家族

お相手登場！

それから程なくしてグレッグのお相手との対面が実現した。
そのお相手は中国語を教えているという台湾出身のリンさんという方であった。
グレッグほどではないけど身体も大きく小太りな若者であった。
なるほどな～と思わせるほどグレッグの好みであった。
日本語はあまり上手では無く英語での会話であったが、仲が良さそうな事がわかった。
「司のこと、気に入ってるみたいだよ。」
とグレッグから言われ、素直に嬉しかった。
自宅で晩御飯を一緒に食べて、初対面の気疲れがあったのか、僕はそのまま寝てしまった。
夜中にふと目が覚めてトイレに行こうとした時、グレッグの部屋の明かりが見えた。
リンさんの事を話そうと部屋に入ろうとした時、2人のうめき声が聞こえてきた。
僕は息をひそめてそっとドアを少しだけ開けてのぞいてみた。
グレッグのオナニーを見た時のようで、その時のことを思い出してしまったが、
熊のようなグレッグとツルツル白肌のリンさんとが絡み合っていた。
リンさんのチンポもデカく、勃起も凄かった。
更にパイパンにしていたのでとてもエロく感じた。
僕はドキドキしながら興奮して、いつの間にか自分のチンポを引っ張り出してしごいいていた。
目の前では大人の男同士の激しい絡みが繰り広げられていて、
その様子を見ながらのオナニーはたまらなく興奮した。
リンさんはグレッグの背後に回るとグレッグの尻をペチンと叩いた。
アナルにも指を出し入れして刺激を与えているようだ。
いつも入れるのが普通だったグレッグが、入れられるようでとても新鮮だった。
「アッ、アン…。」
といつもとは違う熊の声に僕は更に興奮してしまう。
バックの体勢でリンさんの太チンポを入れられたグレッグはのけ反るように馴染むのを待っている。
リンさんはそれを見越してか、じっとして動かない。
耳元で囁いた後、コクコクとグレッグが頷いた事を確認してゆっくりとピストンを始める。
何か息の合ったセックスだなぁと。
これは随分と前から付き合ってた感じに見える。
さすがにコレは勝てないやと思って、本当に見事なノックアウト負けを喰らったような気持ちになった。
僕はこっそりとドアから離れ、自分の部屋に戻って少しだけ泣いた。
明日からはグレッグの事を振り切って生きていこうと心に誓ったのだった。

それからは寂しい日々が続いたが、グレッグが幸せになるならと僕なりに耐えた。
そのおかげで勉強を頑張るきっかけとなって、志望していた以上の高校に合格する事が出来た。
実はこの間にリンさんも同居する事になって、少し家では遠慮しがちな状況になっていたので、
高校進学を機に自宅から出る決意をしてたんだ。
自宅から遠い高校を選んだのもそのためで、グレッグには内緒にしておいたから
1人暮らしと聞いてビックリしていた。
だけど無事に合格したので、仕方なくではあるけど許してくれて色々な手配をサッとやってくれた。
さすが頼もしいパパである。
晴れて1人暮らしが出来ると思うと、ホッとして涙が出てきた。
グレッグとリンさんはお幸せに。僕は新しい良い人を見つけるよ。
と言い聞かせた高校1年の春だった。