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第一章:皇帝と寵姫の秘密。
復讐だろうが、最大の警告だぞ。
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相変わらず、私もルイだけの日々でもある。
でも今夜は真っ先に嫌な要件を。
帰ってきたばかりのルイから話を。
聞いて私は複雑な気分へ。
だから、ドアから私はソファの方へ。
そのまま離れながら思い出す。
「ル、ルカ?
まだ話も…」
ルイの声は聞こえたけど。
私は何も言わないまま…
ソファに座ってから呟く。
「どうしても出ないと駄目?
ルイだって…
私は話さないでしょう?
その場に出ても意味ないよ。」
いつもの様にルイの部屋でだった。
やっぱり私は複雑な気分になるばかり。
一応、理由も判るし?
私もルイが一緒に居るのも、そう…
変わらないけど…
少し困った様子でルイが…
「ルカ?
だが、本来は16歳の前にと…
誕生祭すら常に避けたのだよ?
公式の場でも最低限、顔出し程度。
もう既に16歳なのだ…
そして17歳で、ルカも正式な皇妃へ。
俺の妃は、嫌か?
俺の事は…
嫌いか?」
ルイの事を!?
嫌いじゃない!!
だから言ってきた事にと必死に…
私は首も横に振る。
どうにか考えながらルイへ。
「だって…
話さないけど、皆が…
なぜか、私の事を?
驚くでしょう?
ずっと判らないし?
変な言動してないのに…」
言うとルイは…
少し思い出す様子もしたけど。
でも、すぐ優しく笑うと…
「あぁ、ルカ?
変な言動もしてないが。
それは単純だ。
ルカが美しいからね。
ただ、皆が驚くだけだよ?」
美しいから驚くと?
でも、あの目は…
「私よりルイを、見てるよ?
それにルイの方が綺麗なのも判る。
他にも変な噂すら私は聞いてるし…
絶対ルイが、でしょう!!
あんな嘘ばかり!?
言われてるのは私も嫌だし!?
どうして優しいルイが!!
あんな事まで?
絶対、間違ってるのに…」
言ってる途中から私も思う。
ルイは優しい!!
誰よりも強いし!?
いつも変わらないまま…
ずっと同じで、私にも!!
それなのに!!
すぐルイは簡単に私を。
軽く抱き寄せると優しく笑いながら…
「ルカ?
所詮、噂は噂だろう?
俺の唯一、愛してるのもルカだけ…
それすら判ってくれるルカを。
このまま、俺の側へ。
ずっと一緒に居てくれたら充分だよ。
そして、唯一の特別もルカのみ。
だから尚更、俺の正妃へ。
俺の大切なルカが皇妃へ。
そう俺も望んでる。」
また、いつもと同じ事を。
優しく笑いながら言うルイを。
再度、見て、また私は思う。
どうして?
ルイは優しいのに…
あんな噂は!!
でもルイは変わらないまま…
同じ様に少し笑うと私へ。
「まぁ、予定日は1ヶ月後だ。
ましてルカは話す必要もない。
公式な場でも一切、変わらないよ。
確かに、これではルカからだとなぁ…
つまらないだけか?
だが、それは俺も?
他の男まで、ルカへ!?
やはり、ルカには…
そうだな、全く必要すらないぞ!!」
言ってる途中からだった。
急にルイの様子も変わって…
なぜか、首まで横に振ってから再度。
私を、明らかに見てから頷いた。
ルイも?
それは、何になると?
不思議に思いながら私はルイを。
見てるとだった。
少し嬉しそうな顔もした様に見えた時。
「それよりも…
また俺の予想以上過ぎるか!?
あの天使と間違える程。
美しいルカが!?」
どうしても私には判らないけど。
なぜかルイが、急に目すら閉じた。
「あぁ、今夜の姿は…
まさか、あのルカが?
いや、また俺が、だろうが!?
これは、満たされるとも違うか?
それでも、こんなに…」
そう言ってから目を開けたルイは…
凄く嬉しそうに笑うと更に私を。
いつもより力強く抱き締めると…
「ルカ?
今夜は一段と似合う姿で…
もう花以上、俺が酔いそうだよ?」
私の耳元で囁いてきた。
ルイが酔うと?
お酒すら飲んでないのに?
少し腕も緩めて優しく笑うルイを。
ただ私も美しくて見つめてしまう。
やっぱり、ルイは綺麗だなぁ?
エメラルドの瞳と煌めく金髪も似合う。
でも、すぐルイは、また頷くと私へ。
「今夜の黒いナイトドレスだ。
鮮やかな刺繍のみ。
余計に、これだと…
ルカには淡い色も美しく映えるが。
もうルカが、まさか妖艶な姿へ!?
これ程、魅惑も増すと?
あぁ、ルカを。
やはり、もっと愛したくなるのだよ。
今夜だと俺が酔いそうな程。
そんなにも美しい俺だけの特別。
俺の唯一、愛してるルカ…」
言い終ると同時、ベッドへ。
私も抱き上げてから、すぐ…
押し倒す様に私の両手首を。
ルイは片手で抑え付けてから…
「っんぁ…
ふぁん、ルイ?
あぁあっ!?」
私の弱い場所へ。
首筋に舌を、這わせたかと思えば…
真っ先にドレスもズラして触れてきた。
脱がせるより服が、乱れるばかりへ。
そのまま反対の手で、私の身体を。
ルイは撫でる様に動かすと…
乳房すら揉みながら服越しでも刺激を。
「んぁあん!?
いきなり…
ル、ルイ!?
どう、あぁっん!!」
私の言ってる時すらルイが…
乳首の先端を、摘み上げた。
どうしてもビクリと反応してしまう。
「あぁ、だが、ルカ?
俺は乱れたルカの姿もか?
見たい気分だよ。
もっと…」
そう言うとルイも動き出す。
服も脱ぎながら私へ。
「あぁ、んぁあぁ!?
ル、イ…
んんっ!?
んぁっ、ぁぁんっ!?」
私の乳首も甚振りながら…
すぐキスも舌を、絡め取られた。
それなのに私の両手首も抑え付けたまま…
ルイは、ドレスも僅か脱がせると。
露わになった場所へ。
滑らせながら手を、指を。
的確にと刺激を。
私の弱い場所ばかりを。
「んっ、ふぁ…
あぁあっ、んんっ!?
ふぁあ、んっ…
んぁっ…」
呼吸の為に唇が離れたけど…
すぐルイは、私の首筋へ。
這わせながら動く、ルイにもだった。
ビクリと、反応してしまう私は…
これから与えられるだろう。
快楽すら想像も出来た。
余計、私も身を捩るけど…
「あぁあっ!!
ルイ、待って、まだ…
んぁあ、そこは!?
ふあぁあん!?
