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お預け
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ヒッヒッヒと、何時もの胡散臭い笑い方を披露したババアが今回設けられた話し合いの本題を語り出す。
『これは〈鑑定モノクル〉と言う。上級鑑定と同等の力を持った魔道具じゃ......これで坊主に関する違和感のようなモノを解き明かす』
ババアがインテリな人が付けるような片眼鏡を付けて自分を視てきた。違和感というのが何を指しているのか多少の心当たりはあったが......アレは強力に隠匿されているスキルか何かだったんだろう。
結構長い時間が経つけど余りにも読めるようにならないのでスキル欄の最後に書かれている事から、スキルはここで終わりと区切る為の何かかもしれないと考えてもいたけど......ババアが違和感を感じるレベルって事は多分最上位な存在が関係しているのかな?
『......ふむ、なるほど。読めぬなぁ』
何時もののほほんとしたババアからは想像出来ない程に真剣な表情で凝視される事数分、ババアが溜め息を吐きながらそう漏らす。
「......おぉう、マジかぁ」
謎が解けるかと期待していたがダメだったようだ。
『ヒッヒッヒ、我らのような種族は鑑定が苦手なのじゃよ。こういうのは生臭共の得意分野じゃからのぅ』
......ふむ、悪魔系? は鑑定とかの類は苦手と。そんでババアのいう生臭共というのはきっと、ババアたちの逆の天使系なのかな? ババア自体が悪魔系と決まったわけじゃないけど悪魔さんやクソ鎧が言った名前から推測するに大悪魔とか系統で合っているだろう。
『ふふふ、そんな落ち込まなくて大丈夫ですよ。あの方が読めないレベルの力の持ち主などそう多くないですから、この事実だけでもかなり容疑者は絞り込めますので』
『ヒッヒッヒ、まぁそういう事じゃの。次に店を開く時までに色々と準備しておくわい......こんな事をするのは彼奴しかおらんじゃろうからのぅ......ヒヒヒッ』
悪魔さんがサラッとヤバい発言を零し、ババアは何かしら心当たりがあるのか陰惨な笑みを浮かべている。とりあえず今はスルーしておくのがいいかな......
「......じゃあこの件は一段落という事で、こっちから質問してもいいかな? ふたつ程聞きたい事があるんだけど」
『ヒッヒッヒ、何がききたいんじゃ?』
『ええ、どんな事が聞きたいのですか?』
声を掛けたら二人ともスッといつも通りの感じに戻った。切り替えが早すぎるな。
「じゃあ一つ目だけど、二人ともかなり喋る言葉が流暢に聞こえるようになったけど、何かあったの?」
こっちは聞き取りやすくなって大助かりなんだけど、どうして急にそうなったのか凄く気になっていたのでツッコんでみる。
『なんじゃ、そんな事か......ヒッヒッヒ、ホレ、お主から説明しておやり』
『畏まりました。では―――』
......なるほど、世界は不思議で満ち溢れているんだなぁ。
悪魔さんの説明によると、言語体系を日本の物に近付けたんだそうだ。悪魔さんと出会って以来、会う度にチャンネルを合わせるように変えていたそうだ。こっちの言葉はババアたちにも聞き取り難かったらしい。
それで色々と試したがあっちの世界のどれとも言語体系が合わず、そういえばニホンジンなる者が居た事を思い出して今回はそこに合わせてみたらそれがドンピシャだったと。やり方はババアたちのような上位種独特のやり方らしく成長してこっち側になるまで自分では不可能なんだそうだ。
『ヒッヒッヒ、此奴は坊主と円滑な会話がしたかったみたいで色々と骨を折っておったの』
『ちょっ!?』
だからこの長い説明を全て悪魔さんに丸投げたのね。それにしても......他人にここまで気に入られるなんて初めてで戸惑うわぁ......でも嬉しい? ......嬉しいであってるのかな?
「......ありがとう。じゃあふたつ目なんだけど、もし答えられないんならそう言ってくれればこっちは納得するから」
無理に聞き出そうとは思わない。まだ数回しか会っていないし、上位者ってのは言えないことも多そうだしねぇ。
『ふむ、言うてみぃ』
そんな唐突にガチな空気出さないでほしい。ババアのガチな雰囲気はちょっとまだ刺激が強いから......
