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Chap.8 All in the golden night
Chap.8 Sec.7
しおりを挟む下心は一切ないから許されるよね? という話ではないかもしれない。ティアは湯船につかりながら考えていた。
乳白色の湯にたゆたう真っ赤な花びらを、湯ごと片手ですくい上げる。ティアのその動作に、向かい合ってはいるが限界まで離れて座っていた彼女の目線が、動いた。彼女の紅潮した頬が、赤いバラになじんでいる。そろりとこちらをうかがう目は困惑していた。
「……この香り、きらいだった?」
「……いいえ」
返答の分かりきった質問をするのは、コミュニケーションにおいて便利な手法だと思う。とりあえずキャッチボールが成立して、その先のコントロールもしやすい。
「よかった。いい香りだよね?」
「……はい」
「アリスちゃん、共通語だいぶ聞きとれるようになったね」
「……てぃあが、わたしに、おしえてくれる……から」
「僕の教えは大したものじゃないよ。……アリスちゃん、共通語たまに聞いてたのかな? ちゃんと学んだことがないだけで」
「……?」
「どうかな? 僕もちょっと分からないけど」
話のあいまに、距離を縮めて彼女の手を取った。なるべく自然に、ゆっくりとした動きで、警戒心をあおらないように。
「どこか、痛いところはない?」
「……いたい?」
「うん。腕とか、見る感じは怪我してないけど……」
手に取った腕を片方ずつ、裏返しては戻し、確認してみる。イシャンは関係ないと分かってはいたが、縛られた跡がないことに改めてほっとする。
「——となると、やっぱりロキ君だね?」
「……ろき?」
「ロキ君、きみに何したの? あんなふうに謝ってくるなんて、よっぽどでしょ?」
「……アヤマル?」
「ロキ君、ごめんねって、言ってたでしょ? 言葉は分からないけど……ニュアンスで、なんとなくね」
「……ロキ、ゴメンナサイ、ちがう」
「そうなの? 謝罪じゃなかったの?」
「……わたし、……マルイチニチ、ねてた」
「うん? ……あぁ、ずっと寝てたってこと?」
「はい」
「……ロキ君は、関係ないの?」
「……はい」
「そう…………君が言うなら、そうなのかな? ……でも、僕……疑っちゃうな」
「……ウタガウ?」
「ロキ君、アリスちゃんを傷付けるっていう言葉に反応したからね……心理的じゃなく、物理的なダメージがあったんじゃないかって……僕は思ってるんだけど」
「……だめーじ?」
「ロキ君、アリスちゃんに、痛いことした?」
「……いいえ」
「……ほんとに?」
「はい」
「う~ん……なかなか粘るね?」
「……ねばる?」
彼女の反応を見るに、ロキの判決は五分五分である。ロキの様子からすると有罪確定ではあるのだが、なぜか彼女はロキに非があることを認めない。かばっているようでもあるし、心の底からロキは悪くないと思っているふうでもある。両方が垣間見えるという、微妙な反応。
「じゃ、実力行使しちゃおうかな……?」
「……ジツリョクコウシ?」
「怪我はしてる気がするんだよね。僕のこういう勘は、ほぼ当たるんだけど……さらにね、こういうとき、その怪我がどこにあるか……相手にプレッシャーを与えることで、当てることができるんだよね」
「……?」
意地悪な気持ちで笑ってみせるが、まったく分かっていないらしい彼女はきょとんとして首を傾けた。
捕まえたままの手首から、ティアはするりと肌をなぞる。
「っ……てぃあ?」
「ロキ君は、なにしたの?」
「……ろき、なにも……してない」
「そう……じゃあ……どこが、痛かった?」
彼女が怯えていないのを確認したうえで、指先を肌の上に滑らせていく。質問の意味を理解した彼女は、戸惑いながら目線を泳がせた。
