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三章 MP検証
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ババアたちと分かれた後はいつものように部屋の奥へと進み、水場で身体を洗った後に新調した枕と毛布を使いぐっすりと寝た。
大きな戦闘の後で疲れきった後は気を失うように寝落ちしていたが、それも無くなったので睡眠欲が減少していっているのではと思った。だけど寝ようとすればすぐに寝れたので、人間よりも起きていられる時間が増えたって事なんだろう。
安心して寝られる場所の少ないダンジョンではこの体質は嬉しい。嬉しいが......人外化が進んでいても人間の時の感覚があるので寝る事は忘れてはいけない。
食欲や性欲は無くても構わないだろうけど、睡眠を忘れるようになったらきっと自分は魔物枠に収まる存在になる。気をつけよう。
「......さて、物凄く久しぶりに装備も血液も気力も充実してるから、新しく覚えたヒヨコ魔法の検証をしておこうかな」
物理の効かない相手に対して使えるこちらの最大火力の攻撃だ。しっかりと確認しておかないと。
先ずは最低威力がどれくらいか、その際の消費MPはどれくらいかをステータスをチェックしながらMPを消費していく。魔法が発動出来るようになったらなんとなく解るので先ずはそこを目指してMPを注ぎ込んでいく......
20%......
25%......
まだまだ出てくる気がしない。威力が出るのは解るけど、燃費悪いなぁ......
30%......
35%......
やっぱりダメだよねぇ......
40%......
45%......
予想では四割くらい注いだら最低限のヒヨコが出せると思っていたけど......無理かぁ......
50%......
55%......
嘘でしょ!? 半分超えちゃったよ......うわぁ......一度の戦闘で一発撃つのが精一杯の魔法かぁ......今の内に荷物とか服とか避難させておこう......
60%......
65%......
............ダメだな。ここまで来ちゃったらもう最低限の威力がとか言っている場合じゃない。下手に威力を抑える事を考えるのは止めだ止め。
70%......
七割に到達した所で漸く発動する兆候が発生。
最低七割とか大飯喰らいな魔法だなぁ。流石初対面で初手から捕食ムーブをかますヒヨコを模倣した魔法といった所か......
もうこの際、MP全消費した時の対価を経験しておこうかな。何となくだけど死にはしないと思う。多分気絶で済む筈。
この部屋で爆発するのはリスクが高いし、今の内に指示を考えておこう。あ、MPを注ぐの途中で止められない......
75%......80%......
「えーっと......発動したら下の階まで進んでもらって、その階層の一番強そうな敵と接触したら特攻後に爆発......っと。これでいいかな? ちゃんと作動してなければここら辺が焼け野原になるだけだろうし」
念の為に脱いだ服や荷物は水場に沈めて準備は整った。買ったばかりの物を濡らすのは癪だけど、全ロストするよりは全然いい。
最悪は爆発で水場が吹き飛び、布類が全て逝く事......まぁこれが起きてしまったらもう仕方ない。全てを諦めて次のババア階まで走り抜けるしかない。
85%......90%......
90%を越えた辺りで若干身体が重く感じるようになったがこれくらいはまだ誤差と言える程度。構わず残りを注ぎ込んでいく。
95%......96%......97%......クッ......98%......
MPの残りが3%を切った所で身体から力が抜けガクンと崩れ落ち、地に膝をつく。これは辛い......が、構わず残りも注入し、遂に――
99%......100%!
