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イシス王国&ドルイド王国編

登場人物紹介 魔族側

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ーーーーーーーー 魔族サイド ーーーーーーー
【次期魔王】
メイビー・クルス(♀)1歳
一人称は「ワラワ」 ⬇は5歳児の姿
魔王クルスの血を引くテルアとヒイロの間に生まれたが、魔王専属の魔女フュールに連れ去られ先代魔王の跡を継ぎ次期魔王になる為、アレクスの城で英才教育を受けて育てられている
魔王の遺伝子を持つ彼女は成長速度が凄まじく精神面と戦闘力の成長に、肉体の成長速度が追いつかないので徳川有栖に成長魔法をかけさせ5歳児辺りの肉体で生活している
何に対しても好奇心旺盛で即決即行動する面があり、アレクス城の配下たちを毎日のように悩ませている
生まれながらに魔王の血を継ぐ彼女は、自分が並外れた素質を有している事を自覚しているので、天狗になっている事を生誕祭に参加しに来た【アサシンマスターのミクイ・トウ】に分からせられた!
底知れぬチカラの素質を持つ彼女が今後どう育っていくかで、世界の未来は変わるかも知れない


【渇望の魔女】
フュール・アシェスタ(♀)年齢は忘れている
 

先代の魔王に仕えた7人の魔女の1人
【渇望の魔女】と呼ばれる彼女は、知識と観察をこよなく愛し、ほぼ全属性の魔法を極大レベルまで習得している
加えて火炎魔法と飛行魔法にはズバ抜けたモノがあり、魔力を使わずとも浮遊出来るのでいつも基本浮いている
先代の魔王との約束により、次期魔王の育成を始める。魔法と魔術に長けている彼女は、ハイエルフ秘伝の魔法であり、カルーアの必殺魔法【七精守護霊(ハーロウィーン)】も使える。唯一の親友【消去の魔女】徳川有栖から教えてもらったようだ
彼女の得意魔法はオリジナルながら禁呪に位置される【大紅軍旗(グラシエール)】巨大な燃え盛る軍旗を召喚する。ソレは鉄の槍を蒸発させる熱量を持っている
そして【不死の魔女】エーデの師匠でもある。殺戮欲も出世欲も薄く、日々安穏と過ごしたい性格。ただ1度何かに熱中しだすと、その追求は果てしないモノがある


【不死の魔女】
エーデ・E・フォンデ(♀)年齢は秘密

かつて貴族の娘であった彼女の国は、彼女が10歳の時に戦争に巻き込まれ、家族もろとも国ごと焼かれてしまった
燃え盛る城内で絶望のまま、死を迎えようとしていたところに、【渇望の魔女】が通りかかる
それ以降フュールを師匠と崇め、お姉さまと溺愛している
かつての悲惨な国家転覆劇からか?
戦闘になると彼女の性格は一変する
闇のエネルギーを集約させて放つ【黒翼撃波(フォビドゥーン)】や、闇の極大魔法にあたる【黒炎衝撃(ファラドゥーン)】といった闇系の魔法をメインに戦う


【リッチー】
アリシア・ミューテス(♀︎)エーデより10歳年上らしい
長年フォンデ家に仕えている魔導師
エーデより10歳年上なので、兄弟の居なかった彼女はエーデを妹のように世話していた
隣国の裏切りにあい、敵に城に攻め込まれた時、魔導師達を率いて防戦した
その時に致命傷を負ったものの、エーデに仕え続ける為に自ら【不死の王】となり、今も彼女に仕えている


【魔剣の将】
アレクス(♂︎)30半ば
魔王軍の6将の1人
アルテの兄を育てていた男。彼に魔道具【チェーンロッド】を与えた
魔剣や魔道具を扱うSランク戦士
屈強な肉体と高度の回復魔法を使う
魔道具集めと肉体磨きが趣味
脳筋バカでもなく、多少の魔法が使える程の賢さも併せ持っている


【神官長】
ロキシード(♂)100歳以上
アレクスの補佐官として城内を治めている
魔法に長けた存在で、いわゆる賢者神官
【神官ズ】と呼ばれる弟子の魔導師達から、魔力供給を受け入れ極大魔法を連続使用できる
【渇望の魔女】とは古き友人
とは言え、フュールのわがままに振り回される日々だったとか…最近、ようやく長年の想いを成就させた


