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中編
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「あーっ! みちおくーん!」
甲高い声が倫夫を呼び止めた。聞き覚えのあるそれは、テニスサークルの先輩のものだった。
「……あ、えっと」
ウェーブ掛かった長い黒髪と大きな胸を揺らしながら駆け寄ってくる女生徒は見覚えがある。けれど名前がわからない。他の先輩から「アミちゃん」と呼ばれていたことくらいしか知らなかった。
「こないだの飲み会、迷惑掛けちゃったって聞いてさ~。ごめんねぇ。私酔っぱらうと何するかわかんなくってぇ~」
「いえ、いいです。俺も不注意でしたから」
彼女の行いにより倫夫の人生は大きく変わってしまったけれど、咎めた所でどうしようもない。それにきっかけは他にも作られてしまったことだろう。
「てかさぁ、倫夫くん最近サークル来てなくない?」
「……ええと、はい。学業が忙しくて、なかなか参加出来なくて……辞めようと思ってます。先輩達には良くしてもらって申し訳ないですけど」
「ええ~……そっか……残念だけど仕方ないね。勉強が本分だもんねぇ」
一言二言話すとアミはその場を離れていく。倫夫も止めていた足を動かし、正門へ向かって歩き始めた。今日の講義は既に終わり、バイトもないが予定はある。
「……」
歩きながらスマホを手に取り、メッセージアプリを開く。昼過ぎに酒巻から『講義終わったらエントランスで待っててね』とメッセージが届いており、倫夫は数分後に承知の旨を返していた。
エントランスには学生の姿が多く見受けられる。倫夫のように講義が終わり、帰路につこうとする者。友人と立ち話をする者。サークル勧誘をする者とされる者。様々だ。
人波から離れ、建物の壁に凭れるように立った倫夫は辺りを見渡す。どこにいようと目立つ男を探していると、肩に手を置かれた。
「倫夫くん♡ 早いね」
いつの間にか真横に立ち、倫夫の肩に置いた手を腰へ動かし、抱き寄せるのはメッセージの送り主だった。
「もしかして……待てなかったのぉ?」
倫夫と話す時は砂糖菓子のような甘ったるさを醸し出すようになった酒巻は、素直な態度を喜ぶ。
「はい」
基本的に逆らわず、酒巻に合わせる。実際その通りなことが多い。
酒巻の耳元へ顔を寄せ、彼にだけ聞こえる声量で囁く。
「……先輩に、はやく会いたかった」
「倫夫くん」
顔が見えなくとも、名を呼ばれただけでも。酒巻の機嫌が良いことが伝わってくる。行こう、と促されれば逆らう理由もなく、歩き始めた酒巻に従う。
「二人も後から来るから」
アミが謝罪した理由。きっかけ。テニサーの飲み会で誤って飲酒し、気絶した倫夫は酒巻に犯された。正確には酒巻と猪飼と孤城の三人に。
同じ男に三人がかりで犯し廻され、ハメ撮りまで撮られて関係を強要された。誰にも相談出来ないまま彼らの肉便器となった倫夫は、いつしか現状を受け入れていった。
「先輩……」
「ん? どうしたのぉ? 倫夫くん」
酒巻の暮らすマンションに着き、乗り込んだエレベーターには二人しかいない。監視カメラはあっても緊急性のある状況でなければ無視される。
上階に着くまでの短い二人きりの世界で、倫夫は隣に立つ酒巻を見上げた。端正な顔は倫夫が見つめるといつも笑っている。
「はやく部屋に行きたい……着いたらすぐに……」
「……すぐに?」
「…………」
エレベーターの振動は少なく、電子パネルが静かに階数を変えていく。目的の階まであと少しという所で、倫夫は酒巻に囁く。目は劣情で蕩け、緩んだ唇からは涎がこぼれてしまいそうだった。
「おま○こして……」
「……」
エレベーターが軽快な電子音を鳴らし、到着を告げ扉を開ける。酒巻は倫夫の腰へ腕を回し、外へ促す。廊下を進んだ突き当たりの角部屋が酒巻の暮らす部屋だ。