スウッと身体から形容し難いナニかが抜けていくと同時に意識が薄れていく。
「うっ......気持ち悪っ」
酩酊状態にも似た前後不覚感と酷い乗り物酔いのような不快感、血を大量に喪失した時のような身体から熱が奪われていく感覚に早く意識飛べと願ってしまう。
だが最後に意地で目をカッ開いて魔法の発動を確認すると、煌々と燃え盛るヒヨコが羽根を広げて降り立つ場面が見え――そこで完全に意識が途絶えた。
『レベルが4上がりました』
◆◆◆
意識の浮上と共に飛び起き、匠は現状の把握に全意識を注ぐ。
周囲をグルリと見渡し、破壊痕等を確認。それらが見受けられないのを認めるとすかさずステータスを開き、MPの回復状況を見る。
「......うん、戦闘中にぶっつけ本番でMP全消費をやらなくてよかった。現MPは20%......時間がどれくらい経過したかわからかいのは痛いけど、20%にまで回復しないと意識が戻らない......と。これからは最低でもMPは5%を残す事は徹底しないとなぁ」
本当に20%まで回復しないと意識が戻らないのかは検証しようにも、何回もこれをやりたいとは思えない。MPらしきナニかが抜けていく感覚がとても気持ち悪かったのだ。
「あっ......レベルが4も上がってる......えぇぇぇ」
どうやら遠隔で倒しても、階層を隔てようとも経験値は入手できるらしく、決して楽ではないのだが楽に出来るレベル上げに心が揺れ動きそうになる。
「気持ち悪さを味わうけど寝てるだけでレベルアップか。もう一度だけ試してみようかな......いやでも効率的には決して良くないような気もするし......うーん、やっぱり時計欲しいなぁ......通るかわからないけど次ババアに会った時に店のラインナップに上がるようリクエストしてみるか」
沈めた荷物を取り出して濡れた荷物をヌンチャクと棘で作った物干し竿に掛けていきながら考える。次を試すにしろ進むにしろ、どちらにせよMPが全回復していない状況では進みようがない。
全て干し終え手持ち無沙汰になったので、次はステータス画面を出しながら金砕棒を使って素振りを行う。
体感でなので正確ではないのだが約一秒に一回振るように意識しながらの素振り。
金砕棒を振るった回数で大体の回復時間を割り出すのが目的である。濡れた荷物を干し終えた段階で12%回復していたので現在のMPは32%。
40%になるまで振り続けていれば大体の回復時間が割り出されるだろう。という訳で早速開始。
「150ッ!!」
ここで1%回復した。
............一定間隔で振り続けるのって結構難しい。ただ振るだけでは成長は出来ない。体幹や握り、適正な箇所での力の入れ、緩め等、考える事は多い。
惰性でやって上達するのは慣れによるスイングスピード上昇と若干の体力増加くらいだろうから手抜きはしない。
「320ッ!!」
ここで再び1%の上昇。
「470ッ!!」
また1%上昇。上がる回数にムラがある。
これは一定間隔で振れていないから起きているのか、疲労度でも変わるのか......謎である。
「1340ッ!!」
ここで漸く40%に到達。肉体的な疲労度はほぼ感じないが精神的な疲労度が凄い。
スキルの影響かなんとなくこうすればいいんだろうと解るが、正しい知識が無いからそれが本当に正しいのか解らず探り探りで行う作業。それに加えて他にも意識を向けないといけない案件があった事が精神的な疲労に拍車をかけた。
「あぁぁ......きっつ」
溜め息が溢れるが忘れないうちに金砕棒を木の枝に見立てて地面に数字を書いていく。暗算? それをやるには脳が足りないし書いた方が正確で早い。
......色々な誤差を考慮すると大体三分で1%の回復という事かな? 戦闘中にMPの回復を測るとか無理だし、これを基本として頭にいれておこう。
さて、この精神的に疲れた中でもう一度アレをするのはキツいから洗濯物が乾く&MPが回復するまでゆっくり休んで、それから出発しよう。
今は楽するよりも戦闘技能を磨く方が身の為だろう。それにもしこの後手詰まりになった時や負けそうになった時に改めてやればいいだろう。余り楽をしたら待つのは破滅だ。
さぁ頑張って進もう。
─────────────────────────────
吉持ㅤ匠
半悪魔
職業:血狂い
Lv:28→32
HP:100%
MP:46%
物攻:200
物防:1
魔攻:110
魔防:1
敏捷:170
幸運:10
残SP:16→24
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残611.5L
不死血鳥
部分魔化
血流操作
簡易鑑定
状態異常耐性Lv8
拳闘Lv8
鈍器(統)Lv6
上級棒術Lv2
小剣術Lv7
空間把握Lv10
投擲Lv8
歩法Lv7
強呪耐性
病気耐性Lv4
解体・解剖
回避Lv9
溶解耐性Lv6
洗濯Lv2
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
悪魔骨のヌンチャク
肉食ナイフ
貫通寸鉄
夢魔蚕の服一式
火山鼠革ローブ
再生獣革のブーツ
貫突虫のガントレット
聖銀の手甲
鋼鉄虫のグリーブ
魔鉱のブレスレット
剛腕鬼の金棒
圧縮鋼の短槍
迷宮鋼の棘針×2
魔法袋・小
ババアの加護ㅤ残高13680
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大きな戦闘の後で疲れきった後は気を失うように寝落ちしていたが、それも無くなったので睡眠欲が減少していっているのではと思った。だけど寝ようとすればすぐに寝れたので、人間よりも起きていられる時間が増えたって事なんだろう。
安心して寝られる場所の少ないダンジョンではこの体質は嬉しい。嬉しいが......人外化が進んでいても人間の時の感覚があるので寝る事は忘れてはいけない。
食欲や性欲は無くても構わないだろうけど、睡眠を忘れるようになったらきっと自分は魔物枠に収まる存在になる。気をつけよう。
「......さて、物凄く久しぶりに装備も血液も気力も充実してるから、新しく覚えたヒヨコ魔法の検証をしておこうかな」
物理の効かない相手に対して使えるこちらの最大火力の攻撃だ。しっかりと確認しておかないと。
先ずは最低威力がどれくらいか、その際の消費MPはどれくらいかをステータスをチェックしながらMPを消費していく。魔法が発動出来るようになったらなんとなく解るので先ずはそこを目指してMPを注ぎ込んでいく......
