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『魔法の言葉』
しおりを挟む「繭・・・もっと、歯立てて・・・キツく噛んで・・・っ」
歯科医の夫、真琴は歯並び関する特殊な性癖を持っている。
美しさとは程遠い乱れた私の歯並びを、最高にエロイと絶賛し興奮する・・・少し変わった嗜好の持ち主だ。
求められるがままに、私はそり立った彼の肉棒を甘噛みする。
「んぅぅ・・・イイ・・・イイぃ・・・・イクッ・・・・!!」
大量に放出された体液を口に含んで飲み干すと、彼は興奮で恍惚の笑みを浮かべながら私を見下ろした。
「繭・・・いつもみたいに・・・ズボズボして・・っ」
年下夫の上目遣いに、抗うことなど出来ない。
自分の流されやすさを呪いながら、私は彼の懇願に精一杯応える。
たっぷりと時間をかけて慣らした後で、彼の中に卑猥な形状の張り型を挿入するのだ。
「中にいっぱい欲しい・・・・繭・・・赤ちゃん・・・欲しいっ・・・・」
夫の可愛い願いを叶えたいと、必死になって腰を振る。
これほど愛し合っていても、私と真琴の間には新しい生命は芽生えない。
なぜなら・・・真琴はまだ一度も、私に挿入したことがないのだ。
♢♢♢
「え・・・?まだヤってないの?」
「いや・・ヤってないというか・・・何というか・・・」
自分から話しておいて、途中で恥ずかしさのあまりギブアップ。
煌大が個展の準備で忙しいので、今夜は久々に愛と二人きりの夜を過ごしている。
「挿入されたことが無いって意味でしょ?」
愛には何でもお見通しだった。
ショッピングモールでノリで購入した、愛と煌大と私3人のお揃いモコモコパジャマを着て、カモミールティーをフウフウしながら飲んでいる。
ルックスの可愛さからは想像できない男前な物言いに、私は赤面したまま頷いた。
「真琴君が激しいから・・・見てて興奮するんだけど、結局・・・シてもらえないから・・・・悶々としちゃって・・・」
愛にしか、絶対こんな話できない。女子会のような雰囲気で悩みを相談できる夫がいる幸せ。
なるほどね、と考え込んでいる夫の真剣な表情を見たら、それだけで気持ちが軽くなった。
「挿入したくてたまらなくなるように、俺が良いこと教えてあげる。」
「・・・?」
愛に求められ、耳を寄せる。彼は小声であるフレーズを囁いた。
♢♢♢
「繭・・っ・・・繭の中・・・気持ちィイ・・・・ッ奥に出すよ・・・っ!!」
全く無駄な肉がついていない、スケボー選手の美しい肉体。
私はその下で、喘ぎ狂いながら絶頂を迎える。
絶頂と同時にお腹の奥深くが、じわりと熱に満たされた。
「真琴君・・・っ・・・・最高・・・・」
愛に教えてもらった「魔法の言葉」。
そのおかげで私は今夜初めて、夫の真琴と深く繋がることができた。
(愛ちゃんって本当にすごい・・・・魔法の言葉の威力凄すぎる・・・みんなにも試してみよう・・・♡)
「繭、赤ちゃん作ろ?繭も俺の中にいっぱい出して・・・?」
真琴と私の体液が、深く混ざり合う。
新しい命の誕生を夢見ながら、私たちは一晩中眠ることなく愛し合っていた。
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