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R要素あり 日常もの
6話(会議・ビフォーアフター・予想と違う)
しおりを挟む優馬 郁人 西原 二階堂 星奈
ーーー
(郁人side)
「始まりました第1回ナントカ会議」
「何これ」
突然学校の会議室に呼ばれたと思ったら謎の会議が始まった。
「俺、お前、西原先輩に二階堂先輩、…そして星奈?先輩、この5人が揃った意味は分かるな?」
「いや知らないし………あと星奈さんこっちでは初対面だよね、一応」
とりあえず………
「郁人君には知らせてなかったね」
「西原先輩の本性とか知ってますから君付けやめてください………、……まぁ、優馬に無理矢理担がれて来たから知りませんけど」
他の人は知ってるらしい。
「……ていうか」
「あ、俺は星奈美琴☆好きなものは女の子、血液型はA型で純也とは従兄弟だよっ☆」
視線に気付いた星奈さんが自己紹介を勝手にしてくれた。
………苦手なタイプ。
「まぁ郁人君には昔あったことあるんだけどな~覚えてないかもしれないけd」
「自己紹介も終わったところだしはじめよっか」
「純也ひどい話遮らないで」
今回の本題。
「どうすれば俺達が大人っぽくかっこよく見えるか!!」
………
…………
「僕帰っていい?」
「駄目でーす帰ったら犯しまーす」
……クソが
「なんかさ、俺達ってかっこよくないよな、幼さがある……というか」
「純也は少し大人になった方が俺も助かるな」
「りゅーき急に喋んないでびっくりするから」
………でも、
「何かそれはわかる気がする………BLの攻めキャラはイケメンが多いもんね」
「郁人、お前は受けだぞ」ニコッ
「はあ?」
「かっこよくなりたいよぉ………、理想は二階堂先輩」
「俺か?」
「りゅーきは別にかっこよくないよ、野生児なだけ」
西原先輩は二階堂先輩のこと嫌いなのかな………?
「まあ俺には関係ないかな~現にかっこいいから連絡先が女の子で埋まってるわけで」
「星奈……死ぬか女の子達に昔お前がケーキ作って失敗して生クリーム顔面にぶちまけた時の写真晒されるのどっちがいい?」
「純也ひどい断然前者!!てか後半長っ」
「幼さが出るのは仕方ないんじゃないか?まだ高校生だし……」
「でも幼すぎるのは嫌だな………ショタコンに狙われてしまう」
「優馬がショタコンじゃん」
「いちいち喧嘩ふっかけてくんなよなーー」プンプン
「とりあえずさ、そんな解決しない問題放っておいて自分の嫁について語った方が良くない?」
「嫁?」
話題が逸れるのが早い。
「そう嫁!この前りゅーきがさぁ………」
「どうして俺がお前の嫁なんだ?」
「……いいじゃん」
「そういうのは純也の立ち位置だろ」
………この夫婦仲良いなぁ。
「俺の嫁はー?ここでは澪?郁人?」
「どっちも駄目…」
「……じゃあどっちも」
「欲張りか」
「俺の嫁……、…瞬、ここにいないな……」シュン…
「いたらいたで緊張して嫁とか言わない癖に」
「純也うるさい………」
二階堂先輩。
「まぁ……純也について語りたい所は………特に無いが、影で仕事を頑張ってる所は偉いと思うぞ」
「あ、りゅーき!それは言わない約束ー」
キャラじゃないことを言われたからか西原先輩がちょっと拗ねてる。
「そういう事知ってるのは……りゅーきだけでいいし。」
「はいはいお前らのイチャつきはもうお腹いっぱいでーす、次俺!」
星奈先輩。
「瞬の可愛いところはー、まず笑顔!瞬が笑ってくれるだけで何でも頑張れる気がするんだー、あと、仕事してる時に眼鏡かけてるとことか!」
「……あ、それは分かるかも」
「でしょー?純也分かってる~」
(瞬先輩って確か、生徒会の副会長だっけ………)
生徒会総会で見た事あるけど、綺麗で優しそうな人だった。
「うんうんそれで?」
「まつ毛長くて微笑んだ時にそれがよく見えて綺麗なんだ~、…あ、顔だけじゃないよ?性格も品が良くて優しくて、性格も綺麗!っていうか、もう天使みたいな?」
………ふと、気付いた。
(西原先輩……机の下で携帯いじってる?)