【育児係】
ローナ(♀)22歳
死亡した戦士長の、同じパーティで弓使いとして働いていたが、彼の死後、【渇望の魔女】が連れて来た【次期魔王】様の教育係に任命される
常識的で知性の高く、料理が得意な彼女には、うって付けの任務と言えるだろう


【前魔王】
ザッド・クルス(♂)
Maybeの親戚であり、元魔王
20年前の人類側の総攻撃に追い込まれ、王宮の上位騎士50名以上と、それを指揮していた当時のクラウンの王を道連れに自爆している
……事になってはいるが、現在は亡き妻の身体に憑依し【ブルージュ村の村長】となり、僻地の村で密かに暮らしている


【貪欲の将】
ベイ・ガウザー(♂)年齢不明
孤児で彷徨っていた所をかつての前魔王に拾われ、英才教育を施され魔族の将まで登り詰めたが、前魔王に拾われた時の年齢が分からず今でも不明
孤児で何も無かった彼が、前魔王からの教えでもの凄い知識と技術を身に付けた事で出世した
その事が彼を貪欲なる性格にさせた
アレクスから魔剣「ヴァイスシュヴァルツ」を譲り受け、驚異的な魔法知識を有する【消去の魔女】を付き添いに指名し、彼女からも多くの魔法を学んでいた。だが!強兵政策に重きを置きすぎた為、有栖と何度か揉めた過去を持っている


【消去の魔女】
徳川・有栖(♀)40歳

10代中半の頃、異世界召喚された彼女
日本で天才少女として有名だった彼女は、この世界に来て魔法を知り独自の研究と考察、実験を繰り返し数々のオリジナル魔法を開発した
16歳の時に老化減衰魔法を習得したので、見た目は女子高生の頃からあまり変わっていない
魔法にも素質のあった彼女が、日本でも革新的な物を開発し続けたその頭脳を掛け合わせて作ったオリジナル魔法の数々は他の者の追随を許さず、魔女の中でも最強と呼ばれている
あまりに強力過ぎる魔法の数々を有する彼女は、次第に争いごとを嫌うようになった。その為、好戦的なベイと何度も衝突した
魔女の中でも圧倒的過ぎる彼女は、世界中から好奇の目を向けられる事に嫌気が差し、世界中に【認識阻害(ハードゥーン)】の魔法を張った事がある
禁呪でさえも使いこなす彼女だが強いのは攻撃だけに留まらず、回復系でも伝説と言われた【女神祝福(エリクサー)】までも使える
現存する魔法のほとんどを会得した彼女オリジナルの得意魔法は【天陣(てんじん)】ソレ自体は強くはないが、ソレを通して放つ魔法の威力を倍増させるうえに、消費魔力も激減させるチート魔法である
更には最強の盾と鉾の両面を兼ねる【消去障壁(ソロモンフィード)】コレに触れた物(者)は全て等しく消去される。ただ、あまりにハイスペックな魔法の為【天陣】を使う彼女であっても長時間の使用は出来ない
転移して逃げた【獣神ファルバァス】を追って地球に帰郷した時に、獣神を討伐する為に彼女オリジナルの禁呪【天界滅鬼】を初披露した


【異世界勇者御一行】
一条優輝(♂)17歳
魔王の復活を予言した王宮魔術師により、日本から強制召喚された少年。ゲームとアニメをこよなく愛する彼は、この世界の救世主としての使命に燃えている
精神力を使い自らの肉体と装備する武器防具の性能を一時的に向上する【強化(ハイファント)】と数秒先が見える【未来視(クリムゾアイ)】の2つのチート能力を持つ
が、いかんせん平和な現代日本で暮らしていた彼は戦闘に関してド素人であり、仲間のミクイなどから【ポンコツ勇者】と呼ばれているw
獣神【ファルバァス】討伐の為に地球に帰還した際に、徳川有栖の両親とも会い故郷である伊勢市で彼女と結婚式を挙げた
【消去の魔女 徳川有栖】と結婚した事により人間側から魔族側へと自分の居場所を変えた。ちなみにパーティメンバーであるミントスとミクイも彼と同様に魔族側に移籍した

