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25:おかえり
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カールが出航して、1ヶ月半が経とうとしている。カールはまだ帰ってきていない。遅くなるかもしれないと言っていたが、半月遅れは流石に少し遅すぎる。海軍の中でも、何かあったのかもしれないとざわついている。
セガールはなんだか嫌な予感がし始めていた。カールは、波が荒れやすく、風が難しい航路を行くと言っていた。しれっと昔馴染みの船乗りをしている隊長に今回のカールが行く航路を聞き出せば、確かに難しい航路だった。それにしても、遅すぎる。何かあったとしか思えない。
セガールは胸がざわつくのを感じながら、カールの帰りを待っているシェリーを慰める日々を送っていた。
予定よりも20日ちょい遅れで、カールの乗った船が帰港した。
船体がかなり破損しており、怪我人が多数いるという噂が、海軍内にあっという間に広がった。
昔馴染みの船乗りをしている隊長が、わざわざセガールにカールの事を教えに来てくれた。カールは負傷して、軍病院へ搬送されたらしい。
セガールはそれを聞いた途端、いてもたってもいられなくなって、仕事を早退して、軍病院へと走った。
軍病院の受付で病室を聞き、急いで病室に向かえば、カールがベッドに横たわっていた。カールは、顔の左半分が包帯で覆われており、布団から出ている右腕にも添え木をして包帯が巻かれていた。
セガールは荒い息を整えてから、静かにカールの名前を呼んだ。
「カール」
カールが右目を開け、目だけでセガールを見て、苦笑するように口元を歪めた。
「ヘマやらかしました」
「何があった」
「帰りに、海賊の奇襲にあいまして。なんとか返り討ちにしたんですけど、船体を結構派手にやられたので、戻りが遅くなりました」
「そうか。……怪我の具合は」
「顔を派手に切られたんですけど、目は無事です。右手もキレイにバッキリ折れてるんで、治るのにそう時間はかからないそうです。……部下を3人も海に還らせました」
「……そうか」
「船が直らないと航海に出れませんし、俺も怪我が治らないと訓練もできないので、暫くは休みです。その間に、遺族に遺品を渡しに行ってきます」
「あぁ……カール」
「はい」
「俺も何度も部下を見送った。先輩や同期の奴もな。悔しくても、悲しくても、前を向け。それが死んでいった者達への礼儀であり、生きている者の義務だ」
「…………はい」
カールの右目から、ポロッと涙が零れ落ちた。
「リンダは最近結婚したばかりでした。ブルックはまだ小さい子供が2人いて、オーガストは春に結婚する予定でした」
「そうか」
「3人とも、真面目で気のいい奴らでした」
「あぁ」
「俺がもっとしっかりしていれば、死なせずにすんだのかもしれません」
「カール。そう思うのは自然なことだ。俺も部下が死ぬ度にそう思って後悔していた。だが、部下が死んだのはお前だけのせいじゃない。あまり自分を責めてやるな」
「…………はい」
「遺族への連絡と遺品を渡すのはお前1人で行って来い。それが隊長としての務めだ」
「はい」
「……だが、共同墓地へは一緒に行こう。そいつらが好きだった酒でも持って」
「…………ありがとうございます……」
セガールは、下唇を強く噛み締めて涙を溢しているカールの頭をやんわりと撫でた。隊長として船に乗っている時、セガールも何人も大事な部下を死なせた。その度に自分を責めていた。今のカールの気持ちは、痛い程よく分かる。
「カール」
「……はい」
「おかえり」
「……ただいまです」
カールが泣きながら、不細工な顔で笑った。セガールはカールが泣き止むのを静かに見守って、カールの涙と鼻水をハンカチで拭いてやってから、『また来る』と言って、カールがいる病室を出た。
セガールはギリッと歯を食いしばった。カールが生きていてくれて本当によかった。それでも、カールは身体も、何より心が傷ついている。何故だが、その事が妙にセガールの心をざわつかせる。
