Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~

百々 五十六

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クラン勧誘 メッセージ

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 個室から出た後すぐに、俺は通知を確認した
 実は、3人と話している間に、何回も通知音が鳴っていたのだ。
 会話の途中で急に通知を確認しだしたら失礼かなと思って放置していた。
 会話の途中にいっぱい通知音が鳴るもんだから、話に集中できていない時間があったことは、みんなには秘密だ。
 まぁ、通知に半のぬしてしまうのは、現代人の宿命だよね。
 俺は申し訳ないという気持ちでメニューを経由してメッセージを開いた。
 コルドと、ローズから、大量の通知が来ていた。
 よかった。
 2人からの通知なら安心だな。
 後で謝罪を少ししたら許してくれるだろう。
 2人にはそういう信頼はある。
 運営からとか、他のフレンドから来た大量のメッセージを未読無視しいたよりは、100倍ましだな。
 俺は安心して、コルドとローズから来たメッセージを見た。
 まず一番最初に来ていたのは、ローズからのメッセージだ。
 これは、3人にクランの説明をしているあたりの時に届いてたみたいだな。

”オクツ、ミヤネさんと天野さんが一緒に居たから、一緒に勧誘しといた”

 ミヤネさんと天野さんが一緒に居たのか。
 まぁ、露店が隣なんだし、そういうこともあるよね。
 ローズが、代わりに勧誘してくれたんだ。
 ありがたいな。
 と言うことは、俺は天野さんを勧誘しに行かなくて良いんだな。
 じゃあ、もう勧誘する人いないじゃん。
 それならもうちょっと、『調薬』組とおしゃべりしていればよかったな。
 勧誘が、想像の数倍早く終わっちゃったな。
 どうしよう。部屋の中に戻って良いかな?
 さすがに気まずいか。
 次のメッセージもローズからだった。これは、時間的に質問の受け答えの辺りかな?

”こちら、ローズ。【速報】ミヤネさん、天野さん、加入決定”

 勧誘うまくいったんだ。
 よかったな。
 かなり早いな。
 これは、おしゃべりしながら、メッセージを打っているのかな?
 それとも、勧誘が完全に終わってからメッセージを送っているのかな?
 もしくは、話を一時中断して送っているのかな?
 どれなんだろう?
 今のところ、クランメンバーは、俺たち入れて8人か。
 これで、後は、けんけんぱさんだけだな。
 コルド、うまくやったかな?
 次のメッセージは、コルドからのものだった。

”こちら、コルド。【速報】けんけんぱさん、加入決定”

 おぉ、けんけんぱさんも入ってくれるのか。
 ありがたいな。
 コルドも勧誘うまくいったんだな。
 よかった。
 勧誘を受けてくれたメンバーを思い浮かべて改めて思ったけれど、知り合いのプレイヤー、生産職の人しかいないな。
 まぁ、誰かと一緒に戦闘なんてこともなかったし、誰かを助けたり誰かに助けられたりみたいなこともなかったからな。
 関わりがないんだよな。まともな戦闘職の人と。
 これで、元々誘う予定だった人は、全員は行ってくれることになったな。
 まだ始めていない、妹たちを除いてだけど。
 まだまだ何個もメッセージが入っているけど、他に何かメッセージを送る必要があることってなにかな?
 次のメッセージは、ローズからだ。
 時間的には、1つ前のローズのメッセージから、5分後ぐらいの時。
 加入以外に送ることがあるのかな?
 そう思いながら、メッセージを開いた。

”こちらローズ。【速報】ミヤネさんが知り合いを勧誘したいらしいわ”

 あぁ、追加メンバーか。
 基本的には、OKだけど、クランに入る前に1回会っておきたいよね。
 ローズは、この速報の内容をどう対応したんだろう?
 たぶん、1回会わせてくれって言ってそうだな。
 俺ならそう言うしな。
 追加メンバーか。
 どんな人かな?
 ミヤネさんの知り合いってことは、細工師の人かな?
 それとも、βテスターつながりかな?
 もしくは、顧客かな?
 戦闘職の人かな? それとも生産職の人かな?
 生産職の人な気がするな。なんとなくだけど。
 直感がそう言っている。
 続いて、ローズのメッセージからタッチの差で、コルドからメッセージが来ていた。
 コルドも同じように、メンバー追加の話かな?
 そう思いながら、コルドから来たメッセージを開いた。