ミクイ・トゥ(♀)18歳

一人称は「ミクイ」
現在は【SSランク】
王都クラウンから、世直しと自分磨きの旅に出発させられた優輝を見守る観察者。情報部に所属していた彼女が、生業としているのはアサシンマスター
物心がつく前からアサシンマスターである師匠から鍛えられ【SS(ダブル)ランク】である
そんな彼女は隠密スキルで姿と気配を完全に消して行動し、毒を塗った小刀で邪魔者を消す
道中に出会った三姉妹の末っ子サーシャに一目惚れする。スッカリ鬱陶しがられているが、何も気にすること無くストーキングし続けていたが…
イシス防衛戦以降、どれだけ厳しい局面でも自分の信念を曲げない優輝に惹かれ始め…今では彼の愛人の立場に落ち着いた。ちなみに正妻は徳川有栖である


ミントス(♀)25歳

世界中から嫌われている種族のダークエルフ
生まれから生い立ちに至るまで、過酷な環境で生きてきた彼女は悪の道に活路を見出してしまった
カルーア達と出会ってから、彼女の悪の道の生活も崩壊し数年付き添ったパートナーも失う
更に左目をエリエスに斬られ、絶望して森を彷徨っていた時に【異世界勇者】と出会う
彼に優しく更生の機会を差し伸べられ、彼のサポート役をして生きる事を誓う。中級ではあるが多種多様な魔法を使う
密かに優輝に恋心を抱いていたが…踏み込めないでいるうちに有栖と結婚されてしまった。最近はベイの城の戦士長で、アナンナ・サリュリュの義理の兄のロックが飲み仲間になっている


【魔導師長】
アナンナ・サリュリュ(♀)25歳
ベイの城に仕え若くして魔導師部隊の長を任されている
20年前の大戦時、彼女の居た小さな村は人口の少なさゆえ、人間側にも魔族側にも接収されていない中立的な立場だった。そこへ交戦中の両軍の部隊がなだれ込み村が戦火の炎に包まれてしまう
その時5歳児だった彼女の目の前で父親は人間側に、母親は魔族側に殺され天涯孤独の身となった…放心状態で燃え盛る村の中を、行く宛てもなく歩いていた時【ロック】に拾われる
魔法の素質を見出された彼女は、ロックの保護の元で魔術を磨く。家族も友達も遊びも無い彼女は、魔術にのめり込む日々を過ごし現在の地位まで登り詰めた。徳川有栖の結婚にあてられたベイの告白により彼の妻となった❤︎


【魔界より来た魔人】
タイコンデロガ(♂)28歳
地下深くの魔界からフランクリンにそそのかされ、地上進出作戦の為に強さを買われやって来た。が、侵略などには一切興味の無い彼は、城主ベイ・ガウザーと戦った後に部下に誘われ、ふたこと返事で受け入れた
【鉱石魔人】である彼は身体の硬度をある程度自由に変化する事が出来る。硬度7-8の間に魔法を跳ね返す性質の鉱石があり、ソレが魔法に対する切り札である


【魔人見習い】
レキシントン(♀)21歳
マグマの魔人を目指して修行中の彼女
全7種類の上級魔法をマスターし、炎属性の魔法だけは極大魔法を極めつつある彼女だが、魔界のマグマの召喚や武器への生成にはとてつもない魔力を消費する為、自由自在に操れる日はまだまだ遠いようだ
彼女からタイコンデロガは信頼と尊敬に値する上司でもあり先輩でもある。単純思考な彼をサポートするのは自分の役目だと考えている


【戦士長】
ロック・オーガント(♂)38歳
18歳の時に大戦に参加し手柄を立て昇格した。人間側のある部隊と戦った際に、敵の聖騎士を倒す大金星を挙げた
その後、仲間の別部隊が中立の村を巻き込んで戦闘していると聞き応援に向かった時に、燃え盛る村の中を放心状態で歩く【アナンナ】を見付け保護する
当時は大金星を挙げて一気に昇進したので、彼女を自分の世話係にさせて養おうと考えていたが…彼女のズバ抜けた才能が魔導師長まで登り詰めさせる。そんな大出世した今でも、彼女から【お兄ちゃん】と呼ばれ慕われている


