ゆうみお R18 お休み中

Ｒ要素あり 日常もの

１話（キスマ・スリル・独占欲・白いだけ）

登場人物皆（澪以外）ヤッてる

澪…唯一の童貞処女 無知すぎて怖い
優馬…スリルが好き 主に郁人
未来斗…性欲おばけ 主に海斗
海斗…あんまりしたくない 主に未来斗
郁人…落ち着いてしたい 主に優馬
李世…純粋そうに見えて性欲多め（一般的に見ると少ない）マーキングしがち
真冬…李世くらいの性欲なら耐えられる 他は無理



【りせま キスマ】
｢おはよーりせまふ！！｣
｢おはよーございます、未来斗先輩っ……！｣
｢……｣ｺｸﾝ

後輩達が今日も可愛い。
どれくらい可愛いかって……李世は明るくて元気なところがめちゃくちゃ可愛い、真冬は無口無表情なところが笑わせてみたくなる（めちゃくそ可愛い）

特に李世は……穢れも裏もないような笑顔が可愛い。ぐうかわいい。


この純粋さ……俺も見習いたいです（性欲おばけ）
ふと、


｢あ、真冬！ハンカチ落とし……｣


ポケットから落ちたハンカチを拾ってあげようと、真冬の足の後ろに手を伸ばした。

そして……立ち上がろうとして、


｢……ん？｣


うなじの虫刺されが目に入った。



｢真冬、首の後ろ虫に…………｣





…………ﾊｯ






（違う……これ、虫刺されじゃない）


｢……あ、はは｣にこにこ
｢先輩？｣


李世が不思議そうに俺を見つめて、そこからちらりと真冬の首の後ろに目を移した。



そして…………






｢………見ました？｣




｢え……っ｣





すごく怖い顔で………………




｢見たんですか？？先輩……？？？｣
｢ひｯ……、いや、その……！！｣




李世がにこりと微笑んだ。



｢……後で屋上来てくださいね｣
｢あ、

はい……｣






ーーー




【ゆういく スリル】


｢優馬……、ほんとにここでするの？｣
｢スリルは大事だからな！｣


最悪だ………



（ここ、廊下から見えるのに………）



なんでこの人、こんなにスリルが好きなんだろ…………



｢僕……あんまりそういうの好きじゃないんだけど。なんで優馬ってこれが好きなの？｣



スリルを求める人の考えって……よく分からない。

優馬から視線を逸らすように窓から反対方向の廊下をじっと見た。


｢ちょ､おいどこ見てんだよ｣
｢え…？っ、……ん"！！｣


それが気に食わなかったのか……顎を掴まれて前を向かされて、いきなり口付けされた。



｢ん…ふ、っ……や、……ひと、が｣



人が見てたらどうするんだよ……！！
って突き飛ばしたいけど、出来なかった。



｢やめ……、っ…ひゅ、ふ……｣




舌が絡まって、舌小帯のあたりを器用にくすぐるようにこいつの舌がなぞった。




｢ーーっ…！！｣




段々力が抜けてきて、抵抗しきれなくて宙を浮いていた手も、とすんと下に落ちた。






………そしてようやくそれが終わった。






｢はぁ……は……あ｣




壁にもたれて息を必死に整えようとしつつ目の前の男を睨みつける。

男は何故か、それに興奮していた。





｢そう……だよ、俺が見たいのはお前のそういう顔！！人に見られそうなところでされて焦るお前が好きなんだよ……！｣






………っ







｢サイコパス！！｣
｢残念ただのクズでーす｣





ほんと…………最悪。






｢っ……もう行くから、｣


立ち上がって教室を出ようとドアノブに手を伸ばした。




｢……ほんとは、俺｣







その時後ろで優馬が何を言っていたのか、





気付かないふりをして、扉を開けた。






………………次の瞬間、







｢……っ！｣
｢俺、本当はお前のこと……！！｣





先回りされて扉から出られないように手で出口を塞がれた。




｢お前のこと……好きだよ、いつもは喧嘩ばっかしてるけど、｣





…………！



別に僕達は付き合ってはいないし、単なるセフレ。
体の相性が良い以外ではまるで犬猿の仲なのに…………驚いた。




｢セフレじゃなくてちゃんと好き……だから、その｣




優馬の顔が赤くなっていく。
僕もつられて同じような色になっていたと思う。





｢俺と付き合ってくださ………｣







そう言いかけた、次の瞬間









｢優馬、郁人、ここで何してるの？｣
｢｢ｯ…うあぁぁ！！！｣｣






いきなり現れたのは…………澪だった。

メロンパンを片手に不思議そうにこっちを見てくる、僕の幼なじみ。



