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レイノルズの悪魔 よみがえる
公爵令嬢の誕生日
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一応わたしにも侍女と、衣装部屋のメイドがいる。通常、公爵家や伯爵家の令嬢は、自分で着替えを用意しないし、おそらく今日いらっしゃる客人の誰も、私がまさか自分で着替えて自分で結っているとはおもわないのだろう。
「うわ、やっぱりね」
部屋へはいるなり、床にほうりだしてあったのは、紺に白いラインのはいった、エプロンワンピース。
ワンピースは前開きで、子供の私でも一人できられるような簡易的なものだ。
「こんなのでは、主宰としてお茶会にはでられないわね」
ふと、うるさがたの顔がおもいうかんだ。
こんな服でも新しい服なので、9つのときの私は着て出たが、いまとなってはこれは不味い。
王宮からも客人のある茶会なら、最低限でも子供はボンネットにクリーム色か白のドレス、コルセットとクリノリンまではいかなくても、ビスチェとパニエは欲しい。と、衣装部屋をごそごそして、母の使っていたらしいものを見つけ出した。
子供用としては少々丈が長いが、襟がくびもとまであって肩は出ないし、半袖でフリルが拡がるかたちなので、サイズ違いも誤魔化せそう。ドレスと同じクリーム色のビスチェは前で縛るタイプだから、一人できれる。これに先ほどのワンピースのエプロンをして、同じ色味の靴とソックスを合わせ、頭にもクリーム色のボンネットを被る。髪の毛は編み込んでから後ろに纏めておいた。
鏡で見た9歳になったばかりの私は、あの頃の私とは違った。
丁寧に編み込まれた髪も、場所に添うように選ばれた服も、みんな私があのころ欲しかったものだ。母親や乳母がいて、あるいは気遣ってくれる侍女がいて、令嬢らしく仕立てられてうちにやってくるようになった少女たち。
私だけが修道女か庶民の子供のような服で、それが悔しくて可愛い服やキレイな髪飾りの子ばかりをねらって嫌みを言ったり意地悪をした。
はじめのうちはひとりだったものが、いつのまにかわたしのまわりには似たような身分だけは高い取巻きがたくさんいて、特にレミみたいな甘やかされて大事にされてきた「選ばれるべき」みたいな子への意地悪はどんどんエスカレートしていった。
「けどこれは、どうみても普通の令嬢よね」
王子の婚約者として王宮にあがってから、厳しく教え込まれた所作を繰り返してみる。うん、ちゃんと育てられた子みたいじゃない?今日は問題なく過ごせそうだと、ほっと胸を撫で下ろした。思ったより緊張していたみたいだ。なんとかなりそうと思ったら、お腹がすいてきた。
本当なら温かいものが欲しいところだけれど、うちで私にそんなものを出す使用人はいない。
「お茶会にはなにか出るよね…」
少しは食べられるといいけれど、このお茶会は、大人たちの社交とクロードさまの婚約者としての私の披露が本当の目的だから、あまり期待はできないかもしれない。
*******************
お茶会の始まる直前、おじいさまに呼ばれて庭に出ていった私を見て、使用人たちは眉をひそめた。衣装部屋のメイドは他のメイド達に睨まれて、必死に自分じゃないとアピールしている。仲間割れね。
おじいさまは集まってきた客人に私を紹介する。前のときはどうしたらいいかわからず、変な間で挨拶をしたり、しなくてもいい最敬礼をしたりしてしまって、気不味いかんじになったけれど、さすがに今回はわかる。
「アイリスです、よろしくお願いいたします」
または、
「アイリス・マリアンナ・レイノルズでございます、お越し下さりありがとうございます」
あるいは
「アイリスよ、よろしくね。ここは暑くはない?」
人を選んで挨拶をすすめるうち、隣にたつおじいさまの目がこちらを向いているのがわかった。
「おじいさま?」
わたしが見上げると、まるでそこにいるのにいま気付いたというように、おじいさまが瞬きをしていた。
「アイリス、リディアは覚えているか?私の姉だよ」
言われて、所謂うるさがたのおばあさまたちのテーブルへつれて行かれる。
「リディア、これがアイリスだ」