「腕ではないんだよね……肩? ……背中?」
近づいた距離のぶん、水面が揺れる。
肩口に触れ、背中まで撫でていく。彼女の顔がより赤くなって、恥ずかしがっているように見えた。この表情はイシャンとの事件以降では見かけていない。今日の彼女は恐怖を感じにくいらしい……これも、すこし異常ではある。休んだことで心が落ち着いたにしても、ここまで変化するのはおかしい。心境の変化というよりは、外的要因——あからさまな介入があったとみてもいいかも知れない。催眠術や洗脳が思い浮かぶが、それらはティアの得意分野で、ハウス内でティアがもっとも長けているといっても過言ではない。アリアが共にいたらしいが、ティアから見ても、アリアがそういうことをする人間には思えない。……よく知らないので、断定はできないが。何より、彼女の瞳の反応や表情はとても自然で、催眠術も洗脳もティアの経験則からすると違うように感じる。
「背中でもないんだ? ……腰とか?」
「てぃあっ……わたし、いたい、ない」
「今は痛くないんだね……でも、痛かった、は……?」
「………………」
「腰も違う? ……脚は?」
湯の中にある脚に触ると、彼女はひくりと身を震わせた。
「違うね……そうなるとあとは……」
ここまでくると、もう答えは分かっていた。怪我の位置から遠ざかるほど、表情は恥じらいのみで油断したものになるし、近づけば焦りが見てとれる。彼女の目に心配の色が出たのは、肩から背中にかけて。とくに首。
「首ではないみたいだから……頭の、うしろかな?」
後頭部に手を回すと、彼女の目が大きく開かれた。
「……なんで……?」
「ふふふ……僕、魔法遣いだから。びっくりした?」
「……マホウツカイ?」
「有名な魔法学校がある地で生まれたしね」
「……?」
「うん、このジョークは君じゃなくても通じないんだ。古すぎって言われるんだよね。クラシカルブームだったのに。もっと古い神話とか伝説がもてはやされてたの、謎だよね?」
「…………わからない」
「そうだね。アリスちゃん、きっとゲームも知らないよね」
「………………てぃあ、」
「うん?」
「………………」
「あ、ごめん。距離が近すぎるね?」
キスできそうな距離だね? と言っても許されそうなくらい彼女は警戒していなかったけれど、念のため距離をとった。湯船につかった最初に比べれば、距離は縮まっている。
「頭のとこ、ロキ君に何かぶつけられたの?」
「……ろき、なにも、してない」
「何もっていうのは嘘だと思うな~?」
「……ろき、いたい、してない」
「……そうだよね。ロキ君って暴力ふるうタイプじゃないもんね? ……僕もね、最初から事故だと思ってはいたんだけど……ロキ君があそこまで責任感じてたってことは、何か酷いことしたのかなぁって、疑っちゃうんだよね。君が変にかばったりするしさ」
「……ろき、ちがう。わたしが、した」
きっぱりとした口調で述べると、彼女は何やら急に身ぶり手ぶりで情報を伝えようとしだした。
「ろきと……いた。でも、わたしが……」
左右の手で指を1本ずつ立て、バスタブの縁に並ばせ、片手の指だけぴょんっと湯船に飛び込ませた。それから、後頭部を示す。——なるほど、状況は読めた。
「ロキ君が、アリスちゃんを、高い所から落とした?」
彼女のまねをしてティアも両の人さし指を立て、より具体的なイメージで指人形劇を見せた。片方がもう片方を突き落とす。すると、彼女はちょっとだけ責めるみたいな目を向けてきた。
「わたしが、した。ろき、してない」
「うん、ロキ君は突き落としてないんだよね? 分かってるよ、怒らないで」
「……わたし、おこってない」
「そうだね。大丈夫、それも分かってるよ」
「……わたしが、……おとした」
「その場合は、〈落ちた〉だね」
