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23:酔っ払いが2人
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朝日が昇り、すっかりカーテンの向こうが明るくなっても、カールはセガールと一緒に酒を飲んでいた。シェリーがいる時には絶対にできない下ネタ話などもしつつ、楽しく酒を飲んでいる。
カールが花街でのしょうもない失敗話を披露して、2人で酒が入ったグラスを片手にゲラゲラ笑っていると、シェリーが居間にやって来た。
「くっっさ!!!!」
「あ、シェリー。おはよー」
「おはよう。シェリー。今日は早いな」
「新年の朝くらい早起きするわよ。くっさい。もう本当に酒臭い。くっさ!くっさ!!」
「あははははっ!ひでぇ!!」
「うわ……カールがちょー酔ってるし」
「シェリー。シェリー。お膝においで。絵本を読んでやろう」
「うわ……パパも酔ってるし。もう!!駄目大人め!とりあえず窓開けるわよ!酒臭すぎて本当ヤバい!ていうか、何で2人ともパンツいっちょなのよー!!馬鹿なの!?」
「だって暑いじゃん」
「なぁ」
カールとセガールは、今はお互いにパンツ一枚の姿である。途中から暑くなってきたので、パジャマを脱いだ。
「しんっじられない!この酔っ払い共ーー!!」
シェリーがぷりぷりしながら、居間のカーテンを開け、窓を全開にした。途端に、冷たい風が居間に入ってくる。
「さっむ!シェリー!窓閉めて!」
「嫌よ。ほんと、くっさいんだからね。この部屋。くっさ!」
「ひでぇ!!」
「はーい。酔っ払いのおっさん達。今すぐ外を走ってきて。今すぐ!酔いを覚してきて!そんでシャワーを浴びて匂いをとって!本当にくっさいんだから!!」
「「はぁーい」」
シェリーの剣幕に、カールとセガールは大人しく、すごすごと玄関に向かった。パンツ一枚の姿で。
外に出ると、冷たい空気に包まれるが、酒精で火照った身体には、逆に気持ちがいい気がする。
カールはセガールと並んで、セガールの速さに合わせて家の周りを走り始めた。
「これ、誰かに見られたら通報案件じゃないですか?」
「ヤバイな。面白過ぎる」
「一生もんのネタができちゃいますね」
「いっそ街まで走るか」
「いいっすねー!行っちゃいます?」
カールとセガールが顔を見合わせて、にんまり笑い、街の方向へと方向転換したタイミングで、シェリーが玄関から出てきた。
「どこに行く気よ!酔っ払いどもー!!」
「「街?」」
「お馬鹿ぁ!!もう!酔っ払い面倒くさい!!走るのはもういいから、冷たいシャワー浴びてきて!」
「寒いじゃん」
「パンツいっちょで平気な顔してる癖に」
「俺は今開放感で溢れている」
「パパがヤバいこと言い出した」
「いっそパンツも脱ぎます?」
「そうだな」
「『そうだな』じゃないわよ!こんのぉ!!お馬鹿!酔っ払い!駄目駄目おっさん!!」
「「ひでぇ」」
カールはセガールと一緒にゲラゲラ笑った。楽しくて楽しくて仕方がない。
パジャマ姿のシェリーが走ってきて、カールとセガールの尻に蹴りを入れた。それから背中を押されて、家の中に入り、2人まとめて風呂場に押し込まれた。
「シャワー浴びて、酔いを覚して、お酒の匂いを落としてから出てきなさいっ!!本っ当に2人ともくっさい!!」
シェリーがバァンッと勢いよく風呂場と脱衣場の間の引き戸を閉めた。
カールはセガールと顔を見合わせて、同時に吹き出した。
「やべぇっすね。シェリーがお怒りですよ」
「流石に飲み過ぎたか?」
「とりあえずシャワー浴びます?」
「そうだな。冷たいのでいいだろ」
「そうですね。着替えないから、フリチンで部屋に戻りますか」
「そうするか」
カールはその場でパンツを脱いだ。セガールもパンツを脱いだ。ちなみに、2人ともトランクスタイプのパンツを愛用している。カールは明るい色合いのパンツが好きで、セガールは基本的に白か黒のパンツしか穿かないので、間違えることはない。
2人で全裸のまま、冷たいシャワーを交代で浴びる。
カールはわしゃわしゃとシャンプーで頭を洗いながら、何気なくセガールの足元を見た。右足の膝の下は、金属製の義足をつけている。