20%......
25%......
まだまだ出てくる気がしない。威力が出るのは解るけど、燃費悪いなぁ......
30%......
35%......
やっぱりダメだよねぇ......
40%......
45%......
予想では四割くらい注いだら最低限のヒヨコが出せると思っていたけど......無理かぁ......
50%......
55%......
嘘でしょ!? 半分超えちゃったよ......うわぁ......一度の戦闘で一発撃つのが精一杯の魔法かぁ......今の内に荷物とか服とか避難させておこう......
60%......
65%......
............ダメだな。ここまで来ちゃったらもう最低限の威力がとか言っている場合じゃない。下手に威力を抑える事を考えるのは止めだ止め。
70%......
七割に到達した所で漸く発動する兆候が発生。
最低七割とか大飯喰らいな魔法だなぁ。流石初対面で初手から捕食ムーブをかますヒヨコを模倣した魔法といった所か......
もうこの際、MP全消費した時の対価を経験しておこうかな。何となくだけど死にはしないと思う。多分気絶で済む筈。
この部屋で爆発するのはリスクが高いし、今の内に指示を考えておこう。あ、MPを注ぐの途中で止められない......
75%......80%......
「えーっと......発動したら下の階まで進んでもらって、その階層の一番強そうな敵と接触したら特攻後に爆発......っと。これでいいかな? ちゃんと作動してなければここら辺が焼け野原になるだけだろうし」
念の為に脱いだ服や荷物は水場に沈めて準備は整った。買ったばかりの物を濡らすのは癪だけど、全ロストするよりは全然いい。
最悪は爆発で水場が吹き飛び、布類が全て逝く事......まぁこれが起きてしまったらもう仕方ない。全てを諦めて次のババア階まで走り抜けるしかない。
85%......90%......
90%を越えた辺りで若干身体が重く感じるようになったがこれくらいはまだ誤差と言える程度。構わず残りを注ぎ込んでいく。
95%......96%......97%......クッ......98%......
MPの残りが3%を切った所で身体から力が抜けガクンと崩れ落ち、地に膝をつく。これは辛い......が、構わず残りも注入し、遂に――
99%......100%!
