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第22話 残り三本
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結城ルートで散々な目にあった主人公はしばらく職場を放棄し、空き家を買取り引きこもっていた。食糧はネットで注文し、空輸させている。金に糸目はつけない。それだけ疲れはてていた。
「あ~……酷い目にあった。多分あの家に行ったのが間違いだったんだな。ったく、レイプとか犯罪だぞ犯罪!」
どの口が言うのだろうか。
そんな主人公が教師をクビになるのは必然だった。数ヶ月も職場を放棄したのだ、当然だろう。
「……さて、これからどうすっかねぇ……」
攻略対象は残り三人。今は学校にいるはずだ。なので昼間は当然会えない。会えるとしたら登下校時か、夜しかない。それか長期の休みだ。ちなみに夏休みはもうとっくに終わっている。だが、この島に冬はない。年中暖かい気候なのである。
「ま、しばらくはのんびり過ごすか~」
この島にテレビやネットはない。それはうっかり島民がテレビに写る本体を見てしまうかもしれない事が理由だ。残る攻略対象の一人がまさにそれ。C3の如月はアイドルのクローンだ。聞けば散々枕として扱われ、精神が壊れたところを島に送られたそうだ。可哀想に。
だがハーレムルートではしっかり抱いた。理由は記憶操作。壊れた精神はしっかりとリセットされ、本体のアイドルになる前の記憶までをインプットされているらしい。なのでC3にしてはかなり子供っぽい。これも校長から聞いた話だ。
「アイドルねぇ。しかも理由が枕だってんだから芸能界って本当腐ってんだな」
ネットを使えるのは校長の関係者か主人公のみだ。学校をクビになってもネットを奪わない辺り、校長は何を考えているのかわからない。
季節は冬。ようやく立ち直った主人公は久しぶりに外に出た。
「ん~……っ、はぁ……。散歩でもすっか……」
夏に比べたら少し涼しい空気の中、主人公は島内を歩き回った。そして見つけた。
「先生? 先生だ~!」
「んぁ? ああ、如月か」
如月がダッシュで駆け寄ってきた。
「先生っ! なんで学校止めちゃったの? どこ探してもいないしさ~」
「ああ、ちょっと人生に疲れてな……」
「難しくてわかんな~い」
「大人になればわかるさ。じゃあな、如月」
「え? やだ~~~っ!」
「うぉっ!?」
如月は振り向いた主人公の背中に飛び乗ってきた。
「く、苦しい~っ! 何すんだ!?」
「やっと見つけたのにいなくなるなんてダメっ! もっとお話しよ~よ~!」
「ゆ、揺らすなぁぁぁっ! 首っ、首が締まるっ!? あ……」
主人公は運動不足が祟ったのか貧血で倒れてしまった。
「きゃんっ!? あれ、先生? 先生!? ど、どうしようっ!? す、涼しい所に運んだら良いのかな!?」
ちょうどここは神社。如月は境内の涼しい場所になんとか主人公を運んだ。背中が傷だらけだが気絶している主人公にはわからなかった。
「あれ、先生のズボンになんか入ってる?」
如月はズボンの膨らみが気になり手を伸ばす。
「う、動いた! ナニコレナニコレ!?」
如月はそ~っとズボンのチャックを下ろし中身を取り出す。しばらくしてなかった主人公のそれははち切れんばかりにそそり立っていた。
「こ、これ……先生の! どきどき……。こ、ここには誰も来ないよね? 表からだと見えないし……うん」
数時間後、主人公はようやく目を覚ました。途端に背中にヒリヒリとした痛みを感じ、目の前には如月の蕩けた表情。下に視線を向けると主人公のソレはズッポリと如月にめり込んでいた。
「な、なななななな……!?」
「あ、起きたぁ~♪ 先生、大丈夫?」
「き、如月!? な、なにしてんだお前っ!?」
「わかんな~い。先生のこれが苦しそうだったからズボンから出して見てたら……なんか私までムズムズして……擦り付けてる内に挿入っちゃった♪」
「す、すぐに降りろっ! そのまま射精したら大変なことに……」
「え~? 射精ってびゅるびゅるしたあれ?」
「は?」
主人公の額から汗が流れた。
「ま、まままままさか……」
辺りは夕方。さっきまでは昼前。つまり六時間近く倒れていた事になる。
「先生の何回もびゅるびゅるしてたよ~? ぜ~んぶここにあるんだから♪」
「ま、またヤられたんか俺ゃぁあぁぁぁぁっ!?」
再び前回のトラウマが主人公の中を駆け回った。
「どうしたの先生? 悲しいの? よしよし」
「うっうっう……」
それからしばらく落ち込む主人公だった。
「あ、私もう帰らなきゃ! 先生またね~!」
そう言い、如月は股から白濁液を垂らしながら家へと帰っていった。
「またヤられた……またヤられた……」