そんなに…
あぁああっん!!」
頑張って身を捩っても簡単にルイへ。
私は抑え付けられたまま…
ルイが私の乳首を。
舌で転がす中。
更に吸い付かれると…
ビクリビクリと。
勝手に身体すら私も感じ取る。
「ああぁ、そこを。
んぁあぁ…
ふあぅ、んんっ。
あぁ、だ、んあぁぁん!!
そんなに…
刺激、しな…
んぁあぁっ!?」
すぐ私にも判る中、右側の乳首は舌で…
左側の乳首は指で、ルイが同時に刺激を。
「あぁん、ルイ!!
刺激ばかり…
あああん、ふあぁん!?
んぁ、あぁあ…」
刺激ばかり感じ取る私は、もう…
快楽に翻弄される。
もう敏感になってく感覚ばかりへ。
僅かに乳首からルイが、唇を。
離すと首筋を、舐められながら…
「ルカの声色で更にか?
このまま…
もっと感じさせてあげよう?」
耳元で私は囁いてきた。
ドレス姿のまま…
ルイの指が、私の秘部へ。
「んぁん、ル、ルイ?
やぁ、ふあぁ…
ぁあん、だ、ひぁん!?」
触れるだけでもなかった。
すぐ指だけの中へ。
「ル、ルイ、あぁあん!!
もう身体が…
それにルイの指が!?
んぁぁ、中へ。
あぁっ、ふぁあぅ!?
ル、ルイ?
中ばかり。
そんなに…
あぁぁあぁん!!」
私の中でも弱い場所ばかり。
指先すら動かして中を。
ルイは動かしながら…
「あぁ、そうだね、ルカ?
中でも、ここだろう?
ルカの弱い場所だ…
もう蕩けてるが。
溢れてくる蜜も…」
言ってくる意味が判って私は…
どうにか快楽から逃れようと動く。
「あぁあんっ!?
やぁ、だって…
ルイが!?
ふあぁ、中には…」
でもルイは、そのままで…
指すら動かしながら…
今度は私も抱き寄せるとキスでだった。
私の言葉すら奪いながら動く。
「んっ、んんっ!?
んん、んぁ、ふぁん…
んふぁ、あっ!!」
与えられ続けられる度にビクリと。
私の身体は反応してしまうばかりへ。
更に息の為、僅かに唇が離れるだけ…
弱い中ばかり私は刺激される。
もう快楽が強くてビクビクしてしまう時。
ルイの唇も離れると…
「あぁ、ルカだけを。
俺は愛してる。
だから尚更、感じさせたいよ。
俺だけ与え続ける快楽を。
このまま、ルカへ。」
そうルイが言った時。
すぐ私にも意味だけでもなく…
身体すら全てを、感じ取る。
「んぁぁふっ、あぁ!?
あぁあっ!!
ルイのが、また…
ふぁぅ…
大き、よぅ。
中に、はいって…
あぁあん、やぁん!!
ル、ルイ!?
ゆっくりだと…
んぁあ、ふぁぁん!?
あぁ、もぅ…」
ルイのが、ゆっくりとだった。
先端から徐々に私の中へ。
入ってくるのを。
敏感にと感じ取るばかり。
「くっ、ルカ。
中すら締め付けて…
こんなだと俺も…」
私の中へ、ルイのが。
まだ半分程の時だった。
一気にズグリと奥まで、挿入されて…
「あぁあぁん!?
奥に、あたっ…
んぁぁあ、ふあぁ!!
ル、ルイ?
ぁふく…
んぁあっ!!」
私の身体は勝手にルイのを。
ビクビクと中でも感じ取るばかりへ。
すぐルイも私の腰へ。
しっかりと両手で掴むと…
「もう俺はルカを。
少し激しくか?
充分、濡れてるが…
そんな犯したくなる程の姿と。
くっ、締め付けて俺を。
求めてる事すら伝わってくる。
だから…」
言ってから、すぐだった。
もうルイは腰を、私を、抑え付けてから…
激しく中へ、何度も出し入れを。
「ふぁぁあっ!!
んぁっ、く、あぁん!!
ル、ルイ…
あぁあ!?
やん、深ぃよ…
ああっ、待っ!!
中に擦れて!?
んぁぁ、ふぁぁうん!!
もう、あぁあ…
ル、ルイのがぁ!!
んぁぁぁ…
っあぁ!?」
そこで、更にルイは腰の手を。
私の背中へ。
回して動きすら止めないまま…
深くと私の中へ。
奥へと激しく突き上げてくる。
「あぁあっん!!
だ、だめぇ、ルイ…
あぁ、ふぁぁあぁ!!
そんなに…
深く…
んぁぁあっ!?
も、もぅ…」
私は快楽が強過ぎる中でも…
全く逃れられない。
もう何も考えられなくなる寸前…
またルイすら私へ。
「はぁ、ルカ…
もう俺には、ルカだけが。
くっ…
あぁ、このまま、ルカの中へ。」
言い終わると同時。
ルイは私の中へ。
一気に出したのも感じ取れた…
勢いも強くて思わず、私は仰反ると。
すぐルイも僅かに動いて抱き締めた。
もう私の身体はビクビクと痙攣ばかり。
更に何も考えられなかった。
しばらく、そのまま…
私も息だけを。
どうにか整えるのすら必死で…
ルイの息も荒かったけど、声だけを。
「はぁ、はぁ…
ルカ、必ず…
俺の正妃へ。
そして、俺の子を。
ずっと、俺だけのルカへ、だよ。
本当にルカだけ愛してる。」
その言葉も聞いてたけど…
息しか私には出来なかった。
それから腕も緩まると…
ルイが、ゆっくりと…
私の中から抜くのすら感じ取るばかり。
「っぁぅ、んっ…
ふぁっ…」
ゴポリと、私の中からと…
精液が溢れ出すのも判ってしまう。
でも…
「あぁ、ルカ…
もう俺が絶対、ルカを。
離さない、そして、離れない。
守るのも当然だが。
ルカだけしかなぁ?
俺は愛せないよ。」
どうにか息も整えながら私は…
僅かなに片手だけルイへ。
触れてから…
「私も、ルイ、だけ…」
もう私が眠くなる時。
ルイも軽く抱き寄せると…
「大丈夫だよ、ルカ?
判ってるのだからね。
俺が、必ず…
側に居る、安心しなさい。」
あぁ、ルイ…
私も、そうだよ?
ずっと同じなら…
そう思いながら私は寝てしまった。
**************************
一方、チアント国の地下。
属国になったばかりだからこそ…
厳重な監視はある中だが。
元々、貿易も盛んだった事。
同時に地下の複雑な鉱脈跡地も多い事。
その為、属国側は注意しながらもだった。
帝国配下に置かれた属国の要人達は集まって居た。
話し合う内容も、やはり『クリスタ妃』でもある。
そんな中でと、一人の男がだった。
体付きも大きく鍛えてるのが明らかに判る程。
だが、三白眼で赤茶の髪に赤茶色の瞳。
その目には怒りもあった。
だからこそ30人程度の要人達へ。
大きく怒鳴り付ける。
「そんな愚策は絶対、駄目だぁ!!