「おちた?」
「うん。君が、自分で落ちた」
「……じぶんで、おちた」
「そうそう」
「わたし……じぶんで、おちた」
「うん。……ま、普通そんなことは起こらないんだけどね。ハウスに落ちる場所なんて無いし……あ、エントランスホールかな? 階段で転んだ、なら分かるけど……」
「……ころぶ?」
「もしくは誰かに追い詰められた、とか。脅された、とかね。その結果、落ちた——と。後頭部の位置からみても、しっくりくるよね? ……この場合、犯人はロキ君になるわけだけど」
「………………」
「うん、もうロキ君のことは言わないから、そんな困った顔しないで?」
どうしてそこまでロキをかばうのか、ティアには分からない。セトによると彼女はロキを好きらしいが、ティアはその事実を認めていない。ロキを好きになる要素なんてこれっぽっちも無かったはず。言語を習得するという、反則に近い手段はティアも想定外ではあったが……あれは彼女への好意ではなく贖罪であるし、そもそもセトから聞いた「ロキを好きって言ってたぞ!」とかいうエピソードは一昨日の話であるし、順序が違う。——それとも、ティアには分からないロキの魅力があるのだろうか。そういえば彼は口説くのが得意らしいし? ハオロンの話が本当ならば、だけれど。
「僕としては、彼は、おすすめしないよ?」
「?」
「かといってセト君もどうかなって思うけどね……ロン君もなんか危険だし……メル君は、優しいけど他のみんなから護ってはくれないだろうし……あれ? ここってパートナーにおすすめできるひとがいないね? アリア君はよく知らないけど」
「……ぱーとなー? おすすめ?」
「しいて言えばサクラさんなのかな? 権力あるから、護ってはくれそう……」
「……さくら?」
「や、ないね。うん、なしなし。……でも、やっぱり……ロキ君だけはやだな。ロキ君は、僕がやだ」
「……てぃあは、ろきが、すきじゃない?」
「うん、あんまり好きじゃない」
「……どうして?」
「口が悪いから」
「……くちが、わるい」
「そう。わざと嫌なことを言うし……なにより、事実であれば相手を傷つける言葉でも口にしていいって……そう思ってるとこが、いちばん苦手だね」
「…………にがて」
「僕も意地悪なほうだから、ひとのこと言えないんだけど……今のは、ここだけの話ね?」
「……ないしょ、わかる」
人さし指を唇に当ててみせると、彼女はこくりと頷いた。
「さて、そろそろ出ようか? のぼせちゃいそう」
「…………はい」
真紅の花びらは溶けおちて、バラのふくよかなアロマだけが残っていた。湯から上がり、体の水分を落としてバスローブを羽織る。あらかじめ用意していた物を、彼女もこちらのまねをして羽織った。サイズは違うが、ふたりとも白のバスローブでおそろいになる。
「髪、乾かすよね? ……こっちおいで」
全身鏡の前に呼んで、吸湿性の高いタオルで彼女の髪の水分を吸っていく。彼女の髪質はティアよりも乾きにくい。ドライモードの温風を長時間あてて傷めてしまわないよう、あらかじめ念入りに吸水しておこう。——そう、思っていたところ、ブレス端末に連絡が入った。端末へのメッセージではなく、私室への訪問のしらせだった。
「……ん? セト君?」
「……?」
「ごめん、ちょっと自分で乾かしてもらっていいかな? あとはもう、ドライですぐ乾くと思うから……」
「はい」
もちろん自分で乾かします、と言わんばかりの彼女をバスルームに残して、私室のドアへと移動した。時計を見たが、お茶や入浴でかなりの時が経過していたらしく、なかなか遅い時刻だった。こんな時間にわざわざ来るなんて、何かあったのでは……と、不安に思いながらドアを開けると、
「おいティア、呑むぞ」
うむを言わせない迫力で宣言する、セトがいた。