主人公はなんとか気力を振り絞り家へと戻った。
「はぁ……、なんか調子がおかしいぞ……。俺は女好きだったはず……! それがたった数回逆レイプされたくらいで……!」
その時だ、主人公は背後に突然人の気配を感じとった。
「先生の家み~っけた♪」
「あ……あぁぁぁ……き、如月?」
如月はするりとワンピースを脱ぎながら主人公に近づいた。
「な、なんだ……何をする気だ!」
「先生~? 忘れたの~?」
「な、何をだ?」
「私の家に親はいないんだよ? み~んな本土でお仕事してるの。だから……家に帰る必要もないの。ふふふ……♪」
「く、くるな、くるなぁぁぁぁぁっ!」
主人公は如月の豹変ぶりに怖さを感じ取り乱した。
「先生~? これからはずっと一緒だよ? 私が先生のお嫁さんになってあげる♪ だからぁ~……先生はなぁんにもしなくていいの♪ あ、おちんちんだけは硬くしてね? じゃないと……切り落としちゃうぞっ?」
「ひっ!? うっ……あっ……」
忘れていた。こいつのソロルートはヤンデレだと言う事を。あまりにキツいルートだったため主人公は一度しか、しかも未読スキップで飛ばした事を。
「私に反応しなくなったら切り落とす。浮気しても切り落とす。他の女を見ても切り落とす。先生は私だけのモノ……♪ さあ、また気持ち良い事しましょっ、せ~んせっ♪」
そこから先は覚えいない。主人公はあまりの恐怖に黙って従っていた。如月は毎日避妊薬を飲みながら主人公を求め続けた。片手にはしっかりと包丁を握り締めながら。
「あはっ♪ 先生~……だぁ~い好きっ♪ こんな汚れた身体でもちゃ~んと反応してくれるんだ~♪」
「如月、お前……記憶が?」
「うん。先生のを受け入れた時にフラッシュバックしたの。私のここは汚い大人達に散々汚された汚物処理場なの。先生も知ってたんだ」
どうやら完全に記憶が戻っているらしい。
「こんな穴でも興奮するなんて……先生ったら変態さん?」
「……そうかもしれないな。殺れよ、如月」
「あはっ♪ い~や~よ」
「はぁ?」
如月は包丁を捨て主人公に覆い被さった。
「先生? 先生はこんな私でも愛してくれる? 道具みたいに使い捨てにしないよね? ね?」
ここだ。ここで間違えると死ぬ。これは最後まで見れば一応クリア扱いになる。だが三分の二で死ぬ。今主人公の前には選択肢が三つある。どれを選択すれば助かるのか主人公は忘れてしまっていた。
・ああ、愛してやる
・バカか、早く殺せ
・子供つくろうぜ
主人公は必死に考え、選択肢を選ぶのであった。
───────────────────────
★結末はご想像にお任せします。一つ言える事は……ハッピーエンドはありません(笑)
「あ~……酷い目にあった。多分あの家に行ったのが間違いだったんだな。ったく、レイプとか犯罪だぞ犯罪!」
どの口が言うのだろうか。
そんな主人公が教師をクビになるのは必然だった。数ヶ月も職場を放棄したのだ、当然だろう。
「……さて、これからどうすっかねぇ……」
攻略対象は残り三人。今は学校にいるはずだ。なので昼間は当然会えない。会えるとしたら登下校時か、夜しかない。それか長期の休みだ。ちなみに夏休みはもうとっくに終わっている。だが、この島に冬はない。年中暖かい気候なのである。
「ま、しばらくはのんびり過ごすか~」
この島にテレビやネットはない。それはうっかり島民がテレビに写る本体を見てしまうかもしれない事が理由だ。残る攻略対象の一人がまさにそれ。C3の如月はアイドルのクローンだ。聞けば散々枕として扱われ、精神が壊れたところを島に送られたそうだ。可哀想に。
だがハーレムルートではしっかり抱いた。理由は記憶操作。壊れた精神はしっかりとリセットされ、本体のアイドルになる前の記憶までをインプットされているらしい。なのでC3にしてはかなり子供っぽい。これも校長から聞いた話だ。
「アイドルねぇ。しかも理由が枕だってんだから芸能界って本当腐ってんだな」
ネットを使えるのは校長の関係者か主人公のみだ。学校をクビになってもネットを奪わない辺り、校長は何を考えているのかわからない。
季節は冬。ようやく立ち直った主人公は久しぶりに外に出た。
「ん~……っ、はぁ……。散歩でもすっか……」
夏に比べたら少し涼しい空気の中、主人公は島内を歩き回った。そして見つけた。
「先生? 先生だ~!」
「んぁ? ああ、如月か」
如月がダッシュで駆け寄ってきた。
「先生っ! なんで学校止めちゃったの? どこ探してもいないしさ~」
「ああ、ちょっと人生に疲れてな……」
「難しくてわかんな~い」
「大人になればわかるさ。じゃあな、如月」
「え? やだ~~~っ!」
「うぉっ!?」
如月は振り向いた主人公の背中に飛び乗ってきた。
「く、苦しい~っ! 何すんだ!?」
