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14 ダンジョン内の宿泊施設

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食事を終え
第三階層の開始付近はお泊まり館ネプティウムが運営されていた
これは、冒険者支援組合という団体が運営している簡易的な宿泊施設である
運営団体自体がSSランク冒険者たちなので安心して宿泊出きる
中には温泉施設も完備されており
基本的には迷宮都市ダンジョン
今回のような
ネプティウム洞窟など
いくつかこの施設は存在する
今日はここで宿泊する
早速、チェックインする

「本日は、お泊まり館ネプティウムをご利用いただきありがとうございます
では、あなた方は
302号室と303号室が割り当てられます」
302号室に俺、ゴードンが
303号室にオーディン様とフューリーが泊まる
「当お泊まり館ネプティウムにはダンジョン内部形成の温泉をご利用いただけます
是非ともご利用いただければと思います」
各々自分達の割り当てられた部屋へと移動する

部屋へ着くとゴードンがすぐさま
「ユウキ!温泉へ行くぞ」
「あ、え!?あ、うん」
温泉はこの世界へ転生してから実は初めての経験
ゴードンと一緒にタオル、バスタオル、施設設置の温泉着に着替え移動する
転生前に堪能した温泉着となんか似ている気がする

温泉へ到着した
脱いだ温泉着を着替え棚に仕舞う
タオルを腰に巻き
まずは掛け湯をする
そのあと
髪の毛と体を洗い
軽く拭きタオルを腰に巻き
温泉の湯船付近へ移動
腰に巻いたタオルを外し岩辺りに置き
温泉へ入浴する
「ふう、気持ちいい」
「たしかに心が洗われるようだ」
そんな感じだ
ほどなくして俺たちは温泉を出て
髪の毛と体をバスタオルで拭き
温泉着を再度着直して
302号室へと戻る
そして
床をのべられていたのでゆっくりすることにした
「あ、あのなゴードン」
「ん?ユウキどうした?」
「変なこと言ってもいい?」
「あまりに変なことなら嫌だが」
「あのね『頭撫でて』」
「は?」
「だから変なこと言うって言ったじゃん」
「そんなに変なことか?『頭撫でて』貰うのが」
すこしだけ鵬を膨らますユウキにゴードンは少し照れ笑いする
「まあ、いいかたまには
いつも俺たちのために頑張ってくれてるわけだしその『お礼』だ」
「えと、じゃあ」
「おう!」
ゴードンに頭を撫でて貰った
気持ちいい
「ありがとうゴードン」
「おう!またしたくなったら言えよ」
「はーい」


翌日
お泊まり館ネプティウムをチェックアウトした俺たちは

ネプティウム洞窟第三階層の奥地を目指し進んでいく
途中
何体かのモンスターと遭遇するも難なく撃破していく
そして、奥地にたどり着いた
そこには 大穴があったその近くには石碑がありその石碑を読むと どうやら このダンジョン最深部への入口らしい
その横には宝箱が置いてあった
宝箱を開けると中には
神秘の秘宝ソールジェムというアイテムを手にした
効果は
このアイテムを持っているだけでステータス上昇値が上がるらしい
しかし
その反面デメリットとして装備している間は常にMPを消費するアイテム
補うためには魔法を掛け続ける必要がある これは、使用タイミングが難しいな とりあえず今は持っとくことにしよう
現在装備はしていない
次に
祠にたどり着く
そこには
魔力回復ポーションと回復の泉が設置されていた
これは先ほどの装備アイテムの為の施しだろうか?
ありがたく使わせてもらうことにした
祠を出ると
そこに居たのは 大きなドラゴンだった
鑑定結果によると 名はファフニール
種族 竜王 レベル80 HP9000 攻撃力8000 防御力10000 素早さ5000 耐性 火・水・風・雷 弱点 氷備考 龍王種 特殊スキル 竜神化 固有能力 絶対切断 特殊能力 飛翔 ブレス攻撃 龍鱗 特殊技 竜爪 龍牙 必殺技 滅殺 龍息吹 竜闘気 ドラゴニックオーラ と表示される
そして戦闘開始となった
先制攻撃を仕掛けてきたのはドラゴンの方からだった
口から炎のブレスを吐きかけてくる
それを俺は結界を張ることで防ぐ
続けて、ゴードンがファイアボールを唱えドラゴンの頭部に当てる
オーディン様とフューリーは後方で待機していた
ドラゴンがこちらに突進してきたので俺は避けた
オーディン様とフューリーも同じく避ける
今度はドラゴンの尻尾による攻撃をオーディン様が盾を使い受け流す
ドラゴンの攻撃をオーディン様は受け止めている 俺は隙を見てステータス強化魔法オーラを使い
ドラゴンへ攻撃する
すると
ドラゴンの体に傷がついた
やはり俺の攻撃でもダメージが入るのか その後
ドラゴンの尻尾がフューリーへ直撃しそうになったところをオーディン様が庇い 吹き飛ばされるもすぐに体勢を整え
ゴードンと共に連携しながら応戦する そして、ようやくドラゴンが倒れた
しかしまだ立ち上がる
俺はすぐさま HP回復ポーションを使用し 再び HPを回復させた
そして
ドラゴンの懐に入り込み剣を振り下ろす すると見事にヒットし
ドラゴンの体を真っ二つに切り裂いた
それと同時にドラゴンは消滅した
そして
ドロップアイテムが出現した そこには 魔石と神秘の秘宝ソールジェム
それと
竜の亡骸が残った その素材を回収し
更に奥へと進む
奥に進んでいくと広い空間へと出た
そこには
玉鋼のような形
白く輝くまるでミスリル鉱石のような金属が
「これが神秘の金属ネプティウム」
採掘場というやつである
俺たちは、依頼で出されていた分
それから俺たちが今後のために使う分を回収して
このクエストは終了とした

ギルドへ帰りはオーディン様にお願いして魔法で帰った
神秘の金属ネプティウムを入手した

神秘の金属ネプティウムのアイテム説明欄には
ネプティウムは、この世界では珍しい希少な金属である
加工すれば強力な武具となり 武器や防具の原材料となる
また、他の材料と混ぜ合わせる事で新たな合金を作り出す事もできる そして、その合金で作ったものは特殊な効果を持つようになる
とある 
また、ネプティウムはこの世界の魔力を吸って生きている生体金属である
先ほど他の材料となる金属などと混ぜて作る合金には特殊な効果を持つとあるが生体金属としての特殊な効果をその合金にも持たせることが可能であるという点である
この事から神秘の金属と呼ばれる由縁でもある
この世界では非常に珍しく貴重な金属のため市場に出回る事は殆ど無い そのため非常に高価で取引される なお、ネプティウムで出来た装備品は持ち主が死ぬまでは壊れることは無い
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