なんだろうと見ていたら、
「まあ語りきれてないけどこんなところかな、純也も分かって………「ねぇ、星奈?」……えっ」
西原先輩がにこにこしながら携帯の画面を星奈先輩に見せた。
「これなーんだっ」
………
『通話中』
それがその瞬先輩との通話だと知って、星奈先輩が固まった。
「え………い、いつ、から」
「最初から」
「……ッ!!」
可哀想………
「ま…待って待って待って!!!ほんとに瞬聞いてたの?!!」
「聞いてるよー、……ね?瞬」
西原先輩がスピーカーを押した。
『すみません……全部、聞こえてました』
………星奈先輩の顔が真っ赤になってく。
「ぅ…あ、ぁ………っ」
…………ああ、
「あぁぁぁあ”ぁぁ”ぁ”ーーーーッ!!!!」
星奈先輩は真っ赤になって会議室を出ていった。
「純也……やりすぎだ」
「ふふ、さらに昇降口の方に瞬を設置中ですっ」
「様子見に行こうよ」と西原先輩は無理矢理二階堂先輩を連れて会議室を出ていった。
「じゃあ今日は解散ね、おつかれ後輩達~」
...
優馬と2人きり………
「…なあ、郁人」
「なに……?」
「お前の好きなとこ言ってなかったから今言っていい?」
「はぁ………」
すごく良い笑顔で、
「お前の好きなところはー、
セックス中の汗」
...
.....
本気の一発を頬にお見舞した。
ーーー
次の日 教室(優馬side)
「えっと~あのー………」
郁人さんからすごく距離を感じる。
………というか、
「話は聞いた、……優馬」
なんか、未来斗が怖い。
無言で窓際に座る郁人、そこから壁を作るように配置された海斗とメロンパンを食べる澪。
……そして、俺の目の前には機嫌の悪そうな未来斗。
「俺はお前らがセ…、ッピーーフレンドだろうがなんだろうが軽蔑しないし何なら最高だと思う!でも俺の大事な幼馴染を怖がらせるのだけは許さない!!」
そんなに怒らなくてもいいのにぃ………、、
「お…怒らないで……?ほら…俺って、澪のストックホルム症候群でも見た通り純粋ダカラ………」
「純粋でも何でもセッピ---中に人の汗見て『舐めたい…』はないと思うけどね」
「ちょ、郁人昨日の事蒸し返さないで」
純粋だから仕方ない、健全な性癖……………
「お前ら昨日もヤってたのかよ………どれだけ性欲溜まってるんだよ」
「海斗はもう少し性欲あった方がいいと思うぞ、あと体力」
「未来斗うるさい」
「……」モグモグモグモグ
「…とりあえず!これ以上俺の幼馴染傷付けるようなら容赦しないから」
「わかったよぅ………今度からは嗅ぐだけにしとK」パァァァン
………今度は未来斗に殴られた。
「み…未来斗はほんとやめて……痛いとかのレベルじゃないから………」ガクガク
「未来斗落ち着け!ほら!澪の平和そうな姿見て落ち着け!!」
「……誰が平和そうな姿………」イラッ
「どうでもいいけど皆早く教室戻りなよ………」
海斗が止めてくれなかったら全治3か月くらいの怪我をするところでした☆
ーーー
(西原side)
「りゅーきが襲ってくれないのでもう俺から襲いに行こうと思います」キリッ
ということで、
「………純也。これはなんの悪ふざけなんだ?」
生徒会室で龍輝を押し倒した。
………厳密には思いっきり蹴り飛ばして尻もちつかせた。
「……夜這い?」
「冗談は大概にしろ」
あ、これちょっと怒ってるな。
「だって………」
「……はぁ、そもそもお前、体育の成績酷いだろ、せめて体育の成績で俺を超えてから来い」
「りゅーき5じゃん………」
まあとにかく、
「じゃありゅーきはこのまま何もしなくていいよ、俺がすすめるから」
この体制なら出来ないこともないだろう。
………けど、
「あれ…ちょ、待ってベルト取れない」
龍輝のベルト取れない
「……はぁ…俺がお前にそう簡単に襲われてたまるか」
「はぁ?さいってー!!そこまで俺の事嫌い??!」
こんな事、嫌いじゃなければ絶対……………、
「大事だからこそ暴走癖のあるお前が間違えないようにしてるんだろ」
……………ッ
「黙れイケメン野郎ーーー………!!!」
本当この人嫌い(!!!)
