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10月28日 速記記念日
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今日の話題はどうなるかな?
久しぶりに、目標とか立ててみようかな?
今日の目標は、………
”今日も話しだしをする”でどうかな?
最近、ほとんどやってなかったし、やりたいな。
話しだしってなると、集中しなきゃなぁ。
ぼーっとしてたら他の人に取られちゃうからなぁ。
よし!気合い入れていこう!!
あ、あと、俺と相性のいい話題でありますように。
それも願っておかなきゃな。
全く知らない話題だったら、話を振ることもできないしな。
そう思いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『会議場』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『佐藤様』『関様』『五十嵐様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『速記』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
速記か。
速記かぁ………
ちょっと不安だな。
大丈夫かな?
まず、一番安心できる食べ物系の話題ではない。
それに、次に安心できる身の回りの話題でもない。
正直、かなり不安だ。
速記について30分も雑談できるかな?
会議とかの議事録取っている人たちの話でしょ?ぐらいの認識しかないんだよなぁ。
大丈夫かな?
まぁ、やるしかないでしょ!
それならとりあえず、テーマを決めなきゃなぁ。
何にしよう、テーマ。
”速記したことある?”でいいかな?
まぁ、誰も速記をしたことがある人はいないと思うけど。
うまく話の突破口になってくれるといいな。
そう思っていると光が収まった。
今日は、目標通り俺が、話だしとなった。
「今日の話題は『速記』だな。みんなは速記をしてみたことはあるか?」
「俺はもちろんない…速記って、話しているスピードに合わせて書くやつだよね?そんなの俺にはできないよ…」
「うちも全然ないよ。速記って、会議とか議会とかにいる人だよねぐらいの認識しか全然ない」
「私は、一回だけ速記ごっこをしたことがあります、はい。やってみたくなって、友達が話していることを書こうとしたら、ものの数秒でついて行けなくなってパンクしました、はい」
「俺も一回だけやったことがあるぞ。小学校の頃、グループワークの話し合いで、議事録を取ってみたくなって書いたら、自分の字なのに全く読めない字になったな」
それから弱火な盛り上がりがずっと続いた。
しらけているわけではないけど、盛り上がっているとも言いづらい時間が続いた。
さすがに難しいな。
速記って微妙に身近じゃなさ過ぎて、難しいな。
いつかリベンジしたいな。
リベンジで燃えていると、アナウンスがなった。
”27分44秒18が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
速記ってかっこいいですよね。
姿はかっこいいし、書いているものを見ると何を書いているのか私にはわからないところもかっこいいと思うんですよ。
英語ペラペラみたいな、自分の知らない言語みたいに感じるんですよね。
速記ってどうやってるんですかね?
テレビとかで何回か特集組まれているのを見たと思うんですけど、全然覚えてないですね。
かっこいいものとして速記をあげるほどの速記好きではないですけど、速記のイメージを聞かれたらかっこいいものと答えますね。
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日の雑談はうまくはいかなかったな。
いや、もしかしたらうまくいったから無言の時間がなかったのかもしれない。
そう考えるとうまくいったのかもしれないな。
まぁ、どちらにせよ、いつかリベンジしたいな。
そう思いながら次の授業の準備を始めた。
久しぶりに、目標とか立ててみようかな?
今日の目標は、………
”今日も話しだしをする”でどうかな?
最近、ほとんどやってなかったし、やりたいな。
話しだしってなると、集中しなきゃなぁ。
ぼーっとしてたら他の人に取られちゃうからなぁ。
よし!気合い入れていこう!!
あ、あと、俺と相性のいい話題でありますように。
それも願っておかなきゃな。
全く知らない話題だったら、話を振ることもできないしな。
そう思いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『会議場』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『佐藤様』『関様』『五十嵐様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『速記』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
速記か。
速記かぁ………
ちょっと不安だな。
大丈夫かな?
まず、一番安心できる食べ物系の話題ではない。
それに、次に安心できる身の回りの話題でもない。
正直、かなり不安だ。
速記について30分も雑談できるかな?
会議とかの議事録取っている人たちの話でしょ?ぐらいの認識しかないんだよなぁ。
大丈夫かな?
まぁ、やるしかないでしょ!
それならとりあえず、テーマを決めなきゃなぁ。
何にしよう、テーマ。
”速記したことある?”でいいかな?
まぁ、誰も速記をしたことがある人はいないと思うけど。
うまく話の突破口になってくれるといいな。
そう思っていると光が収まった。
今日は、目標通り俺が、話だしとなった。
「今日の話題は『速記』だな。みんなは速記をしてみたことはあるか?」
「俺はもちろんない…速記って、話しているスピードに合わせて書くやつだよね?そんなの俺にはできないよ…」
「うちも全然ないよ。速記って、会議とか議会とかにいる人だよねぐらいの認識しか全然ない」
「私は、一回だけ速記ごっこをしたことがあります、はい。やってみたくなって、友達が話していることを書こうとしたら、ものの数秒でついて行けなくなってパンクしました、はい」
「俺も一回だけやったことがあるぞ。小学校の頃、グループワークの話し合いで、議事録を取ってみたくなって書いたら、自分の字なのに全く読めない字になったな」
それから弱火な盛り上がりがずっと続いた。
しらけているわけではないけど、盛り上がっているとも言いづらい時間が続いた。
さすがに難しいな。
速記って微妙に身近じゃなさ過ぎて、難しいな。
いつかリベンジしたいな。
リベンジで燃えていると、アナウンスがなった。
”27分44秒18が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
速記ってかっこいいですよね。
姿はかっこいいし、書いているものを見ると何を書いているのか私にはわからないところもかっこいいと思うんですよ。
英語ペラペラみたいな、自分の知らない言語みたいに感じるんですよね。
速記ってどうやってるんですかね?
テレビとかで何回か特集組まれているのを見たと思うんですけど、全然覚えてないですね。
かっこいいものとして速記をあげるほどの速記好きではないですけど、速記のイメージを聞かれたらかっこいいものと答えますね。
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日の雑談はうまくはいかなかったな。
いや、もしかしたらうまくいったから無言の時間がなかったのかもしれない。
そう考えるとうまくいったのかもしれないな。
まぁ、どちらにせよ、いつかリベンジしたいな。
そう思いながら次の授業の準備を始めた。
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