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歴史if 小早川秀秋

1600年 旗幟鮮明の松尾山

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 様々な旗が、空を覆うようにたなびいているのが見える。
 眼下では、福島正則の軍勢と宇喜多秀家の軍勢が、真っ向からぶつかりあっていた。
 松尾山は、良い場所だ。関が原を見渡せる。この位置に陣を引いたのは間違っていなかった。

 俺の名は、小早川英明だ。テンプレよろしくトラックに轢かれてあの世に行ったと思ったら、大阪城で高熱を発した小早川秀秋に転生していた。

 豊臣家の一大事と、西軍に味方して出陣した。問題は、ここからだ。
「いかがなさいますか、殿」
 筆頭家老の山口宗永に問われる。宗永は、榊原康正に東軍に味方すれば、百万石への加増を約束してくれましたとか言っているが、史実で狸が実際にくれたのは57万石だ。その上、二年後には死んでしまう。
家老の松尾重元が、
「殿。我等が全軍をもって山を下れば、脇坂、朽木を動かし、藤堂、京極を撃破し一気に逆賊、福島正則に攻めかけられましょうぞ」
 威勢よく声をかけてくる。確かにここが天下分け目なのは間違いない。秀頼は幼く、ここで戦に勝てば、天下を制するのもできるかも知れない。

 歴史ifかぁ、さてさてどうするかなぁ。
 自分のステータスを確認する。高くも無いが、低いという程でも無い。運が-1ってなんだよって感じなのが残念である。

さて、貴方は、小早川秀秋となって、1600年の関が原合戦まっただなかに転生した。

 選択肢は3つ。
  1.東軍に味方して、西軍へ突撃して、史実以上の成果を求める。
  2.西軍に味方して、西軍へ突撃して、史実を覆して成果を求める。
  3.このまま日和見を決め込んで、松尾山に居座る。

プレイヤー名  : 読者
キャラクター名 : 小早川秀秋
心(形而上): 3 MP:12
体(形而下): 2 HP: 9
技(Skill計):10 運: -1
一般スキル
 感知力:1
 筋力 :1
 素早さ:2
専門スキル
 剣術 :1
 格闘 :1
装備しているモノ
 大鎧、兜 HP軽減ー2
 太刀 追加ダメージ+1
保有しているモノ
 軍勢15000
 筑前筑後35万石
 


1.を選択した場合。

 戦闘になります「体」および戦闘に関する技能を加え、サイコロを一個振ってください。


2.を選択した場合。

 戦闘になります「体」および戦闘に関する技能を加え、サイコロを一個振ってください。


3.を選択した場合

 戦闘ではなく、策略によって東西両軍を相手にする必要があります。「心」および交渉に関する技能を加え、サイコロを一個振ってください。
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