王道君と空気が読めない転校生

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来たる季節外れの転校生たち 3

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【歩 side】

「その作り笑いはやめろよ!」

 そう思わず叫んでしまった。彼の心から笑った顔が見たいと思ってしまったからだ。初めて、しかも初対面の男に訳も分からない感情を抱き咄嗟に口に出てしまった。
 自分の初めての感情に戸惑いながら彼を見ると、眉を寄せ深いそうな表情をしていた。

「作り笑いが苦手で失礼いたしました。友好的に接しようと努力したつもりだったのですが、失敗しましたね。」

 より一層距離を置いた笑顔になってしまい焦る俺。
失言した気持ちが強いので何とかしなくては!第一印象最悪だ!

するとここで空気と化していた天が

「なぁ、そんなことより早くこの門を開けてくれないか?」

と空気を読まない発言をしてくれたおかげで気まずい雰囲気が霧散した。




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