ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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R要素あり 日常もの

7話(遭遇・季節感は無い)

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スラックスという単語を覚えたのでうはうはです





ーーー



【遭遇】優馬side



「……はぁ」



今日は課題研究が終わったらいつもの空き教室でヤろうという話をしていたのに、相手が一向に来ない。



(長引いてるのか…?ちょっと様子を、)




そう言って教室を出ようとしたら、





「うおっ」





ちょうど向こうからも扉が開けられるところだった。



誰だろう、と相手の顔を見ると、






「………優馬……?」
「み、未来斗!…と、海斗?」





友人だった。





「何か用か?」
「あ、いや…!……あれ、優馬がここに居るってことは郁人も?」
「ううん、今迎えに行くとこだった」




「てことはやっぱりここ………」と、海斗とアイコンタクトをとる未来斗。




「何……?」
「この部屋俺達の間では結構有名なんだよ、ヤリ部屋って意味で」





……………yaribeya??





「なにそれ卑猥ぃ………」
「どの口が言うか!…でも噂は本当だったんだな、現にここ使う奴がいる訳だし」



まあ、俺達はたまたまだけど。





「……でもな優馬、俺はお前と郁人の仲を認めた訳じゃないからな!!」



……保護者?




「どうしたら認めてくれる?お義父さん」
「お義父さんじゃないし………はぁ、俺の可愛い幼馴染がこんな笑顔が胡散臭い男に………」
「完全に親目線じゃん」



「まぁ、この前の件もあるしな」と、海斗がようやく喋ってくれた。





「この前………」
「あ、優馬忘れてないだろうな………お前が汗フェチという真実を……………」
「あ、それそんな解釈になってたんだいつの間にか」




………というか、






「お前らもここに来たってことはそれ目的だろ?早くヤれば?」
「「な……ッ!!」」




別に気にしないし





「俺別に気にしないよ、郁人の事は待てるし」
「え……でも、そういうプレイはまだハードル高いというか………」
「普通にやだ、普通にやだ、普通にやだ!!」




………





「いいから☆」
「「ウワァァァ」」



無理矢理部屋に閉じ込めた。






ーーー




「へ……あ、ほんとにやるの…?」
「俺そういうの慣れてないし、本当無理だからな……」



しおらしいなぁ



「んーじゃあ」



適当にスマホで郁人に電話をかけたけど繋がらなかったので、暇つぶしをする事にした。




「海斗、ちょっとこっち向いて」
「は…?なに、」




無理矢理海斗の腕を引っ張って、そして、







「ッ…んんん”!!!!」








接吻☆









「な………ッ!!!」
「んっ……、んん、…ッふ、」




正直浮気なんて容易い。付き合ってる訳では無いし。





「む、むむむ……、……む”り”ッッッ!!!!!」






と思ったら海斗は嫌だったみたいで突き飛ばされた。


まあ想定内。






「……ふふ、今は俺力抜いてたけど、海斗よりは力あるからなぁ…………」




あと突き飛ばされて変なスイッチが入った。







「……な、どうする?お前がやらないなら俺が代わり、やってあげようか?」



意地悪い笑顔で未来斗を見た。




「…………ふざけんな、」





……どうやら上手く挑発出来たらしい、







「っぅあ…………!!」


挑発された未来斗が混乱する海斗を押し倒して、いつもより鋭い目付きで俺を睨んだ。






「お前なんかに渡してたまるか…………」







声が低くて、怒ってるという事がよく分かる。



(よしよしやっちまえ☆)






袖をまくって前髪を手でかきあげた。





……まあ、そこからはもう俺なんか見えてないというくらい熱中していて、






「や……っ、未来斗、耳、むり、」



海斗は海斗で普段より可愛い声出すし、





(あー……なるほど、耳舐めか……よし今度俺もやってみよう)





勉強にもなるし。







「ん…っ、っあぅ、…~~っ!!」




悪戯心で動画撮りたかったけどまた未来斗に睨まれそうだったのでやめた。





(ほーんばん☆ほーんばん☆)




にこにこしながら早く本番始めないかなとか思ってた。





正座しながら待ってたら、






「……あ、」



Limeがきた。




『さっさと終わらせて早めに行く』





…………なんか忙しいのかな、郁人。








すると、





「…………なぁ、何よそ見してんの?」





スマホを見てることがバレた。






「あ、ごめ……「お前が見たいって言ったんだよな…」…すみません」




未来斗怖いよぉ…………





でも俺が怒らせたせいで明らかに被害者になったのは、






「…………ひッ」

(ごめん海斗…………)





無理矢理スラックスと下着を脱がせられた海斗が可哀想。





「や…やだ、未来斗返して」
「駄目だよ海斗……優馬が見たいって言ってるからさぁ………」




...