あの冷帝相手では見抜かれる以上!!
俺でも簡単に判る結果だぞ?
その策だけは絶対すんじゃねぇ!!
充分、既に見た筈!!
あんな酷過ぎる公開処刑もなぁ?
しかも属国全て、わざわざ!?
もう自分の命懸け程度じゃ…
済まねぇってのもだぁ!!」
怒鳴ってからも男は怒りを。
抑えられなかった。
全員、意味は判ってる中、また…
「馬鹿野郎がぁ!!
先走った馬鹿な策でとか?
そのせいで帝国貴族一派すら全員!!
生きたままの公開処刑へ。
例え帝国貴族でも首謀ですらねぇ!!
全く違うんだぞ?
女達は逃げる為、それぐらい…
一応、理由も判るがなぁ?
だったら、あの子供達は、どうなる!?
全く何も知らないのにかよ!!
全員、斬首されたのは…
俺達のせいでも、あるんだぞ!?
帝国民全てが、敵でもないぐれぇ。
この場に居る者達なら判ってるだろ?
そして、俺達の目的も忘れんな!!
冷帝の弱点になる者すらクリスタ妃だけ…
もう最大の謎だって事すらかぁ?
あのクリスタ妃は、本物じゃねぇって事を。
俺は充分、見て、判ってるからこそ…
あの冷帝になった瞬間だぁ!!
そして、クリスタ国の王族は…
生き残れた俺だけは知ってる。
王族は皆殺し!!
あのクリスタ妃は、クリスタ国の?
王族でもねぇ!!
何度でも俺は言える事だぁ!!」
怒りで叫ぶ様に言った男性へ。
年配の男性が難しい顔もしながら…
「私も今のクリスタ妃が、別人な事を。
充分、判ってる事だ、フィン?
年齢すら合わないだろう。
あの当時でも本当のクリスタ妃は15歳。
なぜ、今頃ようやく、16歳になると?
どう考えても本来のクリスタ妃ではない。
私からも言える事だ。」
フィンと呼ばれた男性がだった。
思い出す様に目も閉じて…
「あぁ、そうだ…
俺は当時17歳の近衛隊だった。
必死に当時の部隊長が、俺だけを。
どうにか生かしてくれた…
だが、あんなに優しかったクリスタ妃は…
15歳になったばかりだったんだぞ!?
俺と歳も近い、だからクリスタ妃は…
下っ端の兵だった俺にまで…
頑張ってと、いつも優しい言葉を。
そのクリスタ妃すら冷帝にかぁ!!
どうにか負傷した身体でもだ。
隊長含め探した…
そして俺が見つけたのは…」
フィンは目を開けた。
首も横に振り払う様子をしてから皆へ。
少し睨んで続ける。
「全員の最後、無残な姿だった!!
だからこそ…
本来の王族も生き残りすら居ない!!
そして、あの冷帝が?
偽装までした今のクリスタ妃だと?
もう簡単だろ!?
唯一の生き残りとして側へ…
あの冷帝が、置く為!!
クリスタ妃の肩書きの為のみ!!
本来の王族すら皆殺しへ。
そこまで冷帝は、今の!!
クリスタ妃は常に、だろ?
絶対に動く事で明確だ!!
その上で、最大の弱点と同じ事!!
今のクリスタ妃!!
だが、ずっと鍛え続けた俺でもか?
魔力も、頭脳も、まだ冷帝相手に直接じゃ…
勝てねぇとしても…
更に本来の王族だとしても復国の為。
愚策にクリスタ妃すら使わねぇ…
あの優しいクリスタ妃すら笑う筈ねぇんだよ。
それでも世界の全てが!?
帝国の独占状態でもある今を。
どうにか変えるしかねぇって事。
俺から祖国も、敬愛する方々、全てを。
奪った冷帝から逆に全てを。
奪い返して元の各国へ、元の世界へ。
俺たちが変える為のみ。
各国も国財すら帝国へ。
常に奪われ続けねぇ…
研究施設さえ奪えば、各国すら最新技術を。
クリスタ妃さえ奪えば、あの冷帝すら同じ。
絶対、反応どころでもねぇ筈。
俺の予感だと全てを、失うってなぁ?
何が属国だ、ふざけやがって…
従っててもクリスタ妃を、クリスタ国を。
結局は滅ぼす事も簡単にしやがる冷帝に?
常に都合良く使う為、常に利用だけか?
そんな帝国配下から絶対、変えてやる。」
また違う一人が怒りを、抑えた目で…
「フィン?
確かに、そうだがなぁ?
あの冷帝を、甘く見るな。
どうにか俺達も、今は集まれてるが。
次の場所、もうチアント国すら危険だぞ!?
俺は充分過ぎるぐらいにか?
あの冷帝に!!
祖国だけじゃない、一族全てを。
殺されてんだよ!!
属国だの、俺にとったら気休めだぞ?
滅びた俺のドラルーク国なら…
もう全ての仇!!
あの冷帝から全てを。
必ず奪うだけ…」
充分、フィンも判る。
だから冷静に考えながら…
改めて見るまでもない特徴的な黒髮と黒い瞳。
その目にある怒りは、尚更な事。
歳若い細身の男だが、頭脳では一番なのもある。
そして冷帝に滅ぼされた国の一つ。
唯一の生き残りを。
「済まない、判ってる、グリシャ。
チアント国も危ういからな。
動きに合わせて行動はする。
だが、近々、今のクリスタ妃だ。
なかなか出ない公式の場へ。
この機会も活かすべきだぞ?
簡単じゃないのも判ってるが。
それでも今は水面下、確実な策の為。
あの冷帝相手なら俺だけじゃねぇ…
グリシャも含め全員で策を。
僅かでも見つかれば…
あの冷帝は、グリシャと同じ事を。
国すら全て簡単に滅ぼすだけ…
だからこそ、安易に動けねぇってなぁ。
冷静な判断もしながらだろ?
次の連絡も、俺の鳩以外…
誰も絶対、信じるなよ?」
グリシャも一応、頷くが。
更に用心の為、フィンと暗号を。
変更してから皆と話し合いを。
それから皆もチアント国も出てから常に…
水面下で動くのだった。
**************************
一方、ルイ。
空中庭園後。
ルカの様子も含め常に対応して居たが。
やはり、ルカだけの為、行動すらだった。
一切、何も変わないまま…
もう身体すら含め愛してるだけでもない。
寧ろ更にと愛する感覚ばかり。
湧き上がるのみ。
勿論、通常業務すら熟す中。
すぐ察した。
書類も全部、宙に浮かせてた中の一枚を。
属国の動きにあった違和感を。
そのまま僅かに考える。
あの属国、監視でならば異常すらない。
だが、それでも鉱脈跡地の全て…
違うな、更にか。
貿易関係も止められないからこそ…
抜け道として使うと?