「えっと、種族みたいなのが知りたいかなって。本当ならば自分みたいなのがこう気安く会話したりするのは不可能な存在なんだろうし......あ、そうだ、態度って変えた方がいい?」
『......ッ!?』
『しょ、少々お待ちください......その間は......もう一度商品を見ていてくださいっ』
一瞬慌てた素振りを見せた悪魔さんがこちらへ一言断りババアと一緒に下がって何やら話し始めた。
◆◆◆◆◆
『ど、どう説明しましょう?』
『......じゃのぅ? 妾らは坊主になんと言えばいいんじゃろう?』
悪魔さんことバエルが焦りを見せ、ババアことバアル・ベリトが戸惑う。
『真正直に答えて坊主の態度が変わるのは嫌じゃしのぅ......かと言って嘘を吐くのもアレじゃ......』
『......私、ニホンにも悪魔信仰があって同名の悪魔が極悪非道に広まっていると昔聞いた事があります......怯えられませんかね私たち......』
遜り、阿り、畏れ、祀り上げるような輩や面従腹背の輩はもう沢山と、住みにくい常世を捨てて伝説上のダンジョンを棲み処にした経緯のある二人は、匠からの思いもよらない質問にテンパった。
高貴さが滲み出るではないが、階級制度のある世界では物も知らぬ童子以外には誰がどう見たとしても上位者とバレ、人間界でも魔界でも彼女らに舐めた態度を取る者はいなかった。故に、巫山戯た態度と咎められ即座に切り捨てられても仕方ない態度を取る匠が気に入ったババアと悪魔さん。
クソ鎧が匠へと取った対応で解る通り、特に何もしていなくとも、面倒なので雑な対応を取り早く終わらせようとした結果でも、何故か狂信者が出来上がり、それが周囲に広がり余計に住み難くなっていく負のスパイラルを幾度も経験していた。
『そうなのかえ!? 何故別の世界でもそんなモノがあるのじゃ......それよりも妾は態度変えた方がいいかと聞かれたのがショックじゃった......』
『あの木っ端め......つくづく余計な事を......』
世を捨て、長らく人目に付かない場所へ引き籠もり、漸く手にした気兼ねなく対等に話せる孫のような相手。匠が思っているよりババアと悪魔さんは匠に愛着を持っている。
そんな相手が気にも掛ける価値もないような木っ端の所為で崩壊しようとしていた。怒りの矛先が向いてしまうのは仕方ない事だろう。
『......ふむ、お主はともかく妾の名前を認識するには坊主の格が足りぬ故、正直に話しても良いのでは無いかの?』
『わっ、私にだけ畏れられろと言うのですか!? お言葉ですが、それならば御名を認識出来ない程の上位者というのもそれはそれで......グフッ』
あーだこーだと会話は躍るも良案は飛び出す事は無く時間だけが過ぎる。ちなみにこの時の様子というと、声は聞こえないけどなんかわちゃわちゃしてるなーと匠からは見られていた。
無意識に遮音結界を張る癖が付いていた故の出来事である。
◆◆◆◆◆
『......ヒッヒッヒ、すまんのぅ坊主待たせてしまったわい』
先程商品を選び終えていたので時間を持て余した匠はババアと悪魔さんの様子をボーッと眺めていた。
何かしら争いが起きたようで決着が着きババアが出てくる......一方的にボコられていた悪魔さんを引き摺りながら。
「いや......うん、ごめん。そんな揉めるんだったら聞かないからいいよ......」
『ヒッヒッヒ、気にするでない。ちょっと妾らを形容する妥当なモノが無くて......のぅ』
ババアがそう言いながら悪魔さんの襟に掛けた手を離す。ベシャッと音を立てて悪魔さんの骸が地に落ちた。
『多分妾の事は聞こえぬと思うがそれは今後坊主が成長したら話してやるわい。妾はバ■■で、此奴はバエル......坊主の知るモノとはかなり異なるが、其方で謂れる大悪魔......のようなモノじゃの。
因みに、坊主が態度を改めるのは無しじゃぞ。そんなモン堅苦しくて堪らんわい』
クソ鎧とした会話と変わらない答え、何となく想像していた通り二人とも悪魔だった。しかも大が付くヤベー方の。
それにしてもバエルって......まぁ敵対しない内は言い伝えのようなモンじゃないと解るからこれまで通りでいいや。
「うん、ありがとう。ババアのは聞き取れなかったけどバから始まる三文字ってのはわかった。だからこれからもババアって呼ぶよ」
『ヒヒヒッ、それで良いわ』
その後は悪魔さんが目覚める前に帰ろうとしたババアを引き止めて無理やり起こしてもらい別れの言葉を交わした。また会いましょうとボロボロながら嬉しそうにしていた。
さて、今回は思ってたのとはちがうけど色々とやばい事を知れた良い時間だった。次回こそはスキルの謎が解けると思うから、とりあえず血を全ロストして死なないように頑張ろうと思う。
......あ、ババアの若返りについて聞くの忘れた。
──────────────────────────────
『これは〈鑑定モノクル〉と言う。上級鑑定と同等の力を持った魔道具じゃ......これで坊主に関する違和感のようなモノを解き明かす』
ババアがインテリな人が付けるような片眼鏡を付けて自分を視てきた。違和感というのが何を指しているのか多少の心当たりはあったが......アレは強力に隠匿されているスキルか何かだったんだろう。
結構長い時間が経つけど余りにも読めるようにならないのでスキル欄の最後に書かれている事から、スキルはここで終わりと区切る為の何かかもしれないと考えてもいたけど......ババアが違和感を感じるレベルって事は多分最上位な存在が関係しているのかな?