「セガールさん」
「ん?」
「義足つけたままシャワー浴びて大丈夫なんですか?」
「あぁ。これは魔術を使って加工してある特殊な金属で出来てるから、シャワーくらいなら問題ない。湯船に浸かる時は外すがな。取り外しもつけるのも楽なんだ。切断面はとっくの昔に肉や皮膚で覆われてるから、そこもちゃんと洗わないといけないからな」
セガールもわしゃわしゃとシャンプーで頭を洗いながら答えてくれた。
「身体も洗っときます?」
「そうだな。歯磨きもすれば、それなりに酒の匂いが落ちるだろ」
「これで俺達が風邪ひいたら、シェリーに看病してもらいましょうよ」
「この程度で風邪をひく程やわな鍛え方してないだろ」
「まぁ、そうですね」
カールは頭がシャンプーでもこもこ泡だらけのまま、身体を洗う用のタオルに石鹸を擦りつけ、もこもこに泡立ててから、身体を洗い始めた。
すぐ隣でセガールも同じ様に身体を洗ってる。
「風呂から出たら、まずは居間の片付けですね」
「あぁ。シェリーがご立腹だからな」
「終わったら新年パーティーですね。酒もまだ残ってますし」
「新年の祝い菓子が楽しみだな」
「ふふーっ。シェリーと2人で頑張りましたからね!美味しく出来てると思いますよ」
セガールが先に全身の泡を冷たいシャワーの水で洗い流したので、カールも頭から水を浴びて、身体中の泡を洗い流した。
シャワーを止め、2人で脱衣場に出て、タオルで身体を拭く。セガールが立ったまま器用に義足を外して、右足の丸くなっている切断面と義足の結合部や義足全体を拭いた。
「片足立ちでやるのキツくないですか?」
「このくらいなら別に。お前も普通に片足立ちをそこそこの時間キープできるだろ」
「普通にできますね。一応鍛えますんで」
「筋トレを継続していてよかったよ。そうじゃなきゃ、いちいち椅子か何かが必要になって、面倒だ。場所塞ぎになるし」
「そういうもんですか」
「あぁ。よし。じゃあ、シェリーに見られないように急いで部屋に行くぞ」
「そうですね。流石に年頃の女の子にフリチン見られるのはマズいです」
「俺も気まずいな。6歳くらいまでは一緒に風呂に入ってたが、もうすぐ11歳だからなぁ。多分嫌な顔をされる」
「では、フリチンで走っていきましょう」
「あぁ」
セガールがキレイに拭いた義足を右足につけたので、2人並んで歯磨きをしてから、カールは脱衣場から顔だけを出し、近くにシェリーがいないことを確認して、2階の自室に向けて、静かにフリチンのまま走り出した。
なんとかシェリーにフリチン姿を見られずに部屋に入れたので、急いで衣装箪笥からパンツと服を取り出して、着る。
濡れたままの前髪を適当に後ろに撫でつけると、カールは階下の居間へと向かった。
居間では、シェリーが空になった酒瓶を片付け始めてくれていた。
「お。ありがと。シェリー」
「匂いチェック!!……よし」
「ちゃんとシャンプーもしたし、身体も洗ったし、歯磨きもしたもん」
「あ、パパも来た。パパ。匂いチェック……よし」
「ははっ。改めて、新年おめでとう。シェリー」
「おめでとう。パパ。カール」
「新年おめでとう。ここを片付けたら、朝飯がてら新年パーティーだぜ」
「うん!お酒はもう駄目だから」
「「えっ」」
「2人とも飲み過ぎですー。飲むなら珈琲飲んでちょうだい」
「えー。いいじゃーん。折角の新年パーティーよ?」
「少しだけだから」
「駄目。酔っ払い面倒くさいもん。酒臭いし。爽やかとは程遠い新年のスタートになったじゃない」
「あ、はい」
「すまん」
「お腹空いたから、早く片付けましょ」
「はーい」
「俺は先に朝飯を作り始めておこうか。片付けは2人でも大丈夫だろう?」
「うん。うんと豪華な朝ご飯にして」
「ははっ。了解」
セガールが楽しそうに笑って、シェリーの頭をやんわりと撫でた。
台所へ向かうセガールを見送ってから、カールはシェリーと散らかった居間を片付けた。
片付けが終わったら、3人お揃いのカモメのエプロンを着けて、セガールの手伝いをしに行く。3人でわいわいお喋りしながら、いつもよりも豪華な朝食を作った。