だとしたら近々、ルカの…
公式の場すら狙ったか!!
あのルカを?
また愚か者が!!
僅かな危険すら俺が、だぞ?
決して見逃す筈もない…
そして愛するルカへ。
絶対、俺が許さん!!
「チッ。
俺すら出したくない。
だが、婚礼前に最低一度だけ…」
苛立ちも高まる中、今日の直属側近へ。
「ザッカ、ロアナ、セス。
新たな指示だ。」
すぐ三人共、頭も下げたまま待機したが。
先に確認に為、俺も言う。
「属国にしたばかりのチアント国。
その内情は?」
「はい、陛下。
監視上、厳しく取り締まっております。
今のところ大きな問題もございません。
陛下の指示通りです。」
すぐザッカが答えた。
だとしたら…
これだけ属国の動きを。
誰か纏めた首謀者が?
だが、敢えてチアント国も選んだか。
ならば…
「ふむ、恐らく…
チアント国に反乱分子は隠れてる。
元々、チアント国は鉱脈も含め国益へ。
更に有効活用してた。
だが、使われてない鉱脈跡地。
古い上に地下ならば…
現状、使われてない。
地図も含め既にないだろう。
ならば、6日間、貿易も止めさせろ。」
側近三人共、僅かに驚いたが。
すぐ察した様に目を変えた。
またザッカだった。
「陛下、止めるのは問題ありません。
ですが、狙いを。
私達でも注意点を。」
俺も意味は判る。
目を閉じて考えてながら…
「貿易に偽装してる動き。
ならば、一時的に止められるとだ。
属国でも関与してた国には変化も出る。
恐らく、初日か?
貿易関係の国は混乱しても…
首謀側と関与してる国は察して騒がず。
初日から黙る筈。
騒ぎが収まる時期は、約4日程度。
5日目で属国の洗い出しを。
6日目で特定し、その属国へ。
俺が今から言う言葉…
『貿易許可も帝国証明なく不可』と。
そうすれば、再度チアント国へ。
逆に首謀者側は集めず、違う属国へ。
集める為、何かしら痕跡も残す筈。
その際に関与した属国でも、だろう。
更に動きも変える筈。」
言ってから目を開けると側近達も頷いた。
この動きは、またルカだ!!
帝国は取り締まりで動けない今…
だからこそ属国同士でか!!
だが、これだけの動きを。
もし一人が?
いや、数人は集まってか。
だから纏め上げ帝国へ。
しかも、今の時期にだと?
やはり、あのルカへ!?
完全に狙ってる筈。
怒りも湧き上がるが、冷静にと。
俺は再度、補足を。
「近々、やはり、ルカを。
つまり、クリスタ妃だろう?
露骨に狙った馬鹿より厄介になる前。
首謀者の位置は炙り出せ。
だが、深追いもするな。
更に厄介になり兼ねない者へ。」
すぐザッカだけ驚きながら…
「陛下。
まさか、それは…
属国より単独で、ですか?」
俺も冷静に考えてから…
冷笑しながら言う。
「恐らく、一人ではない。
今までの生き残りが居たのだろう。
そんな少数が纏めてる筈。
まぁ、見せしめにしか使えんが。
邪魔な者達だろう?
しかも、また俺の大切なルカを。
明らかに狙ってる動きだぞ?
そして、俺ならば見抜けるのにか?
余りに愚か過ぎる者達など不要。
だが、俺が皇帝になってから変えてない事。
真っ先にルカの事を。
もう一つは優秀で、俺や帝国の有益な者へ。
全て同等の対価も出してる事だ。
そんな事すら判らない愚か者達か?」
すぐ側近三人共、意味も判った様に…
頷くと、ザッカだけ…
「はい、陛下。
私達も充分、判ってる事です。
公式の場は日もありますが。
首謀者側の次を。
確認させて下さい。」
意味に気付いて俺も僅かに考える。
首謀者側の意図も判って尚更だった。
普段通りに冷笑する。
「なるほど。
公開処刑が余程、気に入らなかったか。
あの程度、まだ楽だが、判らないと?
やはり、甘かった様子だなぁ。
公式の場で言う予定だったが。
属国全てにだ。
既に俺が決定事項としてか?
現在の『ルカ・ミラ・クリスタ』妃を。
俺の皇妃でもある。
今後は『ルカ・スティア・アルデバード』へ。
婚礼の時、変更決定済みだとなぁ。
その皇妃も他国が狙うならば、俺が。
『ルイ・セオドア・アルデバード』が相手すると。
伝えるのと同時、これは警告だぞ?
そんな意味すら判らぬ愚か者の国?
もう国としても不要だろう?
警告すら判らない国ならば、国も不要。
アルデバード帝国の為、ただの開発地区へ。
但し、あくまで警告のみ。
属国の繋がりすら調べられるからな?」
側近三人共、意味に気付いた様だった。
僅かに驚いたが…
すぐ頷くと、三人共、頭も下げたまま…
「はい、陛下。
これ程、判り易い警告を。
理解すら出来ない属国ならば…
全て帝国の為、開発地区へ。
また、今回は警告のみ。
属国の繋がりに関して調査します。」
またザッカも言うが。
まさに、その通りでもある。
いざとなれば帝国民で貿易すら簡単。
一応、属国として残してるだけの事。
帝国の技術力は圧倒的な上…
常に開発すら止めてないのが現状。
ふと、俺は最近の事も思い出した。
だから補足として直属側近へ。
「ふむ、恐らく…
またクリスタ国も関与してる筈。
警告内容と同時にクリスタ国へ。
今からの言葉も伝えろ?」
今度は側近三人共が反応した。
頷くのみだが、俺は冷笑しながら続ける。
「そうだなぁ…
ここまでの愚か者でも判るとしたらか?
既に皇妃として決まってる。
ルカに関しては…
もう『ルカ・スティア・アルデバード』皇妃だ。
だからこそ、俺から最大の警告として伝えろ?
『クリスタの名すら全て消すだけ』と。
そんな国の記録すら俺が、全て消そう。
俺の大切なルカにも、今後か?
既に不要な国でしかないぞ?」
側近三人共、意味に判った様子でだった。
僅かに驚いたが、すぐ頭も下げて動き出した。
そんな様子も見ながら俺すら思う。
元々、所詮、肩書きに使った程度。
属国にして長いにも関わらず…
未だ愚かにも、更にルカを!?