おじいさまはそういって、そこに座っていたひとりのしかめつらしい老婦人を紹介した。痩せて白髪になってはいるけれど目に独特の光があり、彼女が今も健在で家を切り回す女主人であり続けていることを示していた。
「お越し頂けて嬉しいですわ。道中不便などなかったですか?」
南領の貴族と結婚したものの、早くに夫と家族を亡くしたリディア大伯母は、レイノルズ一族の長老だ。9歳だった私はこの大伯母に毛嫌いされており、私も苦手としていたのだが…
「親なし子にしてはちゃんとした挨拶ができるね。おや、これはルイーザのシフォンかい?今時ない良い生地だ。今風の子供の服は肌が出すぎて風邪をひくよ、ショールを使いなさい…ボンネットもまっすぐかぶって。さあ、あんたはここへきて座んなさい」
そういって私を自分の隣に座るよう促され、あれよあれよという間に、私はおばあさまたちに囲まれていた。
「あたしたちは王宮にも社交にももう興味はないからね、ただ、あんたの親の葬式からあんたとじいさんは、一遍も親戚の集まりに顔を出してないし、この機会にあんたがひどく痩せたり、ぼろをきていたり、甘やかされてワガママになっていないか見にきたのさ」
……ううん、この大伯母は侮れないわね、と思いつつ、薦められるまま焼き菓子やお茶を口にはこんでいると、
「ところであんたに贈り物があるんだよ、ねえマリアテレサ?」
わたしの反対隣に座った、こちらは肥っている金髪のおばさまが即座に立ち上がった。
「そうなのよアイリス、これよ!」
急に興奮したようにマリアテレサおば様は足元においていた紙の袋から銀細工の化粧箱を取り出した。
「開けてみなさい」
リディア大伯母さまに言われて、箱を開けると象牙のうつくしい馬の人形が立ち上がり、オルゴールが鳴る、綺麗な化粧箱だった。
「きれいな馬だろう。それは銀の流星号だよ…今日からお前の馬だ」
言われて、わたしはリディア大伯母とマリアテレサおば様を交互に見た。
「あら、リディア。この子分かってないわよ」
マリアテレサおば様はきゃらきゃらとわらったので、リディア大伯母さまは眉をしかめた。
「止しなさいマリアテレサ、いい年をしてみっともないよ。リディア、あんた馬は嫌いかい?」
「好きです」
思わず大きな声がでた。
実はこの質問を、前にもされたことがあった。
でも9歳の頃の私は、何時でもお腹を空かせていたし、自分で着れる質素なワンピースしか持っていなかったから、服や食べ物が欲しかった。だから、馬をプレゼントされたなら、こんなに興奮したりしなかった。
馬に乗ってみたいと思ったのは、王宮に上がったあと、レミがクロード様にプレゼントされた馬の世話をしたり、二人が乗馬に出掛けたりするようになってからだ。
それまでは馬などなつかないし、つまらないと思っていたけれど、レミが乗れるほど大人しいならとそばによってみれば、可愛い顔をしており、触ると温かくて少し湿ったなめらかな毛並みは私を受け入れてくれそうに思えた。
しかし、鞍をつけて台にのぼり、いざ乗ろうとするとレミの馬は突然暴れだした。
振り落とされ、わたしは腕の骨を折ってしまった。
……結局、レミの馬は私に怪我をさせた咎で売りに出されたそうだ。罪のないあの馬に、本当に悪いことをしてしまった。王宮の厩番が言うことには、馬はいつも世話をして、信頼しているものの言うことしか聞かないそうだ。厩番にとても嫌われてしまい、あれきり厩に近づくことさえできなかったけれど。
「その馬は、子馬ですか?」
「いいや、年寄りさ。あんたみたいな子供がのっても驚いたりしない、ちゃんと訓練をつんだ牝馬だよ」
わたしはホッとした。
「それは安心しました。うちにはわたしのために馬を馴らしてくれる者がいないので」
言ってしまってから、口元を覆った。
「そうだろうね、あんたのために食事を出す者も、着替えを手伝う者すらいないんだからね」
驚きに私は言葉を失った。
「あたしも昔は公爵家の娘だったんだ。ちゃんと食べている公爵家の娘はね、こんなに肌が荒れたり、痩せたりしていないもんなんだよ。そしてね、この家の一番の問題は、執事もメイド頭もいないってことさね」
あの怠け者のレンブラントが、ちゃんとあんたたちの世話ができるだなんて、あたしは思っていないよ、とリディア大伯母さまはわたしの髪を撫でた。