「やっと見つけたのにいなくなるなんてダメっ! もっとお話しよ~よ~!」
「ゆ、揺らすなぁぁぁっ! 首っ、首が締まるっ!? あ……」
主人公は運動不足が祟ったのか貧血で倒れてしまった。
「きゃんっ!? あれ、先生? 先生!? ど、どうしようっ!? す、涼しい所に運んだら良いのかな!?」
ちょうどここは神社。如月は境内の涼しい場所になんとか主人公を運んだ。背中が傷だらけだが気絶している主人公にはわからなかった。
「あれ、先生のズボンになんか入ってる?」
如月はズボンの膨らみが気になり手を伸ばす。
「う、動いた! ナニコレナニコレ!?」
如月はそ~っとズボンのチャックを下ろし中身を取り出す。しばらくしてなかった主人公のそれははち切れんばかりにそそり立っていた。
「こ、これ……先生の! どきどき……。こ、ここには誰も来ないよね? 表からだと見えないし……うん」
数時間後、主人公はようやく目を覚ました。途端に背中にヒリヒリとした痛みを感じ、目の前には如月の蕩けた表情。下に視線を向けると主人公のソレはズッポリと如月にめり込んでいた。
「な、なななななな……!?」
「あ、起きたぁ~♪ 先生、大丈夫?」
「き、如月!? な、なにしてんだお前っ!?」
「わかんな~い。先生のこれが苦しそうだったからズボンから出して見てたら……なんか私までムズムズして……擦り付けてる内に挿入っちゃった♪」
「す、すぐに降りろっ! そのまま射精したら大変なことに……」
「え~? 射精ってびゅるびゅるしたあれ?」
「は?」
主人公の額から汗が流れた。
「ま、まままままさか……」
辺りは夕方。さっきまでは昼前。つまり六時間近く倒れていた事になる。
「先生の何回もびゅるびゅるしてたよ~? ぜ~んぶここにあるんだから♪」
「ま、またヤられたんか俺ゃぁあぁぁぁぁっ!?」
再び前回のトラウマが主人公の中を駆け回った。
「どうしたの先生? 悲しいの? よしよし」
「うっうっう……」
それからしばらく落ち込む主人公だった。
「あ、私もう帰らなきゃ! 先生またね~!」
そう言い、如月は股から白濁液を垂らしながら家へと帰っていった。
「またヤられた……またヤられた……」
主人公はなんとか気力を振り絞り家へと戻った。
「はぁ……、なんか調子がおかしいぞ……。俺は女好きだったはず……! それがたった数回逆レイプされたくらいで……!」
その時だ、主人公は背後に突然人の気配を感じとった。
「先生の家み~っけた♪」
「あ……あぁぁぁ……き、如月?」
如月はするりとワンピースを脱ぎながら主人公に近づいた。
「な、なんだ……何をする気だ!」
「先生~? 忘れたの~?」
「な、何をだ?」
「私の家に親はいないんだよ? み~んな本土でお仕事してるの。だから……家に帰る必要もないの。ふふふ……♪」
「く、くるな、くるなぁぁぁぁぁっ!」
主人公は如月の豹変ぶりに怖さを感じ取り乱した。
「先生~? これからはずっと一緒だよ? 私が先生のお嫁さんになってあげる♪ だからぁ~……先生はなぁんにもしなくていいの♪ あ、おちんちんだけは硬くしてね? じゃないと……切り落としちゃうぞっ?」
「ひっ!? うっ……あっ……」
忘れていた。こいつのソロルートはヤンデレだと言う事を。あまりにキツいルートだったため主人公は一度しか、しかも未読スキップで飛ばした事を。
「私に反応しなくなったら切り落とす。浮気しても切り落とす。他の女を見ても切り落とす。先生は私だけのモノ……♪ さあ、また気持ち良い事しましょっ、せ~んせっ♪」
そこから先は覚えいない。主人公はあまりの恐怖に黙って従っていた。如月は毎日避妊薬を飲みながら主人公を求め続けた。片手にはしっかりと包丁を握り締めながら。
「あはっ♪ 先生~……だぁ~い好きっ♪ こんな汚れた身体でもちゃ~んと反応してくれるんだ~♪」
「如月、お前……記憶が?」
「うん。先生のを受け入れた時にフラッシュバックしたの。私のここは汚い大人達に散々汚された汚物処理場なの。先生も知ってたんだ」
どうやら完全に記憶が戻っているらしい。
「こんな穴でも興奮するなんて……先生ったら変態さん?」
「……そうかもしれないな。殺れよ、如月」
「あはっ♪ い~や~よ」
「はぁ?」
如月は包丁を捨て主人公に覆い被さった。
「先生? 先生はこんな私でも愛してくれる? 道具みたいに使い捨てにしないよね? ね?」
ここだ。ここで間違えると死ぬ。これは最後まで見れば一応クリア扱いになる。だが三分の二で死ぬ。今主人公の前には選択肢が三つある。どれを選択すれば助かるのか主人公は忘れてしまっていた。
・ああ、愛してやる
・バカか、早く殺せ
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