160 / 432
第160話 推しの娘
しおりを挟む
「まつりちゃん、マジ女神です!」
「姫野まつり、最高!」
「いつ見てもお肌すべすべですね!」
「脚、なが~い!」
「マジで目の毒! 美脚すぎ!」
「まさにキセキのボディ!」
「見えそうでハラハラしちゃう!」
「ちゃんとはいてますか? 心配で夜も眠れません!」
「女神後輪! 好き過ぎて死んじゃいます!」
「愛してます! 結婚してください!」
「顔面神! 可愛すぎる!」
「すべてが美しいです! もう、キュン死しそう!」
「僕のイクとこ見てください! 動画送ります!」
コメント欄は絶賛の嵐だった。
SNSのファンなんて、本当に狂っている。
しかし、この馬鹿どものおかげで俺は食っていけるのだ。
文句を言ったら罰が当たるというものだろう。
俺の名は山田泰三、65歳。
無職の独居老人だ。
趣味はSNS上に加工した自分の写真を上げること。
女装してAIで加工を施し、美少女!姫野まつり”に仕立て上げるのだ。
前回は思い切って、超ミニのワンピというかなり攻めたスタイルを投稿した。
そしたらこのザマ、大反響だ。
ならば今度はいよいよオールヌードで行ってみるか。
俺は全裸になると撮影機材の前に股を全開にしたM字開脚の姿勢で坐った。
カメラに股間を向け、早速性器をいじりにかかる。
これからこの俺の痴態が何百万という数のフォロアーに見られるのだ。
そう妄想したとたん、メキメキと勃起してしまった。
分身を扱く快感に陶然となりながら、ふと思った。
憧れの姫野まつりの正体が俺みたいな還暦過ぎたクソジジイだと知ったら、フォロワーたちはどうするだろう?
全員人間不信に陥り自殺する?
それはそれでいいじゃないか。
愚かなキモオタチー牛どもを少しでも減らすために、次は衝撃の暴露動画を作ってみるか。
「姫野まつり、最高!」
「いつ見てもお肌すべすべですね!」
「脚、なが~い!」
「マジで目の毒! 美脚すぎ!」
「まさにキセキのボディ!」
「見えそうでハラハラしちゃう!」
「ちゃんとはいてますか? 心配で夜も眠れません!」
「女神後輪! 好き過ぎて死んじゃいます!」
「愛してます! 結婚してください!」
「顔面神! 可愛すぎる!」
「すべてが美しいです! もう、キュン死しそう!」
「僕のイクとこ見てください! 動画送ります!」
コメント欄は絶賛の嵐だった。
SNSのファンなんて、本当に狂っている。
しかし、この馬鹿どものおかげで俺は食っていけるのだ。
文句を言ったら罰が当たるというものだろう。
俺の名は山田泰三、65歳。
無職の独居老人だ。
趣味はSNS上に加工した自分の写真を上げること。
女装してAIで加工を施し、美少女!姫野まつり”に仕立て上げるのだ。
前回は思い切って、超ミニのワンピというかなり攻めたスタイルを投稿した。
そしたらこのザマ、大反響だ。
ならば今度はいよいよオールヌードで行ってみるか。
俺は全裸になると撮影機材の前に股を全開にしたM字開脚の姿勢で坐った。
カメラに股間を向け、早速性器をいじりにかかる。
これからこの俺の痴態が何百万という数のフォロアーに見られるのだ。
そう妄想したとたん、メキメキと勃起してしまった。
分身を扱く快感に陶然となりながら、ふと思った。
憧れの姫野まつりの正体が俺みたいな還暦過ぎたクソジジイだと知ったら、フォロワーたちはどうするだろう?
全員人間不信に陥り自殺する?
それはそれでいいじゃないか。
愚かなキモオタチー牛どもを少しでも減らすために、次は衝撃の暴露動画を作ってみるか。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
10秒で読めるちょっと怖い話。
絢郷水沙
ホラー
ほんのりと不条理な『ギャグ』が香るホラーテイスト・ショートショートです。意味怖的要素も含んでおりますので、意味怖好きならぜひ読んでみてください。(毎日昼頃1話更新中!)
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる