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10月26日 青汁の日
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今日は話し始めをしようかな。
最近後ろの方が多いから。
それに、いつも九条とかがやっててうらやましいし。
今日は気合いを入れて、話し始めを取ろうかな。
よし!気合いを入れていこう。
今日の話題は何かな?
話し出しやすい話題だといいな。
最初の軽い話題を考えやすい話題がいいな。
今日はどんな話題が来るのかな?
楽しい話題が来ますように。
そう願いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『通信販売のスタジオ』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『佐々木様』『関様』『矢野様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『青汁』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
青汁か。
青汁かぁ…
食べ物系の話題だけどなぁ。
どうだろうなぁ。
話しやすい話題なのかなぁ?
どうなんだろう?
俺は青汁は飲んだことないんだよなぁ。
どうしよう?
話だしを諦めた方がいいのかな?
まぁ、とりあえずテーマを考えるかぁ。
うーん……
”青汁飲んだことある?”でいいかな?
話しだしをやるならこれくらいのテンション感でいい気がする。
後は、話だしを取られないように集中集中!!
集中力がほどよく高まったところで、光が収まった。
光が収まりみんなの顔が見えたタイミングで話し出した。
「今日の話題は『青汁』だな。青汁って飲んだことあるか?」
「私はないです、はい。おじいちゃんとかが飲んでるイメージはあるけど、うちのおじいちゃんは飲んでないので、もらったりもしなかったですね、はい。」
「俺は一度飲んだことあるよぅ。小学校に入る前ぐらいの時に飲んで、あまり好きな味ではなかったと思うよぅ」
「僕はね、何度かおじいちゃんからもらって飲んだことがあるよ。僕はね、あんまり好きな味じゃないけど、体に良さそうな味はしてるね。僕が飲んだやつだけかもしれないけど」
「俺は飲んだことないんだよなぁ。飲んでみたいとは思うけど、真緑の飲み物ってところで抵抗があるな」
「あの、テレビでやってる青汁のCMは好きですか?はい」
それから、各自が持ち寄ったテーマを各自が回しながら、雑談が続いていった。
私が回したと思ったら、次は佐々木が回してたり、その佐々木の話が終わったらすぐに関が回し出したりと、新しいスタイルで面白かった。
ハイテンポな雑談が定着したみたいに、このスタイルが定着するようになるのもなぁ。
それも面白そうだなぁ。
そう思いわくわくしていると、アナウンスがなった。
”31分24秒59が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
青汁。
うちのおじいさんも毎日飲んでましたね。
私は、青汁のおいしさはよくわからなかったけど、おじいちゃんが飲んでた思い出の飲み物って感じですね。
青汁って色からしてすごいですよね。
あそこまで葉っぱの色の飲み物ってないですよね。
体には良さそうな色ですけど、飲みたくなるような色じゃないですよね。
あの色の飲み物が、通販番組の定番っていうのが驚きですよね。
画面映えしなくないですかね?
濃い緑一色だし。
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日の雑談はうまくいったと思う。
俺が回してたわけじゃないけど。
今日みたいにみんなが話したいことを各自が回しながら進めていく形いいな。
ああいうふうにやっていけば、使わないテーマが減って、テーマを真面目に考えるようになると思うんだよね。
明日はどんな雑談かな?
楽しく盛り上がることを期待したいね。
今日の成功と、明日の雑談に胸を膨らませながら、上機嫌に次の授業の準備を始めた。
最近後ろの方が多いから。
それに、いつも九条とかがやっててうらやましいし。
今日は気合いを入れて、話し始めを取ろうかな。
よし!気合いを入れていこう。
今日の話題は何かな?
話し出しやすい話題だといいな。
最初の軽い話題を考えやすい話題がいいな。
今日はどんな話題が来るのかな?
楽しい話題が来ますように。
そう願いながら、俺は『雑談部屋』に入っていった。
今日もまた、白い空間に放り出された。
そしてどこからともなくアナウンスが鳴った。
”シチュエーションの設定、人物選択、話題選択が終了しました。
これより雑談を始めます。”
やっぱりアナウンスが止んだ。
やはり、雑談部屋で一番無駄な時間なう。
AIはここを修正しないのだろうか?