自分でもよく分からない感情が、胸の中を渦巻いている。
セガールは溜め息を一つ吐いて、前を向いた。とりあえず家に帰って、シェリーにカールの帰還を教えてやらねば。おそらく入院は3日程だろうから、カールの退院の日には、一緒に迎えに行きたい。
セガールにとっても、シェリーにとっても、カールはもう家族のようなものだ。一緒に暮らした期間は短いが、それでも、セガール父娘の中には、もうとっくにカールがいて、それが当たり前のようになっている。
セガールはシェリーにどう伝えようかと考えながら、足早に丘の上の家へと帰った。
------
カールの退院の日。
セガールは休みを取って、シェリーと共に軍病院に向かった。
カールは顔の包帯も取れておらず、折れた右腕を布で吊っていたが、シェリーの顔を見ると、笑みを浮かべた。
「ただいま。シェリー」
「~~~~っ、おかえり!!」
シェリーが泣きそうに顔を歪めて、カールに抱きついた。カールが小さく笑って、左手でシェリーを抱きとめ、シェリーの背中を擦った。
「顔の包帯はあと数日で取れるし、腕の骨折も3ヶ月もあれば治るって」
「……うん」
「プレゼント買いそびれちゃったよ。ごめんな」
「いい。カールが帰ってきてくれたから、それでいい」
「そっかー。ありがとな」
「カール」
「ん?」
「おかえり」
「ただいま」
カールに抱きついているシェリーが、すんと小さく鼻を鳴らした。
シェリーと2人でカールの荷物を手早くまとめ、カールの鞄を持って、病室を出る。
「カール」
「はい」
「まずは俺達の家に帰るぞ」
「はいっ!」
カールが嬉しそうに右目を細めて、小さく笑った。
シェリーがカールの左手を握り、歩きだしたので、セガールはカールの鞄を持って、カールの右側を歩き始めた。
「明日は毛蟹祭りするから。いっぱい買って冷凍してあるの」
「おっ!いいねー。蟹大好き」
「お前と飲もうと思って、何本か上物のブランデーを買ったんだが、怪我が治ってからだな」
「マジですか。顔の包帯が取れたら飲んでもよくないですか?」
「腕も完治してからだ」
「えー。じゃあ、完治祝いまで我慢します。暫くは休みなんで、その間にシェリーの誕生日パーティーしましょうよ」
「あぁ。『至福亭』に行こう。予約しておく」
「お。また夜のお出かけですか?」
「そうよ。夜の散歩も楽しいもの」
「ははっ!確かに。今の時期は星がキレイに見えるからなぁ」
「リールから面白い本を教えてもらったの。一緒に読みましょうよ」
「いいね。暫くは日課の筋トレも禁止されてるから、読書三昧しようかな」
数日前の凹んだ様子と違って、今日のカールはいつも通りだ。空元気なのだろう。空元気でも、元気は元気だ。
少しずつ、身体の傷と共に、心の傷も癒やしたらいい。
買って冷凍しておいた毛蟹は、解凍しなければいけないので明日になるが、今夜はカールが食べたいものを作ろう。
「カール。昼飯と晩飯は何がいい?」
「肉がいいです!」
「ステーキ!!」
「いいねぇ!ステーキ食いたいです」
「いいぞ。肉を買って帰ろう。昼飯は鶏肉でも揚げて、夜はステーキにするか」
「やった!どっちも酒が欲しいですねー」
「お酒は治るまで禁止!」
「はぁい」
「カールに話したいことがいっぱいあるの」
「うん。のんびりお喋りしようか」
「俺も結構ある」
「おや。酒のお供はできませんので、珈琲飲みながらお喋りしましょうよ」
「あぁ」
3人で喋りながら、丘の上の家へと帰った。
カールの服を洗濯してやろうと、鞄から航海中に着ていた服を取り出せば、血の染みがついた破れた軍服も出てきた。これはもう着れないだろう。申請して、新しい軍服を支給してもらうしかない。
セガールはそれを脇に置いて、無事なシャツや下着などを魔導洗濯機に放り込んだ。
カールは利き手の右腕が折れているから、治るまでは難儀だろう。
いっそ一緒に風呂に入って、頭を洗ってやるかと思いついた。どうせ男同士だ。お互いに見られて困るものでもない。
セガールは今日からカールと一緒に風呂に入ると決めた。
