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第十二話 反撃の銀狐 ※
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衝動のまま、銀狐を押し倒した貫八。
……しかし、組み敷いた手は赤い紐に絡みつかれ、そのまま後ろ手へと回された。
「うおっ!?」
「残念やったなぁ。うちかて、そう何度もやられっぱなしにはなれへん」
霊力で編んだ紐を操り、銀狐は勝ち誇ったように言う。赤い紐はしゅるしゅると音を立て、大柄な身体を瞬く間に縛り上げた。
縛られた貫八を見下ろし、銀狐は愉しげにせせら笑う。
「もう一度言うわ。うちにかけた呪い、解いてもらいまひょか。今まで何とか折り合いつけてきたけど、不便で不便で堪らんのや」
「だ、だから、解くも何も、もうわしの手には追えんのじゃわい」
「強情やなあ。ちゃあんと全部吐いたら、何でも好きなようにしたるのに」
細い指先で貫八の顎を撫で、銀狐は艶やかな笑みを浮かべる。
「可哀想に。こないに張りつめてもうて……」
「うぁあっ」
細く、しなやかな指先が、貫八のそれをズボンの上からゆっくりとなぞった。
そのまま銀狐は、あろうことか浴衣の裾をたくし上げ、すらりとした素足を見せつける。
「さぁ、早う言いなはれ」
「んぐぅ……っ!?」
金の瞳が煌々と輝き、貫八を見下ろす。足袋を履いた足先が、貫八のそこを、やわやわと踏みつけた。
「(本気か? 本気でやっとるんですか、銀狐さん)」
だらだらと汗を垂らしつつ、貫八は息を乱して銀狐の方を見る。
「(縛って焦らして踏むて……いけん。これは、いけんぞな)」
はぁ、はぁ、と乱れた息が、場の空気をじっとりと熱いものへと変えていく。
「……っ、うぅ……銀狐、さん……」
「なんや。言う気になったんかいな」
頬を上気させて歯を食いしばる貫八を見、銀狐は目を細めてほくそ笑む。
自分を言いように振り回していた相手を、今度は自分が翻弄している。その現実が、銀狐の胸に言いようもない充足感と恍惚を与えた。
……そして、油断も与えてしまった。
「……っ、こなぁな……興奮するに決まっとるじゃろうーーーーッ!」
貫八の絶叫が響き渡り、赤い紐がバラバラに弾け飛ぶ。
紐の残骸は布団の上に落ちる前に、跡形もなくかき消えた。
「……は?」
呆然としていた銀狐だが、拘束から抜け出した貫八の獣のような表情を見、全てを察した。
「(あ。こら、あかん)」
真っ赤な瞳を爛々と輝かせ、貫八は銀狐の上に覆い被さる。
「……貫八ぃ、一旦落ち着こか」
銀狐は頬に冷や汗を流しつつ、にっこりと微笑む。
貫八はその言葉に構わず、たわわな胸に浅黒い手を伸ばした。
「わしはさっき……本音で喋ったつもりじゃ」
「んぁっ」
片方の手が、胸の突起を摘んでは弾く。
もう片方の手が銀狐の下肢に伸び、陰核を的確に探り当ててくりくりと刺激する。
「ひっ、ぁ、うぁあっ」
「おんしは言うた。『全部吐いたら何でも好きなことしたる』……男に、二言はないぞなもし」
「ま、待ちぃ! 好きなことさせたるとは言うてへんわ!」
「そんなもん同じじゃあ!」
「全然ちゃうわ!」
貫八の迫力に気圧されながらも、銀狐は負けじと言い返す。
……が、節くれだった指がナカに埋められ、抗議の声は嬌声へと塗り変わった。余裕を失ったためか、銀狐の頭の上で狐耳がぴくぴくと震えている。
「ぁ、あっ、それ、あぁっ」
貫八は銀狐の弱い箇所を執拗に責め立て、蜜壷の中にとろとろと愛液が溢れていく。
「ええ顔じゃ……。わしがおんしとしたいことなんて、一つしかないわい」
今度は、貫八の方が恍惚とした笑みを浮かべた。
「交尾ぞな」
「……っ、こんの、助平狸……!」
「おんしが言うたことじゃ」
濡れそぼった膣口に限界まではりつめた怒張を宛てがい、貫八はうっそりと呟く。
「わしゃ、金玉でしかものを考えとらん」
「い、ぁ、入って……っ、あぁっ」
逞しい男根に貫かれ、銀狐は、びくんと背中を逸らして身悶える。
「あかん、あかん、あかんっ! こんなんあかん……っ」
「ああ……どっちの身体もええ……。見てくれも、具合も、最高じゃ……!」
「うっ、動かんといて……! あぅううっ 」
貫八の竿は、既に、銀狐が悦ぶ箇所を知り尽くしている。
あっという間に絶頂まで高められ、銀狐は、一際高い声で鳴いた。
「あっ、あっ、来て、まう……! あぁーーーーーっ」
銀狐は全身をわななかせて達し、狐の耳が小刻みにぷるぷると震える。
膣壁が蠢いて貫八を締め付け、吐精を促す。
「……っ、出すぞな、銀狐……っ!!」
「うあぁ……っ」