中学時代に両親が離婚し父親に引き取られ、高校に上がると父親は長期の海外赴任が決まり滅多に家に帰らなくなった。酒巻は日本に残り、気儘な一人暮らしを満喫している。
「あぁああぁっ! あっ、あっ、あ、ああっ
」
「ほらっ! おま○こしてあげてるよ……気持ちいい? 気持ちいいよね」
中流階級以上をターゲットにしたマンションは壁は勿論、床にも防音対策がされており、悪い遊びをするには最適の空間だった。
ベッドの上で素っ裸に剥かれた倫夫がアナルに潤滑油を垂らされ、指を突っ込まれ、声を上げてよがり狂っても、隣人には聞こえていない。
カーテンの閉められた薄暗い寝室の中で、倫夫は可愛がられていた。エレベーターでのねだり言葉で興奮した酒巻に寝室へ連れ込まれ、服を剥ぎ取られ、尻を突き出すよう命じられるので従えば冷たいローションが垂らされる。尻孔に躊躇なく突き入れられた指は肉襞を擦り、抉り、倫夫の快感を育てていく。
「きもちいいっ、あぁん……あっ……あ……ああっ」
関係が始まった頃は嫌がる素振りを見せていたのに、今では尻を振って悦んでいる。倫夫自身、己の変化が信じられなかった。
(でもぉ……だって、きもちいい……)
酒巻達に女のように犯されるのがどうしようもなく気持ちいい。男の矜持を、尊厳を粉々に砕かれているというのに、倫夫は与えられる悦楽を選び敗けた。
「ち○ぽっ! おち○ぽいれて! 酒巻先輩のおっきいの俺の中に突っ込んでぇっ!」
「酒巻じゃないだろー」
教えたじゃん、と言いながら酒巻は空いた片手でジーンズのファスナーを下ろす。スリットから取り出された男性器は大きく昂り膨らんでおり、太い亀頭が倫夫の尻に擦りつけられた。
「龍先輩のおち○ち○ちょうだいっ」
「龍くんでいいよ」
倫夫の中を掻き回していた指が引き抜かれたかと思うと、代わりに太く大きな肉塊が狭い肉路へ入り込んでくる。望みが叶った倫夫は舌を突き出して悦び、嬌声を上げた。
「おーおー。そんなに嬉しいんだ」
酒巻を咥えただけで性器から涎を溢す倫夫を見て、愉しげに言う。
「きもちぃっ、龍くんのおち○ぽだいしゅきっ」
「ち○ぽだけ?」
「……ううん……龍くん、優しいから……おち○ぽなくても、好き」
思惑はどうあれ、酒巻は知り合った頃から優しかった。会話が得意なわけではない倫夫に気さくに接してくれて、テニスサークルに溶け込めたのも酒巻の存在が大きい。
「…………セックス、はじめは嫌だったけど、龍くんのおかけで好きになれたよ」
「倫夫ぉ」
浅く入り込んでいただけの酒巻が、一息に奥を突く。倫夫の目に星が散った。
「あぉっあっ、あっ、あっ、あっ……りゅっ……りゅうくぅん」
「倫夫っ、倫夫! トロ面晒してかわいいね。気持ちいいんだ。オレが好きなんだもんねっ」
太い雄棒で尻の奥を叩かれるのが、乱暴に肉襞を擦られるのも気持ちいい。腰を振って奉仕してくれる酒巻に、倫夫は愛しさを感じる。
「りゅうくんすきぃ」
「……っ!」
尻孔以上に緩くなってしまった口から言葉が勝手に飛び出す。飾り気がないからこそ酒巻の心に響き、興奮に直結した。
「あー……」
低い唸りと共に、倫夫の胎の中に熱が宿る。体の関係が始まってから何度も経験した。倫夫の中に射精したのだ。
「あつぅい……」
「……倫夫くん。あのさ、」
射精により理性を取り戻した酒巻が話を始めようとした時だった。軽快なインターホンのチャイムが鳴り、来客を知らせる。
「……ちょっと待っててね」
「え? あっ、やだぁ……」
射精により萎びた性器が引き抜かれる。裸に剥かれた倫夫と違い、ジーンズの留め金を外していた程度の衣服の乱れをすぐに整えた酒巻は寝室を出ていってしまう。
「りゅうくん」
呼び止める倫夫を無視して。
「りゅうくぅん」
寂しいよ、と甘ったれた声で泣いてみる。酒巻を咥え込んでいた孔は、男を求めて疼き出す。
「あんっ」