 



「ほら、ちゃんと足開いてよ見えないじゃん」
「ッ…、むり、…やだ、見ないで」



抵抗もむなしく無理矢理俺に見えるように足を開かされて、俺も流石に可哀想になって出来るだけ目を逸らしてた。



「……見ないの?」
「っ……」



まだ機嫌の悪そうな未来斗。…ごめんなさい。




正座して俯いて心を無にしていたら、いつの間にか挿入出来る感じになってた。




(早く来てください……お願いだから早く来てください………)




さっきとは立場逆転で罪悪感とか恥ずかしさで泣きそうになってる俺をよそに、未来斗が海斗をじっと見た。




…………そして、





「未来斗………?……っんぐ、」




今度は未来斗が海斗に接吻した。





(おっふ)





「み…みく、…っふ、…あ、ッふ、」



舌を絡めて水音が教室中に響いた。





「あ…あぁぅ…………」




人の行為見るのってこんなに恥ずかしいんだ…………






「ッ!!…あっ、ま…、なか……」
「…駄目?ここまで来て?」
「ぇ…、でも、優馬もいるし、」
「………」




え、何睨まないで未来斗さん






「……関係ないよ、ていうかこれで挿れてほしくないの?」
「!!…それは、」



...




「………じゃ…じゃあ、」
「うん?」




ウン??







「あ…あんまり痛くしないで…………?」










………………







…………ウン???!!!










「っ~~、可愛い…、分かった、痛くしないから」





………あ、未来斗機嫌直った。







「海斗…大好き、好き、可愛い、可愛いかわいい、」
「………ッ、…ぅ、」







…………っ……………………











キャパオーバーで気を失った。










ーーー




……目が覚めた。





「……あ、優馬おはよ」
「おはよ………」



気を失ってから数十分。





「ん…あれ?終わったの??」
「お前が寝てる間に3回戦くらいして終わったぞ」
「えっ早」




もう2人共色々終わって帰る準備をし終わってた。





「……あ、ていうか、…その…ほんとごめん」
「?なにが?」
「いや、もう俺お前のこと挑発とかしないよ…………」
「…俺?」



きょとんとする未来斗。キレると記憶なくなる系かな??




「……あぁ、ごめん…海斗!痛くなかったか??」
「え、…うん、…その、本番は大丈夫だった」



なら良かったとホッとする未来斗。





「……ていうか、」
「「お??」」




「………その…ちょっと、無理矢理されるのハマったとか……変かな。」








...







......









「その、あの状況で挿入の時にキs「かかか海斗!!!?大丈夫か疲れてるのか?!!」…!?」



未来斗がめちゃくちゃ焦り出した。




「そ…そんな、そんな性癖、海斗にはまだ早、」
「早いかなぁ…………」



なんて2人がわちゃわちゃしていたら、






「……ごめん!遅くなった…………!…って、……なんで未来斗達もいるの?」








…………ようやく来た。







「おせぇぞ!」プンプン
「ごめんって………、え、これ何?どういう状況??」

「あ、ごめん郁人、俺達終わったから帰るよ!」
「後は帰りながら話そ、未来斗」




そう言って2人は帰って行った。





「え…………?何、優馬、ほんとに何してたの?」
「なんだろうなぁ…………、あ、いやそれよりお前!一体こんな遅くまで何してたんだよ」
「あ、ちょっと課題研究の担当の先生にレイプされてた」
「!?」










ーーー



【季節感は無い】李世side   レイプあり ちょっと暗め
深夜テンションなので感情移入難しめ考えるの大変な感じになってますのでかえって心を無にして読むのがおすすめです