シェリーと一緒に作った新年の祝い菓子は、若干、アイシングで描いた表面の模様が不格好だが、味は美味しくて、セガールがとても嬉しそうに食べて、カールとシェリーを褒めてくれた。
カールはシェリーと手を打ち合わせて、ニッと笑った。
新しい年は、賑やかに楽しく始まった。
カールが花街でのしょうもない失敗話を披露して、2人で酒が入ったグラスを片手にゲラゲラ笑っていると、シェリーが居間にやって来た。
「くっっさ!!!!」
「あ、シェリー。おはよー」
「おはよう。シェリー。今日は早いな」
「新年の朝くらい早起きするわよ。くっさい。もう本当に酒臭い。くっさ!くっさ!!」
「あははははっ!ひでぇ!!」
「うわ……カールがちょー酔ってるし」
「シェリー。シェリー。お膝においで。絵本を読んでやろう」
「うわ……パパも酔ってるし。もう!!駄目大人め!とりあえず窓開けるわよ!酒臭すぎて本当ヤバい!ていうか、何で2人ともパンツいっちょなのよー!!馬鹿なの!?」
「だって暑いじゃん」
「なぁ」
カールとセガールは、今はお互いにパンツ一枚の姿である。途中から暑くなってきたので、パジャマを脱いだ。
「しんっじられない!この酔っ払い共ーー!!」
シェリーがぷりぷりしながら、居間のカーテンを開け、窓を全開にした。途端に、冷たい風が居間に入ってくる。
「さっむ!シェリー!窓閉めて!」
「嫌よ。ほんと、くっさいんだからね。この部屋。くっさ!」
「ひでぇ!!」
「はーい。酔っ払いのおっさん達。今すぐ外を走ってきて。今すぐ!酔いを覚してきて!そんでシャワーを浴びて匂いをとって!本当にくっさいんだから!!」
「「はぁーい」」
シェリーの剣幕に、カールとセガールは大人しく、すごすごと玄関に向かった。パンツ一枚の姿で。
外に出ると、冷たい空気に包まれるが、酒精で火照った身体には、逆に気持ちがいい気がする。
カールはセガールと並んで、セガールの速さに合わせて家の周りを走り始めた。
「これ、誰かに見られたら通報案件じゃないですか?」
「ヤバイな。面白過ぎる」
「一生もんのネタができちゃいますね」
「いっそ街まで走るか」
「いいっすねー!行っちゃいます?」
カールとセガールが顔を見合わせて、にんまり笑い、街の方向へと方向転換したタイミングで、シェリーが玄関から出てきた。
「どこに行く気よ!酔っ払いどもー!!」
「「街?」」
「お馬鹿ぁ!!もう!酔っ払い面倒くさい!!走るのはもういいから、冷たいシャワー浴びてきて!」
「寒いじゃん」
「パンツいっちょで平気な顔してる癖に」
「俺は今開放感で溢れている」
「パパがヤバいこと言い出した」
「いっそパンツも脱ぎます?」
「そうだな」
「『そうだな』じゃないわよ!こんのぉ!!お馬鹿!酔っ払い!駄目駄目おっさん!!」
「「ひでぇ」」
カールはセガールと一緒にゲラゲラ笑った。楽しくて楽しくて仕方がない。
パジャマ姿のシェリーが走ってきて、カールとセガールの尻に蹴りを入れた。それから背中を押されて、家の中に入り、2人まとめて風呂場に押し込まれた。
「シャワー浴びて、酔いを覚して、お酒の匂いを落としてから出てきなさいっ!!本っ当に2人ともくっさい!!」
シェリーがバァンッと勢いよく風呂場と脱衣場の間の引き戸を閉めた。
カールはセガールと顔を見合わせて、同時に吹き出した。
「やべぇっすね。シェリーがお怒りですよ」
「流石に飲み過ぎたか?」
「とりあえずシャワー浴びます?」
「そうだな。冷たいのでいいだろ」
「そうですね。着替えないから、フリチンで部屋に戻りますか」
「そうするか」
カールはその場でパンツを脱いだ。セガールもパンツを脱いだ。ちなみに、2人ともトランクスタイプのパンツを愛用している。カールは明るい色合いのパンツが好きで、セガールは基本的に白か黒のパンツしか穿かないので、間違えることはない。
2人で全裸のまま、冷たいシャワーを交代で浴びる。
カールはわしゃわしゃとシャンプーで頭を洗いながら、何気なくセガールの足元を見た。右足の膝の下は、金属製の義足をつけている。
「セガールさん」
「ん?」
「義足つけたままシャワー浴びて大丈夫なんですか?」
