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10月27日 読書の日
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今日は、どんなスタイルの雑談になるかな?
最近『雑談部屋』に入る前も同じようなことを考えているかもしれない。
習慣って怖いですよね。
無意識で、どんな話題が来るかとか、どんな雑談になるんだろうかなんて考えてしまう。
まぁ、新たなルーティーンだと思って受け入れていこうかな。
そのうち定着するのか、それとも廃れて行ってしまうのかはわからないけど、今は習慣にしておいていいんじゃないかな?
だって、最近、雑談の調子がいいんだもの。
今日はどんな雑談になるかなぁ。
今日はどんな話題が来るかなぁ。
そんなことを毎度毎度思いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『図書館のフリースペース』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『九条様』『佐々木様』『東様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『読書』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
読書か。
読書かぁ…
盛り上がりそうだな。
食べ物の話題ではないけど、定番の話題だから、十分盛り上がると思うな。
今日はいい話題を引いたな。
いわゆる当たりというやつ、なんじゃないかな?
なんかテンション上がってきたなぁ。
でもなぁ、俺が読むのは基本的に漫画とかなんだけど、大丈夫かな?
それだけが不安だな。
まぁ、不安がっててもしょうがないし、持って行くテーマを決めよう。
何がいいかな?
”好きな本について”とかでいいんじゃないかな?
シンプルな方が話も弾むだろうし。
テーマが決まったところで、光が収まった。
今日の話だしは、いつも通り九条だった。
「今日の話題は『読書』だな?!!!みんなは普段読書とかってするか?!!!俺はあんまりしないな。強いて言うなら教科書を読むぐらいだな!!!」
「俺は、漫画とかなら結構読んでるぞ。専門書とか、お堅い小説みたいなのはあまり読めないな」
「俺は、ミステリーとかよく読むかなぁ。ミステリーならお堅い古い本から、漫画まで幅広く読んでるよぅ」
「私は、ファッション誌とか読んでるかな。読んでいると言うよりは、見ている感じがするかな」
「本とかって月どのくらい読むんだ?!!!」
「俺は5,6冊だな」
「俺は、10冊前後かなぁ」
「私は、2,3冊かな」
「そんなに読んでるんだな」
それから、みんなのおすすめの本を紹介する流れになった。
本の話は予想以上に盛り上がった。
おのおの読むジャンルが違ったから、面白かったなぁ。
自分のジャンル外のものに積極的に興味を持って行ってたから、うまく回ったんだと思うなぁ。
セルフ振り返りを終えたら、アナウンスがなった。
”34分42秒45が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
読書をしている人ってかっこいいですよね。
知識欲があって冷静な人ってイメージがありますよね。
知的に見られるためにも、読書をやっていこうかな。
読書をしている姿が様になってるって言われたい。
読書をしている姿が絵になる人っていいですよね。
羨ましい。
絵になるような読書ができたら、私も読書にはまっていたはずなんだ。
読書してる時って、読書している自分に酔ってたりしないのだろうか?
読書してる自分かっこいいみたいに。
ないか。
読書している人って、もっと冷静なのかな?
イメージだからわからないけど。
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日の雑談もうまくいったな。
毎日同じようにうまくいくのも楽しいけど、毎日違った成功があるとうれしいな。
そう思いながら上機嫌に次の授業の準備に取りかかった。
最近『雑談部屋』に入る前も同じようなことを考えているかもしれない。
習慣って怖いですよね。
無意識で、どんな話題が来るかとか、どんな雑談になるんだろうかなんて考えてしまう。
まぁ、新たなルーティーンだと思って受け入れていこうかな。
そのうち定着するのか、それとも廃れて行ってしまうのかはわからないけど、今は習慣にしておいていいんじゃないかな?
だって、最近、雑談の調子がいいんだもの。
今日はどんな雑談になるかなぁ。
今日はどんな話題が来るかなぁ。
そんなことを毎度毎度思いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『図書館のフリースペース』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『九条様』『佐々木様』『東様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『読書』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
読書か。
読書かぁ…
盛り上がりそうだな。
食べ物の話題ではないけど、定番の話題だから、十分盛り上がると思うな。
今日はいい話題を引いたな。
いわゆる当たりというやつ、なんじゃないかな?
なんかテンション上がってきたなぁ。
でもなぁ、俺が読むのは基本的に漫画とかなんだけど、大丈夫かな?
それだけが不安だな。
まぁ、不安がっててもしょうがないし、持って行くテーマを決めよう。
何がいいかな?
”好きな本について”とかでいいんじゃないかな?
シンプルな方が話も弾むだろうし。
テーマが決まったところで、光が収まった。
今日の話だしは、いつも通り九条だった。
「今日の話題は『読書』だな?!!!みんなは普段読書とかってするか?!!!俺はあんまりしないな。強いて言うなら教科書を読むぐらいだな!!!」
「俺は、漫画とかなら結構読んでるぞ。専門書とか、お堅い小説みたいなのはあまり読めないな」
「俺は、ミステリーとかよく読むかなぁ。ミステリーならお堅い古い本から、漫画まで幅広く読んでるよぅ」
「私は、ファッション誌とか読んでるかな。読んでいると言うよりは、見ている感じがするかな」
「本とかって月どのくらい読むんだ?!!!」
「俺は5,6冊だな」
「俺は、10冊前後かなぁ」
「私は、2,3冊かな」
「そんなに読んでるんだな」
それから、みんなのおすすめの本を紹介する流れになった。
本の話は予想以上に盛り上がった。
おのおの読むジャンルが違ったから、面白かったなぁ。
自分のジャンル外のものに積極的に興味を持って行ってたから、うまく回ったんだと思うなぁ。
セルフ振り返りを終えたら、アナウンスがなった。
”34分42秒45が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
読書をしている人ってかっこいいですよね。
知識欲があって冷静な人ってイメージがありますよね。
知的に見られるためにも、読書をやっていこうかな。
読書をしている姿が様になってるって言われたい。
読書をしている姿が絵になる人っていいですよね。
羨ましい。
絵になるような読書ができたら、私も読書にはまっていたはずなんだ。
読書してる時って、読書している自分に酔ってたりしないのだろうか?
読書してる自分かっこいいみたいに。
ないか。
読書している人って、もっと冷静なのかな?
イメージだからわからないけど。
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日の雑談もうまくいったな。
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そう思いながら上機嫌に次の授業の準備に取りかかった。
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