『......ふむ、なるほど。読めぬなぁ』
何時もののほほんとしたババアからは想像出来ない程に真剣な表情で凝視される事数分、ババアが溜め息を吐きながらそう漏らす。
「......おぉう、マジかぁ」
謎が解けるかと期待していたがダメだったようだ。
『ヒッヒッヒ、我らのような種族は鑑定が苦手なのじゃよ。こういうのは生臭共の得意分野じゃからのぅ』
......ふむ、悪魔系? は鑑定とかの類は苦手と。そんでババアのいう生臭共というのはきっと、ババアたちの逆の天使系なのかな? ババア自体が悪魔系と決まったわけじゃないけど悪魔さんやクソ鎧が言った名前から推測するに大悪魔とか系統で合っているだろう。
『ふふふ、そんな落ち込まなくて大丈夫ですよ。あの方が読めないレベルの力の持ち主などそう多くないですから、この事実だけでもかなり容疑者は絞り込めますので』
『ヒッヒッヒ、まぁそういう事じゃの。次に店を開く時までに色々と準備しておくわい......こんな事をするのは彼奴しかおらんじゃろうからのぅ......ヒヒヒッ』
悪魔さんがサラッとヤバい発言を零し、ババアは何かしら心当たりがあるのか陰惨な笑みを浮かべている。とりあえず今はスルーしておくのがいいかな......
「......じゃあこの件は一段落という事で、こっちから質問してもいいかな? ふたつ程聞きたい事があるんだけど」
『ヒッヒッヒ、何がききたいんじゃ?』
『ええ、どんな事が聞きたいのですか?』
声を掛けたら二人ともスッといつも通りの感じに戻った。切り替えが早すぎるな。
「じゃあ一つ目だけど、二人ともかなり喋る言葉が流暢に聞こえるようになったけど、何かあったの?」
こっちは聞き取りやすくなって大助かりなんだけど、どうして急にそうなったのか凄く気になっていたのでツッコんでみる。
『なんじゃ、そんな事か......ヒッヒッヒ、ホレ、お主から説明しておやり』
『畏まりました。では―――』
......なるほど、世界は不思議で満ち溢れているんだなぁ。
悪魔さんの説明によると、言語体系を日本の物に近付けたんだそうだ。悪魔さんと出会って以来、会う度にチャンネルを合わせるように変えていたそうだ。こっちの言葉はババアたちにも聞き取り難かったらしい。
それで色々と試したがあっちの世界のどれとも言語体系が合わず、そういえばニホンジンなる者が居た事を思い出して今回はそこに合わせてみたらそれがドンピシャだったと。やり方はババアたちのような上位種独特のやり方らしく成長してこっち側になるまで自分では不可能なんだそうだ。
『ヒッヒッヒ、此奴は坊主と円滑な会話がしたかったみたいで色々と骨を折っておったの』
『ちょっ!?』
だからこの長い説明を全て悪魔さんに丸投げたのね。それにしても......他人にここまで気に入られるなんて初めてで戸惑うわぁ......でも嬉しい? ......嬉しいであってるのかな?
「......ありがとう。じゃあふたつ目なんだけど、もし答えられないんならそう言ってくれればこっちは納得するから」
無理に聞き出そうとは思わない。まだ数回しか会っていないし、上位者ってのは言えないことも多そうだしねぇ。
『ふむ、言うてみぃ』
そんな唐突にガチな空気出さないでほしい。ババアのガチな雰囲気はちょっとまだ刺激が強いから......