ひくひくと収縮する孔へ、指を差し込む。酒巻を受け入れていた尻孔は倫夫の指を難なく迎え入れた。
「あ。あ。あっ。あ……ん、ぅ」
あたたかい肉洞を進んでいくと、ぐちゃぐちゃと音が鳴る。倫夫の中に吐き出された精液が、胎の奥から流れ出てきていた。
「あっ……」
尻孔をほじくっていると、奥のしこりに指が当たって気持ちがいい。けれど指に掻き回された精液が出ていこうとしているこが伝わってくる。
「や……ぁ……あっ……あ……」
酒巻の精液はまだ飲み込んでいたいけれど、指遊びもやめられない。気持ちがいいと悦び、垂れ流れていく精液の喪失感にいやいやと頭を振る。自慰に耽る倫夫の耳に、寝室へ向かい来る足音は聞こえておらず、そうっと開かれたドアから入り込む気配に気付くことなんて出来なかった。
「あっ……あ、ああっ…………んっ……あ……」
昇り詰めるには至らないもどかしさに喘いでいた倫夫の耳に、声が聞こえた。
「倫夫くん夢中でオナってるね。かわいー」
酒巻のものではない美声に目を動かす。寝室の中にはいつの間にか、酒巻の他に二人の男が入り込んでいた。
「いかいせんぱい。こじょうせんぱい」
酒巻と同じように愛想のいい笑顔の猪飼と、無表情の孤城。二人を連れてきた酒巻は苦笑いを浮かべている。
三人とも、視線は倫夫に向けていた。
「して……」
彼らを見つめながら、ぐちゃぐちゃと音を立てて指を動かす。奥をつつくのではなく、穴を広げようと指を開いていく。
「みちおのけつま○こ、きもちよくしてぇ……」
甘えた声に突き動かされるように、彼らは倫夫の願いを叶えるべく動き出してくれる。荷物を置き、衣服を脱ぎ捨てながら倫夫の側へ位置取る彼らの言うことに従えば気持ち良くしてもらえる。
わかっている倫夫は躾の行き届いた犬のように賢く従順に、彼らへ尻を振った。
倫夫と彼らの関係は歪ながら均衡が取れていた。彼らも倫夫も互いに快楽を得て、行為の許容範囲を決めて妥協し合う。
三人は倫夫に対し従順で都合が良く、それなりに可愛い後輩兼肉便器だとでも思っているのだろう。
恋人ではないので独占欲もなく、三人でオナホを共有し合っているだけ、という認識なのか、セックスはいつも三人揃ってい行われる。小学校からの付き合いだという彼らの仲の良さが本物だということなのか。
呼び出しはたいてい酒巻がメッセージアプリで行ってくるが、その日は珍しく猪飼からメッセージが送られてきた。特に予定のなかった倫夫は承諾を返し、講義が終わると待ち合わせ場所に向かう。普段は大学付近で待ち合わせるというのに、今日は駅前への呼び出しだった。
駅前広場にある時計のモニュメントの前で待っていると、笑顔の猪飼が駆け寄ってくる。
「倫夫くん。待たせてごめんね」
「いえ、大丈夫です。来たばかりなので」
行こっか、と促す猪飼に頷き、迷いなく進み始めた彼と並んで歩く。しばらくすると向かっている先が酒巻のマンションと正反対であることに気付いた。
「猪飼先輩。今日は」
「気付いちゃった? 今日はね、違うとこ行くよ」
人通りの多い繁華街を抜けると、途端に人の姿が少なくなる。どこへ行くのか何となく察した倫夫に、猪飼は正解を教えてくれた。
「ラブホ行こうね」
「…………はい、先輩」
顔を寄せ、耳元でこっそり囁かれる。愉しげな彼に頷く倫夫の心は弾んでいた。
ラブホテルの受付は無人のタッチパネル式だった。他の客と鉢合わせることもなく、あっさりと部屋まで辿り着いてしまう。
「酒巻先輩達は後から来るんですか?」
服を剥ぎ取られながらキスをして戯れる。頬を上気させた倫夫の問いに、猪飼は首を振って「来ないよ」と返した。
「来ないんですか」
「うん。俺、倫夫くんと二人で話したいことがあったから」
「あっ……う、んっ……」
裸に剥かれた倫夫はシャワールームに連れ込まれ、同じく裸になった猪飼の手で体を洗われていく。勃起した猪飼のペニスを腹に押し付けられ、先走りを擦り付けられる。猪飼の手は身体中を這い触り、乳首に触れられると思わず声がもれた。