ーーー
生徒会室(星奈side)
「あ………あのね?瞬、昨日のはほんと誤解で……………」
「ああ…いえ、すごく嬉しかったですよ…!」
瞬の前では緊張して上手く話すことが出来ない。
「でも星奈、……そういうことは、直接言ってくれた方が嬉しいんですよ?」
女の子の扱いが得意な星奈なら分かってくれると思うんですけど、って付け足して。
「……でも、恥ずかしいし………」
「……ふふ、ちゃんと分かってますから。」
そう言って大人びた笑顔を向ける瞬が綺麗でまた何も言えなくなった。
「おはよーございますっ!……あれ、先輩達早いですね」
……と、いいタイミングで後輩が来てしまった。
「お、俺ちょっと飲み物買ってくる!」
「あ……はい、行ってらっしゃい!」
後輩達に顔が赤いのがバレないように……瞬にも、バレてなければいいけど。
「………行っちゃいましたねー、……あれ、瞬先輩?熱でもあるんですか?」
「……いえ」
ーーー
ゆうみおビフォーアフター(2年と3年)………
体育倉庫に閉じ込められた!
ゆうみお…
ビフォー
「嘘……やだっ、出して、出してお願い!!!」バンバンバン
こいつと2人きりは嫌だ……!!
「澪……良かった、やっと2人きりだね………」
「ちょ、ほんと無理まじで来んな〇ね!!!」ガクガク
アフター
「はぁ?!おい、ふざけんなまじで!!早く出せ!!」バンバンバン
「………」
「澪!大丈夫?!具合悪くない!!?」
「……あ…ごめん眠かった」
みくか…
ビフォー
「…あはは、どうする?とりあえず待つ?」
どうでも良さそうな未来斗
「それでもいいけど……日が暮れそうだな」
案外冷静な海斗
アフター
「海斗!具合悪くないか?休んでていいからな、俺が何とかする!」
「へ……あぁ…うぅ……/////」
海斗が常時赤面ポンコツ野郎になってる
郁人…
ビフォー
「体育倉庫に澪と2人きりかぁ……それでもいいけど早く脱出しなきゃね?」ニコッ
(闇が見える闇が見える怖い怖い怖い怖い)ガタガタ
ヤンデレが出てる
アフター
「夕食後に飲まなきゃいけない薬…?!それやばいだろ、意地はってる場合かよ!!」
「うるさい………いいからさっさとどうにかしてよ………」
いくみおがゆういくになる
澪に対してはヤンデレ、優馬に対しては我儘………
りせま…
ビフォー
「嘘でしょ…?!ぅぁああんどうしよぉぉ!!」バンッバンッ
「……」あわわあわわ
アフター
真「……」スン これでようやく2人きり………
李「……」スン こいつやりやがったな
にかにしはあんまり変わらない
(今なら襲えるのでは)
(純也が暴走する前に早くドアを壊そう)
ーーー
【予想と違う】李世side
真冬が部活の先輩に脅されてる。
「ふんふふーん、楽しみだなぁ」
鼻歌交じりにスマホを持って、3階への階段を歩いてく。
どうせいつも通りレイプだろう、それなら動画に撮って真冬を思い通りにしたい時に使わせてもらう。
わくわくしながら美術室を覗いた。
………けど、
(あれ………)
確かにそこには真冬と先輩が2人だけでいた。
………けどなんか、予想と違う。
「いいねっ、いいよ真冬くん!!!」パシャパシャパシャパシャ
どういう訳か撮影会が行われていた。
………ていうか真冬、コスプレしてる……?
「いいねぇ……もうちょっと上目遣いくれる?」
「……っ、」じ…
「いいっねぇ最高だね!!!」
……ああでも怯えてはいるし脅されてはいるんだな。
(泣きそうな真冬、息の荒い先輩)
…………ここからボクが取る行動は……………!!!
ーーー
………数時間後。
「もっと可愛く撮ってくださーいっ☆」
「いいねえ!!!李世ちゃぁぁぁん!!!!」パシャパシャパシャパシャ
結局ボクが一番可愛い
最高に可愛いボクのコスプレ姿………きっと価値のあるものになると思う。
「……」引
真冬はいつの間にか帰ってた。
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