「……はいっ? ……あれ? なんかデジャヴュ……じゃなくて。いきなりやって来てなに言ってるの? ……僕のとこ、アリスちゃんいるんだけど……?」
「知ってる。他人がいるとお前眠れねぇんだろ? 俺の部屋で呑もうぜ」
「えっ? ……気にしてくれてありがとう? ……でも僕、もう大丈夫だよ……?」
「気にすんな。俺はお前と呑みてぇし。よし、行こうぜ」
「なんでそんな強引な感じっ? ロン君の悪影響?」
「ハオロンな……俺も夕飯の後にやられた。珈琲なんてどれも苦いと思ってるから、失敗してんの気づかねぇしよ……“人が淹れたほうが美味い”ってやつ、あいつに教えたの誰だよ」
「うん、ごめん……それは僕だね」
「お前かよ……」
「や、でも僕が言ったのは、愛情こめて淹れたほうが美味しいっていうエピソードだから……」
「同じことだろ。あいつ昔から化学は殺人的だからな……そのくせ実験は好きで爆薬とか作りたがるしよ……」
「怖っ! ここ数日でロン君のイメージ下降しすぎなんだけど!」
「お前のイメージなんて知らねぇよ。……とにかく、ハオロンには余計なこと言うな。すぐ試したがるし、人の話聞かねぇし……まじで危ねぇから。気をつけろよ」
「……りょーかい。……じゃ、おしゃべりはこのへんで……」
「おう、俺の部屋行くか」
「……うん、セト君もロン君といい勝負だと思うよ……」
ため息をついてみせると、セトは不可解そうな面持ちでティアを見返した。
「つぅか、お前なんでそんな格好してんだ? シャワー浴びてたのか?」
「シャワーというか、お風呂にね……湯冷めしちゃうし、もう入っていいかな?」
「そうだな。着替えくらいして来いよ」
「え~……僕の意思、まったく伝わってない……?」
「ん?」
「……僕、今夜は、遠慮しようかなって……思うんだよ」
「なんでだよ? 俺のとこからワインも出してやるし……あぁ。ひょっとしてウサギ、まだ寝てねぇの?」
セトはティアの身体をよけて、ひょいっと室内をのぞきこんだ。そのタイミングで、ちょうどバスルームから彼女が現れ……ばちっと、ふたりの目が合う。
「…………せと?」
ティアと同じバスローブに身を包んだ彼女。上気した頬はほんのり赤く、どう見ても湯あがり感が否めない。その姿を見たセトの顔色が冷ややかに変化した。
——さて、先ほど自分は、セトに何をしていたと言っただろう?
「……お前、まさかウサギと入ってやがったのか……?」
「……あのね、セト君。僕の話をぜひ聞いてほしい」
「……俺には、可哀相だから手ぇ出すなとか言っておいて……」
「うん、まって。誤解だから、ね? 違うからね?」
「カードで勝つ気になったのは、これが理由か……」
「だめだ! 誤解が止まらない! アリスちゃん、なんとか言って!」
あわてて彼女の背後にまわり、背中を押してセトの前まで連れだした。頭のなかに疑問符が並んでいそうな顔の彼女は、静かに怒るセトの表情に気づいて、不安そうに見上げ、
「せと……おこってる?」
「安心しろ。お前には怒ってねぇよ」
「……おこってない?」
「ティアだけよこせ。用がある」
「……てぃあ?」
「まってまって! アリスちゃん、フォローして! 僕なにもしてないよね? ねっ?」
「……なにも、してない?」
「あっなんでそこで首かしげちゃうのっ? よくないよ! 意味変わっちゃうよ!」
「ティア、ちょっと来い」
「わっ、腕折れる折れる! ちがうよ! 勘違いだってば! ……なんで!?」
必死に弁明するティアの腕を、ぐっと掴んだセト。そのただならぬ様子を恐れて、彼女が黙りこくってしまったため…………
たっぷりと20分。セトの誤解がとけるまで、ティアはひたすら訴えた。
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