「馬は当分うちの農園で預かろう。あんたもうちの屋敷でね……あんたのじいさんは先々あんたを王宮にやるっていっていたが、その前にしばらく日の当たるところで遊んだところで毒にはならないだろうよ」
マリアテレサおば様も、うんうんとおおきく頷き、こうして私はその夏じゅう、大伯母さまの南のマナーハウスへ行くことがきまった。
「うわ、やっぱりね」
部屋へはいるなり、床にほうりだしてあったのは、紺に白いラインのはいった、エプロンワンピース。
ワンピースは前開きで、子供の私でも一人できられるような簡易的なものだ。
「こんなのでは、主宰としてお茶会にはでられないわね」
ふと、うるさがたの顔がおもいうかんだ。
こんな服でも新しい服なので、9つのときの私は着て出たが、いまとなってはこれは不味い。
王宮からも客人のある茶会なら、最低限でも子供はボンネットにクリーム色か白のドレス、コルセットとクリノリンまではいかなくても、ビスチェとパニエは欲しい。と、衣装部屋をごそごそして、母の使っていたらしいものを見つけ出した。
子供用としては少々丈が長いが、襟がくびもとまであって肩は出ないし、半袖でフリルが拡がるかたちなので、サイズ違いも誤魔化せそう。ドレスと同じクリーム色のビスチェは前で縛るタイプだから、一人できれる。これに先ほどのワンピースのエプロンをして、同じ色味の靴とソックスを合わせ、頭にもクリーム色のボンネットを被る。髪の毛は編み込んでから後ろに纏めておいた。
鏡で見た9歳になったばかりの私は、あの頃の私とは違った。
丁寧に編み込まれた髪も、場所に添うように選ばれた服も、みんな私があのころ欲しかったものだ。母親や乳母がいて、あるいは気遣ってくれる侍女がいて、令嬢らしく仕立てられてうちにやってくるようになった少女たち。
私だけが修道女か庶民の子供のような服で、それが悔しくて可愛い服やキレイな髪飾りの子ばかりをねらって嫌みを言ったり意地悪をした。
はじめのうちはひとりだったものが、いつのまにかわたしのまわりには似たような身分だけは高い取巻きがたくさんいて、特にレミみたいな甘やかされて大事にされてきた「選ばれるべき」みたいな子への意地悪はどんどんエスカレートしていった。
「けどこれは、どうみても普通の令嬢よね」
王子の婚約者として王宮にあがってから、厳しく教え込まれた所作を繰り返してみる。うん、ちゃんと育てられた子みたいじゃない?今日は問題なく過ごせそうだと、ほっと胸を撫で下ろした。思ったより緊張していたみたいだ。なんとかなりそうと思ったら、お腹がすいてきた。
本当なら温かいものが欲しいところだけれど、うちで私にそんなものを出す使用人はいない。
「お茶会にはなにか出るよね…」
少しは食べられるといいけれど、このお茶会は、大人たちの社交とクロードさまの婚約者としての私の披露が本当の目的だから、あまり期待はできないかもしれない。
*******************
お茶会の始まる直前、おじいさまに呼ばれて庭に出ていった私を見て、使用人たちは眉をひそめた。衣装部屋のメイドは他のメイド達に睨まれて、必死に自分じゃないとアピールしている。仲間割れね。
おじいさまは集まってきた客人に私を紹介する。前のときはどうしたらいいかわからず、変な間で挨拶をしたり、しなくてもいい最敬礼をしたりしてしまって、気不味いかんじになったけれど、さすがに今回はわかる。
「アイリスです、よろしくお願いいたします」
または、
「アイリス・マリアンナ・レイノルズでございます、お越し下さりありがとうございます」
あるいは
「アイリスよ、よろしくね。ここは暑くはない?」
人を選んで挨拶をすすめるうち、隣にたつおじいさまの目がこちらを向いているのがわかった。
「おじいさま?」
わたしが見上げると、まるでそこにいるのにいま気付いたというように、おじいさまが瞬きをしていた。
「アイリス、リディアは覚えているか?私の姉だよ」
言われて、所謂うるさがたのおばあさまたちのテーブルへつれて行かれる。
「リディア、これがアイリスだ」
おじいさまはそういって、そこに座っていたひとりのしかめつらしい老婦人を紹介した。痩せて白髪になってはいるけれど目に独特の光があり、彼女が今も健在で家を切り回す女主人であり続けていることを示していた。
「お越し頂けて嬉しいですわ。道中不便などなかったですか?」