”こちらコルド。【速報】けんけんぱさん、お得意先のプレイヤーを勧誘したいらしい”

 予想が当たっちゃった。
 こっちでも追加メンバーか。
 一度会わせてくれるなら、入れる分には基本的にはかまわないよね。
 判断を仰がれているわけでもないのに、頭の中でそんなことを考える。
 けんけんぱさんのお得意様は、さすがに戦闘職の人だろう。
 魔術系ではなく、戦士系か、剣士系だと思う。
 と言うか、鍛冶士を利用するのは、それぐらいでしょ。
 ようやく戦闘職の人が入ってくれるのか。
 それはかなり楽しみだな。
 けんけんぱさんが推薦するんだし、正確に難があるタイプの人ではないだろうし。
 けんけんぱさんも、ミヤネさんも推薦する人の人間性は、信頼できると思う。
 さすがに変な人を誘ったりしないでしょ。
 どんな人なのかな。楽しみだな。
 次は、ローズからメッセージが来ていた。前のローズのメッセージから1分後に来ていたみたいだ。
 さすがにもう言うことないんじゃない?
 どんな内容なの?
 そう思いながらメッセージを開いた。

”こちらローズ。勧誘が終わったから、ギルドの依頼を片付けておくわ”

 あぁ、勧誘が終わった報告か。
 確かにそれがあった。
 勧誘の内容しか頭になかったな。
 ローズは、もうギルドで依頼消化をやってくれているのか。
 俺も勧誘が終わったんだし、速やかに依頼消化に行った方がいい気がしてきた。
 勧誘だってことを忘れて、あのまま楽しくササキさん達とおしゃべりをしていたら、切れられてたかもしれない。
 ちゃんと切り上げれてよかった。
 そして、メッセージを確認し終わったら、すぐに依頼消化に行こう。
 めっちゃ急ぎましたみたいな顔をしていこう。
 次は、コルドからのメッセージだ。今度は、ローズのメッセージから3分後に来ていたみたいだ。
 この流れ的に、勧誘が終わった報告だよな。
 そう思いながらメッセージを開いた。

”こちらコルド。ローズと合流して、ギルドの依頼を片付け始めた”

 ちょっとだけ予想より上だったな。
 もう合流してたのか。
 そうなんだ。
 このコルドのメッセージで、未読のメッセージはなくなった。
 追いついたみたいだ。
 読み終わったし、コルド達の方に向かおうかな?
 それとも、コルドとローズがやってた、報告メッセージを入れようかな。
 楽しそうにいろいろ報告してたのが、少し羨ましかったので、2人と合流する前に、メッセージを送ることにした。
 とりあえず俺は2人と同じ雰囲気のメッセージを送った。

”こちら、オクツ。ササキさんを勧誘しに行ったら、ダイアさんとクジョウ君もいた”

 それから間髪入れずに、次のメッセージを送った。

”こちら、オクツ。【速報】ササキさん、ダイアさん、クジョウ君加入決定”

 これ楽しいな。
 これから、身内のメッセージはこの形式で行こうかな。
 エージェントみたいで楽しいな。
 俺は、2つのメッセージを送って欲求は満たされた。
 俺は、2人と合流するために動き出そうとした。
 そのタイミングで、メッセージが来た。
 ローズとコルドから同時にメッセージが来たみたいだ。

”よくやったわ”

”よくやったな! ”

 これって返信するやつだったの?
 俺も今からでも、2人の報告に返信した方が良いのかな?
 まぁ、もう流れちゃったから、今更返信しても仕方がないか。
 とりあえず、合流したら、メッセージを開ける状況じゃなかったと言い訳をしておこう。
 あ、そういえば、もう1個報告しておくことがあったな。
 このメッセージを送るの楽しいし、この流れでもう1個報告しておこう。
 俺は2人にメッセージを送った。

”こちら、オクツ。【速報】ササキさんが、第2陣参加の娘を勧誘したいらしい”

 2人は即返信をしてきた。

”朗報ね”

”良い報告だ! ”

 ちょっとしたロールプレイって楽しいよね。
 もう1個ぐらいメッセージを送っておくか。

”こちら、オクツ。勧誘が終わったので、依頼のスペースに向かう”

 また2人から即返信が来た。

”了解”

”了解”

 俺はメッセージを閉じて、ウキウキで、2人のところへと向かった。





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