俺からしたら最初から不要な国だぞ?
もう首謀者側すら動けないだろう?
そして属国対策もしながら…
ルイからすれば、ルカの公式の場の時を。
やはり考えるのは、ルカのみだった…
でも今夜は真っ先に嫌な要件を。
帰ってきたばかりのルイから話を。
聞いて私は複雑な気分へ。
だから、ドアから私はソファの方へ。
そのまま離れながら思い出す。
「ル、ルカ?
まだ話も…」
ルイの声は聞こえたけど。
私は何も言わないまま…
ソファに座ってから呟く。
「どうしても出ないと駄目?
ルイだって…
私は話さないでしょう?
その場に出ても意味ないよ。」
いつもの様にルイの部屋でだった。
やっぱり私は複雑な気分になるばかり。
一応、理由も判るし?
私もルイが一緒に居るのも、そう…
変わらないけど…
少し困った様子でルイが…
「ルカ?
だが、本来は16歳の前にと…
誕生祭すら常に避けたのだよ?
公式の場でも最低限、顔出し程度。
もう既に16歳なのだ…
そして17歳で、ルカも正式な皇妃へ。
俺の妃は、嫌か?
俺の事は…
嫌いか?」
ルイの事を!?
嫌いじゃない!!
だから言ってきた事にと必死に…
私は首も横に振る。
どうにか考えながらルイへ。
「だって…
話さないけど、皆が…
なぜか、私の事を?
驚くでしょう?
ずっと判らないし?
変な言動してないのに…」
言うとルイは…
少し思い出す様子もしたけど。
でも、すぐ優しく笑うと…
「あぁ、ルカ?
変な言動もしてないが。
それは単純だ。
ルカが美しいからね。
ただ、皆が驚くだけだよ?」
美しいから驚くと?
でも、あの目は…
「私よりルイを、見てるよ?
それにルイの方が綺麗なのも判る。
他にも変な噂すら私は聞いてるし…
絶対ルイが、でしょう!!
あんな嘘ばかり!?
言われてるのは私も嫌だし!?
どうして優しいルイが!!
あんな事まで?
絶対、間違ってるのに…」
言ってる途中から私も思う。
ルイは優しい!!
誰よりも強いし!?
いつも変わらないまま…
ずっと同じで、私にも!!
それなのに!!
すぐルイは簡単に私を。
軽く抱き寄せると優しく笑いながら…
「ルカ?
所詮、噂は噂だろう?
俺の唯一、愛してるのもルカだけ…
それすら判ってくれるルカを。
このまま、俺の側へ。
ずっと一緒に居てくれたら充分だよ。
そして、唯一の特別もルカのみ。
だから尚更、俺の正妃へ。
俺の大切なルカが皇妃へ。
そう俺も望んでる。」
また、いつもと同じ事を。
優しく笑いながら言うルイを。
再度、見て、また私は思う。
どうして?
ルイは優しいのに…
あんな噂は!!
でもルイは変わらないまま…
同じ様に少し笑うと私へ。
「まぁ、予定日は1ヶ月後だ。
ましてルカは話す必要もない。
公式な場でも一切、変わらないよ。
確かに、これではルカからだとなぁ…
つまらないだけか?
だが、それは俺も?
他の男まで、ルカへ!?
やはり、ルカには…
そうだな、全く必要すらないぞ!!」
言ってる途中からだった。
急にルイの様子も変わって…
なぜか、首まで横に振ってから再度。
私を、明らかに見てから頷いた。
ルイも?
それは、何になると?
不思議に思いながら私はルイを。
見てるとだった。
少し嬉しそうな顔もした様に見えた時。
「それよりも…
また俺の予想以上過ぎるか!?
あの天使と間違える程。
美しいルカが!?」
どうしても私には判らないけど。
なぜかルイが、急に目すら閉じた。
「あぁ、今夜の姿は…
まさか、あのルカが?
いや、また俺が、だろうが!?
これは、満たされるとも違うか?
それでも、こんなに…」
そう言ってから目を開けたルイは…
凄く嬉しそうに笑うと更に私を。
いつもより力強く抱き締めると…
「ルカ?
今夜は一段と似合う姿で…
もう花以上、俺が酔いそうだよ?」
私の耳元で囁いてきた。
ルイが酔うと?
お酒すら飲んでないのに?
少し腕も緩めて優しく笑うルイを。
ただ私も美しくて見つめてしまう。
やっぱり、ルイは綺麗だなぁ?
エメラルドの瞳と煌めく金髪も似合う。
でも、すぐルイは、また頷くと私へ。
「今夜の黒いナイトドレスだ。
鮮やかな刺繍のみ。
余計に、これだと…
ルカには淡い色も美しく映えるが。
もうルカが、まさか妖艶な姿へ!?
これ程、魅惑も増すと?
あぁ、ルカを。
やはり、もっと愛したくなるのだよ。
今夜だと俺が酔いそうな程。
そんなにも美しい俺だけの特別。
俺の唯一、愛してるルカ…」
言い終ると同時、ベッドへ。
私も抱き上げてから、すぐ…
押し倒す様に私の両手首を。
ルイは片手で抑え付けてから…
「っんぁ…
ふぁん、ルイ?
あぁあっ!?」
私の弱い場所へ。
首筋に舌を、這わせたかと思えば…
真っ先にドレスもズラして触れてきた。
脱がせるより服が、乱れるばかりへ。
そのまま反対の手で、私の身体を。
ルイは撫でる様に動かすと…
乳房すら揉みながら服越しでも刺激を。
「んぁあん!?
いきなり…
ル、ルイ!?
どう、あぁっん!!」
私の言ってる時すらルイが…
乳首の先端を、摘み上げた。
どうしてもビクリと反応してしまう。
「あぁ、だが、ルカ?
俺は乱れたルカの姿もか?
見たい気分だよ。
もっと…」
そう言うとルイも動き出す。
服も脱ぎながら私へ。
「あぁ、んぁあぁ!?
ル、イ…
んんっ!?
んぁっ、ぁぁんっ!?」
私の乳首も甚振りながら…
すぐキスも舌を、絡め取られた。
それなのに私の両手首も抑え付けたまま…
ルイは、ドレスも僅か脱がせると。
露わになった場所へ。
滑らせながら手を、指を。
的確にと刺激を。
私の弱い場所ばかりを。
「んっ、ふぁ…
あぁあっ、んんっ!?
ふぁあ、んっ…
んぁっ…」
呼吸の為に唇が離れたけど…
すぐルイは、私の首筋へ。
這わせながら動く、ルイにもだった。
ビクリと、反応してしまう私は…
これから与えられるだろう。
快楽すら想像も出来た。
余計、私も身を捩るけど…
「あぁあっ!!
ルイ、待って、まだ…
んぁあ、そこは!?
