンをして携帯をいじった。

いや、本当は全然気になるからね!
装おうって大変だから!

異世界ってこんな感じなんだろうか?
いや、河口君が凄いのか?

 フィグさんは全然動じてないし。流石なのか慣れているのかはわからないけど凄すぎる。

あたふたして毛布にくるまってるけどやっぱり抱かれる方だよな河口君は。と思いながらごそごそ処理をしている二人を待った。


 あっちでフィグさんを偶然見つけ声をかけた。頼まれ事があるといって紙を見せてくれて、くしゃくしゃなのが気になったけど困ってるみたいだから助けた。河口君は一緒じゃないのかと尋ねたら「やまとに頼まれて一人で来ている」と言っていた。

 にしてもフィグさんの方から国に来ないかと誘ってくれるとは思わなかったな~
河口君の事を思ってだろうし単純に婚儀に誘われて嬉しかったな。

 この黒い液をもらった時は半信半疑だったし怖かったけど。今日のおみくじには思いきりをって書いてあったから試したんだった。思いきりが過ぎたのだろうか…

 焦りまくる河口君を感じつつ二人はシャワーを浴びにいった。一緒にお風呂場に入いったのはお風呂が沸かせないって言ってたからかな。

 出てきたフィグさんはきちんと服を着直していた。使用人を呼びベッドをなおさせ、河口君と何か話した後「松君さん、ゆっくりしていって欲しい」と言いでていった。こう見ると王っぽい。河口君も服装がコスプレちっくだな。

真っ赤になった顔を押さえ恥ずかしそうにしている。
当たり前か。話を変えてあげるのが一番だよね。

 それから城を案内してくれる事になり部屋を出ると護衛が立っていた。みんな体格がいいからフィグさんだけって事は無いのかもだけど、それでもフィグさんはデカイ方だな。

 護衛に行き先を聞かれそのまま一緒についてきた。河口君はやっぱり王妃になるんだなと感じた。護衛さん達がちょっと顔が赤くなったのはなんでだ。足を止めると河口君は他のドアより少し豪華な扉を慣れたようにノックした。


コンコンコン

「すみません~やまとです~」

「「どうぞ」」


 松君に三人の王がいる事と一人はフィグで後二人がライムさんとソルベさんだと紹介した。握手をして四人でお茶をしながら松君の話をした。

「婚儀にでてくれるんだね。楽しみにしててね!やまとがんばってるから」

「松君さん、服装は?」

「スーツで来ようかと」

「「??」」

「えっと、あっちの招待された時の正装です」

「そうなんだ」

「良かったらこっちでも作ってあげようか?せっかくだし」

 そう言い二人は松君を計りだし服をを作る気満々で話を進めた。松君はされるがままだったが嫌がってないみたい。

「松君が一緒にこっちの服着てくれるなら何か安心する!」

「そっか、河口君も服を作って貰ったの?」

「そうなんです。松君のは大丈夫だと思う」

「どういう意味ですか」

 そんな話をしながらきゃっきゃと盛り上がった。途中、クラムさんが挨拶に来て城の案内へ連れていってくれた。そういや、俺はこことフィグの仕事場ぐらいしかまともにわからないんだった。

□□□

なんだろう…

護衛二人にクラムさんという執事みたいな人と俺達が歩いているとどこからか声が聞こえる。

「最強の淫乱だ…」
「俺も見たい、最強の喘ぎだ…」
「「可愛いよな…」」

と、河口君は慣れているのか聞こえてないのかスルーしてるけど誰の事だ?

「松君さん、やまとさんがお世話になりました。ありがとうございます」

「いえいえ、こちらこそ河口君にはいつも楽しませてもらってます」

「へ?」

「ここが婚儀の場です。只今準備が進められてますが当日には完璧に完成します」

そう言われ中に入ると豪華絢爛、舞踏会でも?と言いたくなるぐらい凄かった。口をあんぐり開けるが一つだけめちゃくちゃ気になる場所があった。

「あの、この穴何ですか?」

そこには大きな切り込みのような何か刺さってたような深い穴が不自然に壁にあいていた。

「あ…それはですね」

「午前中さフィグがそっちにお使いにいってたじゃん。あの時、俺こっちでプリン男に捕まってたんだよね」

「え?」

「そうなんです。それで、王が居ない間にやまとさんを縛りあげられお触りされ、それを帰還した王が目撃しまして…」

「お触りじゃないから!プリン隠し持ってると思われただけだから!」

「剣槍を投げつけ男を壁に張り付けたんです」

「…帰ります」

「松君!大丈夫だから!危なくないから!」

十分危ない。何、プリン男て、剣槍って。
何で河口君は普通なんだ!

「はい、王がいれば大丈夫です。やまとさんは最強の淫乱ですのですぐに狙われてしまうだけです」

「違うから!俺淫乱じゃないから!」

あ~あれやっぱり河口君の事だったのか。
俺以外にも何かいろいろやらかしたのかな?

さっき見ちゃったしな~
確かに凄かったしな~

「松君じっと見ないで!!」

「松君さん、やはり…その…やまとさんが特別に淫乱なのでしょうか?それとも…」

「河口君だけです!!!」

「松君!!」
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