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第五話「亜光速ドライブ」③
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「それより……なんやったっけ……亜光速航行中って、時間のズレが出来るんやなかったっけ? 早うなるんやったっけ? おそうなるんやったっけ……」
アヤメ先輩が不安そうに呟く。
いわゆる、ウラシマ効果ってのだね。
ウラシマ効果自体は、亜光速ドライブ中、実際に起こる事象のひとつ。
実は、その辺も亜光速ドライブを光速の10%程度に留める理由の一つだったりもするのです。
光速に近づくほど、この時間のズレは大きくなるのだけど、光速の10%程度なら、ウラシマ効果による基底時間とのずれは、0.1%程度に留まる。
これは仮に、100時間もの間、亜光速の状態をキープしたとしても、そのズレはわずか6分程度。
実際は、亜光速ドライブなんてどんなに長くても10時間程度に留めるのが普通。
こんなの誤差レベルの差異だから、気にするほどのものじゃないのです。
「宇宙船側が遅くなるんですわよ。でも、光速の10%程度なら気にしなくても良いはずですわ。あ、あの……ユリコさん、惑星クオンまでの到着時間ってどれくらいなんですの? わ、わたくし、ちょっとおトイレに……」
……おトイレって、気にならない時は、全然気にもとめないのに、意識しちゃうともう駄目なのです。
でも、操艦中……基本的に、ドライバーは席を立てない。
「エリーのあほっ! そんな話聞いたら、アタシも行きたくなってきたやないけっ! ユリコちゃん、ベルト外して席立っても大丈夫かな? さっきから、普通に重力も下向きになったみたいやし……」
今は、慣性航行中だし、時よりスイングバイの為の軌道修正や減速が入ってるけど、エルトランの操艦なら、まず問題にはならなさそうだから、大丈夫かな。
「……問題ない。到着予定は約15分後……それより、もうすぐクオン上空を通過……」
言ってる矢先に、一瞬視界いっぱいに赤い星が広がる。
所々に緑や青い水溜まりみたいなのが見えるのだけど、その大半は赤茶けた岩……。
二人共、それを無言で見上げる……。
けどそれも、ほんの一瞬……再び遠ざかっていき、見る間に小さくなっていくのを二人は呆然と見送る。
「……なんや、行ってしまったなぁ……今のが惑星クオン……ものっそい大きかったなぁ……ぶ、ぶつかるかと思ったで……」
アヤメさんが呆然と呟く。
あまりに不意打ちだったので、理解が追いついていない様子だった。
「あ、あら……到着したんじゃなかったんですの? 通り過ぎてしまったようですが……と言うか、今、凄く貴重なものを見たような……」
エリーさん、気持ちはわかるけど、お股押さえるのって、はしたないと思いますです!
でも、一応見なかったことにする位には、ユリコは友達思いなのですよ。
お友達として言えることがあるとすれば……。
「……減速スイングバイ軌道だから、あと3回は見れるはず。次の最接近は三分後。エリーさん、おトイレ早くっ!」
エリーさんがドタドタと、機関室の横に設置されたトイレへと駆け込む。
アヤメさんも慌てて、後を追いかける。
どうも次のランデブーに間に合わせたいとか、そんな感じらしかった。
考えてみれば、二人共自分の目で間近で惑星を見るのは始めてなのかも知れない。
今、キャノピーに映ってるのは、言わばCG合成による投影画像ではあるのだけど。
そう考えると、二人にとっては記念すべき瞬間だったのかもしれない。
ユリにとっては、惑星を使った減速スイングバイ接近なんて、見慣れた光景だったけど。
コロニー暮らしの人達にとっては、あの光景は非日常……感慨深かったのかもしれない。
ユリもまだまだなのです……。
あんな不意打ちみたいなのじゃなくて、感動的な演出の一つも考えておくべきでした。
そうこうやってる間に、また頭上を惑星クオンが通過。
まだチャンスは残ってるし、段々減速してるし、周回半径も短くなってるから、最終周回辺りだと徐々に近づいてくる惑星をじっくりとみれるはずだから、見応えあると思う。
「……ああ、スッキリしましたの。あの真空バキュームトイレって、何とも言えませんわね……」
