14 / 113
新婚旅行に行きます!
しおりを挟む
長期休暇に入ったよ!
スプリング王国ではなかなか手に入らないモコモコのコートを準備して、トランクにお気に入りの洋服と学園の課題を詰めて。
あと、お手紙書く用の便箋と万年筆!
「それでは行って参ります!」
「気をつけてね。」
「私たちもついております。お任せ下さい。」
双子のメリーさんリリーさんは実は護衛でもあった。
メイド服の下にはナイフが仕込まれているらしい。
〈私たちもいるわっ!〉
精霊たちも元気よく飛び跳ねている。
北にあるウィンター王国には、大きな鉄の乗り物…………真っ黒な蒸気機関車で向かう。
石炭と水で動いているらしい。
ウィンター王国すごい。
「精霊たちに機関車のチェックを頼めるか?」
発車して少しして、ナードが頼んだのでチェックを頼んだら、連結部分が外れそうになっていた。
一度止めて、修理してまた出発。
「危なかったね。」
「うん、そうだな。」
なんだかナードが遠い………。
無事、ウィンター王国に到着すると、陛下や王族の皆さんが待っていた。
あれ?
自分のいいように国を仕切るため、頭の悪い男爵令嬢に王妃になってもらった。
今までもこれからも、王族は飾りでいい。
頭の良い妃や王子は要らない。
楽に国を回すためにも愛し子を妃に迎えて欲しかったのに、あのバカが失敗なんかして。
サザンドラ王女など冗談じゃない。
アイリに話を合わせてはいるが、だからこそ恐ろしい。
あれは、アルファの中のアルファ。
アルファの才能に努力を重ねた優秀な女だ。
加護は失いたくないが、ついている精霊がいれば愛し子が死ぬことはないだろう。
そう考えて、あの時のようにウィンター王国へ向かう列車に細工をした。
ナードとかいう番がいなくなれば、番契約は解除になる。
そうすれば………。
愛し子であれば処女でなくともいいだろう。
腹に子がいるなら卸させばいい。
そう思って事故死のニュースを待っていたのに、一向にニュースはなかった。
「くそっ!」
「あらあ、ご機嫌ななめねえ、事務官長。」
「王妃様。グレイシャス王子の妃ですが………、マリリン嬢ではだめなのでしょうか?」
「うーん。グレイシャスがもう興味ないみたいなのよねぇ。」
くそっ!
スプリング王国ではなかなか手に入らないモコモコのコートを準備して、トランクにお気に入りの洋服と学園の課題を詰めて。
あと、お手紙書く用の便箋と万年筆!
「それでは行って参ります!」
「気をつけてね。」
「私たちもついております。お任せ下さい。」
双子のメリーさんリリーさんは実は護衛でもあった。
メイド服の下にはナイフが仕込まれているらしい。
〈私たちもいるわっ!〉
精霊たちも元気よく飛び跳ねている。
北にあるウィンター王国には、大きな鉄の乗り物…………真っ黒な蒸気機関車で向かう。
石炭と水で動いているらしい。
ウィンター王国すごい。
「精霊たちに機関車のチェックを頼めるか?」
発車して少しして、ナードが頼んだのでチェックを頼んだら、連結部分が外れそうになっていた。
一度止めて、修理してまた出発。
「危なかったね。」
「うん、そうだな。」
なんだかナードが遠い………。
無事、ウィンター王国に到着すると、陛下や王族の皆さんが待っていた。
あれ?
自分のいいように国を仕切るため、頭の悪い男爵令嬢に王妃になってもらった。
今までもこれからも、王族は飾りでいい。
頭の良い妃や王子は要らない。
楽に国を回すためにも愛し子を妃に迎えて欲しかったのに、あのバカが失敗なんかして。
サザンドラ王女など冗談じゃない。
アイリに話を合わせてはいるが、だからこそ恐ろしい。
あれは、アルファの中のアルファ。
アルファの才能に努力を重ねた優秀な女だ。
加護は失いたくないが、ついている精霊がいれば愛し子が死ぬことはないだろう。
そう考えて、あの時のようにウィンター王国へ向かう列車に細工をした。
ナードとかいう番がいなくなれば、番契約は解除になる。
そうすれば………。
愛し子であれば処女でなくともいいだろう。
腹に子がいるなら卸させばいい。
そう思って事故死のニュースを待っていたのに、一向にニュースはなかった。
「くそっ!」
「あらあ、ご機嫌ななめねえ、事務官長。」
「王妃様。グレイシャス王子の妃ですが………、マリリン嬢ではだめなのでしょうか?」
「うーん。グレイシャスがもう興味ないみたいなのよねぇ。」
くそっ!
応援ありがとうございます!
24
お気に入りに追加
2,586
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる