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夏休み
夏の虫に関わるよくわからないミステリー
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子どもの寝る時間、みずほちゃんがやって来た。
みずほちゃんは、眠い目を擦りながら言う。
「何か音がして寝れない……」
「えっ、どこから音がするの?」
テレビドラマを見ていたお母さんは、みずほちゃんに振り向いて、聞く。
「エアコンの所かもしれない……」
「じゃぁ……見てみょうかしらねぇ」
お母さんは、椅子から立ち上がり、みずほちゃんに付いて行く。客間に居た、猫のあずき先輩を連れて行くそれなら僕なんか重要任務任されるかもしれない。だから僕も行かなきゃだめかもしれない。
みずほちゃんの危機を救うのは僕だと思う。
「あらあら、稲穂も付いて来るの?」
階段で、お母さんは振り返って僕に言うので、「もちろんだよ!」って答えた。
僕達は、みずほちゃんの部屋に来た。
机とベッドとタンスと僕の猫用ベッドがある子供部屋。
エアコンの音がする。
「今は、へんな音はしないわね」
お母さんが、リモコンを手に取りスイッチを押すと、音が切れる準備にはいったので、お母さんがまたピッてしてエアコンは止まった。
「うーん、さっきは音がしてたんだど……」
瑞穂ちゃんが首をかしげながそう言った後、お母さんは、僕の方を見て……。
「稲穂は、何か聞こえる?」
お母さんに聞かれるが、変な音は聞こえない。僕は、首を振ると、今度はエアコンをつけた。でも、変な音はしないままだ。
「おかしいなぁ」
やっぱり変な音はしない。
「うーん、さっきは、電気を消していたから、ちょっと電気を消すね」
みずほちゃんは、言い終わらない内に電気が消される。暗い世界で、僕は耳をすます。
シャカシャカ、ぶんぶんぶん音がする! なんだかエアコンの方から音がする様な……?
「あら、やっぱりエアコンなのかしら? お父さんはもう寝てしまったから、明日、ちょっと見て貰いましょう」
「うん、わかった」
それでもみずほちゃんは、不安そう。僕は、猫になると、みずほちゃんの足を頭突きする。
「あらあら」お母さんの声とミャァー鳴くって僕の声。
みずほちゃんは、僕を抱っこすると、ほっぺを僕にすりすりさせる。
「おやすみなさい」
そう言うとお母さんは、また階段を降りて行った。
残ったあずき先輩は、「結局、俺の出番は無かったな……」そういって、下へ降りていった。また、ゲームでもするのだろうか?
みずほちゃんは、リモコンを持っと、ピッツ、もう一つのリモコンもピッツ。真っ暗になって、エアコンの音は小さくなるが、ぶんぶんとかシャカシャカ言う音は、止まらない!?
僕は、当たり見回すと窓の外から音がする様な気までしてきた、窓の外を見てもシャッターが見えるだけ……。
「風なのかな? 稲穂」
どうなんだろう……? 音は、再び鳴らなくなった。
どう言う事はわからない、わからない時は、寝るしかない。寝よう。
僕が寝ると、「稲穂……」と、みずほちゃんは、言ったが諦めて横になった。
しかし僕達は、ふたたび目覚める事になった。
また、音が鳴り始めたのだ。
もうしかたない……みずほちゃん。寝ないで、遊ぼう!なんかお腹も空いてきたからおやつを食べるのもいいかもしれかい。ゆっくりと体をおこした、みずほちゃんの肩に手をかける。
しかしみずほちゃんは、遊ばない用だ……。真剣に窓を見つめている。
「稲穂、少しだけ窓とシャッターを開ける事にします。そしたら虫が居たら逃げると思うから…」
みずほちゃんは、凄く真剣だった。おやつの事など頭にないくらい真剣そう。
「稲穂もし、虫が居たら……私が稲穂を連れて逃げるから、絶対に!絶対に捕まえようとしないで……、食べようとするのはもっと駄目だから……わかった。」
僕の目を見てそう言うみずほちゃん……わかった。
ミャァーオ! (僕が虫を倒す!)
みずほちゃんが、窓を少し開け、シャッターを開け、ふたたび窓を閉める!