ふあぁあん!?
そんなに…
あぁああっん!!」
頑張って身を捩っても簡単にルイへ。
私は抑え付けられたまま…
ルイが私の乳首を。
舌で転がす中。
更に吸い付かれると…
ビクリビクリと。
勝手に身体すら私も感じ取る。
「ああぁ、そこを。
んぁあぁ…
ふあぅ、んんっ。
あぁ、だ、んあぁぁん!!
そんなに…
刺激、しな…
んぁあぁっ!?」
すぐ私にも判る中、右側の乳首は舌で…
左側の乳首は指で、ルイが同時に刺激を。
「あぁん、ルイ!!
刺激ばかり…
あああん、ふあぁん!?
んぁ、あぁあ…」
刺激ばかり感じ取る私は、もう…
快楽に翻弄される。
もう敏感になってく感覚ばかりへ。
僅かに乳首からルイが、唇を。
離すと首筋を、舐められながら…
「ルカの声色で更にか?
このまま…
もっと感じさせてあげよう?」
耳元で私は囁いてきた。
ドレス姿のまま…
ルイの指が、私の秘部へ。
「んぁん、ル、ルイ?
やぁ、ふあぁ…
ぁあん、だ、ひぁん!?」
触れるだけでもなかった。
すぐ指だけの中へ。
「ル、ルイ、あぁあん!!
もう身体が…
それにルイの指が!?
んぁぁ、中へ。
あぁっ、ふぁあぅ!?
ル、ルイ?
中ばかり。
そんなに…
あぁぁあぁん!!」
私の中でも弱い場所ばかり。
指先すら動かして中を。
ルイは動かしながら…
「あぁ、そうだね、ルカ?
中でも、ここだろう?
ルカの弱い場所だ…
もう蕩けてるが。
溢れてくる蜜も…」
言ってくる意味が判って私は…
どうにか快楽から逃れようと動く。
「あぁあんっ!?
やぁ、だって…
ルイが!?
ふあぁ、中には…」
でもルイは、そのままで…
指すら動かしながら…
今度は私も抱き寄せるとキスでだった。
私の言葉すら奪いながら動く。
「んっ、んんっ!?
んん、んぁ、ふぁん…
んふぁ、あっ!!」
与えられ続けられる度にビクリと。
私の身体は反応してしまうばかりへ。
更に息の為、僅かに唇が離れるだけ…
弱い中ばかり私は刺激される。
もう快楽が強くてビクビクしてしまう時。
ルイの唇も離れると…
「あぁ、ルカだけを。
俺は愛してる。
だから尚更、感じさせたいよ。
俺だけ与え続ける快楽を。
このまま、ルカへ。」
そうルイが言った時。
すぐ私にも意味だけでもなく…
身体すら全てを、感じ取る。
「んぁぁふっ、あぁ!?
あぁあっ!!
ルイのが、また…
ふぁぅ…
大き、よぅ。
中に、はいって…
あぁあん、やぁん!!
ル、ルイ!?
ゆっくりだと…
んぁあ、ふぁぁん!?
あぁ、もぅ…」
ルイのが、ゆっくりとだった。
先端から徐々に私の中へ。
入ってくるのを。
敏感にと感じ取るばかり。
「くっ、ルカ。
中すら締め付けて…
こんなだと俺も…」
私の中へ、ルイのが。
まだ半分程の時だった。
一気にズグリと奥まで、挿入されて…
「あぁあぁん!?
奥に、あたっ…
んぁぁあ、ふあぁ!!
ル、ルイ?
ぁふく…
んぁあっ!!」
私の身体は勝手にルイのを。
ビクビクと中でも感じ取るばかりへ。
すぐルイも私の腰へ。
しっかりと両手で掴むと…
「もう俺はルカを。
少し激しくか?
充分、濡れてるが…
そんな犯したくなる程の姿と。
くっ、締め付けて俺を。
求めてる事すら伝わってくる。
だから…」
言ってから、すぐだった。
もうルイは腰を、私を、抑え付けてから…
激しく中へ、何度も出し入れを。
「ふぁぁあっ!!
んぁっ、く、あぁん!!
ル、ルイ…
あぁあ!?
やん、深ぃよ…
ああっ、待っ!!
中に擦れて!?
んぁぁ、ふぁぁうん!!
もう、あぁあ…
ル、ルイのがぁ!!
んぁぁぁ…
っあぁ!?」
そこで、更にルイは腰の手を。
私の背中へ。
回して動きすら止めないまま…
深くと私の中へ。
奥へと激しく突き上げてくる。
「あぁあっん!!
だ、だめぇ、ルイ…
あぁ、ふぁぁあぁ!!
そんなに…
深く…
んぁぁあっ!?
も、もぅ…」
私は快楽が強過ぎる中でも…
全く逃れられない。
もう何も考えられなくなる寸前…
またルイすら私へ。
「はぁ、ルカ…
もう俺には、ルカだけが。
くっ…
あぁ、このまま、ルカの中へ。」
言い終わると同時。
ルイは私の中へ。
一気に出したのも感じ取れた…
勢いも強くて思わず、私は仰反ると。
すぐルイも僅かに動いて抱き締めた。
もう私の身体はビクビクと痙攣ばかり。
更に何も考えられなかった。
しばらく、そのまま…
私も息だけを。
どうにか整えるのすら必死で…
ルイの息も荒かったけど、声だけを。
「はぁ、はぁ…
ルカ、必ず…
俺の正妃へ。
そして、俺の子を。
ずっと、俺だけのルカへ、だよ。
本当にルカだけ愛してる。」
その言葉も聞いてたけど…
息しか私には出来なかった。
それから腕も緩まると…
ルイが、ゆっくりと…
私の中から抜くのすら感じ取るばかり。
「っぁぅ、んっ…
ふぁっ…」
ゴポリと、私の中からと…
精液が溢れ出すのも判ってしまう。
でも…
「あぁ、ルカ…
もう俺が絶対、ルカを。
離さない、そして、離れない。
守るのも当然だが。
ルカだけしかなぁ?
俺は愛せないよ。」
どうにか息も整えながら私は…
僅かなに片手だけルイへ。
触れてから…
「私も、ルイ、だけ…」
もう私が眠くなる時。
ルイも軽く抱き寄せると…
「大丈夫だよ、ルカ?
判ってるのだからね。
俺が、必ず…
側に居る、安心しなさい。」
あぁ、ルイ…
私も、そうだよ?