「乳首気持ちいい?」
「はい……先輩達にさわってもらうようになってから、気持ち良くなっていきました……」
何でもない飾りだった器官が、猪飼の指に執拗に撫で擦られて勃起する。立ち上がった乳首をピンピンと弾かれると、擽ったさの中に快感が走った。
「ああっ……あっ、あっ、あんっ……せんぱいっ……いかいせんぱぁい」
「洋一って呼んで」
「よーいちせんぱいっちくびきもちいっけどぉ……」
快感で理性の溶けた倫夫は、猪飼に抱き着いてねだり言葉を吐く。
「おま○こして……倫夫のま○こ、ぐちゃぐちゃにして」
そうすれば気持ちのいいことだけをしてもらえると教え込まれたからだ。ねだられた猪飼は笑って頷き、はしたない言葉を告げた唇を塞ぐ。
「んっ、ん…………んっ! んんっ!! んあ、んっ、んんんんんっ!!」
キスをしながら、猪飼の手は倫夫の尻へ伸びた。泡だらけの指が尻孔を探り、中へ入り込む。長い指を挿入され、喘ぎ声はくぐもった呻きに変わった。
猪飼の指が肉筒の中で動き始める。奥へ突き入れたと思えばすぐに抜け出ようと下がるのに、抜かれる寸前で再び突き入れられる繰り返し。指マンで快感を高められ、倫夫は抱き着く腕の力を強めた。
「んー! んー! んっ、ん、ん!」
「……ふっ、なに? 倫夫くん」
何か言葉を発しようとしている倫夫に、猪飼は唇を解放してやる。二人を結ぶ銀の糸が、口内を散々舐め回した名残だった。
「ち○ぽいれてっ! ゆびっ、ゆびきもちいいけどたりないいっ!!」
猪飼の指に尻を掻き回されながら、倫夫は叫んだ。猪飼の指遊びは確かに気持ちいいが、浅い場所しか届かない。
「これいれて……みちおのなか、いっぱいにして……」
腹に押し付けられている猪飼の勃起ペニスに、倫夫の手が伸びた。これで中を抉られたい。
「入れるだけ?」
「入れて……抜き差しして、倫夫の中で気持ち良くなったら、精液たくさん出して……」
意地の悪い問い掛けにも恥じらいなく答える。見上げた猪飼の顔からは、笑みは消えていた。
「倫夫のこと、孕ませて……」
雄の顔をした猪飼は、冷静に行動する。熱いシャワーで倫夫と自分の身体を洗い流し、バスルームを出て身体を拭う。その最中も倫夫への手マンは止めなかった。
うるさく喘ぐ倫夫に情欲塗れの目を向け、扱いだけは丁寧にベッドルームへ戻る。
名残惜しいが倫夫の中から指を抜き、ベッドへ倫夫を転がすと、枕元に常備されたローシェンを掴む。猪飼の動きを見てどうしたらいいのか察した倫夫は、脚を開いて腹を見せ、尻を掲げ上げた。
「洋一先輩」
ひくひくと収縮する孔がよく見える。手にしたボトルを思いきり握り潰し、過剰に吐き出されたローシェンがいやらしい尻に降り注ぐ。
「このっ……淫乱!! そんなにこれが欲しいのか!」
「ああっほしいっ……おち○ぽちょうだいっ」
太い亀頭が孔に押し付けられる。一息に胎を突かれたらと想像するだけで、倫夫の勃起した性器からも涎がこぼれそうになる。
「…………倫夫くんが俺のお願い聞いてくれるなら、ち○ぽ入れてあげる。満足するまでお腹の中つつき回してあげるし、精子も全部吐き出してあげるよ」
猪飼は荒げた声に穏やかさを戻した。劣情から失われていた理性が僅かに戻り、今日の目的を思い出したのだ。
「なんでもするっ、なんでもするからぁ……」
「じゃあ、あの二人と手を切ってほしいんだ」
亀頭を押し付ける力が強まる。
「俺だけと寝ることにしたって…………いや、俺と付き合うことになったって。うん。そうだ。俺と付き合おう、倫夫くん」
「…………へ?」
突然の告白に混乱する倫夫の耳へ、甘い蜜が垂れ流される。
「俺と恋人になってルームシェアしよ。そうしたらさ」
呆然とする倫夫とは対照的に、猪飼の顔は恍惚に蕩けていた。
「毎日セックスしてあげる。寝る時は……いや、部屋にいる間はずっとち○ぽハメて過ごそうね」