達したばかりの朦朧とした意識の中、銀狐は、胎の中に熱い欲望が迸るのを感じていた。
……しかし、組み敷いた手は赤い紐に絡みつかれ、そのまま後ろ手へと回された。
「うおっ!?」
「残念やったなぁ。うちかて、そう何度もやられっぱなしにはなれへん」
霊力で編んだ紐を操り、銀狐は勝ち誇ったように言う。赤い紐はしゅるしゅると音を立て、大柄な身体を瞬く間に縛り上げた。
縛られた貫八を見下ろし、銀狐は愉しげにせせら笑う。
「もう一度言うわ。うちにかけた呪い、解いてもらいまひょか。今まで何とか折り合いつけてきたけど、不便で不便で堪らんのや」
「だ、だから、解くも何も、もうわしの手には追えんのじゃわい」
「強情やなあ。ちゃあんと全部吐いたら、何でも好きなようにしたるのに」
細い指先で貫八の顎を撫で、銀狐は艶やかな笑みを浮かべる。
「可哀想に。こないに張りつめてもうて……」
「うぁあっ」
細く、しなやかな指先が、貫八のそれをズボンの上からゆっくりとなぞった。
そのまま銀狐は、あろうことか浴衣の裾をたくし上げ、すらりとした素足を見せつける。
「さぁ、早う言いなはれ」
「んぐぅ……っ!?」
金の瞳が煌々と輝き、貫八を見下ろす。足袋を履いた足先が、貫八のそこを、やわやわと踏みつけた。
「(本気か? 本気でやっとるんですか、銀狐さん)」
だらだらと汗を垂らしつつ、貫八は息を乱して銀狐の方を見る。
「(縛って焦らして踏むて……いけん。これは、いけんぞな)」
はぁ、はぁ、と乱れた息が、場の空気をじっとりと熱いものへと変えていく。
「……っ、うぅ……銀狐、さん……」
「なんや。言う気になったんかいな」
頬を上気させて歯を食いしばる貫八を見、銀狐は目を細めてほくそ笑む。
自分を言いように振り回していた相手を、今度は自分が翻弄している。その現実が、銀狐の胸に言いようもない充足感と恍惚を与えた。
……そして、油断も与えてしまった。
「……っ、こなぁな……興奮するに決まっとるじゃろうーーーーッ!」
貫八の絶叫が響き渡り、赤い紐がバラバラに弾け飛ぶ。
紐の残骸は布団の上に落ちる前に、跡形もなくかき消えた。
「……は?」
呆然としていた銀狐だが、拘束から抜け出した貫八の獣のような表情を見、全てを察した。
「(あ。こら、あかん)」
真っ赤な瞳を爛々と輝かせ、貫八は銀狐の上に覆い被さる。
「……貫八ぃ、一旦落ち着こか」
銀狐は頬に冷や汗を流しつつ、にっこりと微笑む。
貫八はその言葉に構わず、たわわな胸に浅黒い手を伸ばした。
「わしはさっき……本音で喋ったつもりじゃ」
「んぁっ」
片方の手が、胸の突起を摘んでは弾く。
もう片方の手が銀狐の下肢に伸び、陰核を的確に探り当ててくりくりと刺激する。
「ひっ、ぁ、うぁあっ」
「おんしは言うた。『全部吐いたら何でも好きなことしたる』……男に、二言はないぞなもし」
「ま、待ちぃ! 好きなことさせたるとは言うてへんわ!」
「そんなもん同じじゃあ!」
「全然ちゃうわ!」
貫八の迫力に気圧されながらも、銀狐は負けじと言い返す。
……が、節くれだった指がナカに埋められ、抗議の声は嬌声へと塗り変わった。余裕を失ったためか、銀狐の頭の上で狐耳がぴくぴくと震えている。
「ぁ、あっ、それ、あぁっ」
貫八は銀狐の弱い箇所を執拗に責め立て、蜜壷の中にとろとろと愛液が溢れていく。
「ええ顔じゃ……。わしがおんしとしたいことなんて、一つしかないわい」
今度は、貫八の方が恍惚とした笑みを浮かべた。
「交尾ぞな」
「……っ、こんの、助平狸……!」
「おんしが言うたことじゃ」
濡れそぼった膣口に限界まではりつめた怒張を宛てがい、貫八はうっそりと呟く。
「わしゃ、金玉でしかものを考えとらん」
「い、ぁ、入って……っ、あぁっ」
逞しい男根に貫かれ、銀狐は、びくんと背中を逸らして身悶える。
「あかん、あかん、あかんっ! こんなんあかん……っ」
「ああ……どっちの身体もええ……。見てくれも、具合も、最高じゃ……!」
「うっ、動かんといて……! あぅううっ 」
貫八の竿は、既に、銀狐が悦ぶ箇所を知り尽くしている。
あっという間に絶頂まで高められ、銀狐は、一際高い声で鳴いた。
「あっ、あっ、来て、まう……! あぁーーーーーっ」
銀狐は全身をわななかせて達し、狐の耳が小刻みにぷるぷると震える。
膣壁が蠢いて貫八を締め付け、吐精を促す。
「……っ、出すぞな、銀狐……っ!!」
「うあぁ……っ」
達したばかりの朦朧とした意識の中、銀狐は、胎の中に熱い欲望が迸るのを感じていた。
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