王道君と空気が読めない転校生

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来たる季節外れの転校生たち 2

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【歩side】

 ストレートに不審者といわれたじろぎ、少し落ち着くと失礼な奴だと思ったが、言った本人はっはっはとのんきに笑うばかりでどうにも毒気を抜かれる。まぁ、自分でもやりすぎたかなという印象はある。

 天は珍しい銀髪だった。また真っ赤な大きな目をいつも細めながら笑う。出会って数秒だが悪い奴ではないと感じた。、、少し正直すぎる奴ではあるが。

 まあ、2人だけの転校生だからと話をすると天はとても話しやすかった。
どうやら天は俺より1つ年上で2年から編入するらしく、今まで家庭教師から教わっていたため学校に通うのはここが初めてらしい。
体が弱く入退院を繰り返したんだってさ。


「それで、この門はどうやって開けるんだ?全然びくともしないんだが」

 そう。もう10分ぐらい2人でこの無駄に立派な門と格闘していた。 
門を開けようとしても施錠されているのかびくともしない。門の周りにインターホンらしきものもない。
しかも誰も迎えに来ないもんだから、しびれを切らして登るか!という結論になり木登りが得意な俺が先に門をよじ登りきったとき、
向こうから優雅に人影が近づいてきた。

「和久田君。門を登ろうだなんて、貴方は野生児か何かですか?」

そう現れた奴は、とてもきれいな人だった。
門から飛び降りるとそいつは近づいてきて

「貴方方のお迎えが遅れてしまったことはこちらの不手際です。申し訳ございません。しかし、さすがに門をよじ登ろうとするのは危ないかと。」

そいつは悩まし気に指を顎に持っていき、頭を傾けた。そのきれいな所作に思わず見とれる。

「自己紹介がまだでしたね。私、2年生で副会長を務めております我妻あがつませつです。以後お見知りおきを。」

彼はとてもきれいに笑った。その笑い方があまりにもきれいで違和感を感じた。


「その作り笑いはやめろよ!」
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