「まいにち」
魅惑的過ぎる誘惑に、倫夫は逆らえなかった。
甲高い声が倫夫を呼び止めた。聞き覚えのあるそれは、テニスサークルの先輩のものだった。
「……あ、えっと」
ウェーブ掛かった長い黒髪と大きな胸を揺らしながら駆け寄ってくる女生徒は見覚えがある。けれど名前がわからない。他の先輩から「アミちゃん」と呼ばれていたことくらいしか知らなかった。
「こないだの飲み会、迷惑掛けちゃったって聞いてさ~。ごめんねぇ。私酔っぱらうと何するかわかんなくってぇ~」
「いえ、いいです。俺も不注意でしたから」
彼女の行いにより倫夫の人生は大きく変わってしまったけれど、咎めた所でどうしようもない。それにきっかけは他にも作られてしまったことだろう。
「てかさぁ、倫夫くん最近サークル来てなくない?」
「……ええと、はい。学業が忙しくて、なかなか参加出来なくて……辞めようと思ってます。先輩達には良くしてもらって申し訳ないですけど」
「ええ~……そっか……残念だけど仕方ないね。勉強が本分だもんねぇ」
一言二言話すとアミはその場を離れていく。倫夫も止めていた足を動かし、正門へ向かって歩き始めた。今日の講義は既に終わり、バイトもないが予定はある。
「……」
歩きながらスマホを手に取り、メッセージアプリを開く。昼過ぎに酒巻から『講義終わったらエントランスで待っててね』とメッセージが届いており、倫夫は数分後に承知の旨を返していた。
エントランスには学生の姿が多く見受けられる。倫夫のように講義が終わり、帰路につこうとする者。友人と立ち話をする者。サークル勧誘をする者とされる者。様々だ。
人波から離れ、建物の壁に凭れるように立った倫夫は辺りを見渡す。どこにいようと目立つ男を探していると、肩に手を置かれた。
「倫夫くん♡ 早いね」
いつの間にか真横に立ち、倫夫の肩に置いた手を腰へ動かし、抱き寄せるのはメッセージの送り主だった。
「もしかして……待てなかったのぉ?」
倫夫と話す時は砂糖菓子のような甘ったるさを醸し出すようになった酒巻は、素直な態度を喜ぶ。
「はい」
基本的に逆らわず、酒巻に合わせる。実際その通りなことが多い。
酒巻の耳元へ顔を寄せ、彼にだけ聞こえる声量で囁く。
「……先輩に、はやく会いたかった」
「倫夫くん」
顔が見えなくとも、名を呼ばれただけでも。酒巻の機嫌が良いことが伝わってくる。行こう、と促されれば逆らう理由もなく、歩き始めた酒巻に従う。
「二人も後から来るから」
アミが謝罪した理由。きっかけ。テニサーの飲み会で誤って飲酒し、気絶した倫夫は酒巻に犯された。正確には酒巻と猪飼と孤城の三人に。
同じ男に三人がかりで犯し廻され、ハメ撮りまで撮られて関係を強要された。誰にも相談出来ないまま彼らの肉便器となった倫夫は、いつしか現状を受け入れていった。
「先輩……」
「ん? どうしたのぉ? 倫夫くん」
酒巻の暮らすマンションに着き、乗り込んだエレベーターには二人しかいない。監視カメラはあっても緊急性のある状況でなければ無視される。
上階に着くまでの短い二人きりの世界で、倫夫は隣に立つ酒巻を見上げた。端正な顔は倫夫が見つめるといつも笑っている。
「はやく部屋に行きたい……着いたらすぐに……」
「……すぐに?」
「…………」
エレベーターの振動は少なく、電子パネルが静かに階数を変えていく。目的の階まであと少しという所で、倫夫は酒巻に囁く。目は劣情で蕩け、緩んだ唇からは涎がこぼれてしまいそうだった。
「おま○こして……」
「……」
エレベーターが軽快な電子音を鳴らし、到着を告げ扉を開ける。酒巻は倫夫の腰へ腕を回し、外へ促す。廊下を進んだ突き当たりの角部屋が酒巻の暮らす部屋だ。
中学時代に両親が離婚し父親に引き取られ、高校に上がると父親は長期の海外赴任が決まり滅多に家に帰らなくなった。酒巻は日本に残り、気儘な一人暮らしを満喫している。
