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第七章 雪乃
気になる事は……
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ふたりは和食が食べたいと意見の一致を見て駅の近くにある定食屋に入った
「雪乃さんはこう言うお店は平気なんですか?」
雪乃は思いっきりキョトンとして
比嘉を見つめていた
「えっ!……と食べたいものがそのお店にあれば女性お断りじゃない限り入るけど……です」
「そうなんだ ほら嫌がる人もいるから 大概はえ~みたいな反応しますよ」
「竜さんはよっぽど女性をこの手のお店に連れて来ているんですか?」
「いやいや!そんなことありません!誤解です!」
比嘉の焦り具合が面白くて
雪乃はおもいっきり笑った
それはもう大きな口を開けて
「さぁてと何食べようかな……
喉渇いたから生ビール中と
それから
枝豆と揚げ出し豆腐と鯖の味噌煮定食 竜さんは?」
あまりの勢いにすっかり遅れを取る形になった比嘉
「え~と俺も生ビール中とゲソの唐揚げと角煮定食お願いします」
「へ~いビールお待ちどおさま
あとお通しね おっと枝豆と」
「では~お疲れ様様でした!
そしてこれから宜しくお願い致します!カンパーイ」
グビッグビッグビッ雪乃の飲みっぷりに釘付けの比嘉
気取りのない雪乃は
今まで知っている女性とまるで違うタイプで少々面くらい気味だが
ベタベタ感がなく
かえって好ましく思えた
「美味し~やっぱり最初はビールですよね~かぁっ~旨い!」
比嘉はおっさんっか!発言に
思わず吹き出してしまった
「あれ?おかしかったですか?
いや~親父なんですよ
性格が……お恥ずかし~」
「良いよ良いよ!楽しくて」
「良かったです~楽しんで頂けて」
注文した品々が次々並び
雪乃は進められるまま平らげていく大した会話もなくただひたすら食べて完食したふたり
支払いは割り勘でと雪乃が譲らないので仕方なしに自分が食べたものを払うことにした
「雪乃さんはまだ時間大丈夫?
良かったらコーヒー飲まない?」
「はい!飲みたいです!」
暫くは歩くとゆったり出来る
ル…ノ……ルを見つけ
そこには入ることにした
「私余り入ったことないです
比嘉さんは?」
「僕も四~五回かな……
ゆったり為たいときや
打ち合わせなんかに
使っているんだよ」
ふたりはコーヒーを頼み
ホット一息ついた
「あの~つかぬ事伺っても宜しいですか?」
比嘉は一瞬首を傾げて笑いながら
「答えられることならどうぞ」
そう言ってポケットから携帯を出しテーブルに置いた
「あの……昨日は左薬指に指輪していましたよね
でも……今日は為てないって事は
ある種の決着したとか?」
「決意?ってああ~」
「すみません!ほら!うちの会社って男性社員の既婚者比率半端ないでしょう?
だから女子社員は結構指輪には敏感なんですよ」
「そうなんだ 独身だったらターゲットになるのかな?」
比嘉は少し困った顔を為ている
雪乃は申し訳なさそうに
「ターゲットなんて失礼事は言わないけど……若しかしてチャンスはあるのかなってそれなりに
考えているんですよ!
私は違いますけど~
なかなか外で知り合うきっかけがないから……」
雪乃の話しを聞きながら
比嘉は指輪の後を擦っていた
「雪乃さんはこう言うお店は平気なんですか?」
雪乃は思いっきりキョトンとして
比嘉を見つめていた
「えっ!……と食べたいものがそのお店にあれば女性お断りじゃない限り入るけど……です」
「そうなんだ ほら嫌がる人もいるから 大概はえ~みたいな反応しますよ」
「竜さんはよっぽど女性をこの手のお店に連れて来ているんですか?」
「いやいや!そんなことありません!誤解です!」
比嘉の焦り具合が面白くて
雪乃はおもいっきり笑った
それはもう大きな口を開けて
「さぁてと何食べようかな……
喉渇いたから生ビール中と
それから
枝豆と揚げ出し豆腐と鯖の味噌煮定食 竜さんは?」
あまりの勢いにすっかり遅れを取る形になった比嘉
「え~と俺も生ビール中とゲソの唐揚げと角煮定食お願いします」
「へ~いビールお待ちどおさま
あとお通しね おっと枝豆と」
「では~お疲れ様様でした!
そしてこれから宜しくお願い致します!カンパーイ」
グビッグビッグビッ雪乃の飲みっぷりに釘付けの比嘉
気取りのない雪乃は
今まで知っている女性とまるで違うタイプで少々面くらい気味だが
ベタベタ感がなく
かえって好ましく思えた
「美味し~やっぱり最初はビールですよね~かぁっ~旨い!」
比嘉はおっさんっか!発言に
思わず吹き出してしまった
「あれ?おかしかったですか?
いや~親父なんですよ
性格が……お恥ずかし~」
「良いよ良いよ!楽しくて」
「良かったです~楽しんで頂けて」
注文した品々が次々並び
雪乃は進められるまま平らげていく大した会話もなくただひたすら食べて完食したふたり
支払いは割り勘でと雪乃が譲らないので仕方なしに自分が食べたものを払うことにした
「雪乃さんはまだ時間大丈夫?
良かったらコーヒー飲まない?」
「はい!飲みたいです!」
暫くは歩くとゆったり出来る
ル…ノ……ルを見つけ
そこには入ることにした
「私余り入ったことないです
比嘉さんは?」
「僕も四~五回かな……
ゆったり為たいときや
打ち合わせなんかに
使っているんだよ」
ふたりはコーヒーを頼み
ホット一息ついた
「あの~つかぬ事伺っても宜しいですか?」
比嘉は一瞬首を傾げて笑いながら
「答えられることならどうぞ」
そう言ってポケットから携帯を出しテーブルに置いた
「あの……昨日は左薬指に指輪していましたよね
でも……今日は為てないって事は
ある種の決着したとか?」
「決意?ってああ~」
「すみません!ほら!うちの会社って男性社員の既婚者比率半端ないでしょう?
だから女子社員は結構指輪には敏感なんですよ」
「そうなんだ 独身だったらターゲットになるのかな?」
比嘉は少し困った顔を為ている
雪乃は申し訳なさそうに
「ターゲットなんて失礼事は言わないけど……若しかしてチャンスはあるのかなってそれなりに
考えているんですよ!
私は違いますけど~
なかなか外で知り合うきっかけがないから……」
雪乃の話しを聞きながら
比嘉は指輪の後を擦っていた
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