【R18】はぐれ妖怪の隠れ里にて、狐は執着に抱かれる ~化かし狸と釣られ狐 ~

譚月遊生季

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第十二話 反撃の銀狐 ※

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 衝動のまま、銀狐を押し倒した貫八。
 ……しかし、組み敷いた手は赤い紐に絡みつかれ、そのまま後ろ手へと回された。

「うおっ!?」
「残念やったなぁ。うちかて、そう何度もやられっぱなしにはなれへん」

 霊力で編んだ紐をり、銀狐は勝ち誇ったように言う。赤い紐はしゅるしゅると音を立て、大柄な身体を瞬く間に縛り上げた。
 縛られた貫八を見下ろし、銀狐はたのしげにせせら笑う。
 
「もう一度言うわ。うちにかけたまじない、解いてもらいまひょか。今まで何とか折り合いつけてきたけど、不便で不便でたまらんのや」
「だ、だから、解くも何も、もうわしの手には追えんのじゃわい」
強情ごうじょうやなあ。ちゃあんと全部吐いたら、何でも好きなようにしたるのに」

 細い指先で貫八のあごを撫で、銀狐はあでやかな笑みを浮かべる。

「可哀想に。こないに張りつめてもうて……」
「うぁあっ」

 細く、しなやかな指先が、貫八のそれをズボンの上からゆっくりとなぞった。
 そのまま銀狐は、あろうことか浴衣のすそをたくし上げ、すらりとした素足を見せつける。

「さぁ、早う言いなはれ」
「んぐぅ……っ!?」

 金の瞳が煌々こうこうと輝き、貫八を見下ろす。足袋たびを履いた足先が、貫八のを、やわやわと踏みつけた。

「(本気か? 本気でやっとるんですか、銀狐さん)」

 だらだらと汗を垂らしつつ、貫八は息を乱して銀狐の方を見る。

「(縛ってらして踏むて……いけん。これは、いけんぞな)」

 はぁ、はぁ、と乱れた息が、場の空気をじっとりと熱いものへと変えていく。
 
「……っ、うぅ……銀狐、さん……」
「なんや。言う気になったんかいな」

 頬を上気じょうきさせて歯を食いしばる貫八を見、銀狐は目を細めてほくそ笑む。
 自分を言いように振り回していた相手を、今度は自分が翻弄ほんろうしている。その現実が、銀狐の胸に言いようもない充足感と恍惚こうこつを与えた。

 ……そして、油断も与えてしまった。

「……っ、こなぁな……興奮するに決まっとるじゃろうーーーーッ!」

 貫八の絶叫が響き渡り、赤い紐がバラバラに弾け飛ぶ。
 紐の残骸は布団の上に落ちる前に、跡形あとかたもなくかき消えた。

「……は?」
 
 呆然としていた銀狐だが、拘束から抜け出した貫八の獣のような表情を見、全てを察した。

「(あ。こら、あかん)」

 真っ赤な瞳を爛々らんらんと輝かせ、貫八は銀狐の上に覆い被さる。

「……貫八ぃ、一旦落ち着こか」

 銀狐は頬に冷や汗を流しつつ、にっこりと微笑む。
 貫八はその言葉に構わず、たわわな胸に浅黒い手を伸ばした。 

「わしはさっき……本音で喋ったつもりじゃ」
「んぁっ」

 片方の手が、胸の突起を摘んでは弾く。 
 もう片方の手が銀狐の下肢に伸び、陰核を的確に探り当ててくりくりと刺激する。

「ひっ、ぁ、うぁあっ」
「おんしは言うた。『全部吐いたら何でも好きなことしたる』……男に、二言はないぞなもし」
「ま、待ちぃ! 好きなこととは言うてへんわ!」
「そんなもん同じじゃあ!」
「全然ちゃうわ!」

 貫八の迫力に気圧されながらも、銀狐は負けじと言い返す。
 ……が、節くれだった指がナカに埋められ、抗議の声は嬌声きょうせいへと塗り変わった。余裕を失ったためか、銀狐の頭の上で狐耳がぴくぴくと震えている。

「ぁ、あっ、それ、あぁっ」

 貫八は銀狐の弱い箇所を執拗に責め立て、蜜壷の中にとろとろと愛液が溢れていく。

「ええ顔じゃ……。わしがおんしとなんて、一つしかないわい」

 今度は、貫八の方が恍惚とした笑みを浮かべた。

「交尾ぞな」
「……っ、こんの、助平すけべ狸……!」
「おんしが言うたことじゃ」

 濡れそぼった膣口に限界まではりつめた怒張を宛てがい、貫八はうっそりと呟く。

「わしゃ、金玉でしかものを考えとらん」
「い、ぁ、入って……っ、あぁっ」

 たくましい男根に貫かれ、銀狐は、びくんと背中を逸らして身悶える。

「あかん、あかん、あかんっ! こんなんあかん……っ」
「ああ……どっちの身体もええ……。見てくれも、具合も、最高じゃ……!」
「うっ、動かんといて……! あぅううっ 」

 貫八の竿は、既に、銀狐が悦ぶ箇所を知り尽くしている。
 あっという間に絶頂まで高められ、銀狐は、一際ひときわ高い声で鳴いた。

「あっ、あっ、来て、まう……! あぁーーーーーっ」

 銀狐は全身をわななかせて達し、狐の耳が小刻みにぷるぷると震える。
 膣壁がうごめいて貫八を締め付け、吐精を促す。

「……っ、出すぞな、銀狐……っ!!」
「うあぁ……っ」

 達したばかりの朦朧もうろうとした意識の中、銀狐は、はらの中に熱い欲望がほとばるのを感じていた。
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