「あぁああぁっ! あっ、あっ、あ、ああっ
」
「ほらっ! おま○こしてあげてるよ……気持ちいい? 気持ちいいよね」
中流階級以上をターゲットにしたマンションは壁は勿論、床にも防音対策がされており、悪い遊びをするには最適の空間だった。
ベッドの上で素っ裸に剥かれた倫夫がアナルに潤滑油を垂らされ、指を突っ込まれ、声を上げてよがり狂っても、隣人には聞こえていない。
カーテンの閉められた薄暗い寝室の中で、倫夫は可愛がられていた。エレベーターでのねだり言葉で興奮した酒巻に寝室へ連れ込まれ、服を剥ぎ取られ、尻を突き出すよう命じられるので従えば冷たいローションが垂らされる。尻孔に躊躇なく突き入れられた指は肉襞を擦り、抉り、倫夫の快感を育てていく。
「きもちいいっ、あぁん……あっ……あ……ああっ」
関係が始まった頃は嫌がる素振りを見せていたのに、今では尻を振って悦んでいる。倫夫自身、己の変化が信じられなかった。
(でもぉ……だって、きもちいい……)
酒巻達に女のように犯されるのがどうしようもなく気持ちいい。男の矜持を、尊厳を粉々に砕かれているというのに、倫夫は与えられる悦楽を選び敗けた。
「ち○ぽっ! おち○ぽいれて! 酒巻先輩のおっきいの俺の中に突っ込んでぇっ!」
「酒巻じゃないだろー」
教えたじゃん、と言いながら酒巻は空いた片手でジーンズのファスナーを下ろす。スリットから取り出された男性器は大きく昂り膨らんでおり、太い亀頭が倫夫の尻に擦りつけられた。
「龍先輩のおち○ち○ちょうだいっ」
「龍くんでいいよ」
倫夫の中を掻き回していた指が引き抜かれたかと思うと、代わりに太く大きな肉塊が狭い肉路へ入り込んでくる。望みが叶った倫夫は舌を突き出して悦び、嬌声を上げた。
「おーおー。そんなに嬉しいんだ」
酒巻を咥えただけで性器から涎を溢す倫夫を見て、愉しげに言う。
「きもちぃっ、龍くんのおち○ぽだいしゅきっ」
「ち○ぽだけ?」
「……ううん……龍くん、優しいから……おち○ぽなくても、好き」
思惑はどうあれ、酒巻は知り合った頃から優しかった。会話が得意なわけではない倫夫に気さくに接してくれて、テニスサークルに溶け込めたのも酒巻の存在が大きい。
「…………セックス、はじめは嫌だったけど、龍くんのおかけで好きになれたよ」
「倫夫ぉ」
浅く入り込んでいただけの酒巻が、一息に奥を突く。倫夫の目に星が散った。
「あぉっあっ、あっ、あっ、あっ……りゅっ……りゅうくぅん」
「倫夫っ、倫夫! トロ面晒してかわいいね。気持ちいいんだ。オレが好きなんだもんねっ」
太い雄棒で尻の奥を叩かれるのが、乱暴に肉襞を擦られるのも気持ちいい。腰を振って奉仕してくれる酒巻に、倫夫は愛しさを感じる。
「りゅうくんすきぃ」
「……っ!」
尻孔以上に緩くなってしまった口から言葉が勝手に飛び出す。飾り気がないからこそ酒巻の心に響き、興奮に直結した。
「あー……」
低い唸りと共に、倫夫の胎の中に熱が宿る。体の関係が始まってから何度も経験した。倫夫の中に射精したのだ。
「あつぅい……」
「……倫夫くん。あのさ、」
射精により理性を取り戻した酒巻が話を始めようとした時だった。軽快なインターホンのチャイムが鳴り、来客を知らせる。
「……ちょっと待っててね」
「え? あっ、やだぁ……」
射精により萎びた性器が引き抜かれる。裸に剥かれた倫夫と違い、ジーンズの留め金を外していた程度の衣服の乱れをすぐに整えた酒巻は寝室を出ていってしまう。
「りゅうくん」
呼び止める倫夫を無視して。
「りゅうくぅん」
寂しいよ、と甘ったれた声で泣いてみる。酒巻を咥え込んでいた孔は、男を求めて疼き出す。
「あんっ」
ひくひくと収縮する孔へ、指を差し込む。酒巻を受け入れていた尻孔は倫夫の指を難なく迎え入れた。
「あ。あ。あっ。あ……ん、ぅ」