ずっと同じなら…
そう思いながら私は寝てしまった。
**************************
一方、チアント国の地下。
属国になったばかりだからこそ…
厳重な監視はある中だが。
元々、貿易も盛んだった事。
同時に地下の複雑な鉱脈跡地も多い事。
その為、属国側は注意しながらもだった。
帝国配下に置かれた属国の要人達は集まって居た。
話し合う内容も、やはり『クリスタ妃』でもある。
そんな中でと、一人の男がだった。
体付きも大きく鍛えてるのが明らかに判る程。
だが、三白眼で赤茶の髪に赤茶色の瞳。
その目には怒りもあった。
だからこそ30人程度の要人達へ。
大きく怒鳴り付ける。
「そんな愚策は絶対、駄目だぁ!!
あの冷帝相手では見抜かれる以上!!
俺でも簡単に判る結果だぞ?
その策だけは絶対すんじゃねぇ!!
充分、既に見た筈!!
あんな酷過ぎる公開処刑もなぁ?
しかも属国全て、わざわざ!?
もう自分の命懸け程度じゃ…
済まねぇってのもだぁ!!」
怒鳴ってからも男は怒りを。
抑えられなかった。
全員、意味は判ってる中、また…
「馬鹿野郎がぁ!!
先走った馬鹿な策でとか?
そのせいで帝国貴族一派すら全員!!
生きたままの公開処刑へ。
例え帝国貴族でも首謀ですらねぇ!!
全く違うんだぞ?
女達は逃げる為、それぐらい…
一応、理由も判るがなぁ?
だったら、あの子供達は、どうなる!?
全く何も知らないのにかよ!!
全員、斬首されたのは…
俺達のせいでも、あるんだぞ!?
帝国民全てが、敵でもないぐれぇ。
この場に居る者達なら判ってるだろ?
そして、俺達の目的も忘れんな!!
冷帝の弱点になる者すらクリスタ妃だけ…
もう最大の謎だって事すらかぁ?
あのクリスタ妃は、本物じゃねぇって事を。
俺は充分、見て、判ってるからこそ…
あの冷帝になった瞬間だぁ!!
そして、クリスタ国の王族は…
生き残れた俺だけは知ってる。
王族は皆殺し!!
あのクリスタ妃は、クリスタ国の?
王族でもねぇ!!
何度でも俺は言える事だぁ!!」
怒りで叫ぶ様に言った男性へ。
年配の男性が難しい顔もしながら…
「私も今のクリスタ妃が、別人な事を。
充分、判ってる事だ、フィン?
年齢すら合わないだろう。
あの当時でも本当のクリスタ妃は15歳。
なぜ、今頃ようやく、16歳になると?
どう考えても本来のクリスタ妃ではない。
私からも言える事だ。」
フィンと呼ばれた男性がだった。
思い出す様に目も閉じて…
「あぁ、そうだ…
俺は当時17歳の近衛隊だった。
必死に当時の部隊長が、俺だけを。
どうにか生かしてくれた…
だが、あんなに優しかったクリスタ妃は…
15歳になったばかりだったんだぞ!?
俺と歳も近い、だからクリスタ妃は…
下っ端の兵だった俺にまで…
頑張ってと、いつも優しい言葉を。
そのクリスタ妃すら冷帝にかぁ!!
どうにか負傷した身体でもだ。
隊長含め探した…
そして俺が見つけたのは…」
フィンは目を開けた。
首も横に振り払う様子をしてから皆へ。
少し睨んで続ける。
「全員の最後、無残な姿だった!!
だからこそ…
本来の王族も生き残りすら居ない!!
そして、あの冷帝が?
偽装までした今のクリスタ妃だと?
もう簡単だろ!?
唯一の生き残りとして側へ…
あの冷帝が、置く為!!
クリスタ妃の肩書きの為のみ!!
本来の王族すら皆殺しへ。
そこまで冷帝は、今の!!
クリスタ妃は常に、だろ?
絶対に動く事で明確だ!!
その上で、最大の弱点と同じ事!!
今のクリスタ妃!!
だが、ずっと鍛え続けた俺でもか?
魔力も、頭脳も、まだ冷帝相手に直接じゃ…
勝てねぇとしても…
更に本来の王族だとしても復国の為。
愚策にクリスタ妃すら使わねぇ…
あの優しいクリスタ妃すら笑う筈ねぇんだよ。
それでも世界の全てが!?
帝国の独占状態でもある今を。
どうにか変えるしかねぇって事。
俺から祖国も、敬愛する方々、全てを。
奪った冷帝から逆に全てを。
奪い返して元の各国へ、元の世界へ。
俺たちが変える為のみ。
各国も国財すら帝国へ。
常に奪われ続けねぇ…
研究施設さえ奪えば、各国すら最新技術を。
クリスタ妃さえ奪えば、あの冷帝すら同じ。
絶対、反応どころでもねぇ筈。
俺の予感だと全てを、失うってなぁ?
何が属国だ、ふざけやがって…
従っててもクリスタ妃を、クリスタ国を。
結局は滅ぼす事も簡単にしやがる冷帝に?
常に都合良く使う為、常に利用だけか?
そんな帝国配下から絶対、変えてやる。」
また違う一人が怒りを、抑えた目で…
「フィン?
確かに、そうだがなぁ?
あの冷帝を、甘く見るな。
どうにか俺達も、今は集まれてるが。
次の場所、もうチアント国すら危険だぞ!?
俺は充分過ぎるぐらいにか?
あの冷帝に!!
祖国だけじゃない、一族全てを。
殺されてんだよ!!
属国だの、俺にとったら気休めだぞ?
滅びた俺のドラルーク国なら…
もう全ての仇!!
あの冷帝から全てを。
必ず奪うだけ…」
充分、フィンも判る。
だから冷静に考えながら…
改めて見るまでもない特徴的な黒髮と黒い瞳。
その目にある怒りは、尚更な事。
歳若い細身の男だが、頭脳では一番なのもある。
そして冷帝に滅ぼされた国の一つ。
唯一の生き残りを。
「済まない、判ってる、グリシャ。
チアント国も危ういからな。
動きに合わせて行動はする。
だが、近々、今のクリスタ妃だ。
なかなか出ない公式の場へ。
この機会も活かすべきだぞ?
簡単じゃないのも判ってるが。
それでも今は水面下、確実な策の為。
あの冷帝相手なら俺だけじゃねぇ…
グリシャも含め全員で策を。
僅かでも見つかれば…
あの冷帝は、グリシャと同じ事を。
国すら全て簡単に滅ぼすだけ…
だからこそ、安易に動けねぇってなぁ。
冷静な判断もしながらだろ?