あれ? 窓を閉めたら倒せないよ? 僕は、窓の外を見つめるがやはり何も居ないようだ。
「これで、大丈夫なはず……」
みずほちゃんは、ベッドに座って僕を抱っこした。しかし鳴る音は止まない。
「えっ……もしかして……」
みずほは、僕をベッドの上に置き、今まで開け無かった窓の右側を見る。右の窓には網戸があり昨日も網戸は開けてない。
――しかし窓だけは、空気の入れ替えの為、開けたはず……。密室の部屋に現れた怪事件の犯人は、内側から外に出られる奴!?
みずほちゃんもその真実がわかった様で、何も言葉を発しない。
だが、意を決してした様に、立ち上がる。
「今日は、お母さん達の部屋で寝よう」
みずほちゃんは、戦わない事を選んだらしい僕を連れて行き向こうで寝た。
次の日の昼間、いきなり決戦の火蓋が切って落とされた!
みずほちゃん、僕、あずき先輩が、みずほちゃんの部屋へ集まり、昨日の話をみずほちゃんからあずき先輩へと伝える。
「で、俺に見て欲しいのか?」
あずき先輩は、いつも以上に、お兄さんぶりながら言う。
「僕も見ようか? 大丈夫だよ」
僕は二人の前で、自分を指差し、頼れるお兄さんだった。
「稲穂は、一緒に見てよう」
みずほちゃんは、僕の手を強く握る。
「わかりました! あずき先輩お願いします」
二人の期待を一身に背負って、あずき先輩が右の窓を開ける。
「なんか虫が死んでるけど、普通に外の虫だぞ」
そう言った瞬間、早い動きでみずほちゃんはビニール袋とティッシュをあずき先輩に手渡した。
「俺、手で取れるけど?」
「お願いあずき!」
みずほちゃんの凄い圧力で、あずき先輩はそれをビニール袋に入れて、一階のゴミ箱に入れに行った。
みずほちゃんは、英雄あずき先輩を、いっぱい褒めてた。ありがとうっていっぱい言ってたけど……。
みずほちゃんは、ふと呟いた。
「外にいる虫が、どうやって網戸と窓の間に入ったんだろう……」
この話の密室の謎は、解けていない。僕は、勇者になれなかった。だがいい……。
みずほちゃんが笑顔なら……。
僕は……これから……昼寝をする事にします。
おわり
みずほちゃんは、眠い目を擦りながら言う。
「何か音がして寝れない……」
「えっ、どこから音がするの?」
テレビドラマを見ていたお母さんは、みずほちゃんに振り向いて、聞く。
「エアコンの所かもしれない……」
「じゃぁ……見てみょうかしらねぇ」
お母さんは、椅子から立ち上がり、みずほちゃんに付いて行く。客間に居た、猫のあずき先輩を連れて行くそれなら僕なんか重要任務任されるかもしれない。だから僕も行かなきゃだめかもしれない。
みずほちゃんの危機を救うのは僕だと思う。
「あらあら、稲穂も付いて来るの?」
階段で、お母さんは振り返って僕に言うので、「もちろんだよ!」って答えた。
僕達は、みずほちゃんの部屋に来た。
机とベッドとタンスと僕の猫用ベッドがある子供部屋。
エアコンの音がする。
「今は、へんな音はしないわね」
お母さんが、リモコンを手に取りスイッチを押すと、音が切れる準備にはいったので、お母さんがまたピッてしてエアコンは止まった。
「うーん、さっきは音がしてたんだど……」
瑞穂ちゃんが首をかしげながそう言った後、お母さんは、僕の方を見て……。
「稲穂は、何か聞こえる?」
お母さんに聞かれるが、変な音は聞こえない。僕は、首を振ると、今度はエアコンをつけた。でも、変な音はしないままだ。
「おかしいなぁ」
やっぱり変な音はしない。
「うーん、さっきは、電気を消していたから、ちょっと電気を消すね」
みずほちゃんは、言い終わらない内に電気が消される。暗い世界で、僕は耳をすます。
シャカシャカ、ぶんぶんぶん音がする! なんだかエアコンの方から音がする様な……?
「あら、やっぱりエアコンなのかしら? お父さんはもう寝てしまったから、明日、ちょっと見て貰いましょう」
「うん、わかった」
それでもみずほちゃんは、不安そう。僕は、猫になると、みずほちゃんの足を頭突きする。
「あらあら」お母さんの声とミャァー鳴くって僕の声。
みずほちゃんは、僕を抱っこすると、ほっぺを僕にすりすりさせる。
「おやすみなさい」
そう言うとお母さんは、また階段を降りて行った。
残ったあずき先輩は、「結局、俺の出番は無かったな……」そういって、下へ降りていった。また、ゲームでもするのだろうか?