【第1師団長】
マーク・パンツァー(♂)35歳
長年ベイ・ガウザーに仕え優秀な指導者であり、城内ではベイに次ぐ戦士(戦力の開きは大きいが)でもあるので、ベイに認められた彼は第1師団を率いる長なのだが…
戦場ではもっぱら、強硬派のベイに機嫌を損ねないように有効な策を提案したり、強引な所のある彼の作戦をサポートするのに心労が溜まる日々を過ごしている


【吸血鬼伯爵】
オデュッセウス・ノミィ(♂)年齢不明
真祖の吸血鬼として悠久の時を生きる。吸血鬼としての能力と不死の生命を誇る
五年前にベイと共にイシスに攻め込んだ時に、不意に現れた妖精リリアを連れ添う少年【アドル】に敗北する
その時、娘コハラコを授かり、父娘のチカラでアドルに復讐する機会を伺っている
【賢者の石】のチカラで、異空間にあらゆる物を収納出来るボックスを持っている。そこに、得意武器のレイピアや魔道具などをしまっている


【吸血姫】
コハラコ・ノミィ(♀)5歳

吸血姫である彼女は魔力を使い肉体年齢を一時的に、本来の5歳児~20歳くらいにまで変えられる
オデュッセウスを父に持ち、母親の仇アドルを狙う!と、本人は思っていたが…実は彼女は【賢者の石】の神通力(チカラ)で創造された生命体だった
生気を吸う事で大人の姿とチカラを持てるが、いかんせん頭は5歳児なので単純な戦闘になる。父から戦いだけを教わった為に、女の子としての一般知識などは皆無である
必殺技は父と同じく【目からビーム】を放つ。ジト目が特徴的である。一時期アドルと行動を共にしていたが…最愛の人に先立たれた彼はコハラコの面倒を見きれなくなり、アルバート家で養ってもらう様にお願いした



【マナティート地方】
20年以上前から人間と魔族が争い続けている唯一のエリア。四方を険しい自然に囲まれている為、両軍とも外部からの増援が期待しにくく長きに渡り戦争中である

【豊穣の将】
ヴァル・ファスク(♂)49歳
身長180cm程でスリムマッチョ系の身体をしている彼は、20歳を過ぎた頃から前魔王(ザッド)からこの地方の統治を任されている
戦場に立つと感情的な戦い方をしがちな彼だが、城の運営方針は国を豊かに怪我人や老人子供には優しく!と良心的な統治をしている
25年ほど前に人間側と和平交渉もしている程の穏健派なのだが…クラウン城から前魔王(ザッド)の城に攻め込んだ時には彼のエリアでも戦闘は激化し、最愛の妻が致命傷を負ってしまった
良心的な統治をしていたからか?自国の回復能力は他国よりも高かったし、身元は不明だが高い回復系の魔法を使えるマーマルから、極大魔法【生命救雫(エリクシール)】を掛けてもらい一命を取り留めた
が、ヴァルとの間に子供(オボロ)を授かり出産するが…その後、彼女はミルミル弱っていき半年後にはこの世を去っている
その為、彼はこの地方を魔族の占領下にする!という野望こそ潰えはしないが…国と愛娘(オボロ)を優先し強行的に人間側の土地に侵攻したりはしなかった。だがそれが戦争が長期化している原因にもなっている


オボロ・ファスク(♀)14歳
城主であるヴァル・ファスクの1人娘
母親譲りの性格で戦争は好まず優しい。ただ、その優しさは敵味方問わない為、国民からは疑問視する声も多少はあるようだ
彼女の能力も母親譲りの回復系である。人間側で言うAランクに匹敵している。それと年齢を操作する能力(スキル)も持ち合わせている。ただ自分の年齢を操作する分には多少の疲労で済むようだが…過去に他者の年齢を操作した時に、衰弱し数日間意識不明で寝込んでしまった為、父親のヴァルからは緊急時以外の使用は禁止されている