「おまた……スースーするのですよ」
無重力空間でのおトイレ。
洋式便座に腰掛けるまでは、普通のと一緒なんだけど。
お水で流すんじゃなくて、陰圧かけて、問答無用で吸い込むって感じなのです。
その時、風がお股を撫でていくことになるので、慣れないとびっくりするし、変な声位、出てもしょうがないのです。
エリーさんの顔が赤いのは……まぁ、そう言うこと。
事情は解るので、敢えて追求はしないのです。
続いて、アヤメさんもやっぱり、照れくさそうな様子で苦笑しつつ出て来る。
「……いやぁ、エリーがトイレの中でひやんっ! なんて言っとったから、何かと思うたんやけどな……。ありゃ、アカンわ……あたしも声出てしもうたよ。だ、誰にも聞かれとらんよな?」
「……聞かせたかったので? アヤメ……って言うか、要らないこと言わないでくださいまし」
「あ、あたしにそんな趣味はないわ。すまんなぁ……ユリコちゃん、今のは聞かなかったことにしといてや」
「大丈夫……ユリだって、一緒……」
言ってて、無性に恥ずかしくなってくるけど。
皆、一緒なんだなーと妙な連帯感が……。
誰からともなく、クスクスと笑い始める。
『申し訳ありません。今のやり取り……私には、何が面白いのかよく解りませんでした。良ければ、解説をいただけたらと思います』
エルトランの空気を読まない一言に、ユリも苦笑するしかないのです。
「……言わせんな! 恥ずかしいっ!」
「そ、そうですわ。エルトラン……そう言うことを聞くのは、デリカシーがないって言うんですわよ」
『デリカシーがない? そ、それはよろしくありませんな! ですが、やはり気になりますな……どなたか、あとでこっそり、ご教授いただきたく存じ上げます』
その言葉に、みんな思わず爆笑。
悪くないよね……こう言うのって。
アヤメ先輩が不安そうに呟く。
いわゆる、ウラシマ効果ってのだね。
ウラシマ効果自体は、亜光速ドライブ中、実際に起こる事象のひとつ。
実は、その辺も亜光速ドライブを光速の10%程度に留める理由の一つだったりもするのです。
光速に近づくほど、この時間のズレは大きくなるのだけど、光速の10%程度なら、ウラシマ効果による基底時間とのずれは、0.1%程度に留まる。
これは仮に、100時間もの間、亜光速の状態をキープしたとしても、そのズレはわずか6分程度。
実際は、亜光速ドライブなんてどんなに長くても10時間程度に留めるのが普通。
こんなの誤差レベルの差異だから、気にするほどのものじゃないのです。
「宇宙船側が遅くなるんですわよ。でも、光速の10%程度なら気にしなくても良いはずですわ。あ、あの……ユリコさん、惑星クオンまでの到着時間ってどれくらいなんですの? わ、わたくし、ちょっとおトイレに……」
……おトイレって、気にならない時は、全然気にもとめないのに、意識しちゃうともう駄目なのです。
でも、操艦中……基本的に、ドライバーは席を立てない。
「エリーのあほっ! そんな話聞いたら、アタシも行きたくなってきたやないけっ! ユリコちゃん、ベルト外して席立っても大丈夫かな? さっきから、普通に重力も下向きになったみたいやし……」
今は、慣性航行中だし、時よりスイングバイの為の軌道修正や減速が入ってるけど、エルトランの操艦なら、まず問題にはならなさそうだから、大丈夫かな。
「……問題ない。到着予定は約15分後……それより、もうすぐクオン上空を通過……」
言ってる矢先に、一瞬視界いっぱいに赤い星が広がる。
所々に緑や青い水溜まりみたいなのが見えるのだけど、その大半は赤茶けた岩……。
二人共、それを無言で見上げる……。
けどそれも、ほんの一瞬……再び遠ざかっていき、見る間に小さくなっていくのを二人は呆然と見送る。
「……なんや、行ってしまったなぁ……今のが惑星クオン……ものっそい大きかったなぁ……ぶ、ぶつかるかと思ったで……」
アヤメさんが呆然と呟く。
あまりに不意打ちだったので、理解が追いついていない様子だった。
「あ、あら……到着したんじゃなかったんですの? 通り過ぎてしまったようですが……と言うか、今、凄く貴重なものを見たような……」
エリーさん、気持ちはわかるけど、お股押さえるのって、はしたないと思いますです!