みずほちゃんは、リモコンを持っと、ピッツ、もう一つのリモコンもピッツ。真っ暗になって、エアコンの音は小さくなるが、ぶんぶんとかシャカシャカ言う音は、止まらない!?
僕は、当たり見回すと窓の外から音がする様な気までしてきた、窓の外を見てもシャッターが見えるだけ……。
「風なのかな? 稲穂」
どうなんだろう……? 音は、再び鳴らなくなった。
どう言う事はわからない、わからない時は、寝るしかない。寝よう。
僕が寝ると、「稲穂……」と、みずほちゃんは、言ったが諦めて横になった。
しかし僕達は、ふたたび目覚める事になった。
また、音が鳴り始めたのだ。
もうしかたない……みずほちゃん。寝ないで、遊ぼう!なんかお腹も空いてきたからおやつを食べるのもいいかもしれかい。ゆっくりと体をおこした、みずほちゃんの肩に手をかける。
しかしみずほちゃんは、遊ばない用だ……。真剣に窓を見つめている。
「稲穂、少しだけ窓とシャッターを開ける事にします。そしたら虫が居たら逃げると思うから…」
みずほちゃんは、凄く真剣だった。おやつの事など頭にないくらい真剣そう。
「稲穂もし、虫が居たら……私が稲穂を連れて逃げるから、絶対に!絶対に捕まえようとしないで……、食べようとするのはもっと駄目だから……わかった。」
僕の目を見てそう言うみずほちゃん……わかった。
ミャァーオ! (僕が虫を倒す!)
みずほちゃんが、窓を少し開け、シャッターを開け、ふたたび窓を閉める!
あれ? 窓を閉めたら倒せないよ? 僕は、窓の外を見つめるがやはり何も居ないようだ。
「これで、大丈夫なはず……」
みずほちゃんは、ベッドに座って僕を抱っこした。しかし鳴る音は止まない。
「えっ……もしかして……」
みずほは、僕をベッドの上に置き、今まで開け無かった窓の右側を見る。右の窓には網戸があり昨日も網戸は開けてない。
――しかし窓だけは、空気の入れ替えの為、開けたはず……。密室の部屋に現れた怪事件の犯人は、内側から外に出られる奴!?
みずほちゃんもその真実がわかった様で、何も言葉を発しない。
だが、意を決してした様に、立ち上がる。
「今日は、お母さん達の部屋で寝よう」
みずほちゃんは、戦わない事を選んだらしい僕を連れて行き向こうで寝た。
次の日の昼間、いきなり決戦の火蓋が切って落とされた!
みずほちゃん、僕、あずき先輩が、みずほちゃんの部屋へ集まり、昨日の話をみずほちゃんからあずき先輩へと伝える。
「で、俺に見て欲しいのか?」
あずき先輩は、いつも以上に、お兄さんぶりながら言う。
「僕も見ようか? 大丈夫だよ」
僕は二人の前で、自分を指差し、頼れるお兄さんだった。
「稲穂は、一緒に見てよう」
みずほちゃんは、僕の手を強く握る。
「わかりました! あずき先輩お願いします」
二人の期待を一身に背負って、あずき先輩が右の窓を開ける。
「なんか虫が死んでるけど、普通に外の虫だぞ」
そう言った瞬間、早い動きでみずほちゃんはビニール袋とティッシュをあずき先輩に手渡した。
「俺、手で取れるけど?」
「お願いあずき!」
みずほちゃんの凄い圧力で、あずき先輩はそれをビニール袋に入れて、一階のゴミ箱に入れに行った。
みずほちゃんは、英雄あずき先輩を、いっぱい褒めてた。ありがとうっていっぱい言ってたけど……。
みずほちゃんは、ふと呟いた。
「外にいる虫が、どうやって網戸と窓の間に入ったんだろう……」
この話の密室の謎は、解けていない。僕は、勇者になれなかった。だがいい……。
みずほちゃんが笑顔なら……。
僕は……これから……昼寝をする事にします。
おわり
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