スウッと身体から形容し難いナニかが抜けていくと同時に意識が薄れていく。
「うっ......気持ち悪っ」
酩酊状態にも似た前後不覚感と酷い乗り物酔いのような不快感、血を大量に喪失した時のような身体から熱が奪われていく感覚に早く意識飛べと願ってしまう。
だが最後に意地で目をカッ開いて魔法の発動を確認すると、煌々と燃え盛るヒヨコが羽根を広げて降り立つ場面が見え――そこで完全に意識が途絶えた。
『レベルが4上がりました』
◆◆◆
意識の浮上と共に飛び起き、匠は現状の把握に全意識を注ぐ。
周囲をグルリと見渡し、破壊痕等を確認。それらが見受けられないのを認めるとすかさずステータスを開き、MPの回復状況を見る。
「......うん、戦闘中にぶっつけ本番でMP全消費をやらなくてよかった。現MPは20%......時間がどれくらい経過したかわからかいのは痛いけど、20%にまで回復しないと意識が戻らない......と。これからは最低でもMPは5%を残す事は徹底しないとなぁ」
本当に20%まで回復しないと意識が戻らないのかは検証しようにも、何回もこれをやりたいとは思えない。MPらしきナニかが抜けていく感覚がとても気持ち悪かったのだ。
「あっ......レベルが4も上がってる......えぇぇぇ」
どうやら遠隔で倒しても、階層を隔てようとも経験値は入手できるらしく、決して楽ではないのだが楽に出来るレベル上げに心が揺れ動きそうになる。
「気持ち悪さを味わうけど寝てるだけでレベルアップか。もう一度だけ試してみようかな......いやでも効率的には決して良くないような気もするし......うーん、やっぱり時計欲しいなぁ......通るかわからないけど次ババアに会った時に店のラインナップに上がるようリクエストしてみるか」
沈めた荷物を取り出して濡れた荷物をヌンチャクと棘で作った物干し竿に掛けていきながら考える。次を試すにしろ進むにしろ、どちらにせよMPが全回復していない状況では進みようがない。
全て干し終え手持ち無沙汰になったので、次はステータス画面を出しながら金砕棒を使って素振りを行う。
体感でなので正確ではないのだが約一秒に一回振るように意識しながらの素振り。
金砕棒を振るった回数で大体の回復時間を割り出すのが目的である。濡れた荷物を干し終えた段階で12%回復していたので現在のMPは32%。
40%になるまで振り続けていれば大体の回復時間が割り出されるだろう。という訳で早速開始。
「150ッ!!」
ここで1%回復した。
............一定間隔で振り続けるのって結構難しい。ただ振るだけでは成長は出来ない。体幹や握り、適正な箇所での力の入れ、緩め等、考える事は多い。
惰性でやって上達するのは慣れによるスイングスピード上昇と若干の体力増加くらいだろうから手抜きはしない。
「320ッ!!」
ここで再び1%の上昇。
「470ッ!!」
また1%上昇。上がる回数にムラがある。
これは一定間隔で振れていないから起きているのか、疲労度でも変わるのか......謎である。
「1340ッ!!」
ここで漸く40%に到達。肉体的な疲労度はほぼ感じないが精神的な疲労度が凄い。
スキルの影響かなんとなくこうすればいいんだろうと解るが、正しい知識が無いからそれが本当に正しいのか解らず探り探りで行う作業。それに加えて他にも意識を向けないといけない案件があった事が精神的な疲労に拍車をかけた。
「あぁぁ......きっつ」
溜め息が溢れるが忘れないうちに金砕棒を木の枝に見立てて地面に数字を書いていく。暗算? それをやるには脳が足りないし書いた方が正確で早い。
......色々な誤差を考慮すると大体三分で1%の回復という事かな? 戦闘中にMPの回復を測るとか無理だし、これを基本として頭にいれておこう。
さて、この精神的に疲れた中でもう一度アレをするのはキツいから洗濯物が乾く&MPが回復するまでゆっくり休んで、それから出発しよう。
今は楽するよりも戦闘技能を磨く方が身の為だろう。それにもしこの後手詰まりになった時や負けそうになった時に改めてやればいいだろう。余り楽をしたら待つのは破滅だ。
さぁ頑張って進もう。
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吉持ㅤ匠
半悪魔
職業:血狂い
Lv:28→32
HP:100%
MP:46%
物攻:200
物防:1
魔攻:110
魔防:1
敏捷:170
幸運:10
残SP:16→24
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残611.5L
不死血鳥
部分魔化
血流操作
簡易鑑定
状態異常耐性Lv8
拳闘Lv8
鈍器(統)Lv6
上級棒術Lv2
小剣術Lv7
空間把握Lv10
投擲Lv8
歩法Lv7
強呪耐性
病気耐性Lv4
解体・解剖
回避Lv9
溶解耐性Lv6
洗濯Lv2
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装備:
魔鉄の金砕棒
悪魔骨のヌンチャク
肉食ナイフ
貫通寸鉄
夢魔蚕の服一式
火山鼠革ローブ
再生獣革のブーツ
貫突虫のガントレット
聖銀の手甲
鋼鉄虫のグリーブ
魔鉱のブレスレット
剛腕鬼の金棒
圧縮鋼の短槍
迷宮鋼の棘針×2
魔法袋・小
ババアの加護ㅤ残高13680
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