でも、一応見なかったことにする位には、ユリコは友達思いなのですよ。
お友達として言えることがあるとすれば……。
「……減速スイングバイ軌道だから、あと3回は見れるはず。次の最接近は三分後。エリーさん、おトイレ早くっ!」
エリーさんがドタドタと、機関室の横に設置されたトイレへと駆け込む。
アヤメさんも慌てて、後を追いかける。
どうも次のランデブーに間に合わせたいとか、そんな感じらしかった。
考えてみれば、二人共自分の目で間近で惑星を見るのは始めてなのかも知れない。
今、キャノピーに映ってるのは、言わばCG合成による投影画像ではあるのだけど。
そう考えると、二人にとっては記念すべき瞬間だったのかもしれない。
ユリにとっては、惑星を使った減速スイングバイ接近なんて、見慣れた光景だったけど。
コロニー暮らしの人達にとっては、あの光景は非日常……感慨深かったのかもしれない。
ユリもまだまだなのです……。
あんな不意打ちみたいなのじゃなくて、感動的な演出の一つも考えておくべきでした。
そうこうやってる間に、また頭上を惑星クオンが通過。
まだチャンスは残ってるし、段々減速してるし、周回半径も短くなってるから、最終周回辺りだと徐々に近づいてくる惑星をじっくりとみれるはずだから、見応えあると思う。
「……ああ、スッキリしましたの。あの真空バキュームトイレって、何とも言えませんわね……」
「おまた……スースーするのですよ」
無重力空間でのおトイレ。
洋式便座に腰掛けるまでは、普通のと一緒なんだけど。
お水で流すんじゃなくて、陰圧かけて、問答無用で吸い込むって感じなのです。
その時、風がお股を撫でていくことになるので、慣れないとびっくりするし、変な声位、出てもしょうがないのです。
エリーさんの顔が赤いのは……まぁ、そう言うこと。
事情は解るので、敢えて追求はしないのです。
続いて、アヤメさんもやっぱり、照れくさそうな様子で苦笑しつつ出て来る。
「……いやぁ、エリーがトイレの中でひやんっ! なんて言っとったから、何かと思うたんやけどな……。ありゃ、アカンわ……あたしも声出てしもうたよ。だ、誰にも聞かれとらんよな?」
「……聞かせたかったので? アヤメ……って言うか、要らないこと言わないでくださいまし」
「あ、あたしにそんな趣味はないわ。すまんなぁ……ユリコちゃん、今のは聞かなかったことにしといてや」
「大丈夫……ユリだって、一緒……」
言ってて、無性に恥ずかしくなってくるけど。
皆、一緒なんだなーと妙な連帯感が……。
誰からともなく、クスクスと笑い始める。
『申し訳ありません。今のやり取り……私には、何が面白いのかよく解りませんでした。良ければ、解説をいただけたらと思います』
エルトランの空気を読まない一言に、ユリも苦笑するしかないのです。
「……言わせんな! 恥ずかしいっ!」
「そ、そうですわ。エルトラン……そう言うことを聞くのは、デリカシーがないって言うんですわよ」
『デリカシーがない? そ、それはよろしくありませんな! ですが、やはり気になりますな……どなたか、あとでこっそり、ご教授いただきたく存じ上げます』
その言葉に、みんな思わず爆笑。
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