｢……澪、どこから見てた？｣



優馬の顔色が青くなっていく。


澪は悪びれる様子もなく、



｢最初……優馬が郁人のことここに連れ込んできたときから｣






終わった、と２人とも思った。







｢み、澪！！ここで見た事は忘れるんだよ！！？いいね！！？｣
｢い、郁人……？うん、分かってるけど｣




…………怖、い




｢これは友達なら誰でもすること……だから、決して僕とこいつができてるわけではないから…！！｣
｢っ…そうそう！！｣



必死に言い訳する僕達を、澪はきょとんとしながら見ていた。





｢……まあいいや、次古典だよ｣
｢｢あ、うん……｣｣





メロンパンを食べ終えて、くるりと方向を変えて…………そして何かを思い出したかのように顔だけこっちに向けた。


そして、





｢ねえねえ、これがセックスってやつ……？｣
｢｢チガウ！！！｣｣






まだしてなかった、うん、まだ。


 

無知の興味本位の質問って怖い…………








ーーー

【みくかい 独占欲】



｢っ…ん、う、｣



放課後の教室で行為なうです。




｢…、みくと、止めて……、むり｣
｢えー、せっかくもう少しでイケそうなのに……｣
｢だから止めろってば！｣



ほんとにこの人は体力がない。




｢え、もう終わり？｣
｢終わり。これ以上はガチで死ぬから｣



そんな事言われてもまだこっち臨戦状態なんですけど…………



たんたんとズボンを履く海斗の後ろ姿を見て、ふと感情が湧いた。
 



｢っ……うわ！！｣




みだれて少し首元が露出していたので、そこに後ろから思いっきり噛み跡を入れた。





｢痛い！！痛い！何してんだよ！！｣
｢ん……、マーキング？｣
｢はぁ……！？｣


 
口を離して、首元に深めな噛み跡が出来たのを確認した。




｢てか、血が……｣
｢深く噛みすぎたなー！まあこれでしばらく消えないだろ｣




消えたらまた、噛めばいいし。






｢なんでこんなこと…………｣
｢李世達も同じようなことしてたからさ、まああっちは噛み跡ではないけど｣
｢そんなとこ真似しなくていいだろ……別に｣







………………だって、





（海斗がモテすぎるから…………）






毎日声掛けられて、その度に俺が助けに行って、



本人は慣れてるみたいでも…………俺は、嫉妬する。





｢こうすると萌えるってBL漫画で読んだ！｣
｢俺で漫画を再現するな…！！｣






ーーー





翌日。



｢海斗！良かったら帰り２人で…………｣




またナンパされてる。






｢海斗ー、ちょっとボタン外してくんない？｣
｢……え、今？｣


第２ボタンまで外させて、すぐさま俺が首元を露出させた。




｢……えっ｣
｢こういう事だから、諦めて？｣





｢失礼しました｣と走り去っていくクラスメイト。





｢そういう事かよ…………｣
｢あはは、なんのこと？｣





ーーー

【りせまふ 白いだけ】モブあり

１年生着替え中。

｢真冬君って色気とかある？｣
｢……？｣ｲﾗ

友達含めて３人で着替えてる時の話。


｢真冬は全くそういうのないよね～！なんかもう、ただの物体みたいな｣
｢……｣ｲﾗｧ…

そんな感じでからかってたら等々背中を向けられた。


｢どうすれば色気出ると思う？李世｣
｢割とこの角度がね～いい感じなんだけど……ここからが限界かな…………｣

顔が見えない、うなじと耳がよく見える位置。
やっぱり顔が童顔だから、後ろ姿とかが一番エロいのかなって思う。


｢だねー、あ、でも脱いだらすごそうじゃない？？｣

モブくんのその一言で、ワイシャツを脱ぐ真冬の手が止まった。


｢そうかなー｣
｢よく見れば顔も美人系だし！背が低いから女性みたいな…………｣





………………でも、






｢ただ白いだけだよ、脱いでも｣





｢………………え？｣



モブくんが固まって、真冬もなんか固まってた。



｢え、なに？どしたの２人とも｣
｢見た事……あるの？｣




………………




……………………






『こういうことしてるの、絶対言うな、言ったら殺す』






……………………あっ、やばい








｢…………モブくん、今の聞かなかったことにしてくれる？じゃないとボクが殺される｣
｢あ…………うん｣







放課後、バールを持った真冬に放課後呼び出されたのは言うまでもない。