季節感関係無しにプール開き。


ボクと真冬は勿論見学です。





「あっつーい!真冬、長袖暑くないのぉ?」
『日陰だから暑くない 李世こそ暑そう』


真冬は喉の調子が悪くてメモ帳とペンを持ってる。




「……うーん、まぁ半袖ジャージの上にパーカーとか変だよねぇ、しかも半脱ぎとかいう謎」



まぁ半脱ぎはパーカーの着方史上一番あざといと思ってるから仕方ない。



「日焼け止め働いてくれるかなぁ」
「……」



さっきボクも真冬(無理矢理塗らせた)も日焼け止め塗ったし、少しくらいなら日向に出ても良さそう。




「……ね、真冬。少し水遊びしない?」





ーーー



プールの水をすくっては服にかけたりして、隅の方で遊んでた。


……ジャージは今日で持ち帰りだし、別に少しくらいなら濡れても大丈夫だろう。



なんて遊んでいたら、





「うおっ!!」




近くにいた他の見学の生徒が足を滑らせた。




生徒はこっちに倒れてきて、






「「……!」」






…………そのまま、勢い余って真冬とプールに落ちてしまった。







「……っ、ぷは、」






流石に驚いたけどすぐに水から出てきて、



自分が大丈夫な事はすぐに理解して、真冬を見た。




「……真冬、大丈夫?」



同じように真冬も頷いて、…とりあえず辺りを見回す。





生徒達の視線は皆こっちを向いていて、上では青ざめた様子でさっきボク達の方に倒れた生徒が見ていた。





(あ………嫌な予感がする)





もう察していた。







「………真冬、とりあえず上がろう」
「……」コク





全身濡れて服は透けてる。




すぐに上に上がって、先生が駆け寄ってきた。



「大丈夫か?!怪我は無いか?」
「んー…大丈夫ですっ!真冬も、どこか痛くない?」
「……」コクン



先生の相手をしていたら、




「な……なあ、」




生徒に声をかけられた。




「………」



生徒はにやにやしながらこっちを一瞥したあと、笑って、





「服濡れたし、着替えた方いいんじゃないか…?俺タオル持ってるから、更衣室にでも、」




…………







(…………これは、乗っちゃいけない誘いだ)








この目、表情、声色。





今までだって散々見てきた。






(………あぁ……皆同じ表情)








………………早く逃げないと。







「ううん大丈夫!真冬、行こっ」





このまま早く着替える場所の体育館に行って着替えをとって、すぐに着替えるかどこか人気の無い場所に移動するか。




なんて考えていたら、







『キーンコーンカーンコーン…………』







………運悪く今授業終わりのチャイムが鳴った。






(まずいなぁ…………)





あいつらが来ないうちに着替えを取ってどこかに隠れないと、



(ずっとこの格好でいたら風邪引くし、でも、あいつらと同じ場所で着替えるなんて死んでも嫌だ)




正直、男子校に入ったのは間違いだったかもしれない。






ーーー



とりあえず着替えは取ったけど、もう近くに来てる。



「んー…真冬~、どこか隠れるとこない?」
「……」じ…




…………あ、




「体育倉庫!とりあえずあそこでいっかぁ」





入ってドアを閉めた途端、生徒達が体育館に入ってきたから危機一髪だった。




(……さて、早く着替えないと)




トートバッグの中に入れた制服を出した。






「…………、……?」





…ふと、真冬が何かに違和感を感じていることに気が付いた。




「真冬……?」
「…………ない。」




無い……?






「………あ、……カーディガン?」



いつも真冬が着てる白いカーディガン。





「うそ、落とした…?」
「……」フルフル




………それに違和感を感じて正解だった。






(あれ…………なんか、ボクの制服、変なにおいがする…………)




微かにボクのにおいじゃない何か、おかしなにおい。






それになんか、


「……え、…なんか、ベタベタしてる……?」





………すごく嫌な予感がする。






「なに…………これ、」





ベタベタだけじゃない、何か液体が乾いたような…………






(………………あ、)










これ、精液だ。











「……真冬………これ、絶対着ちゃ駄目だよ」
「……?」





いつの間に、一体誰が、





(もしかして……さっきボク達がプールに落ちたのも、計画性があるんじゃ…………)





……とりあえずやられた。そういえば授業に参加していない生徒もちらほらいた気がする。




「…………はぁ」





流石にここまでされて、クラスメイト達を今まで通りの目で見る事は出来ない。





(早く皆出てってくれないかなぁ…………早く何とかしないと)









