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黒いモヤモヤしたのが何か見える。何だあれ?
「フィグ!」
「!?」
もしかしたら、これ戻れるんじゃ!
「このモヤモヤこっちの世界のじゃない!帰れるかもよ!」
「なんだと!」
「わからないけど!」
丸いモヤモヤが浮いている。まるでブラックホールのような作りだ。見たことないけど!
「中に入ればもしかしたら…」
「帰る!!」
「即答!!」
そら、2、3日だもんな。未練は無いのはわかるが即答は悲しい!
「防具と剣は!?」
「取りに行きたいが、取りに行ってこれがまだ有るとは限らない」
「確かに、俺が取りに行こうか?」
「…いや、悪いからいい」
フィグはモヤモヤに手を突っ込んでいた。そうだな、俺も逆なら住み慣れた日常に戻りたいしな。
「フィグ!元気で!」
「やまと、ありがとう!菓子パンうまかった!」
菓子パンの思い出しか作れなかった!
フィグはモヤモヤの中へ飛び込んで消えて行った。
モヤモヤは暫く続いていたが薄くなり朝日と共に消えた。
朝日が昇る、モヤモヤが消えるまでずっと見ていた…。さぁ、帰るかな。
アパートに戻り夢でも見ていたのかと思うほど信じられない出来事だったが、置きっぱなしの防具と剣を見て夢じゃなかったと実感できて笑いが込み上げた。
でも、後から凄く寂しくなってしまった。置いていったものを見るたび寂しさが募る。
片付けるか…
「重!持てるか!!これ、どーすんだよ!」
これら一式は俺の大切な思い出から一気に要らない粗大ごみ扱いになったのだった。
「フィグ!」
「!?」
もしかしたら、これ戻れるんじゃ!
「このモヤモヤこっちの世界のじゃない!帰れるかもよ!」
「なんだと!」
「わからないけど!」
丸いモヤモヤが浮いている。まるでブラックホールのような作りだ。見たことないけど!
「中に入ればもしかしたら…」
「帰る!!」
「即答!!」
そら、2、3日だもんな。未練は無いのはわかるが即答は悲しい!
「防具と剣は!?」
「取りに行きたいが、取りに行ってこれがまだ有るとは限らない」
「確かに、俺が取りに行こうか?」
「…いや、悪いからいい」
フィグはモヤモヤに手を突っ込んでいた。そうだな、俺も逆なら住み慣れた日常に戻りたいしな。
「フィグ!元気で!」
「やまと、ありがとう!菓子パンうまかった!」
菓子パンの思い出しか作れなかった!
フィグはモヤモヤの中へ飛び込んで消えて行った。
モヤモヤは暫く続いていたが薄くなり朝日と共に消えた。
朝日が昇る、モヤモヤが消えるまでずっと見ていた…。さぁ、帰るかな。
アパートに戻り夢でも見ていたのかと思うほど信じられない出来事だったが、置きっぱなしの防具と剣を見て夢じゃなかったと実感できて笑いが込み上げた。
でも、後から凄く寂しくなってしまった。置いていったものを見るたび寂しさが募る。
片付けるか…
「重!持てるか!!これ、どーすんだよ!」
これら一式は俺の大切な思い出から一気に要らない粗大ごみ扱いになったのだった。
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