やっぱ、修正しないかぁ。
修正してくれないかなぁ。
毎回同じこと思ってるなぁ。
ある意味、これがルーティーンみたいなところあるしなぁ。
そう考えると、意味があるのかなぁ?
意味、あったのかな…
このルーティーンやめようかな?
どうしよう。
でも、これをやめて、調子崩したら辛いから、続けるかぁ。
再びアナウンスが鳴った。
”雑談所要時間は30分、盛り上がり等により自動で延長や短縮を行います。
シチュエーションは、『通信販売のスタジオ』です。
雑談に参加するメンバーは、『田中様』『佐々木様』『関様』『矢野様』です。
決まった役職、役割等はございません。ご気軽に参加してください。
それでは雑談を始めさせていただきます。
今回の話題は『青汁』です。
それでは楽しい雑談の時間をお過ごしください。”
アナウンスがやんで、光に包まれた。
青汁か。
青汁かぁ…
食べ物系の話題だけどなぁ。
どうだろうなぁ。
話しやすい話題なのかなぁ?
どうなんだろう?
俺は青汁は飲んだことないんだよなぁ。
どうしよう?
話だしを諦めた方がいいのかな?
まぁ、とりあえずテーマを考えるかぁ。
うーん……
”青汁飲んだことある?”でいいかな?
話しだしをやるならこれくらいのテンション感でいい気がする。
後は、話だしを取られないように集中集中!!
集中力がほどよく高まったところで、光が収まった。
光が収まりみんなの顔が見えたタイミングで話し出した。
「今日の話題は『青汁』だな。青汁って飲んだことあるか?」
「私はないです、はい。おじいちゃんとかが飲んでるイメージはあるけど、うちのおじいちゃんは飲んでないので、もらったりもしなかったですね、はい。」
「俺は一度飲んだことあるよぅ。小学校に入る前ぐらいの時に飲んで、あまり好きな味ではなかったと思うよぅ」
「僕はね、何度かおじいちゃんからもらって飲んだことがあるよ。僕はね、あんまり好きな味じゃないけど、体に良さそうな味はしてるね。僕が飲んだやつだけかもしれないけど」
「俺は飲んだことないんだよなぁ。飲んでみたいとは思うけど、真緑の飲み物ってところで抵抗があるな」
「あの、テレビでやってる青汁のCMは好きですか?はい」
それから、各自が持ち寄ったテーマを各自が回しながら、雑談が続いていった。
私が回したと思ったら、次は佐々木が回してたり、その佐々木の話が終わったらすぐに関が回し出したりと、新しいスタイルで面白かった。
ハイテンポな雑談が定着したみたいに、このスタイルが定着するようになるのもなぁ。
それも面白そうだなぁ。
そう思いわくわくしていると、アナウンスがなった。
”31分24秒59が経過しました。お話の途中かと思いますが、教室の方に転送いたします。話し足りないかと思いますが、この話題はこの場限りといたしますようよろしくお願いします。教室で同じ話題をしたとしても特に罰則等はございませんが、ご協力よろしくお願いいたします。それと同じように、教室での話題をこの場に持ち込まないようよろしくお願いいたします。このアナウンスの内容を何度もお聞きになっていると思いますがなにとぞご協力よろしくお願いいたします。
青汁。
うちのおじいさんも毎日飲んでましたね。
私は、青汁のおいしさはよくわからなかったけど、おじいちゃんが飲んでた思い出の飲み物って感じですね。
青汁って色からしてすごいですよね。
あそこまで葉っぱの色の飲み物ってないですよね。
体には良さそうな色ですけど、飲みたくなるような色じゃないですよね。
あの色の飲み物が、通販番組の定番っていうのが驚きですよね。
画面映えしなくないですかね?
濃い緑一色だし。
今日の残りの時間も頑張ってください。
それでは教室にお送りいたします。
それでは良い学校生活を”
アナウンスが止んだ。
教室に戻ってきた。
今日の雑談はうまくいったと思う。
俺が回してたわけじゃないけど。
今日みたいにみんなが話したいことを各自が回しながら進めていく形いいな。
ああいうふうにやっていけば、使わないテーマが減って、テーマを真面目に考えるようになると思うんだよね。
明日はどんな雑談かな?
楽しく盛り上がることを期待したいね。
今日の成功と、明日の雑談に胸を膨らませながら、上機嫌に次の授業の準備を始めた。
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