あたたかい肉洞を進んでいくと、ぐちゃぐちゃと音が鳴る。倫夫の中に吐き出された精液が、胎の奥から流れ出てきていた。
「あっ……」
尻孔をほじくっていると、奥のしこりに指が当たって気持ちがいい。けれど指に掻き回された精液が出ていこうとしているこが伝わってくる。
「や……ぁ……あっ……あ……」
酒巻の精液はまだ飲み込んでいたいけれど、指遊びもやめられない。気持ちがいいと悦び、垂れ流れていく精液の喪失感にいやいやと頭を振る。自慰に耽る倫夫の耳に、寝室へ向かい来る足音は聞こえておらず、そうっと開かれたドアから入り込む気配に気付くことなんて出来なかった。
「あっ……あ、ああっ…………んっ……あ……」
昇り詰めるには至らないもどかしさに喘いでいた倫夫の耳に、声が聞こえた。
「倫夫くん夢中でオナってるね。かわいー」
酒巻のものではない美声に目を動かす。寝室の中にはいつの間にか、酒巻の他に二人の男が入り込んでいた。
「いかいせんぱい。こじょうせんぱい」
酒巻と同じように愛想のいい笑顔の猪飼と、無表情の孤城。二人を連れてきた酒巻は苦笑いを浮かべている。
三人とも、視線は倫夫に向けていた。
「して……」
彼らを見つめながら、ぐちゃぐちゃと音を立てて指を動かす。奥をつつくのではなく、穴を広げようと指を開いていく。
「みちおのけつま○こ、きもちよくしてぇ……」
甘えた声に突き動かされるように、彼らは倫夫の願いを叶えるべく動き出してくれる。荷物を置き、衣服を脱ぎ捨てながら倫夫の側へ位置取る彼らの言うことに従えば気持ち良くしてもらえる。
わかっている倫夫は躾の行き届いた犬のように賢く従順に、彼らへ尻を振った。
倫夫と彼らの関係は歪ながら均衡が取れていた。彼らも倫夫も互いに快楽を得て、行為の許容範囲を決めて妥協し合う。
三人は倫夫に対し従順で都合が良く、それなりに可愛い後輩兼肉便器だとでも思っているのだろう。
恋人ではないので独占欲もなく、三人でオナホを共有し合っているだけ、という認識なのか、セックスはいつも三人揃ってい行われる。小学校からの付き合いだという彼らの仲の良さが本物だということなのか。
呼び出しはたいてい酒巻がメッセージアプリで行ってくるが、その日は珍しく猪飼からメッセージが送られてきた。特に予定のなかった倫夫は承諾を返し、講義が終わると待ち合わせ場所に向かう。普段は大学付近で待ち合わせるというのに、今日は駅前への呼び出しだった。
駅前広場にある時計のモニュメントの前で待っていると、笑顔の猪飼が駆け寄ってくる。
「倫夫くん。待たせてごめんね」
「いえ、大丈夫です。来たばかりなので」
行こっか、と促す猪飼に頷き、迷いなく進み始めた彼と並んで歩く。しばらくすると向かっている先が酒巻のマンションと正反対であることに気付いた。
「猪飼先輩。今日は」
「気付いちゃった? 今日はね、違うとこ行くよ」
人通りの多い繁華街を抜けると、途端に人の姿が少なくなる。どこへ行くのか何となく察した倫夫に、猪飼は正解を教えてくれた。
「ラブホ行こうね」
「…………はい、先輩」
顔を寄せ、耳元でこっそり囁かれる。愉しげな彼に頷く倫夫の心は弾んでいた。
ラブホテルの受付は無人のタッチパネル式だった。他の客と鉢合わせることもなく、あっさりと部屋まで辿り着いてしまう。
「酒巻先輩達は後から来るんですか?」
服を剥ぎ取られながらキスをして戯れる。頬を上気させた倫夫の問いに、猪飼は首を振って「来ないよ」と返した。
「来ないんですか」
「うん。俺、倫夫くんと二人で話したいことがあったから」
「あっ……う、んっ……」
裸に剥かれた倫夫はシャワールームに連れ込まれ、同じく裸になった猪飼の手で体を洗われていく。勃起した猪飼のペニスを腹に押し付けられ、先走りを擦り付けられる。猪飼の手は身体中を這い触り、乳首に触れられると思わず声がもれた。
「乳首気持ちいい?」
「はい……先輩達にさわってもらうようになってから、気持ち良くなっていきました……」
