ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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R要素あり 日常もの

2話(無知の質問・にかにし・1年組・ピンチ)

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前話を先に読むことをおすすめします。




【無知の質問】海斗side

とある昼休み。
優馬と郁人がどこかに行って、俺と未来斗と澪の3人で話してた時のこと。


「ねえ、未来斗」
「おー?何?澪」


ご飯を食べて眠たそうに机の上で溶けている未来斗に、澪が言った。


俺も耳を傾ける。







「この前、空き教室で優馬と郁人がセックスしてた」
「「オ゙ゥフッ」」



いきなりすぎて吹いた。




「何の話!!?」

硬直している俺をよそに未来斗が顔を上げる。



「だから……セック「聞こえなかったわけじゃない!!」……?」



澪はぽかんとしながら、自由気ままに食べかけのメロンパンをまた一口、口に運ぶ。




「待って待って……あの2人がそんな事してるのにも驚いた、いや腐男子からしては萌えるけど、てか問題はそこじゃない!!」


混乱する未来斗を「何焦ってんのこの人」みたいな目で見ながら、メロンパンを食べる澪。



俺も、一旦硬直を解いて聞いた。




「澪さん……ちなみに、セッ……、、ってなんだか分かりますか……?」



健全な男子高校生として言いずらいので濁した。





「友達を誰もいない教室に連れ込んで嫌がる事をすること」


全く意味のわからない回答が返ってきた。




「あ、それは優馬が郁人にしてたこと?」
「うん……!」



そのまま言ってるのか…………

とりあえず、後で優馬シバく。




「でも郁人、見られるのは嫌だって言ってたのに無理矢理して………優馬ってやっぱりクズだよね……」




もしそこでしたのがセックスそのままの意味なら、優馬は大分退学沙汰なことをしたと思う。

まあ、無知な澪の言うことだから分かんないけど…………





「海斗」
「ん…?何?」



未来斗がキリッとした顔で俺を見た。
そして俺にしか聞こえない声で、




「俺達は同意のうちだもんな?」ドヤ
「うるさい黙れ」



今そんなことはどうでもいい。






「……?」
「とりあえず澪」
「うん?」



出来るだけ口角を上げて、澪の肩を掴んだ。







「俺達何も聞かなかったから………絶対忘れろよ、それ」







「…………?……分かった」







意味が違うと言うと本当の意味を調べそうで怖かったので、それからは何も言わないことにした。






ーーー



【生徒会長と相方】優馬side




歩いていたら生徒会長と会った。


「こんにちは、西原先輩」
「優馬、こんにちはー」




それからしばらく話していると、





「………いたっ」
「優馬?」





腰が痛くて、ついおさえてしまっていた。





「すみません……(昨日は逆だったからな………)ちょっと、腰が………」



それを聞いた先輩の目が光る。





「えー、相手誰!?」






………やっぱり、バレちゃうか。









「ま、まあ……あの4人の中の誰かですかね」
「え……まさか未来斗…「それは違います!!」」




従兄弟のことを心配する気持ちは分かるけど、まあ……未来斗ではない。





「…ふーん、まあいいね、若いんだからヤる事ヤらなきゃだよな!」
「……ですねー、てか先輩も若いですよ」



上級生に……それも生徒会長に媚びを売ってマイナスになることはないだろう。
それにこの人にはお世話になってるし。




「ははっ、…………まあ俺も、昨日は激しかったナー」




…………!






「なんだ……先輩も相手いるんじゃないですか!」
「へへ、後輩に先越されるわけにいかないだろ?!」




ドヤ顔する先輩。




「まあまあもう旦那も同然な仲だからさ~……」
「……!いいじゃないですかそれ!!俺なんか喧嘩ばっかで…………」




相手と仲がいいって、俺からするとやっぱり憧れる…………。





「ま、優馬もそのうち仲良くなれるよっ、経験豊富な先輩が言うんだから安心しろって!」




そう言って先輩は俺の肩をぽん、と叩いた。





「……はい、いつかなれるといいです……!」









ーーー


(西原side)




「じゃまたねー」



授業が始まるから別れて、その直後に相方が迎えに来た。



「りゅーき、遅かったね」
「なんで迎えに来る前提なんだ……後輩に迷惑かけるなよ」




見た目の割に真面目なんだよね……うちの相方。





「ていうか純也、お前」
「うん?何?」





「経験なんて一度もないだろ……何言ってるんだ」







...








「ある」
「ないだろ」
「あるもん」
「もんじゃない」





ーーー

以下生徒会ネタ


【そこに乱入してくる1年組】西原side



「李世ー、ハンカチ落としたよー」
「あっ、ありがとうございます!先輩!」

「李世、またなんか落としたよ、はい…………」




…………え






『コンドーム』




「……え?」


李世の持ち物から……不純な物が…………




「あ、すみません!それボクのです!」
「……えッ、あ、ウン、ドウゾ」




李世は童貞だと思ってたのに…………





「真冬ー、トイレ行こー」
「……」コク

(しかもそれゴム持ったままトイレ行ったし………)






ーーー


(二階堂side)



「……!すまない」



生徒会室の扉を開けたら、後輩が着替えていた。
同性だから気にする事はないんだろうけど……それでも気まずくて目を逸らす。



「……」ジト

(そんなに怒ってるのか………悪い事したな)



…………というか、






(いつもは露出少なめだったから気付かなかったけど…………そうか……真冬って、…………そうだったのか…………)




服を着ている時じゃ分からないものが沢山見えてしまった。





ーーー



「……李世、あんまりあとつけないで」
「え、なんでやだ!!」






ーーー


【純粋無垢ピンチ】澪side



「先生、課題持ってきました」
「双葉ありがとう、ちょっと待っててくれ」



……?
今のところは僕と先生が2人きりの文系職員室。


待てと言われたから待つ事にした。




「双葉は恋人とかいるのか?」
「え……特には」




なに……この質問。


恋愛とかよく分からないし、興味も無い。





「じゃあ童貞処女か」
「……?どういう意味ですか?」




聞いたことの無い単語。






「…………先生が教えてやる、そこに座りなさい」
「……?はい…………」






よく分からないけど、とりあえず指定されたところに座った。





先生の手が、伸びてくる。








ーーーーー




澪処女喪失のピンチ!
気まぐれで続きます!一応ほのぼので続けます!!






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