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第3章

ドレッティの初仕事2

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「おいしい!いつものスープよりコクがあるます。それにお野菜も柔らかいです」

「そうなんだよ、たぶんいつものよりゆっくり塩が溶けるのが原因かもしれないね
それにこれなら砂状の塩より、こぼれにくいし、保存も楽でいいわぁ」

そんな話を聞きながら、ドレッティもスープを味わう。

しばらく黙っていたが、

「こちらはいくらくらいになると思いますか?」

ドレッティはフランシスとマリア婦人に聞いてきた。

「普通の塩がカップに1杯5バーツなので、このお塩は行商人の買い取り値で5バーツを目指したいです。」

難しい顔をしたまま、ドレッティは

「わかりました。では、それ以上の価格での買い取りを目指します。」

マリア婦人とフランシスは見つめあって、頷いた。



「そうですわ、お母様もし岩塩が継続的に売れるのであれば、もっと採掘しなければなりませんよね?」

マリア婦人は驚いた。フランシスは更に先のことを考えている

「そうねぇ、採掘できるものを雇わないといけないわねぇ」

「そこでよい考えがあります。草刈り大会を利用しましょう」

フランシスはとてもいい笑顔で、マリア婦人に大会の予定を説明しだした。
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