モメント・ウブル(♂)27歳
ヴァルが自分が引退した時用に娘の補佐をさせる為に、才能ある者たちを何人か育ててきた内の1人である彼は、オボロが10歳になった時からヴァルの命令で彼女の補佐をしている
彼女に対しては将来の城主になる尊敬の念と同時に、淡い恋心を一途に抱いているようだ
風属性が深い彼はその特性を身体や武器防具に纏(まと)わせて戦う戦法を得意としている


【マーマル遊撃隊】
マーマル・フラナガン(♀)年齢不詳
一人称は「僕」
クラウン城と元魔王(アレクス)城の戦いが1段落した頃、まだ幼いモメントが山中で食用の獣狩りを親としていた時に発見された
フラフラとマナティートに辿り着いた彼女は、出身地も親の名前でさえも知らない。と言ったので最初は衛生兵として配膳係などに回された
しかし、彼女の作った生活用品は未知の技術が使われており、魔法力で使用可能なことから魔法の才能があるのでは?と判断され、この地の魔女である【シャオシュウ・フラナガン】の弟子となった
僅か3年で師匠であるシャオシュウと肩を並べるほどの魔法使いとして成長した彼女は、何処からか【宝石魔獣(カーバンクル)テウ・メッソス】と人体改造を施した【合成魔獣(キマイラ)リュウキ・マイラ】を配下とし、ヴァル・ファスクから許可を得て【マーマル遊撃隊】を結成した
この地の戦争はそれまで人間側が優勢だったのだが…魔族側がマーマルを迎え入れて10年たった頃から徐々に魔族側が勢い付き、今では優勢な状態まできている。個人のチカラでそこまで戦局に大きな影響を与えた彼女は…
【浮遊飛行(レベテート)】の上位版【浮遊推進(レベチューン)】を使い、かなりの速度で小回りの効く飛行魔法を操る
更に彼女は、まるで元魔王(ザッド)の世話役で【消去の魔女】の愛弟子【ミアナ・ラドシャ】の様に、世界に現存する七属性の全ての魔法をほぼ均等に使えるようだ
オマケにオリジナルにて禁呪級の【土円環流(グランドストーム)】を使う。それは地面を蟻地獄の様な渦巻き状に変化して獲物を引きずり込む。更にその範囲内には超重力が作用していて1度中に入ってしまうと自力脱出は難しいようで、基礎型超人類であるエリエスも自力では脱出出来なかったほどだ


リュウキ・マイラ(♀)19歳
一人称は「俺」
合成魔獣(キマイラ)である彼女は元から強い戦闘力を持っていたが…強過ぎる戦闘力(チカラ)に身体が耐えらずに苦しんでいたところをマーマルに発見される
彼女から肉体改造を受けドラゴンの素質を組み込まれたリュウキは、問題であった肉体の脆弱さを克服した。更に翼を生やすことで短時間の飛行も可能になった
男勝りな口調の彼女だが、その後【マーマル遊撃隊】に編入され数々の戦果を挙げてから今の話し方に変化していったようだ


テウ・メッソス(♀)123歳
宝石魔獣(カーバンクル)である彼女は宝石に生きた人間を封じ込めることで、封じ込めた者の特性を利用する事が出来る
昔はその特殊過ぎる能力(チカラ)の為、味方からも気味悪がられて打ち解けられる者が居ない状態が続いていたが…彼女の能力(チカラ)を見たマーマルに気に入られ【マーマル遊撃隊】に編入させられた
実は宝石内に封じ込めた者たちから若さも吸収出来る彼女は、見た目の割りに長生きしている。その能力(チカラ)がマーマルとリュウキに知られてしまい、2人の若さも保つ事になった
そんな2人の事をヒ孫を見るように可愛がっていたが…後にマーマルの方が年上であった事を知る