南領の貴族と結婚したものの、早くに夫と家族を亡くしたリディア大伯母は、レイノルズ一族の長老だ。9歳だった私はこの大伯母に毛嫌いされており、私も苦手としていたのだが…
「親なし子にしてはちゃんとした挨拶ができるね。おや、これはルイーザのシフォンかい?今時ない良い生地だ。今風の子供の服は肌が出すぎて風邪をひくよ、ショールを使いなさい…ボンネットもまっすぐかぶって。さあ、あんたはここへきて座んなさい」
そういって私を自分の隣に座るよう促され、あれよあれよという間に、私はおばあさまたちに囲まれていた。
「あたしたちは王宮にも社交にももう興味はないからね、ただ、あんたの親の葬式からあんたとじいさんは、一遍も親戚の集まりに顔を出してないし、この機会にあんたがひどく痩せたり、ぼろをきていたり、甘やかされてワガママになっていないか見にきたのさ」
……ううん、この大伯母は侮れないわね、と思いつつ、薦められるまま焼き菓子やお茶を口にはこんでいると、
「ところであんたに贈り物があるんだよ、ねえマリアテレサ?」
わたしの反対隣に座った、こちらは肥っている金髪のおばさまが即座に立ち上がった。
「そうなのよアイリス、これよ!」
急に興奮したようにマリアテレサおば様は足元においていた紙の袋から銀細工の化粧箱を取り出した。
「開けてみなさい」
リディア大伯母さまに言われて、箱を開けると象牙のうつくしい馬の人形が立ち上がり、オルゴールが鳴る、綺麗な化粧箱だった。
「きれいな馬だろう。それは銀の流星号だよ…今日からお前の馬だ」
言われて、わたしはリディア大伯母とマリアテレサおば様を交互に見た。
「あら、リディア。この子分かってないわよ」
マリアテレサおば様はきゃらきゃらとわらったので、リディア大伯母さまは眉をしかめた。
「止しなさいマリアテレサ、いい年をしてみっともないよ。リディア、あんた馬は嫌いかい?」
「好きです」
思わず大きな声がでた。
実はこの質問を、前にもされたことがあった。
でも9歳の頃の私は、何時でもお腹を空かせていたし、自分で着れる質素なワンピースしか持っていなかったから、服や食べ物が欲しかった。だから、馬をプレゼントされたなら、こんなに興奮したりしなかった。
馬に乗ってみたいと思ったのは、王宮に上がったあと、レミがクロード様にプレゼントされた馬の世話をしたり、二人が乗馬に出掛けたりするようになってからだ。
それまでは馬などなつかないし、つまらないと思っていたけれど、レミが乗れるほど大人しいならとそばによってみれば、可愛い顔をしており、触ると温かくて少し湿ったなめらかな毛並みは私を受け入れてくれそうに思えた。
しかし、鞍をつけて台にのぼり、いざ乗ろうとするとレミの馬は突然暴れだした。
振り落とされ、わたしは腕の骨を折ってしまった。
……結局、レミの馬は私に怪我をさせた咎で売りに出されたそうだ。罪のないあの馬に、本当に悪いことをしてしまった。王宮の厩番が言うことには、馬はいつも世話をして、信頼しているものの言うことしか聞かないそうだ。厩番にとても嫌われてしまい、あれきり厩に近づくことさえできなかったけれど。
「その馬は、子馬ですか?」
「いいや、年寄りさ。あんたみたいな子供がのっても驚いたりしない、ちゃんと訓練をつんだ牝馬だよ」
わたしはホッとした。
「それは安心しました。うちにはわたしのために馬を馴らしてくれる者がいないので」
言ってしまってから、口元を覆った。
「そうだろうね、あんたのために食事を出す者も、着替えを手伝う者すらいないんだからね」
驚きに私は言葉を失った。
「あたしも昔は公爵家の娘だったんだ。ちゃんと食べている公爵家の娘はね、こんなに肌が荒れたり、痩せたりしていないもんなんだよ。そしてね、この家の一番の問題は、執事もメイド頭もいないってことさね」
あの怠け者のレンブラントが、ちゃんとあんたたちの世話ができるだなんて、あたしは思っていないよ、とリディア大伯母さまはわたしの髪を撫でた。
「馬は当分うちの農園で預かろう。あんたもうちの屋敷でね……あんたのじいさんは先々あんたを王宮にやるっていっていたが、その前にしばらく日の当たるところで遊んだところで毒にはならないだろうよ」
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