何でもない飾りだった器官が、猪飼の指に執拗に撫で擦られて勃起する。立ち上がった乳首をピンピンと弾かれると、擽ったさの中に快感が走った。
「ああっ……あっ、あっ、あんっ……せんぱいっ……いかいせんぱぁい」
「洋一って呼んで」
「よーいちせんぱいっちくびきもちいっけどぉ……」
快感で理性の溶けた倫夫は、猪飼に抱き着いてねだり言葉を吐く。
「おま○こして……倫夫のま○こ、ぐちゃぐちゃにして」
そうすれば気持ちのいいことだけをしてもらえると教え込まれたからだ。ねだられた猪飼は笑って頷き、はしたない言葉を告げた唇を塞ぐ。
「んっ、ん…………んっ! んんっ!! んあ、んっ、んんんんんっ!!」
キスをしながら、猪飼の手は倫夫の尻へ伸びた。泡だらけの指が尻孔を探り、中へ入り込む。長い指を挿入され、喘ぎ声はくぐもった呻きに変わった。
猪飼の指が肉筒の中で動き始める。奥へ突き入れたと思えばすぐに抜け出ようと下がるのに、抜かれる寸前で再び突き入れられる繰り返し。指マンで快感を高められ、倫夫は抱き着く腕の力を強めた。
「んー! んー! んっ、ん、ん!」
「……ふっ、なに? 倫夫くん」
何か言葉を発しようとしている倫夫に、猪飼は唇を解放してやる。二人を結ぶ銀の糸が、口内を散々舐め回した名残だった。
「ち○ぽいれてっ! ゆびっ、ゆびきもちいいけどたりないいっ!!」
猪飼の指に尻を掻き回されながら、倫夫は叫んだ。猪飼の指遊びは確かに気持ちいいが、浅い場所しか届かない。
「これいれて……みちおのなか、いっぱいにして……」
腹に押し付けられている猪飼の勃起ペニスに、倫夫の手が伸びた。これで中を抉られたい。
「入れるだけ?」
「入れて……抜き差しして、倫夫の中で気持ち良くなったら、精液たくさん出して……」
意地の悪い問い掛けにも恥じらいなく答える。見上げた猪飼の顔からは、笑みは消えていた。
「倫夫のこと、孕ませて……」
雄の顔をした猪飼は、冷静に行動する。熱いシャワーで倫夫と自分の身体を洗い流し、バスルームを出て身体を拭う。その最中も倫夫への手マンは止めなかった。
うるさく喘ぐ倫夫に情欲塗れの目を向け、扱いだけは丁寧にベッドルームへ戻る。
名残惜しいが倫夫の中から指を抜き、ベッドへ倫夫を転がすと、枕元に常備されたローシェンを掴む。猪飼の動きを見てどうしたらいいのか察した倫夫は、脚を開いて腹を見せ、尻を掲げ上げた。
「洋一先輩」
ひくひくと収縮する孔がよく見える。手にしたボトルを思いきり握り潰し、過剰に吐き出されたローシェンがいやらしい尻に降り注ぐ。
「このっ……淫乱!! そんなにこれが欲しいのか!」
「ああっほしいっ……おち○ぽちょうだいっ」
太い亀頭が孔に押し付けられる。一息に胎を突かれたらと想像するだけで、倫夫の勃起した性器からも涎がこぼれそうになる。
「…………倫夫くんが俺のお願い聞いてくれるなら、ち○ぽ入れてあげる。満足するまでお腹の中つつき回してあげるし、精子も全部吐き出してあげるよ」
猪飼は荒げた声に穏やかさを戻した。劣情から失われていた理性が僅かに戻り、今日の目的を思い出したのだ。
「なんでもするっ、なんでもするからぁ……」
「じゃあ、あの二人と手を切ってほしいんだ」
亀頭を押し付ける力が強まる。
「俺だけと寝ることにしたって…………いや、俺と付き合うことになったって。うん。そうだ。俺と付き合おう、倫夫くん」
「…………へ?」
突然の告白に混乱する倫夫の耳へ、甘い蜜が垂れ流される。
「俺と恋人になってルームシェアしよ。そうしたらさ」
呆然とする倫夫とは対照的に、猪飼の顔は恍惚に蕩けていた。
「毎日セックスしてあげる。寝る時は……いや、部屋にいる間はずっとち○ぽハメて過ごそうね」
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