「あぁ。これは魔術を使って加工してある特殊な金属で出来てるから、シャワーくらいなら問題ない。湯船に浸かる時は外すがな。取り外しもつけるのも楽なんだ。切断面はとっくの昔に肉や皮膚で覆われてるから、そこもちゃんと洗わないといけないからな」
セガールもわしゃわしゃとシャンプーで頭を洗いながら答えてくれた。
「身体も洗っときます?」
「そうだな。歯磨きもすれば、それなりに酒の匂いが落ちるだろ」
「これで俺達が風邪ひいたら、シェリーに看病してもらいましょうよ」
「この程度で風邪をひく程やわな鍛え方してないだろ」
「まぁ、そうですね」
カールは頭がシャンプーでもこもこ泡だらけのまま、身体を洗う用のタオルに石鹸を擦りつけ、もこもこに泡立ててから、身体を洗い始めた。
すぐ隣でセガールも同じ様に身体を洗ってる。
「風呂から出たら、まずは居間の片付けですね」
「あぁ。シェリーがご立腹だからな」
「終わったら新年パーティーですね。酒もまだ残ってますし」
「新年の祝い菓子が楽しみだな」
「ふふーっ。シェリーと2人で頑張りましたからね!美味しく出来てると思いますよ」
セガールが先に全身の泡を冷たいシャワーの水で洗い流したので、カールも頭から水を浴びて、身体中の泡を洗い流した。
シャワーを止め、2人で脱衣場に出て、タオルで身体を拭く。セガールが立ったまま器用に義足を外して、右足の丸くなっている切断面と義足の結合部や義足全体を拭いた。
「片足立ちでやるのキツくないですか?」
「このくらいなら別に。お前も普通に片足立ちをそこそこの時間キープできるだろ」
「普通にできますね。一応鍛えますんで」
「筋トレを継続していてよかったよ。そうじゃなきゃ、いちいち椅子か何かが必要になって、面倒だ。場所塞ぎになるし」
「そういうもんですか」
「あぁ。よし。じゃあ、シェリーに見られないように急いで部屋に行くぞ」
「そうですね。流石に年頃の女の子にフリチン見られるのはマズいです」
「俺も気まずいな。6歳くらいまでは一緒に風呂に入ってたが、もうすぐ11歳だからなぁ。多分嫌な顔をされる」
「では、フリチンで走っていきましょう」
「あぁ」
セガールがキレイに拭いた義足を右足につけたので、2人並んで歯磨きをしてから、カールは脱衣場から顔だけを出し、近くにシェリーがいないことを確認して、2階の自室に向けて、静かにフリチンのまま走り出した。
なんとかシェリーにフリチン姿を見られずに部屋に入れたので、急いで衣装箪笥からパンツと服を取り出して、着る。
濡れたままの前髪を適当に後ろに撫でつけると、カールは階下の居間へと向かった。
居間では、シェリーが空になった酒瓶を片付け始めてくれていた。
「お。ありがと。シェリー」
「匂いチェック!!……よし」
「ちゃんとシャンプーもしたし、身体も洗ったし、歯磨きもしたもん」
「あ、パパも来た。パパ。匂いチェック……よし」
「ははっ。改めて、新年おめでとう。シェリー」
「おめでとう。パパ。カール」
「新年おめでとう。ここを片付けたら、朝飯がてら新年パーティーだぜ」
「うん!お酒はもう駄目だから」
「「えっ」」
「2人とも飲み過ぎですー。飲むなら珈琲飲んでちょうだい」
「えー。いいじゃーん。折角の新年パーティーよ?」
「少しだけだから」
「駄目。酔っ払い面倒くさいもん。酒臭いし。爽やかとは程遠い新年のスタートになったじゃない」
「あ、はい」
「すまん」
「お腹空いたから、早く片付けましょ」
「はーい」
「俺は先に朝飯を作り始めておこうか。片付けは2人でも大丈夫だろう?」
「うん。うんと豪華な朝ご飯にして」
「ははっ。了解」
セガールが楽しそうに笑って、シェリーの頭をやんわりと撫でた。
台所へ向かうセガールを見送ってから、カールはシェリーと散らかった居間を片付けた。
片付けが終わったら、3人お揃いのカモメのエプロンを着けて、セガールの手伝いをしに行く。3人でわいわいお喋りしながら、いつもよりも豪華な朝食を作った。
シェリーと一緒に作った新年の祝い菓子は、若干、アイシングで描いた表面の模様が不格好だが、味は美味しくて、セガールがとても嬉しそうに食べて、カールとシェリーを褒めてくれた。
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