「えっと、種族みたいなのが知りたいかなって。本当ならば自分みたいなのがこう気安く会話したりするのは不可能な存在なんだろうし......あ、そうだ、態度って変えた方がいい?」
『......ッ!?』
『しょ、少々お待ちください......その間は......もう一度商品を見ていてくださいっ』
一瞬慌てた素振りを見せた悪魔さんがこちらへ一言断りババアと一緒に下がって何やら話し始めた。
◆◆◆◆◆
『ど、どう説明しましょう?』
『......じゃのぅ? 妾らは坊主になんと言えばいいんじゃろう?』
悪魔さんことバエルが焦りを見せ、ババアことバアル・ベリトが戸惑う。
『真正直に答えて坊主の態度が変わるのは嫌じゃしのぅ......かと言って嘘を吐くのもアレじゃ......』
『......私、ニホンにも悪魔信仰があって同名の悪魔が極悪非道に広まっていると昔聞いた事があります......怯えられませんかね私たち......』
遜り、阿り、畏れ、祀り上げるような輩や面従腹背の輩はもう沢山と、住みにくい常世を捨てて伝説上のダンジョンを棲み処にした経緯のある二人は、匠からの思いもよらない質問にテンパった。
高貴さが滲み出るではないが、階級制度のある世界では物も知らぬ童子以外には誰がどう見たとしても上位者とバレ、人間界でも魔界でも彼女らに舐めた態度を取る者はいなかった。故に、巫山戯た態度と咎められ即座に切り捨てられても仕方ない態度を取る匠が気に入ったババアと悪魔さん。
クソ鎧が匠へと取った対応で解る通り、特に何もしていなくとも、面倒なので雑な対応を取り早く終わらせようとした結果でも、何故か狂信者が出来上がり、それが周囲に広がり余計に住み難くなっていく負のスパイラルを幾度も経験していた。
『そうなのかえ!? 何故別の世界でもそんなモノがあるのじゃ......それよりも妾は態度変えた方がいいかと聞かれたのがショックじゃった......』
『あの木っ端め......つくづく余計な事を......』
世を捨て、長らく人目に付かない場所へ引き籠もり、漸く手にした気兼ねなく対等に話せる孫のような相手。匠が思っているよりババアと悪魔さんは匠に愛着を持っている。
そんな相手が気にも掛ける価値もないような木っ端の所為で崩壊しようとしていた。怒りの矛先が向いてしまうのは仕方ない事だろう。
『......ふむ、お主はともかく妾の名前を認識するには坊主の格が足りぬ故、正直に話しても良いのでは無いかの?』
『わっ、私にだけ畏れられろと言うのですか!? お言葉ですが、それならば御名を認識出来ない程の上位者というのもそれはそれで......グフッ』
あーだこーだと会話は躍るも良案は飛び出す事は無く時間だけが過ぎる。ちなみにこの時の様子というと、声は聞こえないけどなんかわちゃわちゃしてるなーと匠からは見られていた。
無意識に遮音結界を張る癖が付いていた故の出来事である。
◆◆◆◆◆
『......ヒッヒッヒ、すまんのぅ坊主待たせてしまったわい』
先程商品を選び終えていたので時間を持て余した匠はババアと悪魔さんの様子をボーッと眺めていた。
何かしら争いが起きたようで決着が着きババアが出てくる......一方的にボコられていた悪魔さんを引き摺りながら。
「いや......うん、ごめん。そんな揉めるんだったら聞かないからいいよ......」
『ヒッヒッヒ、気にするでない。ちょっと妾らを形容する妥当なモノが無くて......のぅ』
ババアがそう言いながら悪魔さんの襟に掛けた手を離す。ベシャッと音を立てて悪魔さんの骸が地に落ちた。
『多分妾の事は聞こえぬと思うがそれは今後坊主が成長したら話してやるわい。妾はバ■■で、此奴はバエル......坊主の知るモノとはかなり異なるが、其方で謂れる大悪魔......のようなモノじゃの。
因みに、坊主が態度を改めるのは無しじゃぞ。そんなモン堅苦しくて堪らんわい』
クソ鎧とした会話と変わらない答え、何となく想像していた通り二人とも悪魔だった。しかも大が付くヤベー方の。
それにしてもバエルって......まぁ敵対しない内は言い伝えのようなモンじゃないと解るからこれまで通りでいいや。
「うん、ありがとう。ババアのは聞き取れなかったけどバから始まる三文字ってのはわかった。だからこれからもババアって呼ぶよ」
『ヒヒヒッ、それで良いわ』
その後は悪魔さんが目覚める前に帰ろうとしたババアを引き止めて無理やり起こしてもらい別れの言葉を交わした。また会いましょうとボロボロながら嬉しそうにしていた。
さて、今回は思ってたのとはちがうけど色々とやばい事を知れた良い時間だった。次回こそはスキルの謎が解けると思うから、とりあえず血を全ロストして死なないように頑張ろうと思う。
......あ、ババアの若返りについて聞くの忘れた。
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