僕が玩具になった理由

Me-ya

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ずれてゆくこわれてゆく-優紀の章-

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呆然としている僕の前で、保は話し続ける。

「可愛いかったな、幼かった頃の眞司。ちょこちょこといつもボクの後を付いてきて…ま、それも当然だけどね、両親は忙しくて………っていうか、眞司に興味がなくて、眞司の世話はボクとお手伝いさんに丸投げだったから」

「…じゃ、両親は……この事………」

「…う~ん、どうだろ。知っているのかな…隠した事、ないからね。でも、知っていても何も言わないと思うけど…他の女性と付き合われるよりかマシだと思ってんじゃないの…ボク、婚約者、いるし」

「………え……っ?」

さらりと言われた保の言葉に、僕はギョッとして保の顔をマジマジと凝視してしまった。

「大丈夫大丈夫、ボク、外面はいいから。隠せる自信あるし」

その言葉に、僕はまた驚く。

(………結婚しても、眞司を玩具にするつもり!?)

そんな僕に、保は笑いかけて言う。

「大丈夫だよ、これからもずっと眞司はボクの玩具だから」

(全然、大丈夫じゃない!!)

僕と話をしている間も保は気絶している眞司のペニスの先から出ている柄をグリグリと動かす。

その動きに合わせてペニスも、内側からペコポコと形を変える。

「………ん……」

その事が刺激になったのか、眞司の瞼がうっすらと開くが………様子がおかしい。

まだ幾分、ぼんやりしているのか……目の焦点が合っていない。

「……兄ちゃ………?」

(………眞司?)

眞司の様子がおかしい………。

首を傾げて不思議そうに保を見上げた仕草も、その表情も、口から出てきた言葉も、声も…いつもの眞司と比べると、幼い感じがする。

だが、保はそんな事にはお構いなしに右手は眞司のアヌスに入れ、左手は眞司のペニスから出ている柄を動かし始める。

「…ああ……っ!!…兄ちゃ……っ……」

「昔は兄ちゃ、兄ちゃってボクにくっついて回って、ボクの言う事は何でも聞く素直で可愛い子だったのに、最近は逆らってばかりで………」

「……ああ…っ!!…兄ちゃ…兄ちゃ…っ……そこ……っ……そこ…いい…っ!!…いいよぅ……っ!!……もっと……兄ちゃ…そこ…もっと……っ!!」

眞司は虚ろな瞳のまま自ら足を大きく開き、腰を振る。

「あ~、はいはい、ここな……分かってるよ…前と後ろを同時に責められると気持ちいいんだよな…ん?」

初めて見る眞司の痴態に、僕は言葉もない。

「…あ……ああ…っ…いい……兄ちゃ……いい…っ!!」

「………ね?可愛いだろう?」

保は僕の顔を見て、ニヤリと笑う。


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