食事なども、シェリーと協力して、カールの手助けをしてやろう。少しでもカールが居心地良く過ごせるようにしてやらねば。
魔導洗濯機が動き出すのを確認してから、もう着れない軍服をまとめて、セガールは脱衣場を出た。
セガールはなんだか嫌な予感がし始めていた。カールは、波が荒れやすく、風が難しい航路を行くと言っていた。しれっと昔馴染みの船乗りをしている隊長に今回のカールが行く航路を聞き出せば、確かに難しい航路だった。それにしても、遅すぎる。何かあったとしか思えない。
セガールは胸がざわつくのを感じながら、カールの帰りを待っているシェリーを慰める日々を送っていた。
予定よりも20日ちょい遅れで、カールの乗った船が帰港した。
船体がかなり破損しており、怪我人が多数いるという噂が、海軍内にあっという間に広がった。
昔馴染みの船乗りをしている隊長が、わざわざセガールにカールの事を教えに来てくれた。カールは負傷して、軍病院へ搬送されたらしい。
セガールはそれを聞いた途端、いてもたってもいられなくなって、仕事を早退して、軍病院へと走った。
軍病院の受付で病室を聞き、急いで病室に向かえば、カールがベッドに横たわっていた。カールは、顔の左半分が包帯で覆われており、布団から出ている右腕にも添え木をして包帯が巻かれていた。
セガールは荒い息を整えてから、静かにカールの名前を呼んだ。
「カール」
カールが右目を開け、目だけでセガールを見て、苦笑するように口元を歪めた。
「ヘマやらかしました」
「何があった」
「帰りに、海賊の奇襲にあいまして。なんとか返り討ちにしたんですけど、船体を結構派手にやられたので、戻りが遅くなりました」
「そうか。……怪我の具合は」
「顔を派手に切られたんですけど、目は無事です。右手もキレイにバッキリ折れてるんで、治るのにそう時間はかからないそうです。……部下を3人も海に還らせました」
「……そうか」
「船が直らないと航海に出れませんし、俺も怪我が治らないと訓練もできないので、暫くは休みです。その間に、遺族に遺品を渡しに行ってきます」
「あぁ……カール」
「はい」
「俺も何度も部下を見送った。先輩や同期の奴もな。悔しくても、悲しくても、前を向け。それが死んでいった者達への礼儀であり、生きている者の義務だ」
「…………はい」
カールの右目から、ポロッと涙が零れ落ちた。
「リンダは最近結婚したばかりでした。ブルックはまだ小さい子供が2人いて、オーガストは春に結婚する予定でした」
「そうか」
「3人とも、真面目で気のいい奴らでした」
「あぁ」
「俺がもっとしっかりしていれば、死なせずにすんだのかもしれません」
「カール。そう思うのは自然なことだ。俺も部下が死ぬ度にそう思って後悔していた。だが、部下が死んだのはお前だけのせいじゃない。あまり自分を責めてやるな」
「…………はい」
「遺族への連絡と遺品を渡すのはお前1人で行って来い。それが隊長としての務めだ」
「はい」
「……だが、共同墓地へは一緒に行こう。そいつらが好きだった酒でも持って」
「…………ありがとうございます……」
セガールは、下唇を強く噛み締めて涙を溢しているカールの頭をやんわりと撫でた。隊長として船に乗っている時、セガールも何人も大事な部下を死なせた。その度に自分を責めていた。今のカールの気持ちは、痛い程よく分かる。
「カール」
「……はい」
「おかえり」
「……ただいまです」
カールが泣きながら、不細工な顔で笑った。セガールはカールが泣き止むのを静かに見守って、カールの涙と鼻水をハンカチで拭いてやってから、『また来る』と言って、カールがいる病室を出た。
セガールはギリッと歯を食いしばった。カールが生きていてくれて本当によかった。それでも、カールは身体も、何より心が傷ついている。何故だが、その事が妙にセガールの心をざわつかせる。
自分でもよく分からない感情が、胸の中を渦巻いている。
セガールは溜め息を一つ吐いて、前を向いた。とりあえず家に帰って、シェリーにカールの帰還を教えてやらねば。おそらく入院は3日程だろうから、カールの退院の日には、一緒に迎えに行きたい。