シャオシュウ・フラナガン(♀)700歳以
マナティートの将ファスクに仕える彼女は、魔女の中でも最高齢である。その為、寿命による死期が近いことを彼女自身も理解している
【憎悪の魔女】と呼ばれる彼女は、小さい頃に人間たちから苛烈な仕打ちを受けた。そんな彼らへの憎しみの想いが、彼女を魔女として不動の地位まで登り詰めさせた
しかし、あまりにも凄惨な人間への攻撃に味方である魔族からも恐れられ【憎悪の魔女】の称号を与えられる事になった
魔女の称号を与えられた頃から彼女は人の目を気にするようになり、書物に埋もれていた【老化減衰魔法】を蘇らせた。後に多くの魔法使いがこの魔法に憧れる事になり、数多くの者に伝わっていった
700歳を超え自分の寿命が近付いている事に気が付き始めた頃、クラウン城と魔王城(ザッドの居城)との戦が始まった
当然、最古の魔女としての働きを期待され元魔王(ザッド)からマナティートへの派遣を命じられ、ファスクの専属魔女となった。その頃にマーマルと出会い彼女から【お師匠様】と慕われる。人嫌いな彼女はしばらくマーマルを跳ね除けていたが…あまりのマーマルのしつこさに根負けした彼女は、マーマルを最初で最後の弟子として。また、自分の後継者としてマーマルに自分の持つ魔法の全てを伝える事を決めた



-----古の13獣神-----
マルバァス(♂)
体長20メートルの巨体を誇るサラマンダーの親玉的存在だが、彼らは一体でも国家災害級のモンスターに指定されている
口から火球や、死の病液を吐き出し未知の病を流行らせる
そして背中の突起物は、あらゆる難病を治すというセルフマッチポンプな存在
頭部に魔力コントロールを担う立派な角と、鋭利な牙と爪を持つ
全身の鱗(うろこ)は対魔法効果があり、中級魔法までなら何もしなくても耐える性能を有している
周囲300メートルの全域で、凄まじい数の雷撃を暴れさせたり、30キロ先まで届く貫通力のある光線を放って暴れる、まさに怪獣


ファルバァス(♀)
腰から上は人の形を成していて、その下は数百本の触手を持っている
魔法の類は一切使えないのだがその代わりに、魔法が一切通じない体質をしている
触手で捕らえた生物を丸呑みして得た生命力と、魔法攻撃された際に吸い込んだエネルギーを使って身体を回復したり、強力な魔獣戦士を生み出す
腰下から頭の上までで直径1キロを越す巨体ながら宙に浮く。その為、直接攻撃は当てにくい上に魔法が一切効かないという、獣神の中でも非常に厄介な相手と言える
オマケに【賢者の石】が開いた転移門を利用し、地球に転移するなど頭の良い1面も併せ持っている


ーーーー魔界から迷いし者ーーーー
【魔人】ランドルフ(♂)30手前
犬の顔と強靭な爪と牙を持つ地下世界の魔界から、地上侵略を目論み現れた魔獣族の中で言うSランク的な強さを持ち【魔神】と称される程の強戦士
魔法を減衰させる体毛は、彼の意志により高温を発する事も出来るうえに、発火も可能
1番の武器はエグい程のスピードと、それを活かすスタミナ。そのうえ指揮官としても有能な頭脳を誇る


レキシントン(♀)20過ぎ
水の魔獣である彼女は水辺に生息する魔獣を従え操る
彼女は水を自在に発生させて操り、その特殊な戦い方で強者が相手でも互角に渡り合える器用さを持っている。ランドルフの部下でもあり彼とは付き合いも長いようだ
個人的な感情は抱いていないが、上司としてのランドルフを尊敬している


グルドル(♂)25歳
彼ら4人は魔界の中でも、僅か30体ほどの集落から迷い込んでいた
その村の村長の息子の彼は、この4人のリーダー的存在
農作業で培われたガッシリした体格だが、特に戦闘技術は無い


ロロルカ(︎︎♀)23歳
グルドルの妹の様に育ってきた彼女は、料理が好きな普通の優しい女性
転移に巻き込まれた同じ村の子供、エイナスとシェルハを守ろうとするが、疑う事を知らない彼女は人間の罠に嵌められてしまう


エイナス(♂)11歳
シェルハの兄である彼は、いつか魔界の大都市に行き戦士隊に入り出世して、家族を楽させようと夢見ていた。そんな時、ファルバァスが開けた次元の穴に落ちてしまう


シェルハ(︎︎♀)8歳
エイナスの妹。大都市に出ようとする兄に付いていく為に、兄と一緒に修行したり親の手伝いを頑張っていて、今回の転移に巻き込まれた
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