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サンデウロ大陸編
1071話 医療班
しおりを挟む「ファンド様!!」
「どうした?」
「翔様からお届けものが.....」
「わかった。」
「手紙が入ってるな。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ファンドへ
これを見ている頃には俺は南方へと赴いていることだろう。
ガロンドの評判というのを聞く機会があったのだが、随分と高評価のようだ。
重荷になるかもしれないが、この調子で頑張ってくれ。
さて、前置きは置いておこうか。
この手紙に同封されている瓶に入っているのはポンデ村というところにある"ポンデ油"というものだ。
くれぐれも慎重に扱ってくれ。下手をすればガロンドがなくなってしまう可能性もあるからな。
だから、お前にはそうならないように対処をして欲しい。
以前、医療の技術の向上を目指すと手紙をくれたが、その技術を今見せる時が来たようだ。
こちらでも、対処はするが自分の国は自分で守ってみてくれ。
健闘を祈る。
翔より
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「おい、今すぐ医療班を集めろ!!それと、無菌室の準備を!!」
ファンドは翔の言いたいことを気づき、早く準備させるように命令した。
「集めました!」
「急がせて済まない。しかし、事態は急を要する。」
「エタ、ノール。これは、王命だ。早急にこの中にある菌の採取、解析を済ませ、特効薬を作れ!」
「分かりました。」
翔がガロンドを出て行った後、ガロンドでは翔の穴を埋めるため色々な役職が起用された。
その一つの医療班である。
解析班のリーダーをしている兎人のエタ。嗅覚など五感に冴えており、他の人では気づくことの出来ない異変に気づけるのである。
精製班のリーダーは蛇人のノールである。手先の起用さと生まれながらにして持っている毒耐性により、自ら被験者となって効果を躊躇なく体感出来る。
「ノール。今回は細菌どころか特効薬すら体内に入れることを禁ずる。」
「それは、何故か聞いてもよろしいですか?」
ノールは自分の長所が使えないことがそれなりの理由がなければ許さなかった。
「初代国王からの依頼だからだ。」
「翔様からですか!!」
ガロンドでは、翔がいなくなってから、その穴埋めをするために国民が死ぬほど頑張ったという経歴がある。
故にそれを一人で行っていた翔が異常なまでに評価されていた。
「大変、生意気な口を聞いたことをお許しください。」
「一刻も早く成果を出せるようにいたします!!!」
そう言って、医療班は無菌室へと向かった。
「やれやれ、あの人の後ってのは本当にしんどいな。」
「俺が追ってる背中の広さをまざまざと知らされたよ。」
「はぁ、頑張るか。」
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