…………早く、いなくなればいいのに。









(早く……早く、早く、みんな、みんな居なくなればいいのに)










……………………











ーーー




小学校の先生も




中学校の友達も




先輩も、




お母さんの職場のお客さんも、






…………あの人も、全部全部










(いなくなっちゃえばいいのに……………………)












………………








「…………李世」
「……どうしたの?真冬」



真冬がドアの隙間から人がいなくなったことを確認してくれた。



「もう出ても良さそうだね、…どうしよ、保健室に替えのジャージあるかなぁ………」



購買で買うのは癪だし…………なんて思いつつ、扉を開けた。


……しかし、





「……はぁ、はぁ」
「…えっ」



どういう訳か………向こうから扉が開いた。

その向こうにいたのはさっきボク達にぶつかったクラスメイト。


それ以外にも更衣室に連れていこうとした人、他にも数名。




死角に隠れていたらしい。








「やっと開けてくれたねぇ~♪待ってたんだよ!」



扉を閉めようとしたけど、相手に無理矢理こじ開けられた。




「ほんと可愛いね2人共!着替えないの??」
「……っ」ガクガク



圧に脅えて真冬が怖がってる。




「…………はぁ…………」





ため息をつくと、真冬含めて皆ボクの方を向いた。

だから真冬だけ見て、困ったように小さく微笑んだ。





「真冬……仕方ないよ、もう逃げられないんだし諦めよ?」
「…………李世……?」




もう、面倒臭い。


深く考えるよりはこのまま犯された方が楽かもしれない。





「それにボク達別に処女でも童貞でも無いし!……さて、」




積み上げられたマットに座って、今度はクラスメイト達に向かって微笑んだ。








「…………好きにしていいですよ、…ボク達の価値なんて、これくらいしかないですから。」









ーーー



流石に大人数の相手は疲れた。



真冬はボク以外の人間とヤるのは嫌なのかずっと泣いてたし抵抗してた。


ボクが叩いてもいいですよって言ったら皆遠慮なく真冬の事殴ってたし。



「どうしていつも喋らないの?」「もっと喘いでよ」「何純粋ぶってんの?」なんて笑われては可哀想なくらい泣いていて、





…………ボクはずっと真冬の事を見てたから真冬の事しか分からないけど、ボク自身はどうなってたんだろう。







「まーふーゆ、だいじょーぶ?」




眠ってる真冬の肩を軽く叩いて声をかけた。






「…………」






…………機嫌悪そう。





「…えへへ……、ごめんね?あの場ではもうああ言うしかなく………………」




ヘラヘラしてたら突然抱きつかれた。




「…………真冬?」
「………………汚れてる」





枯れた声でそう言って、口を舐められた。





「……ん、…ぐ、…」





…………何故……………………




口が離れて、



「……汚い李世は嫌い」
「…えぇでも真冬とヤったあとと変わんなくない?」
「……全然違う」



そんなもんなのかなぁ……………





「んー……じゃあ綺麗にして?真冬が…………っ、わぁ」




このままセックスに持ち込もうかと思ったら、また強めに抱きしめられた。


そして耳元で、







「………………李世が、壊れてくの…怖い、」








……なんて震えた声で、








「……ふふっ、別に壊れてないよ?元からこういう性格なの」





かなり面倒な性格ではあるけど、






「………お願い、これ以上、………………………………………………ないで」








………………










それは、




「……ねぇ真冬、ボクの事嫌い?」
「…………」



…………ボクの肩に頭を突っ伏して動かない。

柔らかい髪の毛が頬に触れてくすぐったかった。



「1年の頃のボクは好き?」
「……」コク


「じゃあ今は?」
「……」




それには何もしてくれなかった。





「…………好きに、なりたい」






だけど……しばらくしてそんな返事が来た時は、ほんの少しだけ嬉しかった。





「…………そっかぁ」







別に手放そうと思えばいつだって手放せる存在。




それでもこうやって依存してしまうのはきっと、こういう所を見て思ったんだと思う。







「それじゃあずっと、…………………………してね、真冬。」











離さないし離れられない。









本当にボク達は酷い関係で、でも割とそれが気に入ってるんだと思う。














ーーー



ほのぼの重視だったので後半は入れるか迷いましたが入れました
割と李世ちゃんはいつも通りに病んでますので次からはほのぼのです
がんばりせ('ᴗ' )و





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