セガールにとっても、シェリーにとっても、カールはもう家族のようなものだ。一緒に暮らした期間は短いが、それでも、セガール父娘の中には、もうとっくにカールがいて、それが当たり前のようになっている。
セガールはシェリーにどう伝えようかと考えながら、足早に丘の上の家へと帰った。
------
カールの退院の日。
セガールは休みを取って、シェリーと共に軍病院に向かった。
カールは顔の包帯も取れておらず、折れた右腕を布で吊っていたが、シェリーの顔を見ると、笑みを浮かべた。
「ただいま。シェリー」
「~~~~っ、おかえり!!」
シェリーが泣きそうに顔を歪めて、カールに抱きついた。カールが小さく笑って、左手でシェリーを抱きとめ、シェリーの背中を擦った。
「顔の包帯はあと数日で取れるし、腕の骨折も3ヶ月もあれば治るって」
「……うん」
「プレゼント買いそびれちゃったよ。ごめんな」
「いい。カールが帰ってきてくれたから、それでいい」
「そっかー。ありがとな」
「カール」
「ん?」
「おかえり」
「ただいま」
カールに抱きついているシェリーが、すんと小さく鼻を鳴らした。
シェリーと2人でカールの荷物を手早くまとめ、カールの鞄を持って、病室を出る。
「カール」
「はい」
「まずは俺達の家に帰るぞ」
「はいっ!」
カールが嬉しそうに右目を細めて、小さく笑った。
シェリーがカールの左手を握り、歩きだしたので、セガールはカールの鞄を持って、カールの右側を歩き始めた。
「明日は毛蟹祭りするから。いっぱい買って冷凍してあるの」
「おっ!いいねー。蟹大好き」
「お前と飲もうと思って、何本か上物のブランデーを買ったんだが、怪我が治ってからだな」
「マジですか。顔の包帯が取れたら飲んでもよくないですか?」
「腕も完治してからだ」
「えー。じゃあ、完治祝いまで我慢します。暫くは休みなんで、その間にシェリーの誕生日パーティーしましょうよ」
「あぁ。『至福亭』に行こう。予約しておく」
「お。また夜のお出かけですか?」
「そうよ。夜の散歩も楽しいもの」
「ははっ!確かに。今の時期は星がキレイに見えるからなぁ」
「リールから面白い本を教えてもらったの。一緒に読みましょうよ」
「いいね。暫くは日課の筋トレも禁止されてるから、読書三昧しようかな」
数日前の凹んだ様子と違って、今日のカールはいつも通りだ。空元気なのだろう。空元気でも、元気は元気だ。
少しずつ、身体の傷と共に、心の傷も癒やしたらいい。
買って冷凍しておいた毛蟹は、解凍しなければいけないので明日になるが、今夜はカールが食べたいものを作ろう。
「カール。昼飯と晩飯は何がいい?」
「肉がいいです!」
「ステーキ!!」
「いいねぇ!ステーキ食いたいです」
「いいぞ。肉を買って帰ろう。昼飯は鶏肉でも揚げて、夜はステーキにするか」
「やった!どっちも酒が欲しいですねー」
「お酒は治るまで禁止!」
「はぁい」
「カールに話したいことがいっぱいあるの」
「うん。のんびりお喋りしようか」
「俺も結構ある」
「おや。酒のお供はできませんので、珈琲飲みながらお喋りしましょうよ」
「あぁ」
3人で喋りながら、丘の上の家へと帰った。
カールの服を洗濯してやろうと、鞄から航海中に着ていた服を取り出せば、血の染みがついた破れた軍服も出てきた。これはもう着れないだろう。申請して、新しい軍服を支給してもらうしかない。
セガールはそれを脇に置いて、無事なシャツや下着などを魔導洗濯機に放り込んだ。
カールは利き手の右腕が折れているから、治るまでは難儀だろう。
いっそ一緒に風呂に入って、頭を洗ってやるかと思いついた。どうせ男同士だ。お互いに見られて困るものでもない。
セガールは今日からカールと一緒に風呂に入ると決めた。
食事なども、シェリーと協力して、カールの手助けをしてやろう。少しでもカールが居心地良く過ごせるようにしてやらねば。
魔導洗濯機が動き出すのを確認してから、もう着れない軍服をまとめて、セガールは脱衣場を出た。
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