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カナン
しおりを挟むこの世界の男は、全員私のものなのだろうか?
そんな錯覚に陥るほど、新たな私の人生は薔薇色だった。
カナンという男は、何を考えているのかわからない浮世離れした人物。
彼はまるでマジシャンみたいだ。
一つ一つの仕草、言葉、全てが、舞台のワンシーンのように大袈裟で、丁寧すぎる。
「ここですか?真美様のイイところは・・・」
丹念に唇で愛されて、私の中はすでにふやけきっている。
夢にまで見たと言っている割に、彼の態度には余裕があった。
あくまでも私の快楽が優先、ということなのだろうか。
(あぁ、もう早く挿れてほしい・・っ、彼が興奮して我を失う姿を見てみたい・・・♡)
前戯は丁寧すぎるほどじっくりと時間をかけたもので、私の中はすでに熟れて絶頂の寸前だった。
入口を何度も舌と指で愛されて、あと数回彼の指が最奥に達すればイッてしまいそうな私は、余裕がない。
「カナン・・・ッ・・・もうそれ以上焦らさないで・・・っ」
彼の舌の動きが止まる。
口の周りを愛液で濡らした彼が、ペロリと長く赤い舌で唇をなぞった。
私を見下ろす彼の瞳の色に、ゾクゾクと期待が高まる。
獲物を狩る獣のような、カナンの視線。
長く反り立ったモノを取り出して握ると、先端から根元まで手のひらを移動させ、見せつけるように私に向かって腰を突き出す。
(長い・・・っ・・こんなの挿れられたら、どうなっちゃうの・・・?)
「早くコレで、奥まで突いて・・・」
「・・ッう・・・あ・・・」
手を伸ばして彼の先端に触れると、ビクンといやらしく腰を痙攣させて、彼は小さく呻いた。
その声があまりに官能的で、愛液がジュワリと溢れ出す。
「仰せのままに。」
丁寧な口調とは裏腹に、グンと最奥まで彼のペニスが乱暴に突き刺さる。
「ッ・・あ・・あ・・・・あぁあ・・っ!!!」
一瞬で私は、絶頂まで上り詰めていた。
「あぁ・・・真美様の中・・・私の愚かな想像などまるで及ばないほどに・・気持ちがイイ・・・」
うわごとのように声を発した彼の視点は、快楽のあまり定まらず宙を仰いでいた。
膣内をじっくり堪能するように、彼の腰がゆっくりと淫らに動く。
私は何度も何度も絶頂に達し、彼との繋がりが途切れないよう腰に脚を絡み付けていた。
彼のペニスが膨らんで射精が近いと感覚でわかる。
「顔に・・・かけて・・っ」
私は興奮のあまり我を失い、無意識のうちに彼にねだっていた。
恍惚の表情で下半身の快楽に溺れながら、彼は腰を打ち付ける。
「あっ・・・真美様・・・っ・・・イきます・・・っ・・・ッうぅ!!!」
一度最奥までグンと打ち込んだペニスを引き抜いて、彼は私の顔をめがけて勢いよく射精した。
ビュルビュルルッビュッビュ・・・!!!
温かい液体がじわり、じわりと何度も顔にかかる。
(あったかい・・・♡最高ぉ・・・♡)
外界から遮断された真っ白な空間で、私とカナンは我を忘れて一晩中愛し合っていた。
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