次の連絡も、俺の鳩以外…
誰も絶対、信じるなよ?」
グリシャも一応、頷くが。
更に用心の為、フィンと暗号を。
変更してから皆と話し合いを。
それから皆もチアント国も出てから常に…
水面下で動くのだった。
**************************
一方、ルイ。
空中庭園後。
ルカの様子も含め常に対応して居たが。
やはり、ルカだけの為、行動すらだった。
一切、何も変わないまま…
もう身体すら含め愛してるだけでもない。
寧ろ更にと愛する感覚ばかり。
湧き上がるのみ。
勿論、通常業務すら熟す中。
すぐ察した。
書類も全部、宙に浮かせてた中の一枚を。
属国の動きにあった違和感を。
そのまま僅かに考える。
あの属国、監視でならば異常すらない。
だが、それでも鉱脈跡地の全て…
違うな、更にか。
貿易関係も止められないからこそ…
抜け道として使うと?
だとしたら近々、ルカの…
公式の場すら狙ったか!!
あのルカを?
また愚か者が!!
僅かな危険すら俺が、だぞ?
決して見逃す筈もない…
そして愛するルカへ。
絶対、俺が許さん!!
「チッ。
俺すら出したくない。
だが、婚礼前に最低一度だけ…」
苛立ちも高まる中、今日の直属側近へ。
「ザッカ、ロアナ、セス。
新たな指示だ。」
すぐ三人共、頭も下げたまま待機したが。
先に確認に為、俺も言う。
「属国にしたばかりのチアント国。
その内情は?」
「はい、陛下。
監視上、厳しく取り締まっております。
今のところ大きな問題もございません。
陛下の指示通りです。」
すぐザッカが答えた。
だとしたら…
これだけ属国の動きを。
誰か纏めた首謀者が?
だが、敢えてチアント国も選んだか。
ならば…
「ふむ、恐らく…
チアント国に反乱分子は隠れてる。
元々、チアント国は鉱脈も含め国益へ。
更に有効活用してた。
だが、使われてない鉱脈跡地。
古い上に地下ならば…
現状、使われてない。
地図も含め既にないだろう。
ならば、6日間、貿易も止めさせろ。」
側近三人共、僅かに驚いたが。
すぐ察した様に目を変えた。
またザッカだった。
「陛下、止めるのは問題ありません。
ですが、狙いを。
私達でも注意点を。」
俺も意味は判る。
目を閉じて考えてながら…
「貿易に偽装してる動き。
ならば、一時的に止められるとだ。
属国でも関与してた国には変化も出る。
恐らく、初日か?
貿易関係の国は混乱しても…
首謀側と関与してる国は察して騒がず。
初日から黙る筈。
騒ぎが収まる時期は、約4日程度。
5日目で属国の洗い出しを。
6日目で特定し、その属国へ。
俺が今から言う言葉…
『貿易許可も帝国証明なく不可』と。
そうすれば、再度チアント国へ。
逆に首謀者側は集めず、違う属国へ。
集める為、何かしら痕跡も残す筈。
その際に関与した属国でも、だろう。
更に動きも変える筈。」
言ってから目を開けると側近達も頷いた。
この動きは、またルカだ!!
帝国は取り締まりで動けない今…
だからこそ属国同士でか!!
だが、これだけの動きを。
もし一人が?
いや、数人は集まってか。
だから纏め上げ帝国へ。
しかも、今の時期にだと?
やはり、あのルカへ!?
完全に狙ってる筈。
怒りも湧き上がるが、冷静にと。
俺は再度、補足を。
「近々、やはり、ルカを。
つまり、クリスタ妃だろう?
露骨に狙った馬鹿より厄介になる前。
首謀者の位置は炙り出せ。
だが、深追いもするな。
更に厄介になり兼ねない者へ。」
すぐザッカだけ驚きながら…
「陛下。
まさか、それは…
属国より単独で、ですか?」
俺も冷静に考えてから…
冷笑しながら言う。
「恐らく、一人ではない。
今までの生き残りが居たのだろう。
そんな少数が纏めてる筈。
まぁ、見せしめにしか使えんが。
邪魔な者達だろう?
しかも、また俺の大切なルカを。
明らかに狙ってる動きだぞ?
そして、俺ならば見抜けるのにか?
余りに愚か過ぎる者達など不要。
だが、俺が皇帝になってから変えてない事。
真っ先にルカの事を。
もう一つは優秀で、俺や帝国の有益な者へ。
全て同等の対価も出してる事だ。
そんな事すら判らない愚か者達か?」
すぐ側近三人共、意味も判った様に…
頷くと、ザッカだけ…
「はい、陛下。
私達も充分、判ってる事です。
公式の場は日もありますが。
首謀者側の次を。
確認させて下さい。」
意味に気付いて俺も僅かに考える。
首謀者側の意図も判って尚更だった。
普段通りに冷笑する。
「なるほど。
公開処刑が余程、気に入らなかったか。
あの程度、まだ楽だが、判らないと?
やはり、甘かった様子だなぁ。
公式の場で言う予定だったが。
属国全てにだ。
既に俺が決定事項としてか?
現在の『ルカ・ミラ・クリスタ』妃を。
俺の皇妃でもある。
今後は『ルカ・スティア・アルデバード』へ。
婚礼の時、変更決定済みだとなぁ。
その皇妃も他国が狙うならば、俺が。
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但し、あくまで警告のみ。
属国の繋がりすら調べられるからな?」
側近三人共、意味に気付いた様だった。
僅かに驚いたが…
すぐ頷くと、三人共、頭も下げたまま…
「はい、陛下。
これ程、判り易い警告を。
理解すら出来ない属国ならば…
全て帝国の為、開発地区へ。
また、今回は警告のみ。
属国の繋がりに関して調査します。」
またザッカも言うが。
まさに、その通りでもある。
いざとなれば帝国民で貿易すら簡単。
一応、属国として残してるだけの事。
帝国の技術力は圧倒的な上…
常に開発すら止めてないのが現状。
ふと、俺は最近の事も思い出した。
だから補足として直属側近へ。
「ふむ、恐らく…
またクリスタ国も関与してる筈。
警告内容と同時にクリスタ国へ。
今からの言葉も伝えろ?」
今度は側近三人共が反応した。
頷くのみだが、俺は冷笑しながら続ける。
「そうだなぁ…
ここまでの愚か者でも判るとしたらか?
既に皇妃として決まってる。
ルカに関しては…
もう『ルカ・スティア・アルデバード』皇妃だ。
だからこそ、俺から最大の警告として伝えろ?
『クリスタの名すら全て消すだけ』と。
そんな国の記録すら俺が、全て消そう。
俺の大切なルカにも、今後か?
既に不要な国でしかないぞ?」
側近三人共、意味に判った様子でだった。
僅かに驚いたが、すぐ頭も下げて動き出した。
そんな様子も見ながら俺すら思う。
元々、所詮、肩書きに使った程度。
属国にして長いにも関わらず…
未だ愚かにも、更にルカを!?
俺からしたら最初から不要な国だぞ?
もう首謀者側すら動けないだろう?
そして属国対策もしながら…
ルイからすれば、ルカの公式の場の時を。
やはり考えるのは、ルカのみだった…
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