変態天才αに掴まったチョロβの話

プロポーズーΩ疑似薬ー徹ーアンケート

プロポーズーの別ルート。
『プロポーズー翔ーヤンデレメンヘラ注意』の次の話になります。

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『貴方は小早川さんに、何を与えられるの？貴方のお給料では住めないような所に住んで、貴方のお給料では買えないような服を着て？』

その通りだ。
働いてはいるけれど、今の状態がヒモとどう違うのだろう

翔の家に住んでいて家賃はかかっていない。
二人で出かける時のデート代はすべて翔持ちだ。徹が来ているものは全てかけるが選んでプレゼントしてくれたものだ。医食住、全てを翔が出してくれている。

『小学生の彼を夢中にさせたその体？当時の貴方の具合は良かったかもしれないけど、40じゃねぇ？』

そうだ。自分ももう35だ。
性欲だって衰え始めている。
それにたいして、翔はまだ２０代。しかもαだから、性欲オバケ。

会社もあるし、こっちの性欲も薄れてきたのもあってアイツの求めを断る事もある。彼氏とヤッて翌日会社に行けないとか、社会人としてありえんし。

Ωだったら、違うんだろうな。αを受け入れても翌日動けるのだろう。
それと………
年齢と共に、感度が下がってきた気がする。
βである自分がこの先も翔を満足させることができるのだろうか。

……だから、Ωを得られなかったαはα同士で婚姻するんだろうな。
性欲度合いが合致しているのは夫婦生活において重要だから。

ため息を着いた。

そろそろこの先の事も考えなければいけない。
幸い貯金だけはたっぷりある。
αは番を養いたいものだ。
医食住、全てを翔が出してくれているから徹の収入はほぼ貯金になる。貯蓄率は平均80％でしかも翔が運用なんかしてくれているから安月給なのに35歳にして5000万もの資産になっている

家でも買おうかなぁ
翔と別れたら、多分自分は一生独身だ。
今更女性を抱けるとも思えないし、老後対策をしておかねば。